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公開日:2023.12.26 更新日:2024.02.14

春日部市の空き家活用方法を徹底解説!自己資金0円でリノベーションし賃貸収入を得る方法とは?

自己負担
空き家を活用
改修工事から入居者募集、
維持管理まで
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空き家にはさまざまな使い道が存在しているため、「春日部市で適切に空き家を利活用するためにはどうすべきなのか?」とお悩みの方は多いのではないでしょうか?

実際、空き家は立地や周辺ニーズの違いによって相性の良い活用方法は変わりますので、「誰にでも簡単にできる」とはいえません。

そこで今回は、春日部市の空き家事情をはじめとした基礎知識を解説するとともに、リノベーション費用の相場や空き家活用関連の補助金制度、具体的な活用事例など役立つ情報を分かりやすくまとめます。

さらに、自己負担0円で空き家をリノベーションして活用する方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

春日部市の空き家事情

春日部市の街並み

適切な空き家活用方法を見極めるためには、まず現状を把握することが大切です。

そこでまずは具体的なデータを交えながら、春日部市の空き家事情を見ていきましょう。

春日部市の空家率の推移

出典:春日部市空家等対策計画

上記のデータは、1998年~2013年にかけての「春日部市(緑)」「埼玉県(紫)」「全国平均(赤)」それぞれの空き家率の推移をまとめたグラフです。

全国平均の空き家率は右肩上がりに伸びている一方で、春日部市の空き家率は5年ごとに上下動を繰り返しているのが分かります。ただし、2013年時点では全国平均が13.5%、埼玉県全体が10.9%であるのに対し、春日部市の空き家率は10.5%となっており、この数字は全国でも4番目の低さとなっています。

ただし、現状こそ空き家率が低い水準となっているものの、安心できる状況とはいえません。

グラフからも分かるとおり、春日部市の空き家率は上下動を繰り返しているため、空き家率が再び高くなる可能性は十分に考えられます。

実際に、利用目的のない「その他の住宅」は10年間で58.5%増加と、全国より高くなっていることも明らかとなっており、管理不全状態の空き家の増加ペースが速い点が懸念されています。

春日部市で空き家活用する際に抑えておくポイント

春日部市で空き家活用を適切に進めるためには、春日部市内の空き家分布やニーズを把握することが大切です。

そこでまずは以下の「春日部市内における空き家分布図」をご覧ください。

春日部市内における空き家分布図

出典:春日部市空家等対策計画

赤い点が空き家を示すマークですが、エリアごとの空き家数と高齢化や世帯数の増減との間には明確な関係性は見出せませんでした。

一方で、「古い建物が多い地区ほど空き家数が多い」という点は明確な関係性があることも明らかとなっています。

では次に、以下のデータをご覧ください。

空き家等の今後の活用方法
予定なしの理由

出典:春日部市空家等対策計画

こちらは、春日部市の空き家所有者に対し、「空家等を今後どのようにしていきたいのか」を尋ねたアンケート結果(図表30)です。

最も多い回答は「売却」ですが、2番目に多いのは「予定なし(現状のまま)」となっており、売却以外の選択肢よりも利活用の予定がないという所有者のほうが多く存在していることが明らかとなっています。

ちなみに「予定なし(現状のまま)」と回答した方の多くは、図表31でその理由について「売却したいができない」「費用の支出が困難で解体できない」「どうしたらよいか分からない」などと回答していることから、「空き家をどうにかしたい」と感じてはいるものの、解決策が分からず悩んでいる方が多いと読み取れます。

確かに空き家の適切な使い道を見極めるには専門的な知識や経験が求められますから、まずは空き家の利活用に精通した専門家に相談してみるのが安心でしょう。

春日部市で空き家をリノベーションし賃貸物件として活用する方法

家の見取り図と様々な文房具

空き家のリノベーションには費用がかかる

空き家のリノベーションについて、施工箇所別の費用相場を以下の一覧表にまとめました。

居住空間関係

水回り関係

内装・外装関係

その他

出典:部位別リフォーム費用一覧(国土交通省)

