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2022.08.30

家の解体費用はいくら?家の解体メリット・デメリットも解説

「自宅の一軒家を解体しようか悩んでいる…」

「解体費用を少しでも安くするためにはどうしたらいいんだろう…」

そのような悩みを抱える方は多いでしょう。

決して安くない金額がかかるので、少しでも安くできるならしたいですよね。

そこで今回の記事では、家の解体をするメリット・デメリットや一軒家の解体費用相場、安く抑える方法などについて解説します。

1.家を解体することのメリット・デメリット

ショベルカーと瓦礫

家を解体することには、状況によってメリットもデメリットもあります。

メリットとデメリットについて、それぞれ3つずつ紹介します。

1-1.解体することの3つのメリット

家を解体することのメリットは、以下の3つです。

1.家の倒壊や防犯リスクがなくなる
2.売却における流通性が高くなる
3.管理・維持コストを削減できる

ひとつずつ見ていきましょう。

1-1-1.① 家の倒壊や防犯リスクがなくなる

家を解体すると、倒壊・防犯リスクがなくなります。

住み続けていれば問題ないですが、人が住んでいない家であれば劣化のスピードは想像以上に早いもの。表面上は見えない基礎の部分や柱や梁などがシロアリに食い荒らされてボロボロになったり、度重なる地震で家にダメージが与えられたりと、倒壊のリスクは上昇していきます。

また、一軒家に日常的に人がいる気配がなければ犯罪者の住処となるリスクや、放火犯に狙われるリスクもあります。

家を解体することでこれらのリスクがなくなるメリットがあります。

1-1-2.② 売却における流通性が高くなる

売却を検討している場合、家を残したまま売却する方法と、家を解体して売却する方法の2種類があります。家がかなり古くなっていたり劣化が激しかったりする場合には、解体してから売却するほうが売れやすいことが多いです。

土地の購入を検討している人は、新築を建てようと考えているケースが多いため、古い家が建っている土地では解体するところからやらなければならないため、購入を敬遠されやすくなります。そのため、解体したほうが売却における流通性が高くなります。

1-1-3.③ 管理・維持コストを削減できる

家を解体すれば、管理・維持コストを削減できます。実家を相続した場合などで、自分が住まなくても維持・管理をしなければならない場合も考えられます。

例えば、遠方であれば通うための交通費や、建物の修繕費、庭の手入れのための費用など、思った以上に費用と労力がかかります。定期的に巡回しにいくだけでも大変でしょう。

これらのコストを削減できるメリットがあります。

1-2.解体することの3つのデメリット

家を解体することの3つのデメリットは以下のとおりです。

1.解体費用がかかる
2.減税措置が受けられなくなる
3.建物ありの方が売れるケースがある

それぞれ見ていきましょう。

1-2-1.① 解体費用がかかる

家を解体するには多額の費用がかかります。構造や規模などにもよりますが、例えば木造住宅では3~5万円/坪が相場となっているため、30坪だと90~150万円はかかるでしょう。そのため、数十万~数百万円はかかると見積もっておかなければなりません。

1-2-2.② 減税措置が受けられなくなる

家を解体すると、固定資産税と都市計画税の減税措置が受けられなくなります

建物がある状態であれば、固定資産税は最大で1/6、都市計画税は最大で1/3まで減額されます。解体して建物がなくなると減税措置が適用されなくなるので、家を解体しない人も多く、空き家が増える原因にもなっています。

1-2-3.③ 建物ありの方が売れるケースがある

建物なしのほうが売れやすいケースもありますが、反対に建物ありのほうが売れるケースもあります。例えば、古民家をリノベーションして住みたい、土地によっては建物を新しく建てられないから最初から建物付きの土地を買いたいなどの需要があります。

解体したほうが売れやすいと予想して解体したとしても逆に売れにくくなってしまう可能性があるデメリットがあります。

1-3.解体のメリット・デメリットは、解体する目的により変わる

解体にはメリット・デメリットが存在し、その捉え方は解体後の更地の目的により変わるため、まずは解体後の目的から定めることが重要です。解体するのであれば、駐車場や定期借地にしたり、新たにマンションやアパートを建設したりとさまざまな活用方法があります。

目的から逆算することで、デメリットをカバーできる可能性が上がるでしょう。

1-3-1.古くなった家や更地の活用はアキサポにお任せください!

