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公開日:2021.05.10 更新日:2026.06.05

古民家リノベーションの費用相場とメリット・デメリットを解説

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新築ではなく、歴史ある古民家を自分好みに手を加えて住まう「古民家リノベーション」。

住まいへの価値観が多様化するなか、オリジナリティのある空間を求めて古民家を購入・リノベーションする人が増えています。

「憧れて買ってみたものの、失敗した…」とならないために、古民家の活用に携わってきた「アキサポ」が古民家リノベーションの基本を徹底解説します。

費用の目安・メリット・デメリット・実際の事例まで、「住む」にとどまらない古民家活用の多様な可能性をぜひご覧ください。

古民家リノベーションの費用相場

古民家とは?

古民家リノベーションの解説に入る前に、「古民家」の定義を確認しておきましょう。

一般社団法人全国古民家再生協会は、古民家を「昭和25年の建築基準法制定時に既に建てられていた伝統的建造物の住宅、すなわち伝統構法の住宅」と定義しています。法律上の明確な定義はありませんが、一般的には築50年以上かつ伝統構法で建てられた建物を指すと理解しておくとよいでしょう。

古民家リノベーションの費用相場

古民家リノベーションにかかる費用は、建物の劣化状況・築年数・工事の範囲によって大きく異なります。

屋根瓦の葺き替え・断熱工事・耐震補強といった安全性を高める工事から、デザインや間取りにこだわった内装工事まで、手を加える箇所が多いほど費用は膨らみます。目安としては数百万円から1,000万円を超えるケースもあり、一概にいくらとは言いにくいのが実情です。

費用相場の詳細については、以下のデータを参考にしてください。

リフォーム・リノベーション費用割合(シェア)
~500万円5.1%
501~1,000万円17.9%
1,001~1,500万円15.4%
1,501~2,000万円20.5%
2,001~2,500万円15.4%
2,501~3,000万円10.3%
3,001万円~15.4%

パナソニック:古民家再生のリフォーム費用の相場・目安

費用のボリュームゾーンは1,501万〜2,000万円ですが、1,000万円以下が23%、3,000万円以上が約15%と、古民家の状態やリノベーションの内容によって費用は大きく異なります。

費用は決して安くありませんが、それでも古民家リノベーションに魅力を感じて実践する人は多くいます。次は、古民家リノベーションのメリットとデメリットを見ていきましょう。

古民家をリノベーションするメリット3つ

古民家リノベーション 3つの大きな魅力とメリット

※新築にはない、歴史ある建物ならではの価値観

こだわりの空間

太い梁や大黒柱をあえて見せる伝統技法により、新築では再現できない重厚でオリジナリティ溢れる「たったひとつの空間」を作れます。

💰
固定資産税が安い

築年数が古いため建物の評価額が下限に達しており、新築住宅と比較して毎年の税金(ランニングコスト)を大幅に安く抑えられます。

🌲
環境と体に優しい

貴重なヒノキやケヤキ等の古材を再利用でき資源を無駄にしません。化学物質を含む新建材が少なく、シックハウスのリスクも低減できます。

こだわりの空間を作れる

部屋数が多く間取りも広い古民家は、襖を取り外して開放的な空間にしたり、部屋数を確保したりと、ライフスタイルに合わせた自由なカスタマイズが可能です。伝統的な建築の風格に独自のデザインを加えることで、世界にひとつだけの空間が生まれます。梁や太い柱をあえて見せる設計も、古民家リノベーションならではのおしゃれな魅力です。

建物の固定資産税が安く済む

固定資産税は固定資産税評価基準に基づいて算出され、経年とともに評価額が下がります。

木造住宅は築25年ほどで評価額が下限に達し、それ以降は一定額で推移します。古民家を購入してリノベーションする場合、新築時と比べて固定資産税が約2割程度まで下がるケースもあり、新築に比べてランニングコストを大幅に抑えられます。

環境と体にやさしい

古民家リノベーションでは梁や柱など使える部材を再利用するため、資源の無駄を減らせます。

ヒノキやケヤキなど高品質な木材は現在では入手が難しくなっており、古民家を活かして住み続けることは歴史ある建材の保存にもつながります。また、古民家には現代住宅で使われる新建材が含まれないため、シックハウス症候群などのリスクを避けやすい点も魅力のひとつです。

