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公開日:2026.07.18 更新日:2026.06.29

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【不動産投資の比較】おすすめ手法・物件・会社の見極め方を徹底解説! 

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不動産投資を比較する際に、最初に目につくのが商品や物件ごとの利回りだと思います。特に「高利回り」という見出しを見かけると、自分でも稼げるのではないかと期待してしまいますよね。

しかし、利回りの高さだけで商品や物件を選ぶのは大変危険です。その裏には、空室リスクや修繕費、管理費、売却のしやすさなどの具体的な課題が隠れており、ここを検討しないと思ったように利益が出ない恐れがあります。

そこでこの記事では、不動産投資を比較するときに持っておきたい考え方や、主な投資手法、物件選び、不動産投資会社の見極め方などを解説します。

不動産投資を比較する前に!最初に決めるべき3つの目的・方針

不動産投資商品を具体的に見ていく前に、まずは不動産投資で大切なポイントを覚えておきましょう。必ず明確にしておきたいことは以下の3点です。

不動産投資の成功を左右する「3軸」の決定
01
目的:インカムかキャピタルか
家賃収入による「月々のCF」か、売却益による「資産形成」か、優先順位を確定します。
02
投資期間:短期か長期か
NISAと併用した5〜10年の中期運用か、老後資金に向けた20年超の長期運用かを設定。
03
許容度:ワーストシナリオの想定
空室率20%や家賃下落時でも、自己資金を崩さずローン返済が可能かを見極めます。

これらが明確になっていないと、具体的な物件のイメージがまとまらずに、自分に合わない物件や投資手法を選んでしまう可能性があります。

たとえば、毎月の家賃収入を重視するのであれば、賃貸需要が安定していて、空室期間を抑えやすいエリアや物件を選ぶ必要がありますし、売却益を重視するのであれば、将来的に価格が下がりにくい立地や、再開発・人口動向などから資産価値の維持が期待できる物件が候補になります。

また、短期で利益を出したいなら、購入価格と売却価格の差を見込める物件や、リフォームによって価値を高めやすい物件が向いており、長く保有して家賃収入を得たいのなら、入居需要が安定していて、収支が崩れにくい物件を選ぶことが大切です。このように、目的や投資期間によって、適している物件の特徴は変わってきます。

また、リスク許容度は、購入後の収支が想定どおりに進まなかった場合に備えるうえで重要な項目です。空室が数か月続いた場合や、突発的な修繕費が発生した場合でも返済を続けられるかを考えておかないと、利回りの数字だけでは判断できない負担が生じることがあります。 

不動産投資の主な手法を比較(現物・REIT・クラウドファンディング)

次に不動産投資の主な手法として、現物不動産、REIT、不動産クラウドファンディングの3種類を紹介します。

それぞれ必要な資金や運用の手間、リスクの種類が異なるため「どれが一番儲かるか」だけで比べると、自分に合わない投資方法を選んでしまう可能性があります。

それぞれの主な特徴は以下のとおりです。

投資手法特徴向いている人
現物不動産実際に物件を購入して家賃収入や売却益を狙う長期的に資産形成したい人
REIT上場している不動産投資信託を購入する少額から不動産投資を始めたい人
不動産クラウドファンディング特定の不動産事業に少額出資する物件管理の手間を抑えて投資したい人

では、それぞれの詳しい特徴を見ていきましょう。

現物不動産(区分マンション・一棟アパート・戸建て・空き家活用)

現物不動産は、区分マンションや一棟アパート、戸建てなどの物件のことです。これらを購入して、家賃収入や将来の売却益を狙います。

現物不動産の大きな強みは、現物の「土地」という資産が残る点に加え、銀行からの融資(レバレッジ効果)を活用できる点にあります。また、購入時の登録免許税や不動産取得税、保有中の固定資産税といったコストはかかりますが、相続時の財産評価額を圧縮できるため、古くから相続税対策として活用されてきました。(※2024年施行の時価乖離是正に加え、2026年度税制改正により「取得から5年以内の貸付用不動産」の評価額は原則として時価(取得価格の80%相当)で算定される「5年ルール」が導入されています。短期間での相続対策効果は大幅に制限されている点に留意してください)

