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公開日:2026.02.22 更新日:2026.02.12

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投資家の入口に不動産投資はおすすめ?初心者におすすめの理由と失敗しないための設計術

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「不動産投資家」として第一歩を踏み出したいものの、失敗すると取り返しがつかないのではないかと不安な方は多いと思います。

そんなときに候補に上がりやすいのが「不動産」です。不動産は、価値が0になりにくい実物資産であり、賃貸経営としての性質が強いため、経営努力や事前のシミュレーション次第でリスクをコントロールしやすい特徴があります。

そこでこの記事では、なぜ不動産が投資家デビューに向いているのか、最初の1棟を買う前に決めておきたいことや、融資を引き出すための考え方、そして失敗を避けるための注意点と購入までの流れなどを解説します。投資家としての最初の1棟を、無理なく積み上げられる形で始めたい人に向けた内容です。

なぜ不動産は投資家の入門(ファーストステップ)に最適なのか

不動産が投資家の入門に向いているのは、利益が出る仕組みや事業のリスク、収支が崩れる原因などの、将来を見通すために必要な要素が最初から見えるからです。資金が少ない投資初心者にとって、ある程度見通しを付けられるというのは大きなメリットになります。

また、不動産はローンを使える投資なので、レバレッジ(※)を効かせて資産形成のスピードを上げられます。もちろん借入はリスクでもありますが、返済比率や空室期間を厳しめに見積もったうえで回る設計にしておけば、リスクヘッジも可能です。

さらに、金融商品のように短期間で大きな値動きをしにくいこともポイントです。日々の相場に振り回されにくいぶん、収益を維持するための改善点や次の一手などの中長期的なプランを考えやすく、投資の基礎になる収支管理や意思決定の練習にも向いています。

※レバレッジ:自己資金だけで買える金額以上の資産を、融資を使って保有し、収益機会を広げる考え方

不動産の「役割」とは何か?株式との違いは?

不動産の主な役割は「資産を積み上げていく」ことです。株式やFXといった金融資産は市場の評価で価格が上下しやすいですが、不動産は「住」という根本的な需要の下支えがあるので家賃が安定しやすく、長期的な収入の見通しが立てやすいです。

また、維持管理は不動産管理会社に委託できるので、自分のリソースを割かずに取り組めるという強みもあります。

そのため、相場の上下で売買を繰り返すより、投資判断の基準(指針)を明確に定め、中長期的な視点で資産を堅実に拡大させるスタイルに適性がある人ほど、無理なく続けやすいといえるでしょう。

不動産は「買う前」で勝負が決まる:投資設計の3点セット

不動産投資を始める際に大切なのは、始める前に「目的」「期間」「出口戦略」の3点を決めておくことです。ここがあいまいだと納得のいく効果が得られずに、なんとなく不動産投資を続けている状態になる恐れがあります。

逆に、この3点が固まっていれば、具体的な目標に向かってメリハリのある不動産投資ができるようになります。では、それぞれどのようなことを決めればよいのかを見ていきましょう。

目的:インカムゲイン(収益性)重視か、キャピタルゲイン(資産性)重視か

最初に決めるべきなのは、生活を支える収入が欲しいのか、資産を積み上げたいのかという「目的」です。たとえば、毎月の手残りを増やしたいなら稼働の安定や運営のしやすさが優先事項になりますし、将来の資産を大きくしたいなら、長期で価値が残りやすい条件や出口戦略の強さが重要になります。

ここが曖昧なままスタートしてしまうと、利回りだけで物件を比較しがちで、本来の目的に合わない物件をつかんでしまう恐れがあります。利回りはあくまで条件の一つと考えて、目的を効率的に達成するための条件が整っていることを優先してチェックしましょう。

