1. TOP
  2. コラム
  3. 空き家相続コラム
  4. 相続放棄の相談はどこがいい?専門家の選び方と費用・期限を徹底解説

share

公開日:2026.04.22 更新日:2026.04.10

NEW

相続放棄の相談はどこがいい?専門家の選び方と費用・期限を徹底解説

サムネイル
空き家のお悩みはアキサポにまるっとご相談! 空き家のお悩みはアキサポにまるっとご相談!

活用売却など、
最適なプランをご提案

相談無料!さっそく問い合わせる

空き家の相談窓口

まずはサービスについて知りたい

資料請求

相続放棄とは、亡くなった人(被相続人)が残した預貯金や不動産などのプラスの財産と、借金などのマイナスの財産をすべて引き継がないようにする手続きです。

正しく行えば不要な借金を背負わずに済みますが、期限や手順を誤ると後々大きなトラブルになる可能性もあります。

本記事では、相続放棄に関する基礎知識から手続きの流れ、専門家への相談方法や費用、注意点までを幅広く解説。相続放棄を検討している方は、ぜひ参考にして早めの行動につなげてください。

相続放棄とは?相談前に押さえておきたい基礎知識

相続放棄とは、被相続人のプラスの財産だけでなくマイナスの財産(借金等)も含めて一切を受け取らない手続きのことで、相続の開始を知った日から3ヶ月以内(熟慮期間)に申述する必要があります。もし期限内に手続きを行わないと、相続放棄が認められないケースがあるので注意が必要です。

相続放棄は一度受理されると、原則として撤回はできません。プラスの財産にもアクセスできなくなるほか、相続放棄を行っても被相続人の連帯保証人になっていたり、預貯金の解約や不動産の売却を行うなど、財産の一部でも「処分」したりしてしまうと、相続を承認したとみなされる(法定単純承認)ため、相続放棄ができなくなる重大なリスクがあります。後々のトラブルを防ぐためにも、事前に正しい知識を身につけておくようにしましょう。

相続放棄の主な手続き・流れ

相続放棄では、家庭裁判所への申述を期限内に行うことが何より重要。書類に不備があったり、期限を過ぎたりしてしまうと相続放棄が認められなくなるため、しっかりとスケジュール管理をしておく必要があります。

以下、大まかな相続放棄の手続き内容と流れをまとめました。

熟慮期間と必要書類の確認

相続放棄を行う際に最も気をつけたいのが熟慮期間です。相続開始を知った日から3ヶ月という比較的短い期間内に手続きを行わないと、相続放棄はできません。期限を正しく把握するためにも、「被相続人が亡くなったこと」および「自分が相続人になったこと」をいつ知ったのか、正確な日付を確認しておきましょう。

必要書類には、被相続人の戸籍(出生から死亡までの連続した戸籍)、住民票除票または戸籍の附票、申述人の戸籍謄本などがあります。相続人の確定と被相続人の住所確認のために欠かせない書類なので、早めに準備を開始しましょう。

相続放棄申述書の作成と家庭裁判所への提出

家庭裁判所のHPなどから相続放棄申述書をダウンロードし、必要事項を記入します。ここで間違いがあると再提出を求められたり、最悪の場合放棄が認められない可能性もあるため細心の注意を払いましょう。

提出先は被相続人の最終住所地を管轄する家庭裁判所になります。郵送提出も可能ですが、不明点が多い場合は窓口に直接持参して確認してもらうと安心です。

照会書への対応と申述受理通知書の受領

家庭裁判所に書類を提出した後、必要に応じて照会書が送られてくることがあります。指定された期日までに回答を返送しないと、手続きが進まない場合もあるため、見落としには要注意。照会書への回答を適切に行い、無事に相続放棄が認められると、申述受理通知書が送付されます。これによって相続放棄の効力が正式に発生し、借金などの負債返済義務から解放されます。

相続放棄の相談前に確認したい「3ヶ月」の期限と注意点

相続放棄を行うにあたって確認しておきたい3つのポイントをまとめました。事前にチェックして、スムーズに手続きを済ませましょう。

他の相続人とコミュニケーションを取っておく

相続放棄の意思を伝えずに手続きを進めてしまうと、他の相続人が混乱し、後々トラブルに発展することがあります。相続放棄は自分一人で完結する手続きではありますが、周囲との連携も欠かせません。特に相続人が複数いる場合は、情報を共有し、手続きの進捗を適宜知らせて相互理解を得ておくことが大切です。

