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公開日:2026.06.19 更新日:2026.06.03

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田舎物件とは?空き家・古民家の種類と失敗しない選び方を解説 

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田舎物件とは、地方や郊外、山間部、海沿いなどにある住宅や土地を広く指す言葉です。空き家や古民家、中古戸建、別荘、農地付き住宅などさまざまな種類があり、ひと口に田舎物件といっても、使い方や向いている人は物件ごとに大きく変わります。

近年は、移住や二拠点生活、自然に近い暮らしへの関心が高まり、田舎物件を選択肢に入れる人も増えています。

そこで本記事では、田舎物件の主な種類や特徴、目的別の選び方、探し方、購入・賃貸前に確認したいポイントを解説します。

田舎物件に今なぜ注目が集まっているのか?人気の理由は

今、田舎物件が注目されている背景には、「自然に囲まれた生活をしたい」「都会で疲れた心を田舎で癒したい」など、田舎ならではのゆとりある暮らしを求める人が増えていることが大きく関わっています。

また、近年はテレワークや二拠点生活が広がったことで、週末の拠点や趣味の場所、将来的な移住先など、移住以外の目的で選ぶ人も増えています。

ただし、田舎物件といっても、空き家・古民家・中古戸建・別荘・賃貸など種類はさまざまです。どの物件が合うかは、実現したい暮らし方や使い方によって変わります。まずは田舎物件の種類ごとの特徴を知り、自分に合う選択肢を整理していきましょう。

田舎物件の主な種類と特徴

田舎物件には、空き家や古民家、中古戸建、別荘、賃貸物件など、さまざまな種類があります。どれも都市部では得にくい広さや自然環境を期待できますが、向いている使い方や確認すべきポイントはそれぞれ異なります。

まずは自分が思い描く暮らしに近い物件を見つけるために、種類ごとの特徴を見ていきましょう。

田舎物件の主な種別実現できる理想のライフスタイル購入・取得時のリアルな潜在リスク
① 空き家(一般空家)取得コストを極限まで抑え、浮いた予算をDIYや趣味に回す暮らし。長期放置による柱・土台の腐食、電気・配管インフラの完全引き直しリスク。
② 古民家(伝統建築)伝統的な美しい梁や土間を活かした、趣のあるアトリエ・カフェ・宿経営。現行の耐震・断熱基準への適合が困難。特殊な職人や建材による莫大な修繕費。
③ 中古戸建(既存住宅)大規模な改修をせず、購入後すぐに快適な地方生活をスタート。建物自体の個性は少ない。地域ごとの生活インフラ(浄化槽など)の維持費に左右される。
④ 別荘・セカンドハウス都市部と地方を軽快に行き来する、週末だけの気軽な二拠点生活(デュアルライフ)。使わない期間の湿気・カビ・害虫被害。別荘地独自の高額な管理費負担。
⑤ 賃貸・お試し移住物件いきなり購入せず、一定期間暮らして地域とのリアルな相性を確かめる。田舎はそもそも賃貸の流通数が極少。契約書上、DIYや改修の自由度が低い。
⑥ 農地付き・山林付き野菜・果樹栽培、薪づくり、アウトドアの拠点など、広大な土地をフル活用。農地法3条(農業委員会の許可)の壁。境界不明瞭による隣地トラブルや管理負担。

目的別に見る田舎物件の選び方と注意点

田舎物件は、移住するのか、週末だけ使うのか、DIYや家庭菜園を楽しみたいのかなど、使い方によって重視すべきポイントが変わります。

ここでは、田舎に住む目的から選ぶときのポイントと注意点を見ていきましょう。

移住したいなら生活インフラと地域との相性を重視する

移住目的で田舎物件を探す場合は、まずは日常生活を無理なく続けられるかを確認しましょう。買い物、医療機関、学校、交通手段、通信環境などは、暮らしやすさに直結します。

また、地域との相性も重要です。自治会や近所付き合い、地域行事への関わり方は場所によって差があります。物件だけを見て決めず、実際に周辺を歩いたり、移住相談窓口で暮らしの様子を聞いたりして、生活のイメージを具体化しておきましょう。

