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2021.07.29

空き家を0円で手に入れる無償譲渡物件とは?仕組みや落とし穴、無料の理由などを解説

ここ最近、「0円空き家」「無料空き家」という言葉が注目を集めています。

今回は、そんな「0円空き家」「無料空き家」という言葉の正体に迫るとともに、具体的な仕組みや手続き内容、無料の理由、落とし穴・注意点などを解説し、空き家所有者の方向けにもお得な情報をまとめました。

費用を抑えて空き家を手に入れたい、無料でも良いから物件を手放したい、とお考えの方には特に参考となる内容ですので、ぜひチェックしてみてください。

0円空き家の正体とは?無償譲渡物件の仕組みと必要な手続き

不動産登記権利情報

0円空き家、無料で手に入る空き家などと呼ばれる物件の正体は「無償譲渡物件」です。

無償譲渡物件とは、読んで字のごとく、所有者と利用者間で物件を無償で受け渡しする仕組みのことです。

空き家をはじめとした不動産の売買では、不動産仲介業者が入ることがほとんどですが、無償譲渡では金銭のやりとりが発生しないため不動産仲介業者などが間に入ることはなく、この点が売買と比較した際の大きな違いと言えるでしょう。

無償譲渡物件で必要な手続き

空き家を無償譲渡で手に入れたい場合、問題になってくるのが「手続きや探し方」でしょう。

無償譲渡物件を探す方法はいくつかありますので、具体的な例を以下で紹介します。

【空き家バンク】

空き家バンクとは、空き家関連の物件情報を集約したうえでホームページなどで公開し、空き家が欲しい・住みたいと考えている人に対して紹介する制度です。

空き家バンクに登録されている物件は無償譲渡だけでなく、売買・賃貸用の物件も含まれていますが、地域ごとの空き家情報が集約されているメリットがありますので、お得な空き家を探しやすいと言えるでしょう。

【移住希望先の自治体で探す】

全国各地で過疎化が進む影響もあり、近年では多くの自治体が過疎化解消・移住支援などの目的で空き家を管理・紹介しています。

自治体に直接問い合わせる、もしくは自治体が空き家情報を紹介するホームページを持っている場合はネットで手軽にアクセスすることが可能です。

【知人経由で空き家を無償譲渡してもらう】

空き家の無償譲渡は、前提として仲介業者が間に入らないため、知人や親せきと直接交渉して、空き家を無料で手に入れる方法もあります。

実際のところ、空き家を相続したものの管理ができない・使い道がないといった理由で持て余している人は沢山いますので、地方にいる親戚や知人にまずは声をかけてみるのもひとつの手でしょう。

空き家を無料で譲る人がいるのはなぜ?

空き家外観

0円空き家・無料で手に入る空き家とは、「無償譲渡物件」のことを指すというのはすでに紹介したとおりですが、「そもそもなぜ空き家を無料で譲るのか?」と疑問に感じる方もいるでしょう。

「ただより怖いものはない」と言われるように、やはり無料・0円という響きが魅力的である反面、不安や疑問を感じるのも当然のことでしょう。

そこでここからは、「空き家を無料で譲る人がいる理由」を分かりやすく解説します。

無料でも構わないから譲りたい事情がある

結論から先に述べると、無償譲渡を希望する人がいる理由は「無料でも構わないから譲りたい・引き取って欲しい事情がある」という点に尽きます。

ここで言う「事情」とは、具体的に以下のようなものを指しています。

【経済的に負担である】

空き家は所有しているだけで、固定資産税や管理費などの金銭的負担を負わなければいけません。また、売却できる可能性が低い土地や建物を所有している場合は、経済的負担から解放されるために無償譲渡を選択する場合があります。

【空き家の管理から解放されたい】

空き家は清掃や修繕、定期的な見回りなどを行っていないと、さまざまなリスクを引き起こします。倒壊・周辺環境への悪影響(庭木が伸びて隣接物件へ迷惑を与えるなど)だけでなく、不法投棄や不法侵入をはじめとした犯罪に巻き込まれるリスクもあり、思わぬトラブルに発展するケースも少なくありません。

そこで、空き家の管理から早期に解放される目的で無償譲渡が選択される場合もあります。

【特定空家に指定されるリスクがある】

近年社会問題化している空き家問題の対策として、2015年に政府は「空家等対策の推進に関する特別措置法(通称「空き家対策法」)」を施行しました。

空き家対策法とは、周辺環境に悪影響を及ぼす可能性のある空き家に対して、勧告・命令・強制執行などを実施できるよう定めたもので、「特定空家」に指定された空き家の所有者にはこれらの措置が実行されることとなります。

もちろん、特定空家に指定され、勧告・命令・強制執行などが実行されれば空き家所有者にとっては大きなダメージとなるだけでなく、さらに特定空家に指定された空き家は「固定資産税などが最大で6倍にまで跳ね上がる」という措置も実施されます。

そのため、特定空家に指定される前に空き家を手放す目的で、手軽に譲渡できる無償譲渡が選択される場合があります。

空き家問題について詳しくはこちら

【活用が難しい】

空き家には、賃貸物件としての活用、土地活用などさまざまな活用方法が存在しますが、建物の状態や立地によっては効果的な活用方法を見つけるのが難しい場合もあります。特に立地上の問題を抱えている場合は、売却も簡単ではなくなるため、「0円」という付加価値がある無償譲渡が選択されることもあります。

以上のように、内容はさまざまですが、無償譲渡を希望する人はそれぞれ「無料でも構わないから譲りたい・引き取って欲しい事情がある」ということがお分かりいただけたでしょう。

言い方を変えれば、無償譲渡物件は何かしらの「訳あり物件」である可能性も高いため、元々の持ち主が「なぜ無料でも良いから手放したいのか?」をチェックし、不利益を被らないよう注意しましょう。

0円空き家(無償譲渡物件)の落とし穴・注意点

女性の待った!