空き家を解体したあとの土地活用や、そもそも解体するべきかどうかなど、迷ったらアキサポまでぜひお気軽にご相談ください。

アキサポでは、空き家を解体せず建物をリノベーションする場合、所有者様の費用負担0円でリノベーション可能です。所有者様のご希望やお考えもお聞きしたうえで、どのように活用するかを一緒に検討していきましょう。

アキサポについて

2.家の解体費用の相場

電卓とペンと?

一軒家の空き家の解体費用は、立地や構造などのさまざまな要素によって大きく変わってきます。

解体費用を左右する要素と、解体費用相場について解説します。

2-1.解体費用はなににより変わるのか?

解体費用は建物の立地・構造・規模により変わります。

例えば、建物の立地が悪く解体作業を行うための重機が入っていけずに人力での作業が増える場合は値段が上がります。また、建物の構造が木造なのか鉄骨造なのか、1階建てか2階建てなのかの構造によっても費用が変わります。当然、解体にかかる労力が変わるために規模の大きさによっても費用が変わります。

2-2.解体の費用相場表

一軒家の空き家解体にかかる、構造×規模の費用相場は以下のとおりです。

木造3~5万円/坪
鉄骨造5~7万円/坪
鉄筋コンクリート(RC)造6~8万円/坪

つまり、例えば40坪の一軒家を解体する際にかかる費用は、木造住宅なら120~200万円、鉄骨造なら200~280万円、鉄筋コンクリート(RC)造なら240~320万円程度が相場になります。

また、都道府県別に見る相場は、クラッソーネさんの一戸建て解体費用の坪単価(地域別相場)の地域ごとの相場一覧によると、以下のとおりです。

都道府県家屋解体費用の坪単価相場(木造30坪程度)
北海道、宮城県、秋田県、富山県、石川県愛媛県、高知県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県20,000~30,000円
青森県、岩手県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、新潟県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、福岡県、長崎県、鹿児島県25,000~35,000円
東京都、神奈川県30,000~40,000円

最後に付帯工事別の相場は以下のとおりです。

付帯工事の種類費用
家屋内の残置物撤去8,000~10,000円/約1㎡
ブロック塀解体10,000円/1本
庭木の撤去2,000~3,000円/約1㎡
庭石の撤去10,000円/約1t
倉庫の撤去20,000~30,000円/1個
門・フェンスの撤去20,000円/1組

1-2.解体費用を左右する要素

解体費用を左右する要素は以下のとおりです。

・建物の立地
・建物の構造
・建物の規模
・その他

それぞれ見ていきましょう。

1-2-1.建物の立地

立地が悪ければ建物の解体がしにくくなるため、費用が上がる要因になります。

例えば、立地が悪く、解体用の重機が入っていけない場合には人力で解体する部分が増えることにより労力がかかるために費用がかかります。重機が入れても動きにくかったり、電線が張り巡らされている立地や傾斜地だったりと、解体に不利な立地であればあるほど費用が上乗せされます。

1-2-2.建物の構造

建物が何で造られているかによって解体費用が変わってきます。

例えば、木造なのか、鉄骨造なのか、RC(鉄筋コンクリート)造なのかなどによって、解体のしやすさが変わるため坪単価が変動します。

また、造りだけでなく建物が1階建てなのか2階建てなのかのように、住宅の階数によっても費用が変わります。ちなみに、例えば同じ坪数であれば、意外に感じるかもしれませんが平屋より2階建てのほうが解体費用が安くなる傾向にあります。平屋のほうが費用のかかりやすい基礎部分や屋根の部分が広くなるからです。

