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2021.12.09

今話題の住宅サブスクリプションとは?おすすめサービスを5つ紹介

「住宅サブスクリプションサービス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?日本各地にある対象施設に月額で好きなだけ泊まれる定額サービスのことで、アドレスホッパーやノマドワーカーといった新しい働き方の加速と共に注目されています。

しかし、まだ新しいサービスのため、仕組みや利用方法などに疑問を持っている方も多いはず。安全面も気になりますよね。

そこでこの記事では、住宅サブスクリプションの基本やサービスごとの違いを解説。合わせておすすめサービスを5つ紹介します。

住宅サブスクリプションサービスの仕組みを解説

部屋内観

そもそもサブスクリプションサービスとは、月額や年額といった定額制のサービスを指す言葉で、近年、映像・音楽・飲食・レンタルなど、多様なジャンルでサービスが展開されています。

そして、住宅サブスクリプションサービスは、その名のとおり「住宅系の定額制サービス」のこと。定額料金を支払うことで、サービス元と提携している住宅やアパート、宿泊施設などを利用できるようになります(住宅やアパートなどは入居審査有り)。

「ホテルやウィークリーマンションと何が違うの?」と疑問を持つ方もいると思いますので、その辺も合わせて解説していきましょう。

住宅サブスクリプションサービスの仕組み

住宅サブスクリプションサービスの仕組みを簡単に説明すると、サービス提供元が多数の提携施設を用意しており、定額料金を支払うことでそれらの施設を利用できる権利を得るという構図です。利用する流れはサービスによって若干異なりますが、大まかに下記のようになっています。

1.サービスの利用申し込みをする(審査がある場合も有り)
2.初期費用やサブスクリプション代金の支払い
3.提携施設の利用申し込み
4.利用に関する契約の締結
5.提携施設を利用

利用できる施設や契約方法・契約期間などはサービスごとに異なります。利用できる主な施設には、一戸建て、アパート、マンション、ホテル・旅館などの宿泊施設、シェアハウスなどがあります。

ホテルやウィークリーマンションとの違い

住宅サブスクリプションサービスでは、ホテルやアパート・マンションも利用可能ですが、個別に使う場合と何が違うのでしょう?それぞれの契約形態を見比べてみましょう。

・ホテル・旅館などの宿泊施設
 1泊あたりの料金を支払い「宿泊契約」を結んで宿泊する(旅館業法)
・ウィークリーマンション
 自由に期間を定めることができる「定期借家契約」を結ぶ。
 契約期間は自動的に更新されない。
 入居には本人確認書類や印鑑、定期建物賃貸契約書の取り交わしが必要。
・住宅サブスクリプションサービス
 ◦アパート・マンションの場合
 共同賃貸借契約や個別契約などを結ぶ。
 サービス申込み時のみ契約が必要な場合と、
 それぞれの施設利用時に契約が必要なパターンがあり、
 施設利用申し込みはネットで完結するケースもある。

 ◦ホテル・旅館など宿泊施設の場合
 サービス提供元にサブスクリプションサービス代金を支払い、
 サービスの範囲でホテル・旅館などを利用する。

住居として住民票登録が可能なサービスも

住宅サブスクリプションサービスの中には、提携施設を住民票の住所として登録可能なものもあります

住宅サブスクリプションサービスの住居を長期的に使いたい場合にはありがたいポイントです。

ちなみに、住民票は必ずしも移す必要があるわけではありません、例えば、実家に住民票を置いて提携施設を短期間ずつ利用する場合や、すでに家がありセカンドハウスとして利用する場合などには、住民票を移動する必要はありません。

住宅サブスクリプションサービスの違いや特徴

ポイント

住宅サブスクリプションサービスはサービスごとに特徴や得意分野がかなり違います。例えば、都市部のアパートに特化したサービスや、施設数は少なくても個性的な一戸建てを用意しているサービスなどがあり、サービスごとに住みわけがされています。

自分に合ったサービスを見つけるには、比較のポイントを知ることが大切。ここでは、住宅サブスクリプションサービスの比較ポイントを5つ紹介します。

対応エリアと施設数

利用施設のあるエリアと施設数はサービスごとにかなりの差があります。

例えば、シェアハウス・シェアドアパートメントを扱うXROSS HOUSE(クロスハウス)は、東京の物件に特化しており、都内に400以上の利用施設を有していますし、空き家や別荘をリノベーションして提供しているADDress(アドレス)は、一軒家をメインに47都道府県に200以上の利用施設を用意しています。