【目的別】田舎物件を購入する際の最適なスペック基準

  • 「完全移住」を目的とする場合
    日常生活に不可欠な医療機関、商業施設、安定した高速通信環境(光回線・5G)の有無を最優先にチェックする
  • 「二拠点生活(セカンドハウス)」を目的とする場合
    メインの自宅から片道「車で2時間以内」または「特急・新幹線で1本」でアクセスできるかなど、通いやすいか
  • 「DIY・セルフリノベーション」を目的とする場合
    内装の意匠変更は自由だが、建物の骨組み(柱・梁・基礎)と屋根の防水性だけは専門業者の確認が必要

特に古い空き家や古民家では、見た目以上に傷みが進んでいることがあります。雨漏りやシロアリ被害、床下の腐食などがあると、自分好みにリフォームする前に、建物を安全に使える状態へ戻すだけで大きな費用と手間がかかるかもしれません。DIYを前提にする場合ほど、購入前に建物の状態を確認し、自分でできる範囲と専門家に任せる範囲を線引きしておきましょう。

家庭菜園や本格的な農業などをしたいなら土地の使い方と制限を確認する

家庭菜園や本格的な農業をしたい場合は、畑に使える土地の広さや日当たり、水の確保、農機具を置ける場所などを確認しましょう。庭付きの家と農地付きの物件では、できることも管理の負担も大きく変わります。

また、農地が付いている場合は、売買や利用に関する制限にも注意が必要です。農地の売買や貸し借りには農地法の許可が必要になるため、許可要件を満たさないと購入(権利移転)自体が認められない可能性もあります。事前に不動産会社や管轄の農業委員会へ確認しておきましょう。

田舎物件の探し方

田舎物件は、空き家や古民家、農地付き物件など、種類別に情報が分散しやすいため、複数の探し方を組み合わせるのが基本です。

代表的な探し方は、次のとおりです。

探し方特徴
空き家マッチングサービス(アキサポなど)希望条件に合う空き家や活用できる物件を探しやすい
空き家バンク自治体が関与する地域の空き家情報を確認できる
自治体の移住サイト物件情報とあわせて補助金や移住支援制度を確認できる
地域の不動産会社ポータルサイトに出ていない地元物件を扱っていることがある

なかでも空き家を中心に探したい方は、アキサポの販売中物件を確認してみましょう。アキサポは空き家を専門に扱っているので、田舎暮らしや二拠点生活、古民家活用などにつながる空き家を探しやすいです。

田舎での暮らしに興味があり、空き家を購入候補に入れたい方は、まずアキサポの購入ページで販売中の空き家をチェックしてみましょう。

アキサポで販売中の物件はこちら

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内見時に確認すべきポイント

田舎物件を内見するときは、住み始めたあとに負担になりやすい部分の確認が欠かせません。特に注意したいポイントは以下のとおりです。

  • 建物の状態:天井や壁のシミ、床の沈み、カビ臭さ、水回りの劣化など。建物の傷みを見極める手がかりになる
  • 土地の条件:土地の境界や建築基準法上の道路に十分接しているかなど。これらに問題があると建て替えや売却で不利になることがある
  • インフラ:上水・下水の有無、ガスの種類、インターネット回線、携帯電話の電波状況など
  • 地域環境:最寄りのスーパーや病院、学校、役所までの距離、移動手段、道路状況、地域の雰囲気、近所付き合いの距離感など
  • 契約条件:民法上の「契約不適合責任」の免責特約の有無、現況引き渡しの範囲(残置物処理の負担)、再建築の可否、農地法の制限など

田舎物件でよくある質問(FAQ)

最後に、田舎物件を検討するときによくある質問に答えていきます。ここでまとめて、迷いやすいポイントを確認しておきましょう。

田舎物件は購入と賃貸のどちらがよい?

