1. TOP
  2. 空き家買取サービス
  3. コラム
  4. 空き家買取コラム
  5. 【2026最新】戸建て解体費用の内訳と相場|立地別の変動要因と資金調達ローン解説

share

公開日:2025.11.17 更新日:2026.05.20

【2026最新】戸建て解体費用の内訳と相場|立地別の変動要因と資金調達ローン解説

サムネイル
空き家のお悩みはアキサポにまるっとご相談! 空き家のお悩みはアキサポにまるっとご相談!

活用売却など、
最適なプランをご提案

相談無料!さっそく問い合わせる

空き家の相談窓口

まずはサービスについて知りたい

資料請求

老朽化した家を解体する場合、一般的に、どれくらいの費用がかかるものなのでしょうか?実は戸建て住宅の解体費用は、簡単に判断できないのが実際のところです。建物の構造や立地条件によって大きく変わり、さらに廃棄物処理や付帯工事なども影響するため、一概には判断できないのです。

では、解体費用には具体的にどのような項目が含まれているのでしょうか? この記事では、戸建て解体費用の相場や内訳、費用を抑えるためのポイントをわかりやすく解説します。

戸建て解体費用の相場と坪単価の目安

戸建ての解体費用は建物の構造や規模によって変わります。坪単価で計算されるのが一般的で、構造別の坪単価相場はそれぞれ以下のとおりです。

  • 木造住宅:3〜4万円/坪
  • 鉄骨造:4~6万円/坪
  • RC造(鉄筋コンクリート造):6~8万円/坪(ただし地下室や特殊構造は除く)

木造<鉄骨造<RC造と相場が高くなる理由は、使用材料の違いによって解体の難易度が上がり、解体に必要な時間や機材・重機などが増えるためです。

坪数と坪単価の関係

建物全体の解体費用は、基本的に坪数×単価で算出できますが、坪数が多くなるほど坪単価は下がる傾向にあります。これは、構造ごとに必要な機材・重機や作業内容がおおむね共通しており、面積が広くなるほど割安になるためです。

ただし、建物が大規模になるほど強度の高い材料や高度な建築技術が使われている場合も多く、解体の難易度が上がって費用が高くなることがあります。

現場の状況を確認しなければ正確な金額は分からないため、まずは業者から見積もりを取りましょう。

解体費用が高くなる立地条件・安くなる立地条件

費用が高くなる立地条件

戸建て住宅の解体費用は、建物の周辺環境や地形に大きく影響されます。

特に接している道路の幅が狭かったり、隣接している建物との距離が極端に近かったりする条件では、トラックや大型重機が敷地内に入ることができません。その結果、手作業(人力)での解体や搬出が増えるため、人件費がかさみ費用は高くなります。他にも、がけの近くにある物件や、敷地内に大きな高低差がある地形なども、安全対策や特殊な作業が必要になるため費用を押し上げる要因となります。

費用を抑えやすい立地条件

一方で、重機や大型トラックがスムーズに進入できる広い道路(幹線道路など)に面している土地や、周囲の建物との間に十分な空間が確保されている土地では、解体費用を低く抑えやすくなります。

大型の重機を使って一気に効率よく作業を進められるうえ、廃材を積み込むダンプカーへの搬出作業もスピーディーに行えるため、工期が短縮され、結果としてトータルの工事コストを低く抑えることが可能です。

戸建て解体費用の内訳

戸建て住宅の解体費用は主に以下の項目によって構成されています。

  • 建物取壊費用
  • 廃棄物処理費用
  • 諸費用
  • 解体工事会社の粗利・手数料
  • 付帯工事費用

それぞれ、具体的にどのような内容が含まれているのか見ていきましょう。

建物取壊費用(およそ30%〜40%)

解体工事の中心となる費用で、重機の使用料や作業員の人件費が主な内訳です。構造によって工事の手間や時間が変わり、それに比例して金額も変動します。特にリフォームや増改築を繰り返した住宅は、解体に手間がかかり費用が高くなりがちです。

建物取壊費用の主な内訳

  • 重機の使用料
  • 作業員の人件費
  • 建物構造による作業量の差(木造・鉄骨・RC造)
  • 増改築部分の追加作業費用

など

廃棄物処理費用(およそ30%〜40%)

解体で発生する廃材や家財、建材などを処分する費用です。アスベストやダイオキシン類汚染土壌などの有害物質を含む場合は専門的な処理が必要となり、さらに費用が上乗せされます。再利用できる建材がある場合はリサイクルに回すことで処分費を抑えられることもあります。

