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2022.02.01

空き家が駐車場に大変身。押さえておくべき活用方法を徹底解説

相続した空き家に住まないのであれば、売却をしたり賃貸に出したり、維持管理をしながら所有し続けたりなど、さまざまな選択肢があります。

選択肢のひとつに、空き家を解体をして更地にし、駐車場として活用する方法もあります。

駐車場にすれば収入にも繋がります。

そこで今回は、空き家を駐車場として活用するメリットや魅力、どんなところに気をつけたらよいのかなどの注意点と成功の秘訣について解説します。

1.空き家を駐車場として活用するメリットや魅力

雪の残る駐車場

空き家を解体して駐車場として活用するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

主に以下の3つになります。

・初期費用が少なく済む
・維持管理費が少ない
・売却や転用がしやすい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1-1.初期費用が少なく済む

1つ目のメリットとして挙げられるのは、初期費用が比較的安く済むことです。

空き家の活用方法には駐車場にする以外にも、

・建物を立て直して賃貸に出す
・太陽光発電の設備を設置する
・トランクルームにする
・コインランドリーにする

など、さまざまな方法があります。

上記のいずれも新しく建設をしなければならないため、多額の費用がかかります。

たとえば、太陽光発電。

地面に太陽光パネルを設置するタイプの「野立て太陽光発電」が土地活用の手段のひとつとして人気を集めています。発電量の目安として10kw〜50kwが一般的です。

空き家を解体したうえで、設置工事を行います。工事費は設置枚数や発電設備によって大きく変動しますが、太陽光パネル代は10kw~の場合、1枚10万円〜30万円程度かかります。それに加えて工事費が数百万〜数千万円かかってきます。

駐車場にするのであれば解体費用のみで済みます。

1-2.維持管理費が少ない

建物を建設して貸し出す場合には、設備の修理費用、入居者の入れ替え時の修繕費用、火災保険料などさまざまな維持費がかかります。もちろんその分、家賃収入を得られるという利点はあります。

その一方で、駐車場は建物がないぶん維持管理費は少なく済みます。

固定資産税などの税金以外の負担は、駐車場の土地に生えてくる雑草の駆除と清掃くらいです。それも、アスファルトにしてしまえば雑草も生えてこないため、清掃だけで済みます。費用に加えて管理の手間もそれほどかかりませんが、定期的な巡回は必要でしょう。

1-3.売却や転用がしやすい

駐車場にすると、いざ「売却したい」「違う活用の仕方がしたい」と考えたときに動きやすいという利点があります。

建物を建ててしまうと、用途を変えるために中をリフォームやリノベーションして改造しなければなりません。

しかし駐車場であれば、土地の上に建つものは建物に比べて最小限なので、売却にも転用にも動きやすいです。

2.空き家を駐車場として活用する注意点

駐車される多くの車

空き家を駐車場として活用する際には注意するべき点もあります。

・土地の固定資産税負担は増える
・ニーズを考える必要がある

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

2-1.土地の固定資産税負担は増える

空き家を解体し更地にすることで、土地の固定資産税と、都市計画区域のうち市街化区域内に住所があれば、都市計画税の負担も大きく増えます。

日本では国民が安心して住むことができるように、住宅が建つ土地の固定資産税に軽減措置が適用されています

固定資産税は小規模住宅用地(200㎡まで)であれば6分の1、一般住宅用地(200㎡を超える部分)であれば3分の1に軽減されています。

都市計画税は、小規模用住宅用地が3分の1、一般住宅用地が3分の2に軽減されています。

駐車場はこれらの軽減措置対象外のため空き家を解体して更地にすると税金の支払い負担が増えることを覚えておかなくてはなりません。

更地にしたまま所有し続けるとなると、今まで支払っていた税額よりもっと大きい負担が家計を圧迫することになるので、何かしら売却するなり活用するなりの手段をとりたいところです。

2-2.ニーズを考える必要がある

そもそも、その土地を駐車場にしたとしても車を停める人がいなければ意味がありません。

つまり、需要があるのかどうかを考える必要があります。

周囲に何も建物や商業施設、駅などがなかったり、車を停めて移動手段を変える必要がなさそうだったりしたら注意が必要です。

まれに周辺には何もないけど、ドームやスタジアムなどがあって、そこに車を停めたらドームやスタジアムなどまで歩いて行ける…などということもあるため、周辺情報を集めてニーズの有無を把握したほうがよいでしょう。

3.成功の秘訣

ナンバリングされた駐車場

空き家を解体し、駐車場として活用する際の成功の秘訣とは何なのでしょうか。

詳しく見ていきましょう。

3-1.月極駐車場orコインパーキング

駐車場と一口に言っても月極の駐車場とコインパーキングの2種類があり、それぞれ向いている土地や立地などがあります。向き不向きを正確にとらえて活用することで、その効果を最大限に発揮しやすくなります。

月極駐車場に向いている土地は、

・駐車場がないアパートやマンションなどが多い住宅地
・1人1台車がなければ生活が不便な土地にある住宅地

など。

砂利を敷いたり、アスファルトの塗装をしたりさえすればその他の大きな設備投資が不要なケースが多いです。

毎月決まった金額が一定で入ってくることにメリットがあります。

ただ、大きく収入に変動がないので大きく儲けることが難しいのが特徴です。

コインパーキングに向いている土地は、

・駅や商業建物の近くにある土地
・オフィス街

など。

比較的、街の中心地で車を置いて電車で移動することが多かったり、駐車場がない飲食店が多かったりする場所でおすすめです。

どうしてもコインパーキングにするための初期投資が必要ですが、高い収益性が見込めるので、立地的に人が入りそうであれば検討してみましょう。

3-2.駐車場経営に向く土地かどうか

月極駐車場か、コインパーキングか。

そのどちらかを選ぶ前の段階で、そもそも駐車場にしようと考えている土地の形を考える必要があります。

たとえば形があまりにいびつで、車を停めるためのスペースを1台1台考えたときにぴったり合わず、すきまが多すぎてしまう…などとなると、収益性が低くなってしまいます。

また、長方形の駐車場と、いびつな形の駐車場、どちらが停めやすいかを考えるとやはり長方形の駐車場ですよね。

近くにもう1つ駐車場があって、価格が同じであれば停めやすいほうを選びたくなります。

お客様の心理的に「駐車しにくそう…」と思うと、避けたくなるのは当然ですよね。

4.まとめ

公園

空き家の解体後の活用方法のひとつとして、駐車場にするのは収益を見込める点でもおすすめです。

ただ、駐車場の種類や立地、ニーズの有無など、しっかりと検討しなければなかなか収入に繋げられず、高い税金を支払わなければならなくなってしまいます。

建物を解体してしまうと元には戻らなくなってしまいますので、そのことも含めて検討してみてください。

駐車場以外の活用方法でも、解体せずに建物をリノベーションし、借りたい人へ向けて貸し出す方法もあります。

アキサポでは、リノベーション費用を全額負担し、借り手と貸し手をマッチングして繋ぐサービスを展開しております。過去の事例では、駐車場やバイクガレージにした物件もあります。

空き家の活用でお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。