近年では「空き家活用」が注目されています。ただし、2026年現在は空家対策特別措置法に基づき、管理不全と判定された空き家は「住宅用地特例」から除外され、固定資産税が最大6倍に増税されるリスクがあります。収益化は、こうした法令遵守(コンプライアンス)とセットで検討することが不可欠です。アキサポでは、使われていない空き家を自己資金を抑えてリノベーションし、収益化するサポートを行っています。不動産投資の選択肢として、お気軽にご相談ください。

空き家活用の相談はこちらまで

REIT(不動産投資信託)

REITは、投資家から集めた資金でオフィスビルや商業施設、マンションなどを運用し、そこから得られた賃料収入や売却益を分配する投資信託です。複数の不動産に間接的に投資する仕組みなので、現物不動産のように、自分で物件を購入する必要はありません。

REITの大きな強みは、少額から不動産投資を始めやすく、上場している銘柄であれば売買もしやすい点にあります。物件の管理や入居者対応を自分で行う必要がないため、運用の手間を抑えながら不動産に投資できます。

ただし、株式と同じように価格が変動するため、金利や景気の影響を受けて元本割れする可能性もあります。

不動産クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングとは、主に「不動産特定共同事業法(不特法)」に基づき、インターネット上で投資家から資金を集め、不動産事業に投資する仕組みです。案件ごとに投資対象や運用期間、想定利回りが設定されており、自分の予算や投資期間に合わせて投資先を選びやすくなっています。

不動産クラウドファンディングの大きな強みは、現物不動産を購入するよりも少ない資金で始めやすく、物件管理の手間もかからない点にあります。案件ごとに運用期間が示されているため、資金を預ける期間をイメージしやすいのも特徴です。

ただし、運用期間中は途中解約が難しいケースがある点や、想定利回りが保証されているわけではない点には注意が必要です。物件の内容だけでなく、運営会社の実績に加え、2026年施行の改正不動産特定共同事業法施行規則に基づき、義務化された「利回り計算式の詳細根拠」や「売却予想価格の算定基準」が適正に開示されているかを確認してください。

投資物件を比較する際のポイント

投資物件を比較するときは、利回りの数字だけでなく、需要・空室リスク・修繕費・将来の売却しやすさといった不確定要素もチェックしましょう。

特に確認しておきたいポイントは、以下のとおりです。

比較ポイント確認する内容
表面利回りと実質利回り家賃収入だけでなく、管理費・修繕費・税金などを差し引いた収支を見る
都市部・地方の需要と空室リスク立地や人口動向、周辺施設を確認し、継続的な入居需要があるかを見る
新築・中古の収支と修繕リスク購入価格だけでなく、将来の修繕費や設備交換の負担まで確認する
出口戦略将来売却しやすい物件か、買い手がつきやすい条件かを確認する

では、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

表面利回りと実質利回り

最初に見るべきは表面利回りと実質利回りです。表面利回りは、物件価格に対して年間の家賃収入がどれくらいあるかを示す数字で、実質利回りは、家賃収入から管理費や修繕費、固定資産税などの支出を差し引いた数字です。

物件情報に掲載されている利回りは、表面利回りの場合が多いです。そのため、収益性が高そうに見えても、管理に必要な諸費用を差し引くと、思ったより利益が少なくなることがあります。

都市部・地方の需要と空室リスク

都市部と地方では、物件価格や利回り、賃貸需要、空室リスクの傾向が大きく異なります。

都市部は物件価格が高いものの、人口流入が続いており入居が安定しやすいのが強みです。対して地方物件は、賃貸需要こそ都市部に劣るものの、物件価格が安いため「高利回り」を狙いやすいという特徴があります。

新築・中古の収支と修繕リスク

新築と中古では、購入後の収支と修繕リスクが異なります。

新築は入居者が付きやすい強みがありますが、購入価格が高くなりやすいため、利回りは低くなりやすいです。一方で中古物件は物件価格が安くなりやすいですが、入居者付けの部分で不安が残ります。