廃棄物処理費用の主な内訳例

  • 建材・廃材の処分費用
  • 家具・家電など残置物の処理費用
  • アスベストやダイオキシン類汚染土壌などの有害物質の特別処理費
  • 再利用資材のリサイクル対応

など

諸経費(およそ20%〜30%)

諸経費とは、工事現場を安全に整えるために必要な費用の総称です。代表的な項目には仮設工事費や安全対策費、運搬費などがあり、他にも細かい項目が多くあります。

諸経費の主な内訳例

  • 仮設トイレや養生シート、仮囲いなどの設置費用
  • 現場管理や安全対策に必要な費用
  • 資材や機材の運搬費用
  • 作業員の交通費

など

解体工事会社の粗利・手数料(およそ5%〜20%)

業者の利益や営業経費も見積もりに含まれます。一般的には10〜20%程度ですが、価格の差別化を図りやすい項目であるため、相場よりも安くしている場合もあります。ただし、極端に安い見積もりは、安全対策や適正な処分が省かれている可能性があるため注意が必要です。

粗利・手数料の主な内訳例

  • 営業経費
  • 管理・運営コスト
  • 利益分

など

付帯工事費用(追加工事や庭木撤去など)

付帯工事費用とは、建物以外の構造物や庭木を撤去する際にかかる費用です。倉庫やブロック塀、庭石などを処分する場合は追加費用が発生します。さらに、解体後の土地を利用する目的によっては整地や造成も必要となり、想定外の出費につながることがあります。

付帯工事費用の主な内訳例

  • 庭木・庭石・ブロック塀の撤去
  • 倉庫や車庫など付帯建物の解体
  • 整地や造成費

など

戸建て解体費用を安く抑えるポイント

解体工事の費用は、重機のレンタル代や処分費のように値下げが難しい部分が大きいですが、業者の選び方や工期の調整、残置物の扱い方など、工夫次第で値下げできる項目もあります。

そこでここでは、誰でもできる解体費用を抑えるポイントを4つ紹介します。

残置物(家具・家電等)を自分で撤去する

家に残っている家具や家電などの残置物を自分で撤去・処分する方法です。業者に処分してもらうと、1点ごとに数千円〜1万円以上の追加費用が発生する場合がありますが、粗大ゴミに出したり、地元の処分場に持ち込めば、無料または格安で処分できます。

高額な例を挙げると、古いタンスや冷蔵庫をそのまま残して依頼すると、解体費用に10万円近く上乗せされるケースもあります。

また、まだ使用できる家具や家電をリサイクルショップに持ち込めば、処分費をゼロどころかプラスにできる場合もあります。郵送可能な物であれば、フリマアプリに出品してもよいでしょう。

相見積もりを複数の解体業者に依頼する

見積もりを集める際には、価格を比較するために少なくとも3社以上から集めましょう。

見積もりを1社だけに依頼すると、提示された金額が適正かどうか判断がつきません。業者ごとに持っている技術やリソースなどが違うため、同じ条件で依頼しても数十万円もの差が出ることもあります。

ただ、極端に安い業者は本当に安全なのか確認をしましょう。作業が雑だったり、廃材を不法投棄したりすると、発注者である自分まで信頼を失うことになりかねません(発注者は産業廃棄物処理法上の責任を負う)。価格の根拠を提示してもらい、安さの裏付けをしてもらってください。

解体業者のスケジュールに合わせて工期を調整する

解体工事には繁忙期と閑散期があります。3〜4月や9〜10月は新築工事に合わせて依頼が集中するため費用が高くなる傾向がありますが、真夏や年末は比較的依頼が少なく、費用が安くなることがあります。


ただ、固定資産税は毎年1月1日時点に建物があるか否かで決まるので、年内中に解体工事が終わるスケジュールで進めるのがおすすめです。

補助金・助成金制度を活用する

老朽化した空き家は全国的な問題になっているため、多くの自治体が家屋解体の支援制度を用意しています。金額や補助率は自治体ごとに異なりますが、30万~100万円程度が一般的です。

ただし、補助金は「事前申請」が条件となる場合がほとんどで、工事開始後に申請しても受け付けてもらえないケースがあります。公式サイトや役所で必ず確認し、必要書類を揃えてから契約すると安心です。

戸建て解体工事に付帯して必要な手続き

解体工事を進める際には、工事そのものの費用や工程だけでなく、前後で必要となる各種手続きも忘れてはいけません。これらを忘れると、あとから思わぬトラブルや余計な負担が発生する恐れがあります。

