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公開日:2026.06.22 更新日:2026.06.22

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古民家移住の最低条件とは?失敗しない物件探しと準備の完全ガイド

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古民家での暮らしに憧れる理由は、広い家や庭のある生活、自然に近い環境、昔ながらの落ち着いた雰囲気など、人によってさまざまです。物件情報を見ているうちに、「この価格で住めるなら、移住もありかもしれない」と感じる方もいるでしょう。

ただし、古民家移住は良い面だけを見て決めると、住み始めてから現状とのギャップに悩むことがあります。

だからこそ、古民家移住では現実的に暮らせる最低条件を先に確認しておくことが大切です。本記事では、古民家移住を検討する際に押さえておきたい条件や物件の探し方、内見時の確認ポイント、費用の考え方までを整理して解説します。

まずは古民家移住の魅力と向き・不向きを整理しよう

古民家移住を考えるうえで、最初に整理したいのは「理想的な暮らし」と「妥協できるライン」です。

古民家には、広い間取りや庭、木のぬくもりを感じられる空間、自然に近い生活などの魅力がありますが、一方で、建物の古さや維持管理の大変さ、生活の不便さなどを感じることが少なくありません。

そのため、古民家移住に向いている人は、多少の不便さ込みで楽しめる人が該当するでしょう。たとえば、DIYや庭仕事、地域との付き合いを前向きに受け止められるような人なら、理想と現実のギャップにそれほど振り回されないのではないでしょうか。

理想の古民家に出会うには?おすすめの移住物件の探し方4選

古民家物件の代表的な探し方には以下の4つがあります。

  • 「アキサポ」などの空き家マッチングサービス
  • 空き家バンク
  • 田舎暮らし物件サイトや古民家を扱う不動産会社
  • 現地で情報収集

古民家は通常の物件よりも物件情報が共有されていないことが多いので、これらの方法を組み合わせて探すのが基本です。

「アキサポ」などの空き家専門マッチングサービスで探す

空き家マッチングサービスとは、空き家を売りたい・貸したい所有者と、空き家を購入したい・借りたい人をつなぐサービスです。一般的な不動産ポータルサイトでは扱っていない、ここだけの物件に出会える可能性もあります。

なかでも「アキサポ」は、古民家を含めてさまざまな空き家のマッチングやリフォーム、活用に取り組んできた実績があるサービスです。空き家の専門家が集まっているため、物件を探すだけでなく、購入後の使い方やリフォームまで見据えて検討しやすい点が魅力です。

古民家移住に興味がある方は、まずアキサポで販売中の物件をチェックしてみてください。

アキサポで販売中の物件はこちら

販売中の空き家一覧

空き家バンクで探す

空き家バンクを利用する最大のメリットは、運営元である地方自治体から、移住相談や補助金支給、子育て支援、仕事探しといった地域密着の支援情報を一括して案内してもらえる点です。単なる物件探しにとどまらず、移住後のライフプランを総合的に相談できる窓口として非常に心強い存在といえます。

ただし、掲載情報は自治体によって差があり、写真や設備情報が少ない場合もあるので注意しましょう。物件を見つける場であると同時に、移住先の自治体とつながる入口として使うのがおすすめです。

田舎暮らし物件サイト・不動産会社で探す

古民家や田舎暮らし向けの物件サイトや、古民家を取り扱っている不動産会社では、空き家バンクよりも幅広い地域から物件を探しやすくなります。古民家再生向けの物件や、畑付き・山付き・海の近くなど、暮らし方に合わせた条件で探せるのもメリットです。

特に、古民家の取り扱いに慣れている不動産会社であれば、建物の状態やリフォームの必要性、地域の暮らしやすさなども相談しやすくなります。一般的な中古住宅と違い、古民家は雨漏り・シロアリ・耐震性・再建築の可否など、確認すべき点が多いため、古民家に詳しい担当者に相談できるかどうかは大切な判断材料です。

現地で情報収集する(移住相談窓口・地域イベント)

古民家物件を本気で探すなら、現地で情報収集することも重要です。地方の古民家は、インターネットに掲載されていない物件や、近所の人づてにしか分からない情報が残っていることがあります。

また、移住体験ツアーや地域イベントに参加すると、物件情報だけでは分からない雰囲気をつかみやすくなります。実際に現地を歩き、住民の距離感や交通の不便さ、買い物のしやすさを確認しておくと、移住後のギャップを減らしやすくなるでしょう。

