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公開日:2020.08.10 更新日:2023.10.03

空き家活用や解体するための助成金とは?適用条件や注意点について

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空き家を活用したり解体したりすると、自治体から助成金がもらえることをご存知でしょうか。改修に費用がかかる空き家を助成金でリフォームをかければ、うまく活用することも可能です。

ただし、この助成金は誰しもが簡単に使えるわけではありません。空き家助成金を適用させるためには、いくつか条件や注意点があります。

本記事では、空き家活用や解体するための助成金について解説いたします。空き家助成金の適用条件や注意点について知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

空き家に適用される助成金とは?

はじめに、空き家に適用される助成金の内容について詳しくみていきましょう。

空き家助成金がもらえる背景

空き家の助成金とは、国と自治体が連携して行っている空き家対策への支援措置です。この政策が制定された背景には、近年深刻化している空き家問題があります。

国土交通省が集計している「空き家問題の現状と取組みについて」によると、1978年には空き家数が268万戸でしたが、2018年には849万戸と空き家数が倍増。今後は、さらに空き家数が増加する見込みです。

空き家は、周辺環境を悪化させるのみならず、倒壊の危険性や犯罪率の増加など、様々なリスクを発生させます。そこで国は、空き家を減らして地域の活性化や景観の改善、そして防犯性を高めるために、空き家支援事業を制定しました。

下記ページでは、空き家問題について取り上げています。空き家問題の原因と解決策について、より詳しく知りたい人は、ぜひ下記記事を参考にしてください。

うちの家は大丈夫?「空き家問題」で起こりうるリスク、原因、対策を解説

4つの空き家支援事業

国が、空き家支援事業として費用を補助しているのは、以下の4つの事業です。

  • 空き家再生等推進事業
  • 空き家対策総合支援事業
  • 先駆的空き家対策モデル事業
  • 空き家所有者情報提供による空き家利活用推進事業

空き家の活用や除去のみならず、空き家を活用した事業者に対し、事業費用の一部を国が負担しています。

空き家の助成金を使ってできる3つのこと

これらの国の空き家支援事業から、交付される補助金は主に3つ。空き家を除去したり活用したりする場合に、補助金が交付されます。

  • 空き家のリフォームや改修工事
  • 空き家の解体や処分
  • 空き家の取得

これらの補助金は国から自治体を通して、空き家事業を営む事業主に交付されます。補助金の額は、自治体により様々で、最大で100万円ほどの金額になる自治体もあります。

そのため補助金を受け取るためには、自治体管轄内の補助金対象の事業者に依頼することが必要。もし、該当の事業者でない場合には、補助金対象外となる場合もありますので、依頼前に補助金制度が受けられるかどうか、確認してみてください。

自己資金が足りず、空き家の処分に困っていた人は、これらの助成金を上手に利用して、空き家の解体やリフォームなどを検討してみてください。また、助成金を活用して空き家を利用した不動産投資を始めるのも、ひとつの手段です。

空き家の助成金を適用させるときの注意点

これらの助成金を活用すれば、少ない自己資金でも住宅購入や不動産に投資することも可能です。しかし、助成金を受け取るためには、いくつか注意点があります。

自治体によって支援策は異なる

空き家の助成金は、国から自治体への支援事業です。そのため、国が個人に直接交付するわけではありません。そのため、支援内容や金額も自治体によってまちまちです。どのくらいの支援金が受けられるのかは、各自治体に確認してみましょう。

空き家の状況によって適切な活用方法が異なる

空き家に補助金が出るとは言っても、リフォームできないほど老朽化している建物もあります。希望する建物にどの支援策が適しているのかを、きちんと見極めてから活用しましょう。活用方法を知るために、まずは自治体や空き家事業者に相談するのがおすすめです。

空き家を放置すると特定空き家に指定される可能性も

特定空き家とは「倒壊の危険性がある建物」「衛生上有害とされる状態」「適切な管理が行われていない」と判断された空き家です。特定空き家に指定されると、固定資産税の優遇措置が受けられず、税額が増えてしまう可能性もあります。そのため、空き家活用の判断を先送りにしてしまうのは、得策とは言えません。空き家活用するための計画を立てることから始めましょう。

空き家に適用できる補助金とコマワリキッチン事例

では、自治体が交付している補助金にはどんなものがあるのでしょうか。空き家に適用できる補助金と具体的な事例としてコマワリキッチンについてみていきましょう。

空き家に適用できる補助金の例

東京都の助成金をいくつか例にあげてみます。

  • 文京区  空き家の解体費用を最大で200万円補助。解体後は区が無償で10年間利用
  • 台東区  特定空き家の解体費用のうち1/3を区が補助
  • 八王子市  空き家所有者が行う改修工事の費用の1/2を補助

また、地方の助成金についてもみていきましょう。

  • 北海道 特定の事業者を利用した場合に空き家の撤去費用を交付
  • 福島県 被災者が空き家を取得する場合のリフォーム費用を県が補助
  • 熊本県 空き家バンク経由で取得した空き家のリフォーム費用を県が補助

上記の表をみてわかるように、補助金の中には特定の条件が設定されているものがあります。気になる助成金が適用可能かどうか、確認してから申請するようにしましょう。

空き家を活用したコマワリキッチン

空き家の活用例は、様々。リフォームして居住用にすることや、シェアハウスや事業用スペースなど、様々な事業を行うこともできます。
弊社ジェクトワンでは、空き家を活用したェアキッチン「コマワリキッチン」を運用しています。イベントや料理教室の開催を支援するために、キッチンスペースを提供している事業です。利用者には会員登録をしてもらい、施設利用料を受け取ります。

このように、空き家の活用方法は多岐に渡ります。自身にあった空き家活用方法を見つけるために、助成金をご活用ください。

まとめ

空き家のリフォームや解体を支援する助成金を活用すれば、自己資金が少なくても空き家活用に乗り出せます。

空き家の助成金は、自治体によって金額が違っていたり、空き家の状態によって適用可能かどうか異なっていたりなど、個人では判断しにくいものです。できるだけ専門知識を持った業者と協力し、上手な空き家活用方法をみつけていきましょう。

アキサポでは、所有している空き家にどんな補助金が適用可能なのか、よりお得な活用方法があるかなど、空き家のご相談を受け付けております。リフォーム費用はアキサポが全額負担。また空き家を利用して不動産投資を行いたい人のために、建物管理や借主募集も承ります。空き家活用にお悩みの人は、ぜひアキサポをご利用くださいませ。

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