投資期間:短期で回すか、長期で積むか

次に、短期で回すのか、長期で積むのかといった「投資期間」を決めます。ここが曖昧だと、狙うべき物件の条件や許容できるリスク、行動の優先順位などがブレてしまいます。

短期向きなのは「何年以内にいくら増やす」「いつまでに次の物件に進む」などの期限つきの目標を持っている場合です。そのためには、稼働が整えば収益性が高まる場合や、再開発や需要の強いエリアで売却出口が描きやすい場合など、物件価格の「伸びしろ」が最初から見えていることが重要です。

一方で長期向きなのは、生活の一部として安定収支を得続けたい場合です。この場合は、空室が出にくい立地や住戸タイプを選び、管理と修繕を淡々と続けてキャッシュフローを積み上げていくイメージになります。

出口戦略:売却・借換え・相続まで“終わらせ方”を先に決める

最後に重要なのが出口戦略です。不動産は最終的にどう終わらせるかで投資の成否が決まりやすいので、物件を検討する段階で出口戦略を決めておきましょう。選択肢が明確になれば、買うべき物件の条件や、途中で起きるイベントへの備え方も自然に決まってきます。

逆に、出口戦略が定まっていないと、明確な出口が描けないまま、だらだらと運用を続けてしまう恐れがあります。こうなると、本来は売却や借換えで次のステージに進めたはずのタイミングを逃したり、状況が悪化してから慌てて出口戦略を探したりといったことになりがちです。

金融機関から融資を引き出すための2つのポイント

不動産投資で最初につまずきやすいことの一つに「思ったように融資が受けられない」という悩みがあります。希望通りに融資が受けられないと、物件の選定や出口戦略などをやりなおす必要が出てくるので、なるべく避けたいところです。

そこでここでは、融資を引き出すうえで特に押さえておきたいポイントを2つに絞って紹介します。

借りる力より「崩れない家計」を整える

融資で重視されるのは、返済が途切れない「家計の形」があることです。家計が崩れにくければ安定した返済が見込めるので、評価が良くなる見込みがあります。

特に、以下のようなポイントはマイナスに働きやすいため、早めに対応しておきましょう。

  • 借入の整理:カードローン・リボ・分割など、金利が高く説明しづらい借入は優先して軽くする
  • 収支の見える化:家計の固定費と手残りを把握して「返済が増えても耐えられる余裕」を作っておく
  • 証明できる状態:源泉徴収票や確定申告、通帳の動きなどの根拠書類を整えておく

初回融資のハードルは、金融機関との「信頼関係の構築」と割り切る

最初の一棟を購入するときに困るのが「不動産投資実績ゼロ」の壁です。実績がないと、金融機関も評価をしにくく、想定どおりに運用できるか、空室が出た場合の資金繰りに問題がないかといった不安が残りやすくなります。

この壁を超えるには、最初の1件は「信用を積む局面」と割り切ることが大切です。小さく勝って「きっちり返せる人」だと証明できれば、そこから選択肢が広がっていきます。

ここで意識すべきポイントは以下の3点です。

 ・背伸びしない規模:返済が家計を圧迫しないレンジから始めて運用実績を作る
・読みやすい収支:空室や修繕が起きても致命傷になりにくい前提で組む
・相談先を先に揃える:仲介・管理・融資の見立てが揃うと、初回でも判断がブレにくい

不動産投資初心者が知っておきたい3つの注意点

不動産投資は、初心者ほど「想定していなかった負担」に足を取られがちです。特に、固定費を甘く見積もったり、出口戦略を描けない状況に陥ったり、リスク対策をあなどったりすると、大きな失敗につながる恐れがあります。そこでここでは、これらの失敗しがちな3ポイントを回避する方法を紹介します。

固定費は努力で下がらない:家賃・金利・税・修繕が重い

不動産投資の初心者が見落としがちなポイントが、固定費には努力をしても下げるのが難しい項目があることです。たとえば、ローン返済や管理費、固定資産税、火災保険料、そして定期的に発生する修繕費などが該当します。

