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公開日:2026.02.03 更新日:2026.02.03

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【親の介護】いつから?費用や準備のチェックリストと相談先を解説

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高齢化社会が進むにつれ、親の介護が必要になるケースが増えています。突然の入院や体調不良をきっかけに、急いで介護体制を整えなければならない場面も少なくありません。そんな焦りや戸惑いが生じる中でも、正しい準備や知識があれば負担を大幅に軽減することが可能です。本記事では、親の介護が本格化する前に知っておきたい基礎知識や、いざという時に役立つ準備のポイントをご紹介します。

介護は突然始まる|よくあるきっかけと予兆

親の介護は、日常の中で唐突に必要になるケースが多く見られます。普段から小さな変化を見逃さず、早めの対策をとることが大切です。

例えば日常の会話がスムーズにいかなくなったり、家事の段取りを進めるのに時間がかかるなど、以前と違う様子が見られたら注意が必要。先行きが見えづらい介護問題だからこそ、突然の変化に備えて情報収集や準備を進めておくようにしましょう。

高齢による体力・認知機能の低下

年齢を重ねると、筋力の低下や記憶力の衰えが徐々に進行。階段の昇り降りが辛くなったり、会話や判断が曖昧になったりなど日常動作の小さな変化が積み重なり、介護を必要とする段階へと移行するパターンが多いです。

転倒・骨折などの事故

高齢になるとバランス感覚が衰えやすく、思わぬ転倒や骨折が大きなトリガーになる場合があります。入院やリハビリを経ても、体力が回復しきらないまま在宅介護がスタートすることもあり、本人だけでなく介護する側にとっても想定外の負担となることが少なくありません。

認知症や持病の悪化

認知症や慢性疾患が進行すると、日常生活に支障が出る場面が増えます。認知症は比較的若い年代でも発症する可能性があるため、発症前からどのような症状が出るかはもちろん、介護保険制度や自治体のサポート内容、支援施設の情報などを把握しておくと安心です。

親の介護の現状と進む高齢化

日本では急速に高齢化が進み、介護を必要とする人の数は今後も増え続けると予想されています。介護予備軍にあたる要支援・要介護認定者も増加傾向にあり、安全な生活を支援するサービスをどう確保するかが国や自治体の大きな課題に。すでに介護人材の不足や施設の受け入れ枠不足が問題視されており、公的な介護サービスの需要は今後一段と高まると考えられます。社会全体が抱える問題だからこそ、家族や地域の協力体制を強化し、必要な情報を共有し合う姿勢が必要です。

要介護認定者の増加と社会的影響

要介護認定を受ける人の数は年々増加しており、特に要介護3以上の方が施設への入居や在宅介護サービスの利用を必要とするケースも顕著に。こうした動きは社会保障費の増大だけでなく、介護する家族の負担増にも直結しています。

ロコモティブシンドローム・認知症の増加

運動器障害によって立つ・歩くといった基本動作が難しくなるロコモティブシンドロームや、認知症の発症率は年齢とともに高まります。健康なうちに適度な運動や食生活の改善を行い、リスクを軽減することが将来的な介護負担を抑えるための大切な取り組みとなるでしょう。

親の介護にまつわる主な不安と悩み

介護が始まると、身体的・経済的・心理的など多角的な負担が生じやすくなります。

介護に対する不安は、人手不足や費用面だけにとどまりません。長期にわたるケアが必要となる場合、介護者自身の生活リズムや働き方にも大きく影響を与えます。特に同居・別居の兄弟姉妹がいる家庭では、役割分担で意見の食い違いが起きやすく、円滑なコミュニケーションが重要です。

体力面・精神面での負担

介護期間は平均して5年を超えるといわれ、日常的な身体介助や見守りが続くため、介護者の疲労は蓄積しがちです。また、認知症ケアなど専門的な対応が必要になると精神的ストレスも大きくなり、心身のバランスを崩す原因となることがあります。

介護費用や経済的な悩み

介護費用は在宅介護や施設介護を問わず、長期化すればするほど家計を圧迫します。平均的な介護費用として、月間で8万円程度、一時的負担が70万円以上になることもあり、さらに介護期間が予測より伸びる可能性も考慮しなければなりません。