移住先の選び方で後悔しないための移住先選びと必須条件

移住先を選ぶときは、古民家そのものの魅力だけでなく、そこで生活を続けられる条件がそろっているかを確認することが大切です。

特に重要なのが以下の2点です。

  • 仕事・収入の確保
  • 生活インフラの確認

特に古民家は、都市部から離れた地域にあることも多いため、住まいと生活環境を切り離して考えられません。物件価格の安さや景色の良さだけで決めるのではなく、仕事・収入・医療・交通・学校など、日常生活を支える条件まで確認しておきましょう。

仕事・収入の確保(リモートワーク/地域の求人)

移住計画を立てる際にまず確認したいのは、移住後の収入をどう確保するかです。

最近は、移住後も現在の仕事をリモートワークで続ける選択肢があります。まずは勤務先に、完全在宅が可能か、週に何回出社が必要か、居住地の制限がないかを確認しておきましょう。

移住先で仕事を探す場合は、地域の求人内容や給与水準を事前に見ておく必要があります。地方では、都市部と比べて職種の選択肢が限られたり、収入が下がったりすることが多いです。あらかじめ、自治体の移住相談窓口やハローワーク、地域の企業情報などを活用し、移住前に働き方の候補を複数持っておきましょう。

生活インフラの確認(病院・学校・買い物・交通など)

移住先を選ぶ際は、病院・学校・買い物・交通などの生活インフラも確認しておきましょう。地方では、車がないと生活できないことが多いので、具体的な生活スタイルを含めて考える必要があります。

たとえば、買い物の回数やまとめ買いの方法、通院の方法、子育て世帯であれば、保育園や学校までの距離、習い事や子どもの遊び場も見ておきたいポイントです。

失敗を避けるための古民家の内見ポイントと移住の最低条件

古民家の内見では、住み始めるための最低限の条件として「どこまで手を入れる必要があるか」を確認することが大切です。リフォームをする際に床板を剥がしてみたら、床下の「木材の腐食」や「シロアリ被害」が想像以上に激しかったというケースも少なくありません。そのため、目に見えない構造部分ほど慎重にチェックする必要があります。

また、境界や農地の有無、近隣との関係など、周辺環境からの影響も考慮する必要があります。建物が健全でも、ここに問題があると暮らし続けるうえで支障が出る恐れがあります。

建物の状態確認(雨漏り・シロアリ・傾き・断熱)

建物の状態を見るときは、まず、建物の健全性に大きくかかわってくる雨漏りやシロアリ、傾き、断熱性を確認しましょう。

雨漏りは、屋根や外壁から水が入り込み、柱や梁、天井裏などの構造部分を傷める原因になります。放置されていた期間が長いと、見えている部分だけでなく、内部の木材まで腐食していることもあります。

シロアリ被害も、古民家では特に確認しておきたいポイントです。床がふわふわする、歩くと沈む、柱をたたくと空洞のような音がする場合は、床下や柱の内部が傷んでいるかもしれません。また、建物に傾きがあると、建具が閉まりにくくなったり、床に置いた物が転がったりすることがあります。

さらに、古民家は断熱性が低いことが多く、冬の寒さや夏の暑さが暮らしの負担になる場合があります。すき間風が入りやすい、窓が単板ガラスのまま、水回りが冷えやすいといった状態だと、入居後に断熱改修や暖房設備の追加が必要になるかもしれません。内見時に気になる点がある場合は、ホームインスペクションやリフォーム業者に確認してもらうと安心です。

土地・周辺環境の確認(境界・農地・近隣・災害リスク)

土地や周辺環境では、まず土地の境界を確認しましょう。土地の所有権の範囲(境界)が不明確なまま購入すると、隣地所有者との間で塀や庭木、あるいは通行権(囲繞地通行権など)をめぐる重大な境界紛争(民事トラブル)に発展するリスクがあります。購入前に、売主側で「土地境界確定測量」がなされているか、境界標が正しく設置されているかを必ず確認しましょう。

また、畑や田んぼ(農地)、山林がセットになっている物件には特に法的注意が必要です。農地が含まれている場合、農地法第3条に基づく農業委員会の許可がなければ所有権移転登記(売買)ができず、宅地へ変更する際にも農地転用許可(農地法第4条・5条)が必要となるため、個人の判断で自由に売買・活用することはできません。

周辺環境では、近隣住宅との距離や道路の幅、災害リスクも見ておきたいポイントです。さらに、山の斜面や川沿いに近い物件では、土砂災害や水害のリスクも無視できません。

古民家移住にかかる費用は?資金計画はどう立てる?