これらの負担が大きくなっても、収入の柱となる家賃はかんたんに値上げできませんし、税金や保険も基本的には避けられません。さらに修繕費は、先送りすればするほど負担が大きくなりやすいです。

この問題を回避するには、固定費を支払ってもある程度余裕が残る収支プランを組むのが大切です。このとき、ある程度の空室や修繕費用なども見込んでおきましょう。

いちばん怖いのは「売れない・貸せない・借換えできない」の三重苦

不動産投資で一番怖いのは、状況が悪化しすぎて「売れない・貸せない・借換えできない」という状態に陥ってしまうことです。こうなると、出口戦略の選択肢が一気に減り、苦しい条件での売却や、持ち出し前提の運用に追い込まれやすくなります。

この状態を回避するには、購入前に出口と需要を確認しておき、状況が悪くなったときの行動を具体化しておくことです。たとえば「空室が◯カ月続いたら家賃の見直しと募集条件を変更する」「売却するならいくら以上で、いつまでに動く」といった具合です。

「収益の良さ」だけでなく「リスク対応」も大切にする

物件探しをする際には、収益の良さだけでなく、リスクが発生したときに対応策が考えられるかという点も重視しましょう。現時点で収益性が高くても、収益が下がるリスクに対応できないと、そこで打つ手がなくなってしまう恐れがあります。

具体的には、空室が長引いた場合や家賃が下がった場合、修繕費が重なった場合などを想定して、それぞれの対応策を検討しておきましょう。リスクにある程度耐えられる物件や、リスクが起こった場合の代替プランを考えられる物件なら致命傷を受けにくく、冷静に次の一手を打てます。

初心者投資家が不動産を購入するまでのロードマップ(8ステップ)

不動産投資で最初の1棟を買うまでの一般的な手順は以下のとおりです。

  • 1.目的・期間・出口を決める: 「何のために」「いつまでに」「どう終わらせるか」を先に決め、ブレない判断軸を作る
  • 2.自己資金と毎月の余裕を把握する: 頭金・諸費用・当面の予備費を算出し、家計が耐えられる返済レンジを決める
  • 3.パートナーとなる不動産会社を探す:投資用物件の提案・管理まで見据えて相談できる相手を確保する
  • 4.ターゲットやエリア、家賃などを決める:ターゲットと空室リスクの要因を言語化して、適切なエリアと家賃相場を検討する
  • 5.現地確認:駅からの距離感・周辺環境・競合物件・建物の状態などを見て、プランどおりに貸せる根拠を集める
  • 6.収支モデルを作る:空室や家賃下落、金利上昇などのリスクを織り込んで、余裕のある収支モデルを作る
  • 7.融資の相談:収支と計画を提示し、借入条件の目線を合わせたうえで、買付に進める状態を作る
  • 8.物件の購入:融資の見通しが立ったら買付→契約→決済・引渡しへ進み、購入する。その後、募集・管理が回る体制を整える

まとめ:不動産は「買う投資」ではなく「設計して育てる資産」

投資家デビューで不動産を選ぶなら、まずは物件探しより「買う前の設計」に注力しましょう。今回紹介した目的・期間・出口を明確にして、最悪ケースでも資金繰りが回る収支を作り、融資を引き出すための土台を整えられれば、来たるべきリスクへの備えができます。

大事なのは、最初の1棟を購入するときに「当たりを引く勝負」だと思わないことです。良い物件を探す前に悪い未来を先回りして潰しておく姿勢で始められれば、不動産は資産を積み上げていく、人生の心強いパートナーになってくれるはずです。

この記事の監修者

白崎 達也 アキサポ 空き家プランナー

一級建築士

中古住宅や使われなくなった建物の再活用に、20年以上携わってきました。
空き家には、建物や不動産の問題だけでなく、心の整理が難しいことも多くあります。あなたが前向きな一歩を踏み出せるよう、心を込めてサポートいたします。

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