ここでは、解体前・解体後に行うべき主な手続きを3つ紹介します。

解体工事後の建物滅失登記手続き

現地の建物が解体されて物理的になくなっても、自動的に書類上のデータが消えるわけではありません。

解体工事が完了した後は、1ヶ月以内に法務局へ「建物滅失登記」を申請し、登記簿から建物情報を抹消する必要があります。この手続きを怠ると、将来的に土地を売却したくなった際、登記上は「建物あり」のままとされてしまい、売買契約や引き渡しが進められないといった重大なトラブルに発展する恐れがあります。

解体後の固定資産税の確認と注意点

建物を解体する際は、翌年以降の税負担の変化に強い注意が必要です。

建物が建っている土地(住宅用地)には、固定資産税を最大6分の1まで減額する「住宅用地特例」が適用されていますが、解体して更地にするとこの特例から外れてしまいます。その結果、翌年度以降の土地の固定資産税が最大6倍まで跳ね上がる可能性があります。建築物の有無は毎年1月1日時点を基準に判定されるため、解体のタイミングはシミュレーションを行ったうえで慎重に決定しましょう。

解体前に再建築が可能か確認しておく

周辺の道路状況が悪く、接道義務を満たしていない土地の場合は、安易に解体してしまうと「再建築不可物件」となってしまうケースがあります。建物は基本的に、幅4メートル以上の道路に2メートル以上接していなければ新築できないという接道義務があり、この条件を失うと建て替えが認められなくなります。

こうしたリスクを避けるためには、事前に建築可能かどうかを調べ、必要に応じて不動産会社や建築士に相談することが欠かせません。固定資産税のシミュレーションも合わせて行い、総合的に判断してから解体に踏み切ることが望ましいでしょう。

解体費用で困った場合の対応策

解体費用で困った場合の対応策

解体費用は100万円を超える高額なケースも多く、老朽化が進んで緊急に対処したくても「手元の資金が足りずに依頼できない」と悩む方は少なくありません。手元資金だけで賄うのが難しい場合は、金融機関が提供している各種ローンを融資の選択肢として活用することで、無理のない資金計画を立てることが可能です。主な対応策として、以下の3つのローンが挙げられます。

① 解体費用専用ローン(空き家解体ローン)

解体工事に特化した専用の無担保ローンで、地方銀行や信用金庫を中心に広く取り扱われています。融資額は金融機関によって異なりますがおおむね100万~1,000万円程度です。

  • 具体的な金融機関の例: > 北海道銀行の「空き家解体・有効活用ローン」、群馬銀行の「空き家解体ローン」、武蔵野銀行の「むさしの空き家活用ローン」など、地域の空き家対策と連動した商品が多数展開されています。

② 建て替え時の住宅ローンへの組み込み

すでに新築への建て替えを計画しており、将来的に住宅ローンを利用する予定がある場合は、追加融資(または一体型のローン)として解体費用を組み込めるケースがあります。

老朽化した家家を解体して新しい住まいを建てる一連の資金として、低金利の住宅ローンの一部に解体費用を計上して融資を受けられるため、金利負担を最も低く抑えられるメリットがあります。

③ リフォームローンの活用

金融機関によっては、リフォームローンの資金使途として「建物の解体・撤去費用」を認めている商品もあります。①や②のローンに比べて金利はやや高めに設定される傾向がありますが、原則として無担保・スピーディーな審査で利用できる商品が多いため、手軽に資金を調達したい場合の有効な選択肢の一つとして覚えておくと便利です。

まとめ

戸建ての解体費用は、建物の構造や立地、作業環境によって大きく変動します。特に、重機が入りにくい立地やアスベスト除去が必要な場合は、費用が数十万円単位で変わることもあるため注意しましょう。

また、工事に取り掛かる際には、その前に自治体から受け取れる補助金や助成制度がないかを必ず確認しておきましょう。 特に「老朽危険家屋の除却補助金」や「空き家対策事業」など、条件を満たせば数十万円の支援を受けられるケースもあります。

そして、見積もりは必ず複数社から集めて、内容を比較するようにしてください。このひと手間だけでも、数十万円の節約になることもあります。

この記事の監修者

山下 航平 アキサポ 空き家プランナー

宅建士/二級建築士

ハウスメーカーにて戸建住宅の新築やリフォームの営業・施工管理を経験後、アキサポでは不動産の売買や空き家再生事業を担当してきました。
現在は、地方の空き家問題という社会課題の解決に向けて、日々尽力しております。

コラム一覧

空き家のことならなんでも、改装・管理・取引まで
ワンストップでご対応します

空き家の相談窓口資料請求

空き家のことならなんでも、改装・管理・取引まで ワンストップでご対応します

空き家の相談窓口資料請求

関連記事

関連記事