相続財産を一覧に整理しておく

被相続人の銀行口座や有価証券、不動産、負債などについて、できるだけ正確に把握しておくようにしましょう。適切に相続財産を整理しておかないと、後から財産が発見されて対応が難しくなることも。一覧表にまとめておくと、専門家に相談する際もスムーズに状況を説明でき、最適なアドバイスを得やすくなります。

熟慮期間の伸長手続きが必要かどうか

財産の調査に時間がかかる場合や、複数の相続人とのやり取りが難航して3ヶ月以内に結論を出すのが困難な場合には、家庭裁判所へ熟慮期間の伸長手続きを行うことができます。

ただし、伸長が認められるには正当な理由が必要であり、必ず通るわけではありません。期限を過ぎると相続放棄が不可能になるリスクがあるため、早めに専門家などに相談するようにしましょう。

相続放棄を検討する際の注意点とデメリット

相続放棄にはメリットだけでなく、リスクやデメリットも存在します。以下3つのポイントをチェックして、慎重に判断するようにしましょう。

一度認められると取り消せない

相続放棄は家庭裁判所に受理されると、最終的な判断として取り消すことができません。後ほど多額の資産が見つかっても放棄した状態のままになるため、慎重な判断が必要です。

財産管理責任が残るケースへの注意

相続放棄が受理されても、次の相続人が管理を始められるまでは、その財産を保存する義務(保存責任)が残る場合も。特に空き家などは、相続財産清算人の選任が必要になるケースもあります。管理責任を怠ると、予想外のトラブルに発展する可能性があるので注意しましょう。

限定承認との違い:借金だけ相続放棄できるか?

相続財産の範囲内で債務を弁済する制度として「限定承認」があります。成立すれば、借金が超過する分を返済する義務を負うことなく、プラスの財産を得ることができますが、手続きは相続放棄以上に複雑です。家庭裁判所への手続きや共同相続人全員の同意が必要になるものの、熟慮期間は同じ3ヶ月なので、迅速な対応が求められます。

相続放棄の相談先一覧:弁護士・司法書士・行政・その他窓口

相続放棄の手続きをスムーズに進めるためには、早めに各窓口へ相談することもポイント。借金問題が複雑な場合は弁護士へ、書類作成が中心の場合は司法書士へといったように、相談先ごとに費用や得意領域が異なるため、自身の状況に合わせて最適な窓口を選ぶようにしましょう。

弁護士に相談:借金トラブルや親族間の紛争がある場合

弁護士は、相続人間の交渉や裁判手続きなどにも対応できるため、借金に関する問題が大きい場合や、他の相続人との主張の食い違いが想定されるときなど、複雑なトラブルが起きている場合に頼りになります。代理権を持っているので、手続きのほか交渉事も幅広くサポート可能です。

ただし、費用がやや高い傾向があるため、予算と必要なサポート範囲を事前に確認しておきましょう。

司法書士に相談:裁判所提出書類の作成や、戸籍収集の代行を依頼したい場合

相続放棄の申述書作成や不動産の名義変更など、書類中心の業務を得意としているのが司法書士です。代理権が制限されている分、弁護士に比べ費用が比較的安価なことが多いため、手続きが複雑でない場合には選択肢としておすすめです。

法テラス:経済的に厳しい方のための無料相談や費用立替制度

法テラスとは、収入が少ない人にも法的支援を提供する独立行政法人のこと。相談は無料または低額で行えることが多く、弁護士事務所を紹介してもらうことも可能です。費用の立替制度もあり、支払いに不安を抱える人にとって頼りになるでしょう。

利用条件や期日の制限がある場合があるので、まずはサイトや電話で問い合わせて、利用できるかどうか確認しておくと安心です。

市役所・区役所:地域の無料法律相談を活用

定期的に自治体が開催している無料の法律相談に参加するのも方法のひとつ。弁護士や司法書士が相談員として参加し、相続放棄などの問題についてアドバイスを受けることができます。

開催日時や予約方法は自治体によって異なるため、事前に公式サイトや市役所・区役所の窓口で情報を収集しましょう。比較的相談枠が限られることが多いので、早めの予約がおすすめです。

相続放棄手続きを専門家に依頼するメリット

相続放棄手続きは自力で行うこともできますが、専門家に依頼するケースも少なくありません。例えば弁護士の場合は5~10万、司法書士は3~5万程度かかりますが、手続きのミスや書類不備を防ぎやすくなるため、大幅な時間と手間の軽減につながります。