ご覧のとおり、リノベーションは施工箇所・施工内容ごとに費用が大幅に変動します。

特に空き家の場合は築年数の経過に伴い、劣化が進んでいる物件が多いことから、複数箇所のリノベーションをまとめて行うケースが多くなります。フルリノベーションともなれば1,000万円を超えることも珍しくありませんから、空き家所有者の方にとっては大きな負担となってしまうでしょう。

自己資金負担0円でリノベーションし活用する方法

空き家のリノベーション費用が高額でなかなか踏み出せない…。

そのような方におすすめしたいのが、空き家所有者様の自己負担0円(※)から始められる「アキサポ」です。

アキサポとは、空き家を借り受け、所有者様の自己負担0円(※)でリノベーション工事後、一定期間転貸するサービスとなっており、少しでも初期費用を抑えて空き家活用をはじめたい方からご好評をいただいています。

アキサポの流れ

活用物件の利用者が見つかった後は、アキサポより空き家所有者様に利用料の一部をお支払いし、契約期間終了後には資産価値が向上した物件がお手元に戻ってきます

アキサポでは、空き家に関して必要なこと、面倒なこと、あらゆるお悩みに応えられる体制を整えていますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。

春日部市で空き家リノベーション活用する場合の具体的なイメージ・事例

ここまでご覧になっている方の中には、「空き家をリノベーションし賃貸物件として活用する方法」について具体的なイメージが湧かないと感じている方もいらっしゃるでしょう。

実際に、空き家活用のスタイルは非常に多彩であるため、具体的なイメージを持つのは難しいのも無理はありません。

そこでここからは、私たちアキサポが手がけた空き家活用事例をいくつかご紹介しますので、参考にしてみてください。

事例1:【神奈川県横須賀市】60年間続いたクリーニング店は横須賀市内初の空き家を活用したシェアキッチンへ再生

シェアキッチンへ再生
建築年月不明
延床面積約81.18㎡
構造木造亜鉛メッキ鉄板板葺2階建
活用事例シェアキッチン

60年にわたり営業を続けてきたクリーニング店を活用した事例です。

活用時には、長年地元住民から親しまれた店舗であったことを踏まえ、「上町」の町おこしとなるコンセプトをご提案。リノベーション時には、既存部分を活かし商店街と調和するよう心がけるとともに、店内への入りやすさを重視しました。

結果的に、1階はシェアキッチン、2階は起業する会社向けの事務所として再生を果たしています。

事例2:【埼玉県所沢市上新井】長年放置されていた空き家は土地を最大限利用した駐車場へ

土地を最大限利用した駐車場へ
建築年月1967年10月
延床面積約50.5㎡
構造木造2階建
活用事例駐車場

約10年間放置された空き家の活用事例です。

所有者様はかねてより、建物内の片付けや敷地内の草木の手入れに手間がかかることに悩まれていました。

そこで現状を踏まえ、土地を最大限有効活用できるような使い道を模索し、駐車場としての活用を行いました。

事例3:【神奈川県厚木市上荻野】無垢材で建築したこだわりの家は大反響の賃貸住宅へ

大反響の賃貸住宅へ
建築年月2004年3月
延床面積約93.56㎡
構造木造2階建
活用事例賃貸住宅

4年間空き家状態となっていた注文住宅の活用事例です。

こちらの物件は「大人の秘密基地」をテーマにボルダリングスペースやシアタールーム、ペット用の屋内シャワースペースなどを所有者が注文住宅として建築した個性的な物件でした。

そこで、無垢材を用いて建築したこだわりの家の魅力を最大限残しながら一部修繕を施し、賃貸物件としての活用を決定。募集開始からわずか2週間で何組ものお申し込みをいただくなど、人気の物件へと生まれ変わりました。

