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公開日:2026.05.16 更新日:2026.04.27

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訳あり物件は売却できる?買取業者を活用して高額売却を目指すための完全ガイド

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訳あり物件を売却したくても、物件の事情を思うと「普通の物件のようには進まないのでは」と不安になると思います。訳あり物件は通常の物件と同じ意識で売ろうとすると、売却までに時間がかかりやすいほか、満足の行く条件を引き出しにくい傾向にあります。

その一方で、物件の事情に合った売り方を選び、告知義務や契約条件を整理したうえで進めれば、訳あり物件でも売却そのものは十分に可能です。

そこで本記事では、訳あり物件の基本的な種類と売れにくい理由を整理したうえで、専門の買取業者を活用するメリット・デメリット、高額査定につなげるためのポイント、業者比較で見ておきたい視点、売却前によくある疑問まで分かりやすく解説します。

売却前に知っておくべき「訳あり物件」の定義|4つの瑕疵と相場への影響

訳あり物件とは、建物の状態や権利関係、周辺環境、過去の経緯などに何らかの事情があり、一般的な物件よりも売買しにくい傾向がある物件のことです。相場より安く売りに出されることもありますが、その背景には買主が不安を感じやすい要素や、利用・処分のしにくさがあるケースが少なくありません。

訳あり物件に含まれるものの一つが、いわゆる契約不適合物件です。契約不適合(旧:瑕疵)物件とは、その物件の安全性や快適性、利用のしやすさに影響する問題を抱えた物件を指し、売却時や購入後のトラブルにつながることがあります。

瑕疵は以下の4種類に分けられます。

・心理的瑕疵
・物理的瑕疵
・環境的瑕疵
・法的瑕疵

心理的瑕疵の具体例:事故物件が抱える問題点

心理的瑕疵とは、建物そのものに壊れている箇所がなくても、そこで起きた出来事によって買主や借主が心理的な抵抗を感じやすくなる状態を指します。代表例として挙げられるのが、他殺や自殺、孤独死などがあった、いわゆる事故物件です。

特に売却で問題になりやすいのは、建物の状態よりも「怖くて住みたくない」と思われやすいことです。内装を直せば解決する話ではないため、一般の買主から敬遠されやすく、相場より安くしないと売れにくいケースが多いです。加えて、内容によっては重要事項説明および契約上の説明義務として告知が必要になるため、事情を伏せたまま売ることもできません。

物理的瑕疵の具体例:老朽化や耐震性の不安など

物理的瑕疵とは、建物や土地そのものに不具合や欠陥がある状態です。たとえば、雨漏り、シロアリ被害、建物の傾き、給排水管の劣化、地盤沈下、耐震性への不安などが代表例にあたります。

このタイプの訳あり物件は、見た目だけでは状態を判断しにくいのが厄介なところです。表面上はきれいでも、床下や屋根裏、基礎部分に問題を抱えていることがあり、購入後に多額の修繕費がかかるおそれがあります。そのため、買主は価格以上に「あとでいくらかかるのか」を気にしやすく、売却時には査定が下がったり、住宅ローン審査で不利になったりする場合があります。

環境的瑕疵の具体例:周辺環境・騒音問題や悪臭

環境的瑕疵とは、建物自体ではなく、周辺環境に原因がある問題です。たとえば、近隣の工場や幹線道路による騒音や振動、ゴミ屋敷や畜舎などからの悪臭、近隣トラブル、反社会的勢力の出入りが疑われる地域などが該当します。

環境的瑕疵の扱いが難しい点は、物件を改善するだけでは解決しにくいことです。建物を修繕しても、周辺の状況が変わらなければ住み心地は改善しません。立地条件そのものがマイナス評価になってしまうと、長期的に問題が残る恐れがあります。

法的瑕疵の具体例:再建築不可・借地・底地・共有名義

法的瑕疵とは、法律や権利関係の制限によって、自由に使ったり売ったりしにくい状態を指します。代表例は、再建築不可物件、借地権付き建物、底地、共有名義の不動産などです。

たとえば再建築不可物件は、今ある建物を壊すと原則として新しい建物を建てられないため、活用の幅が大きく狭まりますし、借地や底地は、土地と建物の権利が分かれているぶん、売却時の調整が複雑になりやすいのが難点です。また、共有名義の物件も、自分だけの判断では売れず、共有者との合意形成が必要になるため、話が進みにくくなります。

訳あり物件専門の買取業者とは?普通の不動産業者と何が違う?