古民家移住の資金計画を立てる際には、修繕費や引っ越し後の生活費までを含めて考えることが大切です。購入価格が安く見えても、屋根や水回り、床下、断熱などに手を入れると、想定より費用がかかることがあります。

そのため、最初から予算を使い切るのではなく、修繕費や予備費を残したうえで物件を選ぶ必要があります。移住後に「家は買えたけれど直せない」という状態にならないよう、取得費・改修費・生活費をまとめて確認しておきましょう。

購入・賃貸・リフォームの費用目安

古民家移住に必要な費用は、購入、賃貸、リフォーム前提の物件など、選び方によって大きく変わります。

費用の目安は、以下のとおりです。

項目費用目安主な内容
購入費用数十万円〜1,000万円以上物件価格。立地や建物の状態、土地の広さによって差が大きい
購入時の諸費用物件価格の6〜10%程度仲介手数料、登記費用、不動産取得税、火災保険料など
賃貸の初期費用家賃の3〜6か月分程度敷金、礼金、仲介手数料、前家賃、火災保険料など
家賃月3万〜10万円程度地域や広さ、改修状態によって変動
部分的なリフォーム100万〜500万円程度水回り交換、床・壁の補修、断熱工事、設備交換など
大規模リフォーム500万〜2,000万円以上屋根、外壁、耐震補強、水回り一式、間取り変更など
家財・引っ越し費用数十万円程度家具・家電、引っ越し代、車の購入・買い替え費用など

※古民家再生のデザインや構造補強の度合いにより、建築確認申請が必要となる場合があります 

補助金・助成金の探し方(自治体の移住支援)

全国の自治体では、古民家リフォームや移住などを支援する、補助金や助成金を用意している場合があります。制度の内容は地域によって異なりますが、よくあるものとしては次のようなものがあります。

制度の種類主な内容補助額・相場の目安
リフォーム補助金自治体が指定する特定の改修工事費用を補助(耐震改修、バリアフリー化、断熱・省エネ化、三世代同居対応など)リフォーム目的によって異なる。最大で数十万~100万円程度(※自治体により異なる場合がある)
移住支援金東京圏などから地方へ移住する人に支援金を支給単身60万円、世帯100万円。18歳未満の子どもを帯同して移住する場合は1人あたり最大100万円が加算される(子ども加算)
耐震改修補助金古い住宅の耐震診断や耐震補強工事を補助診断は数万円〜10万円程度、改修は上限50万〜100万円程度
家財処分費補助空き家に残された家具・家電・不用品の処分費を補助処分費の2分の1程度、上限10万〜30万円程度

注意したいのは、制度の内容は自治体によって大きく異なるという点です。対象者の年齢や世帯構成、移住前の居住地、定住期間、工事前の申請が必要かどうかなど、細かな条件が設けられていることも少なくありません。補助金を使うつもりで資金計画を立てる場合は、物件を決める前に必ず自治体の窓口で確認しておきましょう。

おためし移住で失敗を減らすには?滞在時に確認すべきチェックリスト

おためし移住は、現地の雰囲気を知り、移住のギャップを減らすための有効な手段です。旅行で訪れるのと実際に暮らすのとでは、見えてくる情報が大きく変わります。

おためし移住では、次のような点を確認しておくと安心です。

確認項目見ておきたいポイント
交通車の必要性、道路の幅や運転のしやすさ
買い物スーパー・ドラッグストア・ホームセンターまでの距離
医療病院や診療所までの距離、夜間や休日の受診先
気候朝晩の寒暖差、湿気、雪、台風時の不安
通信環境スマホの電波やインターネット回線
近隣環境住民との距離感、生活音、地域行事の雰囲気
子育て環境学校・保育園・公園・習い事への距離

特に確認したいのは「普段の生活を同じように送れるか」です。観光地として魅力的な場所でも、毎日の買い物や通院に時間がかかりすぎると、暮らし始めてから負担を感じやすくなります。