春日部市の政府や自治体による空き家活用関連の補助金制度

空き家はリノベーションやリフォーム、解体など、手をかけることで活用しやすくなる特性を持ちますが、やはり気になるのはコストの問題でしょう。

ですが近年では空き家問題解消を促進するため、各自治体が空き家関連の補助金を用意しています。

補助金をうまく使えば、自己負担を抑えながら空き家の利活用を進められるため、事前にチェックしておくと良いでしょう。

以下に春日部市で用意されている空き家活用関連の補助金情報をいくつかご紹介しますので、参考にしてください。

名称概要対象エリア
空き家リノベーション助成制度空き店舗を含む空き家のリノベーション工事(改修工事や解体後の建替え工事)に係る費用の一部を補助春日部市内
空き家バンク改修支援型補助金空き家を居住するための住宅または店舗として使用するためにリノベーションをする場合に、最大60万円を補助春日部市空き家バンクを利用して取り引きされた空き家
空き家バンク登録外住宅改修支援型補助金空き家を居住するための住宅としてリノベーションする場合に、最大30万円を補助春日部市空き家バンクを利用しないで取り引きされた空き家

春日部市の空き家を活用するその他の方法・手段

様々な提案とグラフ

ここでは、以下7つの空き家活用方法・手段について、概要や特徴を解説します。

1.リノベーションして賃貸物件として活用 
2.建物ごと売却する
3.建物を解体して土地を売却する
4.不動産会社に買取してもらう
5.無料譲渡する
6.自分で住む
7.空き家バンクの利用

それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、相性の良い活用方法の検討に役立ててください。

①リノベーションして賃貸物件として活用

賃貸物件として空き家を活用する方法の大きな特徴は、「継続的に家賃収入を得られる」という点です。

空き家を用いて収入を得る点では「売却」も同じですが、売却で得られる収入は一度限りであるのに対し、賃貸なら利用者がいる限りは毎月収入を得られるため、副業や年金変わりとして中長期的な収入を得たい方にはぴったりです。

また売却とは違い、空き家を手放すことなく収入を得られますから、将来的に「自分が住む」「家族に譲る」「建て替えを行う」など、異なる使い道の可能性を残せるのも魅力的だといえるでしょう。

② 建物ごと売却する

建物に一定の資産価値が見込める状態であり、まとまった現金を得たいのであれば、建物ごと空き家を売却するのもひとつの手です。

不動産仲介の場合、平均で9~12カ月ほどの期間はかかるものの、売り出し価格は売主が自由に決められます。

もちろん適正価格は存在するものの、買い手さえ見つかれば売却は成立しますから、「少しでも高く空き家を売却したい」という方は不動産会社に相談してみると良いでしょう。

③ 建物を解体して土地を売却する

更地は、「新しく建物を建てたい」「土地活用を検討している」買い手にとって、建物付きの物件より好まれる傾向にあります。

理由は至ってシンプルで、建物付きの物件の場合、買い手は購入後に解体した上で建築や土地活用を行う流れとなりますが、元から更地であればその必要がないからです。

もちろん建物ごと売却した方が得になるのか、更地のほうが得になるのかはケースバイケースですので、専門家に相談しながら検討するのが安心です。

④ 不動産会社に買取してもらう

「とにかく早く空き家を売却したい」という方は不動産買取を検討してみると良いでしょう。

じっくり時間をかけて売却する不動産仲介とは異なり、不動産買取では取引相手が不動産会社となるため新たに買い手を探す必要がありません。

そのため、スピーディに空き家を売却しやすいメリットがありますが、買取の相場は仲介の7割程度と割安になるため、「価格」「スピード」「手間」など、何を優先したいかによって相性の良し悪しは変わります。

⑤ 無料譲渡する

賃貸や売却などが難しい空き家の場合、無料譲渡を検討してみるのも良いでしょう。

無料譲渡とは、わかりやすくいえば「無料で空き家を譲り渡す取引」のこと。

もちろん「無料」ですから収入にはなりませんが、第三者に譲り渡すことにより、空き家の維持・管理にかかる手間、税金や維持費などのコストから解放されるメリットはあります。