訳あり物件専門の買取業者とは、一般の市場では売りにくい事情を抱えた物件の買取に特化した不動産業者のことです。通常の仲介では買主が見つかりにくい物件でも、リスクや対応方法を前提に査定し、直接買い取ってくれます。

一般的な不動産会社の多くは「仲介」が中心で、売主と買主の間に入って取引を成立させる形になります。そのため、再建築不可や共有名義、事故歴のある物件などは、買主が見つかるまで時間がかかったり、売却自体が難しくなったりするケースもあります。

一方、訳あり物件専門の買取業者は、自社で物件を直接買い取る前提で査定を行います。買取後にリフォームや権利整理、再販売などを行うノウハウを持っているため、通常の仲介では扱いにくい物件でも取引が成立しやすいです。

訳あり物件専門の買取業者を利用するメリット・デメリット

訳あり物件専門の買取業者を使う強みは、売りにくい事情がある物件でも話を進めやすいことです。一般の仲介では買主探しに時間がかかったり、内見までは進んでも契約直前で止まったりしやすい物件でも、専門業者なら瑕疵や権利関係を織り込んだうえで判断してもらえます。

では、具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。

メリット1:豊富なノウハウで瑕疵や権利関係をスムーズに処理

訳あり物件専門の買取業者は、事故物件や再建築不可物件、共有持分、借地・底地、老朽化した空き家など、一般の買主が敬遠しやすい不動産を日常的に扱っています。そのため、売却のボトルネックの特定や、問題解決までの道筋を整理する作業などに慣れています。

たとえば共有持分の売却においては、自己の持分のみであれば単独で処分可能ですが、共有物全体の売却には全員の同意(民法251条)が必要です。権利関係をどう確認すべきかが論点になりますし、再建築不可物件なら、接道状況や建て替えの可否、将来の活用方法などが大切になってきます。こうした点を最初から踏まえて進めてもらえるため、売主自身が一から問題点を整理する負担を減らしやすいです。

メリット2:士業や専門家との連携で安心して売却できる

訳あり物件の対応には専門士業との連携が欠かせません。相続登記が未了なら司法書士、税金の確認が必要なら税理士、共有者との調整や法的な論点が強い場合は弁護士など、状況に応じた専門家を頼る必要があります。

訳あり物件専門の買取業者は、こうした専門家と連携していることが多く、必要に応じて窓口をつないでもらいやすいです。そのため、何から手を付ければよいか分からないケースでも動き出しやすくなります。特に、相続した空き家や権利関係が複雑な物件では、連携の恩恵を感じやすいでしょう。

デメリット:買取価格は市場価格の7割〜8割程度が目安となる

訳あり物件を買い取ってもらうデメリットは、一般的な仲介売却より価格が低くなりやすいことです。これは、業者側が修繕費や撤去費、権利調整の手間、再販売までの期間、売れ残るリスクなどを織り込んで価格設定をする必要があるためです。

特に、雨漏りやシロアリ被害がある物件、事故歴がある物件、再建築不可や共有持分のように買い手が限られる物件は、業者側のリスクが大きいため査定額も抑えられやすくなります。

訳あり物件を高額査定につなげるためのポイント

訳あり物件は、もともとの事情が査定に影響しやすいため、相場どおりに高く売るのは簡単ではありません。ただし、安くなりやすい理由を事前に整理し、買主や業者が不安に感じる点を減らしておくと、査定額の下振れを抑えやすくなります。

そこでここでは、訳あり物件をなるべく高く売るために、特に重要なポイントを3つ見ていきましょう。

契約不適合責任は免責特約になっているか

契約不適合責任とは、引き渡した物件が契約内容と異なっていた場合に、売主が買主に対して法的責任を負う制度です。

たとえば、雨漏りやシロアリ被害などが契約時に説明されておらず、引き渡し後に発覚した場合、買主から補修費用の負担や損害賠償を求められる可能性があります。

訳あり物件の買取では、契約不適合責任を免責として契約するケースが多く見られます。ただし、業者買取だからといって必ず一律で免責になるとは限らず、契約条件や物件の状況によって扱いが異なることもあります。

そのため、買取だから安心と考えて契約内容を見落とさず、契約書で免責の有無と範囲を確認しておくことが大切です。ここが曖昧だと、売却後の請求やトラブルにつながるおそれがあります。

リフォームや清掃は費用対効果を考えて行う

物件を高く売るためにリフォームや清掃を行うのはよくあることですが、必ずしもリフォームが有利とは限りません。これは買取業者が、自社で修繕や再販の計画を立てる前提で査定することが多く、先に費用をかけた分が査定額に上乗せされるとは限らないからです。

一方で、清掃や残置物の整理は、比較的効果が出やすい対応です。ゴミや家財が大量に残ったままだと、建物の状態確認がしにくくなり、業者は撤去費を大きめに見積もりがちです。最低限の片付けや通風、簡単な清掃をしておくだけでも、印象だけでなく査定のしやすさが変わります。

複数の買取業者を比較する

訳あり物件の査定額は、一般的な住宅以上に業者ごとの差が出やすい傾向があります。そのため、1社だけで決めてしまうと、本来より低い価格で売ってしまう可能性があります。

これは、どの瑕疵をどれくらいリスクと見るか、買い取ったあとにどう活用するかが業者によって大きく異なるからです。同じ物件でも、再販ルートを持つ業者と賃貸活用が得意な業者では、評価の仕方が変わり、査定額も変わってきます。