利用施設がどこにどれくらいあるのかは、活動エリアに直結するポイントのため、必ずチェックしましょう

利用できる施設の種類

一戸建てやアパートなど、利用できる施設の種類は、サービスのコンセプトと強く結びついているポイントです。施設の種類は生活スタイルに関係するため、そのサービスがどんな住み方を提供してくれるのかは確認しておきましょう。

利用できる主な施設と特徴は下記のとおりです。

・一戸建て・アパート・マンション
 全国の提携住宅に住むことができる。
 利用期間は1日単位や1カ月未満の短期的なものから、1カ月単位の長期的なものまで。
 利用料金は月額制で、長期利用の場合は退居時に費用が発生する場合も。
・ホテル・旅館などの宿泊施設
 全国の提携宿泊施設に泊まることができる。
 月あたりに宿泊できる日数が決まっており、その範囲内で好きな施設に宿泊する。
 チケットやトークン制の場合も。
・シェアハウス
 全国の提携シェアハウスに住むことができる。
 シェアハウスのタイプは個室・セミプライベート・ドミトリー(相部屋)などがある。

施設の利用日数に関するルール

ほとんどのサービスでも、好きな施設に好きなだけ住み続けられるわけではありません。同じ施設に連泊できる上限が決まっていたり、月あたりの利用可能日数が決まっていたり、サービスごとに細かくルールが定められています。

最低契約期間

サービスを契約した後に、必ず契約を続けなくてはいけない期間のことです。ほとんどのサービスで、契約後最低1カ月は契約を継続する必要があり、施設の長期利用を見込んだサービスの場合はそれより長くなることがあります。

光熱水費やインターネット代の取り扱い

一戸建てやアパート・マンションなどを取り扱うサブスクリプションサービスの場合、光熱水費やインターネット代だけ個別契約になるケースがあります

ほとんどのサービスでは利用料金に含まれていますが、利用形態が通常の賃貸に近いサービスだと個別契約になることがあるようです。

住宅サブスクリプションサービス5選

清潔感のある部屋

ここからは、おすすめの住宅サブスクリプションサービスを5つ紹介します。

サービスの特徴に加えて、先ほど解説した5つの比較ポイントについても見比べながら解説していきます。

ADDress(アドレス)

ADDress(アドレス)は、全国47都道府県に一戸建てを中心に200以上の施設を有しています。都市部ではなく、自然や歴史豊かな地域を中心に展開しており、それぞれの家には「家守(やもり)」と呼ばれる、生活や地域交流などのサポートスタッフが付いています。

単純に住む場所を変えるだけでなく、その地域での生活や人々との交流を楽しみたい方におすすめのサービスです。

・利用料金:44,000円 / 月
・対応エリア・施設数:47都道府県、200施設以上(2021年11月時点)
・施設の種類:一戸建て中心
・利用日数に関するルール:同時予約日数上限14日、
 同じ個室の連続予約は7日まで(予定が空いていれば最大14日まで追加可能)
・最低契約期間:90日
・光熱水費・インターネット代:利用料金に含む

unito(ユニット)

unito(ユニット)は、提携施設ごとに設定されている月額料金を支払って利用するタイプのサービスです。通常の賃貸と似ていますが、最短契約期間は1カ月からで、敷金・礼金は0円、退去時も10日前までにスマホで申請すれば完結します。

対応エリアは全国の都市部が中心で、施設の種類はアパートやホテル、ホステル、コワーキングスペースなど。さまざまな目的に合わせた施設選びが可能です。

また、unitoならではの特徴として、施設を利用しなかった日の分だけ当月の料金が下がる「リレント」という機能があります

・利用料金:施設によって異なる
・対応エリア・施設数:全国250以上(2021年11月時点)
・施設の種類:アパート、ホテル、ホステル、コワーキングスペースなど
・利用日数に関するルール:一月単位の契約が基本
・最低契約期間:1カ月
・光熱水費・インターネット代:利用料金に含む

XROSS HOUSE(クロスハウス)

XROSS HOUSE(クロスハウス)は、東京都内のシェアハウスに特化したサービスです。部屋タイプはアパート、個室、セミプライベート、ドミトリー(相部屋)の4種類があり、個室とアパートは施設ごとに料金が異なります。

都内特化型ということで、山手線沿線にも多数物件があります。しかも、通常の賃貸契約の相場よりも安価で利用できるため、都心にリーズナブルな価格で住みたい方におすすめです。

・利用料金:ドミトリー 29,800円、セミプライベート 39,800円、個室 30,000円~、アパート 69,000円~
・対応エリア・施設数:東京都心を中心に440以上(2021年11月時点)
・施設の種類:シェアハウス、アパートなど
・利用日数に関するルール:施設によって異なる
・最低契約期間:施設によって異なる
・光熱水費・インターネット代:施設によって異なる