1-2-3.建物の規模

建物の規模が大きくなればなるほど当然、解体費用は高くなります。

また、建物の規模が大きく、敷地いっぱいに建っている場合、重機を搬入できずに使用できないことも。そうすると、重機が敷地内に入れないので建物周辺の道路を使って解体することになります。道路の使用許可をとったり、警備員を配置する必要があったりと手間がかかる分費用が高くなる傾向にあります。

また、一部を手作業で解体してスペースを確保した後に、重機を入れて本格的な解体作業をする場合も、すべてを重機で解体する場合に比べると高くなりやすいです。

1-2-4.その他

空き家の中の残置物や庭木の撤去、ブロック塀の解体などの付帯工事があると、追加で費用がかかります。また、有害物質であるアスベストが使用されている場合には、解体時に特別な処理が必要となるため費用が上乗せされます。

3.家の解体費用を安く抑えるポイント

家の模型と電卓、情報誌

一軒家の解体費用は、少しでも安く抑えたいもの。

そこで、解体費用を安く抑えるためのポイントを3つ紹介します。

1.補助金・助成金制度を活用する
2.季節・時期を見極める
3.解体業者の選定を慎重に行う

それぞれ見ていきましょう。

3-1.①補助金・助成金制度を活用する

一軒家の解体にかかる費用は地方自治体で補助金を出しているところがあります。

例えば、一宮市では耐震診断で一定程度の倒壊の恐れがある木造の空き家であるなどの条件を満たした場合に補助される、木造住宅解体工事費補助事業の制度があります。他にも、解体費用の借り入れをした際に、金利の一部を補助してくれる制度などもあります。

家が所在する地方自治体によって用意している補助金制度が異なってくるため、各地方自治体に問い合わせをしてみましょう。

3-2.②季節・時期を見極める

解体作業を行う季節や時期を見極めましょう。

一般的に台風が多い季節や梅雨の時期、暑さが厳しい夏や寒さや雪が降る季節は費用が高くなります。作業のしやすい時期に解体作業を行うことで、作業員に対してかかる労力が少なくなるため費用が安くなる傾向にあります。

また、繁忙期である12月~3月も避けるのが吉です。

「解体をどうしても今すぐに依頼したい!」というわけでなければ、季節や時期を見て依頼するほうが安く済むでしょう。

3-3.③解体業者の選定を慎重に行う

解体業者によっても費用が大きく変動する場合があります。

例えば、解体現場と業者の距離が遠ければ、重機やトラックなどの使用時間も伸びるために費用が高くなりやすいでしょう。できるだけ現場周辺で解体業者を探すと費用を抑えやすいです。

必ず、複数の業者に見積もりをとり、比較してみましょう。

4.家の解体の流れ

解体前の部屋

家を解体するときの一般的な流れは以下のとおりです。

1.建設リサイクル法の届出(床面積の合計が80㎡以上)
2.外構工事
3.足場養生の準備
4.内装・屋根の解体
5.建物の解体
6.建物基礎の解体
7.整地

平成12年5月に制定された建設リサイクル法では、新築工事または解体工事をする場合に特定の状況の場合には、この法律に基づいて届出をする義務があります。そのため、解体工事をする場合、まずは建設リサイクル法の届出をするところから始まります。

工事自体は、まず建物の外側の外構から解体を始めます。

そのあとに重機の搬入や粉塵飛散・騒音発生を防ぐための養生シート準備、足場の準備などを行います。解体の準備が整ったら、内装と屋根の解体へ入っていきます。建物本体を解体し、基礎の部分も解体し終えたら整地をして完了になります。

5.まとめ

瓦礫と重機

一軒家の解体には、解体した後の目的によってメリット・デメリットが発生します。

「もう古いし誰も住まないから解体してしまおう」とするのではなく、今後どのように動いていくのかまで検討しなければなりません。もしかすると、解体しないほうがいいケースもあるかもしれません。

そして、解体費用は建物の構造や業者に依頼する時期など、さまざまな要素によって変わってきます。必ず複数の業者に見積もりを依頼しましょう。

また、解体するか悩んでいたり、なにか活用できないか考えていたりする場合など、今後について悩まれている場合にはぜひ一度アキサポへお気軽にご相談ください。