兄弟姉妹・親戚間のトラブル

誰がどの程度負担するのか、費用をどのように分担するのかといった問題は、実際に介護が始まってから深刻化するもの。家族間で激しい意見対立になることもあるため、事前の話し合いと合意形成が重要なカギとなります。

遠距離介護・一人っ子の負担

実家が遠方だったり、兄弟・姉妹がおらず一人で親の介護を担う場合、移動や時間の制約、心的な孤独などの負担がさらに重くのしかかります。地域のヘルパーや訪問看護を活用するなど、周囲のサポートを積極的に求める姿勢が大切です。

介護が始まる前にしておきたい準備

本格的に介護が必要になる前に、家族や本人の意思を確認し、備えを固めておくことで、急な変化にもスムーズに対応できます。

具体的には、家のバリアフリー化や福祉用具のリストアップ、家族間での金銭的な負担割合の明確化などが重要。親が納得できる介護プランを構築するためにも、早いうちから将来の生活イメージを共有しておくのがおすすめです。

家族・兄弟間での役割分担を話し合う

介護が始まると、誰がどのタイミングでどのように関わるかといった問題が顕在化します。あらかじめ兄弟姉妹や親戚で役割分担について話し合い、同意を得ておくことで、急な変化にも落ち着いて対応しやすくなります。

親の意向・希望を早めに確認する

介護する側の都合だけで進めず、親自身の希望を尊重することも重要です。例えば在宅介護を好むのか、施設入居を選択したいのか、どのようなサービスを利用していきたいのか、早めに聞き出し情報を共有しておけばスムーズに行動できます。

介護費用を想定し、資金計画を立てる

介護費用は想像以上にかかることが多く、月々の支払いだけでなく、突発的な医療費やリフォーム費用なども考慮が必要です。また、親の年金や貯蓄を把握することも大切ですが、特に注意したいのが認知症による口座凍結。認知症等で判断能力が不十分になると、銀行口座が凍結され、親の預貯金を介護費用に充てられなくなる恐れがあります。これを防ぐには「家族信託」や「任意後見制度」による財産管理の備えが不可欠です。

知っておきたい公的支援や介護サービス

介護保険制度や地域の支援サービスをいかに活用できるかで、介護者の負担は大きく変化します。多くの自治体には、高齢者向けの相談窓口が設置されており、介護保険申請やサービス利用の手続きなどをサポートしてもらうことが可能。必要に応じて、専門家のアドバイスを受けながら最適なサービスの組み合わせを検討するようにしましょう。

要介護認定と介護保険制度の基本

公的介護保険制度では、要介護度によって受けられるサービスの種類や上限が異なります。要支援1・2、要介護1~5までの認定を受けることで、訪問介護や通所介護などの保険給付を利用できるようになります。

訪問介護・デイサービス・ショートステイの活用

在宅介護をするうえで大きな助けとなるのが訪問介護やデイサービス、ショートステイなどです。特にデイサービスでは、日中の見守りや機能訓練などを受けられるため、介護者の息抜きや仕事との両立が叶いやすくなります。

地域包括支援センター・自治体窓口に相談する

介護者が一人で悩まず、専門家や地域連携の力を借りて解決策を見出すことも重要なポイント。地域包括支援センターや自治体の介護相談窓口では、保険申請からサービス利用に至るまでさまざまな情報と支援を受けることができます。

介護と仕事を両立させるポイント

働きながらの介護は時間的・精神的に大きな負担となるため、制度を上手く活用することがポイントです。仕事と介護の両立において重要なのは、職場の理解を得ることと柔軟な働き方を確保すること。特に介護休暇や介護休業制度を利用すれば、突発的な看病や病院への付き添いなどにも対応しやすくなります。周囲への情報共有を適切に行いながら、無理のない範囲で介護と仕事をバランスよく続けましょう。

介護休暇・介護休業制度を活用する

法律で定められた介護休暇や介護休業を利用することで、急な通院や手続き時の時間を確保できます。休業中の賃金保障の有無など、会社によって制度内容が異なる場合があるため、事前に就業規則や人事担当者に確認しておきましょう。