HafH(ハフ)

HafH(ハフ)は、日本だけでなく世界各地にも提携施設を持つ「旅のサブスクリプションサービス」です。利用できるのはホテルや旅館で、中には誰もが憧れる高級ホテルも含まれています。

複数の料金プランがあり、プランごとに月あたりの宿泊可能回数が異なります。宿泊するには、毎月付与されるHafHコインというトークンが必要で、施設ごとに決められたコインを消費することでも宿泊が可能となります。なお、当月に使わなかったコインは翌月以降に繰り越されます。

・利用料金:2,980~82,000円 / 月
・対応エリア・施設数:国内外700以上(2021年11月時点)
・施設の種類:ホテル・旅館・ゲストハウス・ホステルなど
・利用日数に関するルール:プランによって宿泊可能回数が異なる
・最低契約期間:1カ月(休止プランに切り替えると翌月から反映)
・光熱水費・インターネット代:利用料金に含む

Hostel Life(ホステルライフ)

全国にあるホステルを対象としたサブスクリプションサービスです。施設数は約40と少なめですが、1カ所に長期間滞在したり、住民票を置いたりすることも可能です。

また、契約者本人に加え、同伴者1名も同時利用可能なプランもあるため、ホステルを本格的な拠点として利用することもできます。

・利用料金:9,000~99,000円 / 月
・対応エリア・施設数:全国 38施設(2021年11月時点)
・施設の種類:ホステル
・利用日数に関するルール:プランによって異なる
・最低契約期間:1カ月
・光熱水費・インターネット代:利用料金に含む

可能性の広がる住宅サブスクリプションサービス

働く場所の制限が急速取り払われている昨今、住宅サブスクリプションサービスはその受け皿として、企業や自治体からも注目されています。いくつか例を紹介します。

・カーシェアサービス「Anyca」×住宅サブスク「TsugiTsugi」
 株式会社DeNA SOMPO Mobilityの個人間カーシェアサービス「Anyca(エニカ)」と、
 東急株式会社が提供する定額制回遊型住み替えサービス「TsugiTsugi(ツギツギ)」が提携。
 TsugiTsugiの利用者が、Anycaのカーシェアリング優待サービスを利用可能に。
・Heimatの起業家シェアハウス×住宅サブスク「クロスハウス」
 起業家シェアハウスを展開するHeimat株式会社と、
 住宅サブスクリプションサービス「クロスハウス」がタイアップ。
・自治体が手掛けるワーケーションネットワーク
 奈良県の奥大和地方にある19の市町村がワーケーションポータルサイト「奥大和ワーケーション」を運営。
 和歌山県白浜町が、ワーケーション専用サイト「和歌山ワーケーションサイト」を運営。

住宅サブスクリプションサービスは、サービスごとにターゲットや施設の種別が異なるため、幅広い住宅需要を内包しています。効果面から見ても、空き物件や宿泊施設の空き部屋を解消するだけでなく、宿泊した地域に愛着を持ってもらう効果も期待できます。

とはいえ、住宅サブスクリプションサービスは新しいサービスのため、既存の法規制と摩擦が起こっている部分もあります。例えば、宿泊施設に関する法律である「旅館業法」が例として挙げられます。ただ、ワーケーションやリモートワークが一般化した社会背景からも、いずれは解消していく問題だと考えられます。

住宅サブスクリプションサービスは空き家の活用先にも期待できる

住宅サブスクリプションサービスは、利用者にさまざまなメリットがあるだけでなく、住宅需要の掘り起こしや地域活性化などにも効果が期待できる、さまざまな可能性を秘めたサービスです。

そして、その可能性は増え続ける空き家問題の解決法としても期待されており、実際に空き家を提供したケースも多数出てきています。

ただ、住宅サブスクリプションサービスを空き家の解決法として考えている場合は、サービスに関する法規制に要注意。法律上の取り扱いを地元自治体に確認したうえで始めましょう。

もっと分かりやすい空き家活用を希望する場合は、弊社の0円で始められる空き家マッチングサービス「アキサポ」はいかがでしょうか。既存の法制度の中でそれぞれの空き家に最適なプランを提案するため、安心して利活用ができます。

ますます空き家が増えていくなか、住宅サブスクリプションサービスや「アキサポ」のようなサービスは社会的意義を強めていくと考えられます。

空き家の利活用を検討する際は、弊社の「アキサポ」も解決法のひとつとして気軽にご相談いただければと思います。

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