空き家を無料で手に入れられるのは確かに大きなメリットですが、無償譲渡にはいくつかの落とし穴・注意点が存在するのも事実です。

書類作成や手続きが面倒

空き家の売買では、不動産仲介業者が間に入って必要な手続きや書類作成を行ってくれますが、個人間でやりとりを行う無償譲渡の場合、これらの作業をすべて自分たちでしなければいけません。

譲渡契約書の作成や登記関連の書類のやりとりなどを専門家のサポートなく、すべて自分たちで行うには、書類作成の時間だけでなく、書き方や手続き方法を調べるための時間や手間もかかってしまうため注意が必要です。

完全に無料というわけではない

無償譲渡物件では、確かに空き家の購入費用はかかりません。

しかし、住宅取得時には複数の税金がかかるため、「完全に無料ではない」ことも覚えておきましょう。

【無償譲渡物件でかかる税金】

■贈与税:個人からの贈与によって財産を取得した場合、その取得財産に課税される税金。相続税評価額をもとに評価額が算出され、110万円(基礎控除)を超えた額が課税対象となる。

■不動産取得税:土地や家屋の購入、贈与、家屋の建築などで不動産を取得したときに、取得した方に対して課税される税金。有償・無償にかかわらず課税となる。原則として固定資産課税台帳に登録されている価格を「取得した不動産の価格」として扱い、「取得した不動産の価格(課税標準額)×税率」で算出される。税率は、2024年3月31日までに取得した場合、3%で計算。

■登録免許税:空き家の入手時に必要となる「土地と家屋の所有権移転登記」の際にかかる税金。無償譲渡では「贈与」とみなされるため、固定資産課税台帳に記載された価格の2%が課される。

また、これら無償譲渡の際に発生する税金とは別に、空き家を所有することになれば、固定資産税(場所によっては都市計画税)が年1回課税されるため、毎年税金を負担することになります。

修繕やリフォームが必要な空き家も多い

無償譲渡で引き渡される空き家のほとんどは「価値の付かない空き家」です。

そのため、建物の損傷が激しかったり、設備が劣化していたりと、そのままでは使えない物件も少なくありません。

もちろん、こうしたマイナス部分を解消するにはリフォーム・リノベーションなどが選択肢として挙げられますが、施工内容次第では数百万~1千万円を超えるケースもざらにあります。

せっかく0円で空き家を手に入れたにもかかわらず、高額なリフォーム・リノベーションがかかってしまうと、無償譲渡のメリットが小さくなってしまいますから、事前に物件の状態を診断しておくことをおすすめします。

【空き家所有者向け】0円ではじめられる無償譲渡以外の物件活用法

カメヤキッチン外観

ここまでは、「空き家を0円で手に入れたい人」向けに解説してきましたが、ここからは【空き家を所有者している方向け】の内容です。

空き家所有者の方の中には、「空き家を手放したいが売却は難しい」「ベストな活用方法が見つからない」「取り壊しやリフォーム・リノベーション費用がネックで動けない」など、空き家特有のお悩みを抱えている方も多いでしょう。

もちろん、中には選択肢として無償譲渡を検討されている方もいらっしゃるかもしれません。

ですが無償譲渡はあくまで「0円で空き家を譲り渡す」方法ですから、利益にはつながりません。

そこで新たな選択肢として私たちアキサポが紹介したいのは、「0円ではじめられる空き家活用法」です。

空き家サイクル図

アキサポでは、物件の周辺環境や立地条件など現地調査を行ったうえで、リノベーション・活用プランを提案し、全額費用負担でリノベーション工事を行った後、賃借人・利用者の募集までアキサポがサポート。とにかく初期費用を抑えて空き家活用をはじめたい人にぴったりの仕組みをご用意しました。

アキサポの魅力

事実、アキサポを利用された方の実に88%は「0円で空き家をリノベーション・活用できた」と回答しています。

空き家を手放したい事情をお持ちの所有者の方にとって、空き家の無償譲渡は確かに有効な選択肢のひとつですが、一度空き家を手放してしまえば、もちろん将来的な活用はできなくなってしまいます。

だからこそ、自分の主有する物件にとってのベストな使い道を見出すためにも、無償譲渡を決める前に、私たちアキサポまでご相談ください。

空き家に関する幅広い悩み・疑問に応えてきた経験を活かし、一人ひとりに合ったベストな提案をさせていただききます。

0円空き家まとめ

空き家に購入費用をかけず、0円で物件を入手できる無償譲渡という仕組みは確かに魅力的ですが、無償譲渡では手続きに手間や時間がかかるだけでなく、物件のほとんどは「0円でも良いから手放したい」という事情を抱えた訳あり物件です。

したがって、無償譲渡を検討する際は、「0円でも良いから手放したい理由」を確認した上で、デメリットやリスクについてもあらかじめ承知しておくことが大切です。

逆に物件所有者の方の場合は、無償譲渡だけではなく、「0円ではじめられる空き家活用」という選択肢もありますので、まずは一度アキサポまでお気軽にお問い合わせください。