特に裁判所とのやりとりや紛争対応が発生するなど、複雑なケースの場合は専門家に依頼したほうがスムーズでしょう。

相続放棄を専門家に依頼する際に知っておきたいポイント

相続放棄の相談先は弁護士、司法書士などさまざまですが、それぞれ得意分野や対応領域が異なります。また、費用体系や報酬規定も事務所ごとに大きく異なるため、複数の事務所に相談してから決めるのも一つの方法です。

自分の相続放棄の目的や想定されるトラブルの有無などを整理し、どの専門家が最適かを考えたうえで依頼するようにしましょう。

弁護士・司法書士・税理士の得意分野をチェック

相続放棄は基本的に裁判所での手続きとなるため、弁護士や司法書士がメインの相談相手になりますが、相続税の申告が伴う場合は税理士の力が必要になる場合もあります。

例えば、裁判上の争いが起きそうなケースは弁護士、複雑ではないが書類作成を頼みたいなら司法書士、税金問題がかかわる場合は税理士に相談するといった具合です。自分の相続の全体像を踏まえ、どのプロに相談すべきか判断するようにしましょう。

無料相談か有料相談かを事前に確認する

初回相談を無料で実施している事務所もあれば、有料でしっかりとヒアリングやアドバイスを行う事務所もあります。費用の有無によって相談の深さや時間が変わる場合があるため、事前に問い合わせておくとよいでしょう。

また、最終的に着手金や成功報酬といった費用が発生するかどうかも確認し、トータルの費用感とサポート内容が自分のニーズに合っているかも見極めておくことがポイントです。

相続放棄の相談事例:借金・空き家・共同相続人トラブル

相続放棄を選択する背景には、多額の借金や空き家管理、共同相続人との利害対立などさまざまな事情があります。実際に起きやすいケースを押さえ、手続き上の注意点や専門家に相談するタイミングを前もって理解しておけば、スムーズな相続放棄が実現しやすくなります。

多額の借金が判明したケース

被相続人が生前に多額の借金を抱えていた場合、残された相続人はその負債を相続するリスクがあります。借金の存在を知らずに期限を過ぎたあとでは放棄ができなくなるため、早急な調査と相談が欠かせません。

銀行や貸金業者の書類などを確認し、借金の規模を把握した上で専門家に相談すると、リミット内できちんと放棄手続きを行うことが可能となります。

空き家の管理コストを負担できないケース

相続対象となる不動産が空き家の場合、固定資産税や維持管理費などのコストが問題になります。後々になって空き家が老朽化し、近隣トラブルに発展する恐れもあるため、所有権を持たないことがメリットとなるケースも。特に遠方に住んでいて管理が難しい場合には、相続放棄を検討するケースも多く見られます。

共同相続人から放棄を要請されたケース

相続人同士で遺産分割をフェアに行うために、特定の相続人に放棄を求めるケースがあります。家庭内の事情や経済状況によっては、放棄がかえって円滑に問題を解決する可能性もありますが、慎重な判断が必要です。

共同相続人間の合意が取れない場合は、遺産分割協議そのものが紛糾する恐れがあるため、早めに専門家を交えて話し合いましょう。

まとめ:相続放棄の相談は早めの行動がリスク回避のカギ

相続放棄の可否は早期の判断がポイントとなり、後悔を防ぐために迅速な対応が重要です。

相続放棄は、借金などの負債を回避するうえで有効な手段ですが、同時にプラスの財産も放棄する点や、手続きミスをすると認められないリスクがある点には要注意。スムーズに進めるためには、まず専門家や自治体の無料相談を活用し、正確な知識を得るところから始めましょう。

また、熟慮期間の3ヶ月はあっという間に過ぎてしまいます。相続放棄を検討する方は、早めに情報整理を行い、家族や専門家と相談しながら、リスクを回避するための手続きを着実に進めていくことが大切です。

この記事の監修者

白崎 達也 アキサポ 空き家プランナー

一級建築士

中古住宅や使われなくなった建物の再活用に、20年以上携わってきました。
空き家には、建物や不動産の問題だけでなく、心の整理が難しいことも多くあります。あなたが前向きな一歩を踏み出せるよう、心を込めてサポートいたします。

コラム一覧

空き家のことならなんでも、改装・管理・取引まで
ワンストップでご対応します

空き家の相談窓口資料請求

空き家のことならなんでも、改装・管理・取引まで ワンストップでご対応します

空き家の相談窓口資料請求

関連記事

関連記事