田舎物件を購入するか賃貸にするかは、一概にどちらがよいとはいえません。長く住むのか、週末だけ使うのか、DIYやリノベーションをしたいのかなど、目的や条件に合わせて選ぶことが大切です。

たとえば、長く住む前提で田舎暮らしを始めたい方や、自分好みに建物や庭を整えたい方は購入が向いています。ただし、購入すると簡単には手放せないため、将来売却しにくい物件ではないか、再建築できる土地かどうかなどは事前に確認しておきましょう。また、所有しているだけで固定資産税や、将来的に相続が発生した際の相続税・登記手続(司法書士業務)の負担が次世代に引き継がれる点も考慮が必要です。

一方で、いろいろな地域で暮らしてみたい方や、まずは田舎の雰囲気を味わいたい方、セカンドハウスとして気軽に使いたい方は賃貸も選択肢になります。固定資産税がかからず、地域との相性を見てから判断できるため、田舎暮らしが初めての方は賃貸から始めるのもよいでしょう。

古民家と中古戸建は何が違う?

古民家は、築年数が古く、太い梁や土間、縁側など昔ながらの造りを残した物件を指すことが多いです。雰囲気や趣は大きな魅力ですが、耐震性や断熱性、水回りの状態などは慎重に確認する必要があります。

中古戸建は、一般的な一戸建て住宅として売り出されている物件です。古民家ほどの個性はありませんが、いわゆる「普通の住宅」なので、使い勝手ならこちらの方がよいでしょう。

建物の雰囲気や活用の幅を重視するなら古民家、田舎暮らしを現実的に始めたいなら中古戸建が選択肢になりやすいでしょう。

空き家バンクの物件は安く買える?

空き家バンクには、比較的安く購入できる物件が掲載されていることがあります。使われなくなった家を手放したい所有者が登録しているケースも多く、地域によっては一般的な不動産サイトでは見つかりにくい穴場の物件に出会えるかもしれません。

ただし、空き家バンクの物件は状態にばらつきがあります。不動産会社を通さずに掲載されている物件もあり、写真や説明が少なかったり、実際に見てみると思った以上に傷みが進んでいたりすることもあります。価格の安さだけで判断せず、内見時に建物の状態や修繕費、契約条件まで確認して見極めましょう。

田舎物件を購入・賃貸するときの流れは?

田舎物件を購入・賃貸するときの基本的な流れは、次のとおりです。

  1. 1.目的を整理する:移住、二拠点生活、別荘利用、DIY、家庭菜園など、田舎物件をどのように使いたいのかを明確にする
  2. 2.希望する地域や物件の種類を決める:空き家、古民家、中古戸建、賃貸、農地付き物件など、自分の目的に合う選択肢を絞り込む
  3. 3.空き家バンクや不動産会社などで物件を探す:空き家マッチングサービス、自治体の移住サイト、地域の不動産会社なども併用して候補を探す
  4. 4.内見で建物・土地・インフラを確認する:雨漏りやシロアリ、境界、接道、水道・ガス・通信環境など、住み始めてから負担になりやすい点を確認する
  5. 5.購入・賃貸条件を確認して契約する:購入の場合は価格やローン、再建築の可否、修繕費を確認する。賃貸の場合は契約期間、修繕負担、利用できる範囲などを確認する


このように、田舎物件を購入・賃貸するときは、いきなり物件を探すのではなく、目的や条件を整理してから進めると失敗を減らしやすくなります。

まとめ|田舎物件は種類ごとの特徴を知ってから選ぼう

田舎物件は、空き家や古民家、中古戸建、別荘、賃貸、農地付き物件など、種類によって向いている使い方が大きく変わります。そのため、自分がどのような暮らしをしたいのかを整理したうえで、物件の特徴を見比べることが大切です。

また、目的がはっきりしている場合は、重視すべきポイントも変わります。建物の状態やインフラ、土地の条件、地域との相性、契約内容まで確認しておくと、購入後や入居後のギャップが少なくなるでしょう。

自分にどのような田舎物件が合っているか迷う場合は、空き家や地方の物件に詳しい専門家へ相談するのもひとつの方法です。アキサポでは電話相談も受け付けていますので、まずはお気軽にご相談ください。 

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この記事の監修者

白崎 達也 アキサポ 空き家プランナー

一級建築士

中古住宅や使われなくなった建物の再活用に、20年以上携わってきました。
空き家には、建物や不動産の問題だけでなく、心の整理が難しいことも多くあります。あなたが前向きな一歩を踏み出せるよう、心を込めてサポートいたします。

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