古民家をリノベーションするデメリット3つ

古民家リノベーション 3つの課題とデメリット

※検討前に必ず理解しておきたい、築古物件ならではの注意点

⚠️
建物自体の脆弱性対策

シロアリ駆除や雨漏り対策はほぼ必須です。また、1981年以前の旧耐震基準の物件が多いため、新耐震基準に適合させるための補強工事が必要になるケースがあります。

入居までに時間がかかる

入念な事前調査、綿密な打ち合わせ、伝統構法に合わせた設計・施工など、通常のリフォームより多くの工数がかかるため、「すぐに住み替えたい人」には向きません。

💸
想定以上に費用が高騰

和式トイレから洋式水洗への変更や、冬の寒さを防ぐ断熱工事など、住まいとしての快適性を求めてこだわる部分が増えれば増えるほど、費用が大きく膨らみがちです。

古民家リノベーションには魅力がある一方、デメリットも存在します。住まいは生活の基盤となる場所だからこそ、デメリットもしっかり理解したうえで検討しましょう。

建物自体の脆弱性をなくす必要がある

古民家はもともと耐久性の高い建材を使用していますが、経年劣化によって状態が低下しているケースも少なくありません。築年数が経った木造建築では、シロアリ被害や雨漏りへの対処はほぼ必須と考えておきましょう。リノベーション後に発覚すると大きな追加費用が生じるため、着工前の徹底した事前調査が重要です。

また、1981年以前に建築された物件は旧耐震基準で設計されており、大きな地震で倒壊するリスクがあります。現行の新耐震基準を満たすための耐震補強工事が必要になるケースもあるため、費用計画に織り込んでおきましょう。

住み始めるまでに時間がかかる

既存の物件にそのまま住む場合と異なり、古民家リノベーションは事前調査・打ち合わせ・設計・施工と多くの工程が必要です。完成までにかなりの時間を要するため、「すぐに引っ越したい」という方には不向きといえます。

想定以上に費用が高くなることも

建物自体は安く購入できても、リノベーション費用はこだわり次第で大きく膨らみます。和式トイレの洋式化や断熱工事など、必要な工事が重なるほど費用は上がります。優先順位を決めて進めることが重要です。

古民家を賃貸活用として検討している方には、アキサポの利用をおすすめします。リノベーション費用をアキサポが負担するため、所有者は費用をかけずに古民家を貸し出すことができます。

よくある質問

古民家リノベーションに関するよくある質問

Q.

古民家リノベーションには大体いくらくらいの費用がかかりますか?

A.

建物の状態やこだわりの度合いによって「数百万円〜3,000万円以上」と非常に幅広く、ピンキリです。費用相場のボリュームゾーンとしては「1,500万円~2,000万円」程度が多いですが、水回りの総入れ替えや断熱工事、耐震補強などをフルで行う場合は高額になりやすいため、予算の上限を決めて優先順位をつけることが大切です。

Q.

古民家を購入して住むメリットは何ですか?

A.

大きなメリットは、太い梁や柱などの古材を活かした「新築にはない唯一無二のこだわりの空間」を作れることです。また、築年数が経っているため建物の固定資産税評価額が下限に達しており、新築住宅を建てるよりも毎年のランニングコスト(税金)を大幅に安く抑えられる経済的な魅力もあります。

Q.

自分が住むのではなく、古民家をリノベして貸し出すことはできますか?

A.

はい、可能です。実際に宿泊施設やカフェ、賃貸物件などの投資・事業目的として古民家を活用するケースが増えています。しかしネックとなるのが高額な初期費用です。アキサポの仕組みを利用すれば、リノベーション費用を当社が負担して建物を再生し、利用者に貸し出すことができるため、初期費用を大幅に抑えて運用を始めることが可能です。

古民家リノベーションの基本まとめ

古民家リノベーションは、費用・メリット・デメリットを事前に把握しておかないと、理想と現実のギャップに苦しむことになりかねません。良い面だけでなく、苦労する部分もしっかり理解したうえで検討することが大切です。

また、古民家リノベーションは自分が住むためだけでなく、貸し出して収益を得る投資物件としての活用も可能です。ただし、新たに古民家を購入してリノベーションする場合は費用の工面がネックになります。

古民家の活用や空き家のお悩みについて、お気軽にご相談ください。

この記事の監修者

岡崎 千尋 アキサポ 空き家プランナー

宅建士/二級建築士

都市計画コンサルタントとしてまちづくりを経験後、アキサポでは不動産の活用から売買まで幅広く担当してきました。
お客様のお悩みに寄り添い、所有者様・入居者様・地域の皆様にとって「三方良し」となる解決策を追及いたします。

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