職場とのコミュニケーションと情報共有

上司や同僚に状況を早めに伝えておけば、仕事の調整や引き継ぎなどの協力が得やすくなります。また、必要に応じて看護休暇などを取得する際にも理解を得やすくなるため、トラブルを防ぐ意味でも積極的な情報共有は不可欠です。

<施設選びのポイント>在宅介護が難しくなった時の選択肢

在宅介護が難しい状態になったり、より専門的なケアを必要とする場合は、施設への入居を視野に入れることも大切です。入居施設には有料老人ホームやグループホーム、サービス付き高齢者向け住宅などさまざまな選択肢があります。各施設で提供されるサービスの内容や費用体系が異なるため、パンフレットや見学を通して比較検討するようにしましょう。

有料老人ホーム・グループホーム・サ高住の違い

介護施設には、主に「有料老人ホーム」「グループホーム」「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」の3種類があります。本人の希望や金額、介護の程度などを踏まえながら検討してみてください。

  • 有料老人ホーム:手厚い介護や医療サポートが充実
  • グループホーム:少人数の共同生活で認知症ケアに特化
  • サ高住:比較的自立した生活ができる方向けに設計

入居時の費用や手続きの流れ

施設への入居には、入居一時金や敷金などの初期費用に加え、月額費用がかかります。申し込み時には介護度の確認や契約手続きが必要で、書類不備や空室状況によっては入居時期が遅れる場合もあるため早めの準備が肝心です。なお、施設入居契約は高度な法的契約であり、身元保証人や身元引受人を求められることがほとんど。頼れる親族がいない場合は、弁護士や司法書士による死後事務委任契約や保証サービスの利用も視野に入れておくとスムーズです。

また、施設入居にあたっては、実家が空き家になる問題にも注意しておきましょう。維持費や固定資産税の負担を軽減するため、「居住用財産の3,000万円特別控除」の特例は、老人ホーム等への入居後も一定の要件を満たせば適用されます。ただし、住まなくなった日から3年目の年末までという期限があるため、早めの出口戦略が欠かせません。

介護疲れ・ストレスを軽減する方法

長期間にわたる介護は、介護者自身の体力や気力を大きく消耗します。無理をせず、周囲の支えを得ながら継続できる環境づくりが不可欠です。介護者自身のケアを怠らずに継続することで、結果的に介護を受ける側にとってもより良い環境を整えられます。

専門家・周囲のサポートを積極的に利用する

訪問看護やケアマネジャーとの情報交換を積極的に行い、ヘルパーやデイサービスを活用して負担を分散させましょう。介護支援専門員や地域包括支援センターの担当者に相談すると、具体的なケアプランの作成や必要な制度の紹介をしてもらえます。

介護者自身の健康維持とセルフケア

適度な運動や十分な睡眠、栄養バランスの良い食事を心がけることは、介護者の健康を良好に保つ基本となります。気分転換ができる趣味を持つ、短時間でも外出してリフレッシュするなど、自分自身をリラックスさせる時間も意識的に作るようにしましょう。

まとめ|今から始める親の介護への備え

親の介護は予想以上に長期化する場合が多く、経済的にも体力的にも準備不足が後々大きな負担を生みかねません。早めの情報収集や計画づくりが、家族全体にとっての安心につながります。

まずは家族で率直に話し合い、どんな介護が理想かを共有することがスタートラインです。さらに、公的サービスや施設の特徴を理解しながら必要な資金を確保し、家族間の役割分担を明確化しておくといった準備があれば、いざという時に穏やかな気持ちで対応できます。周囲の協力を得ながら、無理をしすぎず継続できる仕組み作りを進めていきましょう。

この記事の監修者

白崎 達也 アキサポ 空き家プランナー

一級建築士

中古住宅や使われなくなった建物の再活用に、20年以上携わってきました。
空き家には、建物や不動産の問題だけでなく、心の整理が難しいことも多くあります。あなたが前向きな一歩を踏み出せるよう、心を込めてサポートいたします。

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