どちらも一長一短で、新築は購入価格に対して十分な家賃収入を得られるか、中古は将来の修繕費を含めても収支が合うかを確認することが大切です。

出口戦略

出口戦略とは、購入した物件を将来どのように売却するかを考えることです。不動産投資では、保有中の家賃収入だけでなく、売却時の利益も含めて最終的な利益を考える必要があります。

たとえば、築年数が進んだ物件でも、入居需要が残っていれば収益物件として売却できる可能性がありますし、一方で、空室が多い、管理状態が悪い、周辺の需要が弱いといった物件は、次の買い手は見つかりにくいかもしれません。

失敗しないための不動産投資会社の比較・選び方ポイント

不動産投資会社は、物件の紹介だけでなく、融資や契約、賃貸管理、購入後の運用相談など、事業全体に関わる存在です。そのため、契約条件や管理体制、購入後のサポートなども見比べておきましょう。

ここでは、特に見ておきたい以下のポイントを紹介します。

  • 会社の実績・財務・上場の有無
  • 物件の品質と情報開示
  • 賃貸管理の範囲と手数料
  • 購入後のアフターフォロー
  • 契約条件
  • 初期費用と自己資金
  • 家賃保証の有無と条件

会社の実績・財務・上場の有無

不動産投資会社を比較する際は、販売戸数や管理戸数、運営年数などの実績を確認しましょう。これまでどのような物件を扱ってきたかを見ることで、その会社の得意分野を判断しやすくなります。

また、財務状況や上場の有無も確認したい項目です。上場企業は情報開示が多く比較しやすい一方で、非上場企業でも実績や運営体制が明確であれば候補になります。

物件の品質と情報開示(価格根拠・レントロール)

物件を比較するときは、価格の根拠やレントロールなどの情報が開示されているかを確認しましょう。特にレントロールは、各部屋の賃料や入居状況、契約期間などを確認できる資料なので、想定利回りが現実的か判断する材料になります。

ここで周辺相場より高い家賃で計算されていたり、空室があるのに満室想定の利回りだけが示されていたりすると、購入後の収支が想定より下がる可能性があります

賃貸管理の範囲(募集・更新・原状回復)と手数料

賃貸管理の範囲は、購入後の手間や収支に関わる重要な項目です。入居者募集、契約更新、家賃回収、原状回復、トラブル対応など、どこまで任せられるのかを確認しておきましょう。

あわせて、管理手数料や広告料、原状回復費用なども見ておく必要があります。管理範囲が広くても費用が高ければ利益が減るため、サービス内容と手数料をセットで比較することが大切です。

購入後のアフターフォローと担当者の質

不動産投資は購入後も空室対応や修繕、収支の見直しなどの判断が続きます。そのため、収支の相談、管理状況の報告、修繕や売却の相談といったアフターフォローも重要になってきます。

さらに担当者の質も判断材料になります。質問に対して数字や資料をもとに答えてくれるか、メリットだけでなくリスクも説明してくれるか、連絡や報告がスムーズかなどを見ておきましょう。

契約条件(ローン、違約金、オプション費用など)

契約条件は一度締結すると簡単に変更できないため、ローンの内容や違約金、オプション費用などを事前に確認しましょう。物件価格や利回りだけを見ていると、契約後に必要な費用や制限を見落としてしまうことがあります。

特に、提携ローンの金利や借入期間、繰り上げ返済の条件、途中解約時の違約金、追加サービスの費用は確認しておきたい項目です。

初期費用(頭金・諸費用)と自己資金の目安

不動産投資では、物件価格以外にも頭金や登記費用、ローン関連費用、仲介手数料などがかかるため、購入時には必要な自己資金を事前に確認しておきましょう。初期費用の見込みが甘いと、購入後に手元資金が不足し、空室や修繕の対応が難しくなる恐れがあります。

自己資金を抑えた提案は魅力的に見えますが、投資では購入後の余力も大切です。見積書では、物件価格だけでなく、諸費用の内訳やローン実行時に必要な費用、購入後に残しておくべき資金まで確認し、無理のない資金計画になっているかを見ておきましょう。