訳あり物件の買取業者選び|査定額以外に比較すべき3要素

訳あり物件の買取業者は、査定額の高さだけで決めてはいけません。契約条件や引き渡し後の対応を確認しないと、思わぬ負担が増えることもあるため、実績や対応力まで含めて見ておきましょう。

ここでは、買取業者を比較する際にチェックしておきたいポイントを3つ紹介します。

実績・得意分野・対応エリア

訳あり物件の買取業者は、それぞれ得意分野が異なります。事故物件に強い会社もあれば、再建築不可や共有持分、借地・底地、老朽化した空き家など、法的・物理的に難しい案件を得意とする会社もあります。

たとえば、共有名義や相続未登記の物件なら、権利関係の整理に慣れている会社のほうが話が進みやすくなりますし、再建築不可物件なら、接道や活用方法を踏まえて評価できる会社でないと、必要以上に安く見積もられることもあります。

あわせて、対応エリアの確認も欠かせません。全国対応と書かれていても、実際には都市部中心で、地方や郊外の案件は外部提携に回しているケースもあります。現地確認の速さや査定の精度にも関わるため、必ずチェックしておきましょう。

接客態度・口コミ・行政処分歴

対応が雑だったり、契約内容の説明が不十分だったりすると、あとで思わぬトラブルにつながる恐れがあります。そのため、接客の態度や説明の真摯さなどもチェックしましょう。特に、メリット・デメリットの両方を伝えてくれるかは見ておきたいところです。

また、口コミを参考にする際には「高く売れたか」だけでなく、「連絡が早かったか」「説明が分かりやすかったか」「契約後に話が変わらなかったか」といった点まで確認しておきましょう。

さらに、行政処分歴の有無も見ておきたいところです。宅地建物取引業者として問題を起こしていないことは、不動産会社として最低限の信頼性を判断する材料になります。公式サイトの情報に加えて、免許番号や運営年数などもあわせて確認すると、実態をつかみやすくなります。

専門家との連携体制

司法書士や弁護士、税理士などの専門家とのサポート体制も比較したいポイントです。日頃から連携している業者であれば、問題が見つかったときも次に何をすればよいかが明確になりやすく、手続きを止めずに進めやすいです。

具体的には、どの士業と連携しているのか、どの場面でサポートを受けられるのかまで確認しておきましょう。訳あり物件は途中で論点が増えやすいので、査定額だけでなく、売却完了まで伴走できる体制があるかも重要な比較材料になります。

訳あり物件の売却でよくある質問

訳あり物件の売却では、価格だけでなく、告知義務や費用、査定の進め方で迷う人が少なくありません。特に事故物件や権利関係が複雑な物件は、「どこまで伝える必要があるのか」「費用はどこでかかるのか」が分かりにくく、不安が残りやすいところです。

ここでは、売却前に確認しておきたい代表的な疑問を2つ紹介します。

Q. 事故物件の告知義務はいつまで必要?

心理的瑕疵を抱える告知義務を負う期間は、国土交通省「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」が参考になります。このガイドラインでは、人の死に関する事案のうち、他殺や自殺、特殊清掃が行われた自然死、日常生活の中での不慮の死などについて、原則として告知が必要になると示されています。

告知の責任を負う期間は賃貸借契約と売買契約で考え方が異なります。賃貸借契約では、事案発生からおおむね3年間は、相手方の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる場合に告知が必要です。

一方、売買契約では一律の期間制限はなく、経過年数にかかわらず、買主の判断に重要な影響を及ぼす事情であれば告知が必要になります。

そのため「何年たったから告知しなくてよい」と単純に判断するのは危険です。事故物件を売却する際は、事案の内容や経過、取引形態を踏まえたうえで、不動産会社や弁護士にも確認しながら慎重に進めることが大切です。

Q. 買取業者を利用すると仲介手数料は発生しない?

仲介手数料が発生するのは、売主と買主の間に入って売買を成立させる「仲介」の仕組みを使うときです。買取業者が物件を直接買い取る場合は、その会社自身が買主になるため、通常、仲介手数料はかかりません。

まとめ|訳あり物件でもスムーズかつ納得できる売却を目指そう

訳あり物件の売却活動の第一歩は、どの瑕疵がネックになっていて、どの売却方法なら整理しやすいかを見極めることです。問題点の内容ごとに、向いている買主も査定の考え方も変わってきます。

また、複数の業者を比べるときは、価格だけでなく、説明の分かりやすさや実績、契約条件まで含めて見ていきましょう。事情のある物件ほど、無理に一般物件と同じ売り方に当てはめるより、状況に合う相手と進めたほうが、結果としてスムーズで納得感のある売却につながりやすくなります。

この記事の監修者

山下 航平 アキサポ 空き家プランナー

宅建士/二級建築士

ハウスメーカーにて戸建住宅の新築やリフォームの営業・施工管理を経験後、アキサポでは不動産の売買や空き家再生事業を担当してきました。
現在は、地方の空き家問題という社会課題の解決に向けて、日々尽力しております。

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