また、可能であれば平日と休日の両方を過ごしてみましょう。平日は交通量や通勤のしやすさ、休日は買い物や地域のにぎわい方を確認できます。

契約・入居までの流れとトラブル回避方法

古民家は築年数が古く、一般的な中古住宅よりも不具合や権利関係の確認事項が多くなりやすいため、購入や賃貸の手続きを進める前に、物件の状態と契約条件をできるだけ具体的に確認しておくことが大切です。

契約・入居までの基本的な流れは、以下のとおりです。

古民家購入・入居までの流れ

1
物件情報を集める
空き家バンク・アキサポ・田舎暮らし物件サイトなど複数の方法で並行して探す
2
現地を内見する
雨漏り・シロアリ・傾き・断熱性などを確認。必要に応じてホームインスペクションを活用
3
建物・土地・周辺環境を確認する
境界標・農地の有無・ハザードマップ・接道状況などを確認
4
契約条件・費用負担を確認する
残置物の処分費用・契約不適合責任の免責範囲・修繕義務の範囲などを特約条項で明確化
5
売買契約または賃貸借契約を締結する
重要事項説明を受けたうえで契約締結。宅建士による説明が法的に義務付けられている
6
引き渡しを受ける
所有権移転登記(相続登記も含む)・鍵の受け取り・残置物の状態確認を実施
7
ライフライン・修繕を整えて入居する
電気・ガス・水道・インターネット回線・浄化槽の確認と、優先度の高い修繕から着手

特に注意したいのは、現状引き渡しの物件です。売主や貸主が大規模な修繕を行わず、現状のまま引き渡すケースも多いため、修繕義務の範囲、既存の不用品(残置物)の処分費用の負担、引き渡し後の設備不良に関する「契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)」の免責範囲などを、売買契約書・賃貸借契約書の特約条項において完全に明確化しておくことが、将来の法的トラブルを回避する鉄則です。

また、入居前にはライフラインの確認も欠かせません。電気・ガス・水道がすぐに使えるか、井戸水や浄化槽の管理が必要か、インターネット回線を引けるかなどを確認しておくと、引っ越し後の慌ただしさを減らせます。

古民家移住に関するよくある質問

古民家移住にかかる費用の目安はどのくらいですか?

物件の購入費用は数十万円〜1,000万円以上と幅があります。これに加えて、部分的なリフォームで100〜500万円、大規模リフォームでは500万〜2,000万円以上かかるケースも。購入価格だけで予算を組まず、修繕費・諸費用(物件価格の6〜10%程度)・引越し費用・生活費を含めたトータルで計画を立てることが重要です。

古民家を購入する前に必ず確認すべきポイントは何ですか?

建物については雨漏り・シロアリ・傾き・断熱性の4点が最重要です。目に見えない構造部分に問題が潜んでいることが多いため、ホームインスペクションの活用も検討しましょう。土地については、境界確定の有無・農地が含まれているか・接道状況・ハザードマップの確認も欠かせません。

古民家移住で使える補助金・支援金にはどんなものがありますか?

主な制度として、①リフォーム補助金(耐震・断熱・バリアフリー等、最大数十万〜100万円程度)、②移住支援金(東京圏から地方移住で単身60万円・世帯100万円、18歳未満の子ども1人につき最大100万円加算)、③耐震改修補助金(診断数万円〜・改修上限50〜100万円程度)があります。制度の条件は自治体によって異なるため、物件を決める前に移住先の自治体窓口で必ず確認しましょう。

まとめ|古民家移住は「憧れ」と「暮らしやすさ」の両方で判断しよう

古民家移住は、広い家や庭、自然に近い環境を楽しめる魅力的な選択肢です。ただし、雰囲気や価格だけで決めてしまうと、都市部の暮らしとのギャップに悩まされる可能性があるため、専門家に相談しながら物件を決めると良いでしょう。

古民家を含めた空き家を探したい方は、空き家の専門家が集まるアキサポを活用するのがおすすめです。アキサポは、さまざまな空き家のリフォームや活用に取り組んできた実績があるため、古民家移住に合う物件を探したい方に向いています。

まずはアキサポで販売中の物件を確認し、自分たちにとって無理なく始められる古民家暮らしを探してみましょう。

アキサポで販売中の空き家一覧

この記事の監修者

白崎 達也 アキサポ 空き家プランナー

一級建築士

中古住宅や使われなくなった建物の再活用に、20年以上携わってきました。
空き家には、建物や不動産の問題だけでなく、心の整理が難しいことも多くあります。あなたが前向きな一歩を踏み出せるよう、心を込めてサポートいたします。

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