家賃保証(サブリース)の有無と条件

家賃保証やサブリースがある場合は、保証される家賃の金額だけでなく、契約条件まで確認しましょう。家賃保証は空室時でも一定の家賃収入を得られる魅力的な仕組みですが、保証家賃がずっと同じ金額で続くとは限りません。

特に注意すべきは、最高裁判例により、サブリース契約であっても借地借家法第32条(借賃増減請求権)が適用される点です。これにより、管理会社(借主)側からの家賃減額請求をオーナー側が完全に拒否することは法的に困難です。

また、サブリース新法(賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律)により、業者側の誇大広告や不当勧誘は厳しく規制され、重要事項説明が義務付けられていますが、「保証される家賃の見直し周期」や「オーナー側から解約する際の正当事由(解約の難しさ)」は、契約前に必ず徹底比較・確認してください。

注意が必要な不動産投資会社を見分けるための比較ポイント

最後に注意すべき会社の特徴も見ておきましょう。利回りや節税効果などの魅力的な言葉だけで判断すると、契約後に収支が合わなかったり、想定外の費用が発生したりする可能性があります。

特に、以下のような特徴がある会社には注意が必要です。

  • 高利回りを過度に強調する
    空室リスクや修繕費、管理費を含めず、満室前提の利回りだけを示している場合は注意が必要です。
  • 契約を急がせる・営業が強引
    「今だけ」「今日決めないと損をする」など、十分に比較する時間を与えない会社は慎重に判断しましょう。
  • 会社の経営状態に不安がある
    購入後の管理やサポートを任せる場合は、会社概要や実績、管理戸数、財務状況なども確認しておく必要があります。
  • 行政処分歴・訴訟・口コミに気になる点がある
    行政庁の公表情報や口コミを確認し、契約内容や営業方法に関するトラブルがないかを見ておきましょう。

不動産投資の比較に関するよくある質問

Q1:2026年からの「5年ルール」導入で、不動産投資の相続税対策は無意味になりますか?
無意味ではありませんが、戦術の変更が必要です。5年以内の相続は時価評価となりますが、5年を超えて保有すれば従来通りの評価圧縮(路線価ベース)が期待できます。短期の「駆け込み対策」ではなく、10年以上の長期保有を前提とした計画が必須となっています。
Q2:管理不全空家への増税が心配です。活用サービスを使うメリットは?
最大のメリットは「勧告リスクの回避」と「固定資産税の優遇維持」です。適切な改修と賃貸運用により、特定空家や管理不全空家への指定を防ぎ、更地評価の最大6倍にもなる増税を回避しながら収益化が図れます。
Q3:不動産クラウドファンディングの利回りは信頼できますか?
2026年の法改正により、事業者は利回りの計算根拠を開示する義務があります。提示された利回りが「確実性の高い賃料収入」か「不確定な売却益」か、開示された計算式で内訳を比較することが重要です。

まとめ|不動産投資の比較は「手法・物件・会社」の3軸で総合的に判断しよう

不動産投資で失敗を減らすには、利回りの数字だけで判断せず、手法・物件・会社をセットで比較することが大切です。同じ利回りに見える投資でも、運用の手間や空室リスク、修繕費、契約条件によって、購入後の収支は大きく変わります。

まずは、自分の投資目的や投資期間、リスク許容度を整理し、そのうえで現物不動産、REIT、不動産クラウドファンディングなどの手法を比較しましょう。さらに、物件を見る際は表面利回りだけでなく、実質利回りや賃貸需要、将来の売却しやすさまで確認しておく必要があります。

不動産投資会社を選ぶときも、紹介される物件だけで判断するのではなく、情報開示の姿勢や管理体制、契約条件、購入後のサポートまで見比べることが重要です。少しでも不安な点がある場合は、その場で契約せず、資料を持ち帰って複数社を比較してから判断しましょう。

この記事の監修者

白崎 達也 アキサポ 空き家プランナー

一級建築士

中古住宅や使われなくなった建物の再活用に、20年以上携わってきました。
空き家には、建物や不動産の問題だけでなく、心の整理が難しいことも多くあります。あなたが前向きな一歩を踏み出せるよう、心を込めてサポートいたします。

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