後述する空き家バンクを利用すれば、「1円」などの格安価格で掲載することにより、無料譲渡に近い形で第三者に譲り渡せる可能性があります。

⑥ 自分で住む

自分で住む方法は、さまざまな空き家の使い道の中でも、最も手軽に始められる選択肢だといえるでしょう。

空き家は放置していると劣化が進み、倒壊や破損などの危険性が高まるだけでなく、犯罪に悪用される(不法投棄、放火、不法侵入など)リスクも高くなってしまいます。

ですが所有者が自分で住む、もしくは利用する状態になれば、前述のリスクは軽減されますので、「まずは空き家を適切に維持・管理したい」という場合に検討してみるのも良いでしょう。

⑦ 空き家バンクの利用

空き家バンクは自治体が運営している非営利のサービスであり、仲介手数料などのコストが発生しないことから「空き家をお得に買いたい・借りたい」と考えている利用希望者から人気を集めています。

春日部市でも空き家バンクが設置されており、随時空き家の登録を募集していますので、気になる方はチェックしてみましょう。

ただし、不動産会社が関わる取引とは異なり、購入・利用希望者とは直接交渉する必要があるため、利用前の段階でトラブル防止策などは立てておくことをおすすめします。

【借りたい方向け】春日部市での空き家の探し方

ここからは、「空き家を借りたい方向け」に春日部市での空き家の探し方をご紹介します。

探し方には複数の方法があり、特徴やメリット・デメリットは異なりますので、あらかじめ概要を把握した上でうまく使い分けましょう。

① 空き家マッチングサービスの利用

自分の希望する条件などを専門家にじっくり相談しながら空き家を探したい方におすすめなのが、「空き家マッチングサービス」です。

空き家所有者、利用希望者ともに、条件などをヒアリングしてからマッチングに取り掛かるため、「より細かい条件で空き家を探したい」とお考えの方には特におすすめです。

ちなみにアキサポなら、空き家に特化した独自のネットワークやノウハウを活かしたご提案が可能なだけでなく、不動産市場に出回っていない物件をご紹介することもできます。

「掘り出し物を探している」

「こだわりの条件で空き家を探したい」

そんな方はアキサポまでまずはお気軽にお問い合わせください。

② 地域の不動産屋を利用する

地域の不動産屋を利用する大きなメリットは、何といっても周辺地域の利便性や風習、治安など、地元ならではのリアルな情報を聞き出せる点です。

物件探しでは、物件そのものだけでなく周辺環境も気になるところですが、不動産ポータルサイトの情報だけではなかなか詳しい部分までは分かりません。

ですがエリアを絞り込めているのであれば、地域の不動産屋でより詳しい情報をヒアリングして物件探しに役立てるのもひとつの手です。

③ 賃貸・不動産のポータルサイトを利用する

SUUMO、HOME’Sといった賃貸・不動産のポータルサイトは、とにかく効率的に物件情報を収集したい場合に便利です。

築年数や間取り、最寄り駅、室内の設備など、元から設定されている条件を選択するだけで該当物件を絞り込んでくれるため、気になるエリアで希望する物件がどの程度存在するのかをチェックできます。

ただし、掲載されている情報は限られていますので、気になるエリアや物件が見つかった場合には「地元の不動産屋を尋ねる」「不動産会社に問い合わせる」などの方法にシフトして物件探しを進めるのがおすすめです。

④ 空き家バンクで探す

前述のとおり、春日部市には空き家バンクが設置されているため、物件探しでも活用できます。

ただし、エリアやタイミングによっては掲載されている物件数が非常に少ないこともあるため、他の方法と併用しながら物件探しを進めるのがおすすめです。

実際に春日部市の空き家バンクでは、延べ成約件数が売買・賃貸共に5件と少数であるため、空き家バンクだけで物件探しを行うのは難しいかもしれません。

春日部市の空き家リノベーション・活用のまとめ

春日部市の空き家率は上下動を繰り返しており、管理不全状態の空き家の増加ペースが高くなっていることから、今後も継続的な空き家の利活用が求められる状況にあります。

ただし、空き家の適切な使い道を見極めるためには専門的なノウハウや経験が必要ですので、自力で進めるのは簡単ではありません。

アキサポなら、空き家活用、売却、建替、解体といった幅広い選択肢の中から、お客様の要望やお悩みを踏まえて柔軟なご提案が可能です。空き家の利活用に悩んだ際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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