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公開日:2026.04.02 更新日:2026.03.24

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空き家管理代行おすすめ6選を比較!費用相場やサービス内容、失敗しない選び方

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空き家が遠方にある人にとって、空き家管理代行サービスは心強い存在ですが、会社によって違いはあるのでしょうか?じつは、会社ごとに独自の特色を出しているケースは多く、自分が重視する部分によって選ぶべき会社は変わってきます。

そこでこの記事では、空き家管理代行サービスの基本を振り返ったうえで、主要な6つのサービスを比較していきます。

【放置は危険】空き家管理代行サービスが必要な理由と4つのリスク

そもそも、空き家管理代行サービスが必要になるのは、空き家が「放置期間に比例して一気に悪化しやすい」という特徴を持っているためです。住んでいれば雨漏りやカビの兆候に気づけますが、空き家は発見が遅れやすく、修繕が大きくなりがちです。

一方で、月1回でも人が入っていれば、換気・通水・目視点検を通じて劣化やトラブルの芽を早めにキャッチできます。これを行っているかいないかで、空き家の状態は大きく変わってきます。

主な放置リスクには以下のようなものがあります。

  • 建物の急速な劣化・倒壊リスク:換気・通水が止まることで湿気がこもり、カビやシロアリ、木部腐食が進行しやすい。雨漏りや台風後の破損に気づけず、落下・倒壊などの事故につながることもある
  • 近隣トラブル・環境悪化:庭木の越境や雑草の繁茂、害虫・害獣の発生でクレームになりやすい。不法投棄のターゲットになり、撤去費用が発生するケースもある
  • 治安悪化・犯罪の温床:郵便物の滞留や窓の破損などの「不在サイン」があると、不法侵入やいたずら、放火などの対象になりやすい
  • 損害賠償・金銭的リスク:民法第717条の「工作物責任」により、建物の管理不備で第三者に損害を与えた場合、所有者は無過失責任(過失がなくても賠償義務を負う)を問われる極めて重いリスクがあります。管理不全が続くと「特定空き家」や「管理不全空家等」に指定され、固定資産税の優遇が外れて税負担が増えるケースもある

空き家管理代行サービスの内容と費用相場

空き家管理代行の中身は、大きく分けると「点検・報告」と「軽微な維持管理作業」の2つに分けられます。費用は月額制が多く、月1~2回の巡回と軽微な維持管理作業で5,000〜15,000円前後程度が相場となります。

主なサービス内容として以下のような項目があります。

  • 外観・敷地の目視点検:外壁のひび、屋根・雨樋の外れ、窓の破損、雑草の繁茂、不法投棄の有無など
  • 室内の換気:全室の窓開け、通気、カビ臭の確認
  • 通水・排水確認:キッチン・洗面・浴室・トイレの通水、排水トラップの臭気対策、水漏れの有無確認
  • 簡易清掃:玄関・室内の軽い掃き掃除、蜘蛛の巣除去など
  • ポスト整理・郵便物対応:チラシ処分、重要郵便の転送
  • 写真付き報告書:チェック結果、気になる点、推奨対応

なお、管理代行は修理まで含むことは少なく、補修や剪定、害獣対策などは別途見積もりになるケースが一般的です。ここを勘違いすると「思ったより高い」と感じやすいので、契約前に切り分けておきましょう。

空き家管理代行の費用はマンションと一戸建てでどう違う?

マンションと一戸建てでは、広さの都合から、一戸建ての方が高くなるのが一般的です。また、一戸建ての庭や付帯施設まで依頼すると追加料金がかかり、さらに差が出やすくなります。

マンションと一戸建ての費用の特徴は以下のとおりです。

  • マンション:共用部の維持管理は管理組合・管理会社の範囲になりやすく、専有部分の換気・通水・簡易清掃が中心。庭木や外壁の目視点検が不要な分、比較的シンプルなプランになりやすい
  • 一戸建て:室内に加えて、庭・外周・ポスト周り・雑草・不法投棄といった、近隣に影響が出るポイントが多く、チェック項目も増えやすい。台風後の目視確認など、臨時対応が必要になる場面もあり、結果として費用が上振れしやすい

さらに一戸建ては、エリアによって追加コストがかかることもあります。たとえば、積雪地の雪かき、寒冷地の凍結対策、山間部の害獣対策などが挙げられます。

空き家管理代行サービスのメリット・デメリット

空き家管理代行サービスの主なメリットは、直接空き家を訪れなくても家の状態が把握できることと、問題が大きくなる前に手が打てることの2点です。特に遠方に住んでいる人にとっては、空き家管理でハードルになりがちな「足を運ぶ手間」を省けるので、大きなメリットが得られるでしょう。

具体的には、以下のような効果が期待できます。

  1. 劣化の早期確認:換気・通水・目視点検を定期的に行うことで、雨漏りやカビ、外回りの破損などを早期に把握しやすくなる
  2. 近隣トラブルの防止:雑草の繁茂、庭木の越境、郵便物の滞留など、クレームになりやすいポイントを把握・対応できる
  3. 作業記録の取得:写真付き報告や作業記録を定期的に提出してもらえる。状況把握だけでなく、活用や売却といったアクションを起こす際の資料にもなる

一方のデメリットは毎月5千~1万5,000円程度の費用が発生することです。ただ、空き家まで行く交通費や時間、作業の手間などを考えると、結果的に安く済むこともあるので、一概にデメリットとは言い切れません。

もうひとつ注意点として、業者選びを間違えると「依頼していても不安が残る」状態になるリスクがあります。報告内容や写真が少ない、チェック項目が曖昧といった問題があると、家の状態が十分に分からず、費用だけが出ていきます。

このような状態を避けるためにも、見積もりを取る際に作業範囲や報告の形式、緊急時の連絡体制、追加費用が発生する条件などを確認しておきましょう。

空き家管理代行業者の種類と特徴

空き家管理代行は、どこに頼むかで得意分野が変わるため、自分が依頼したい内容とマッチした業者を選びましょう。

主な空き家管理代行業者の種類には以下のものがあります。

業者タイプ得意なこと・特徴
不動産会社売却・賃貸・活用まで含めた提案、
相場観のある判断、出口戦略
専門の空き家管理業者巡回・換気・通水・清掃などの
管理が手厚い、報告が丁寧
便利屋
シルバー人材センター
低コスト、単発作業
(草刈り・簡易清掃など)
を頼みやすい
大手警備会社防犯(見回り・駆けつけ・
センサー)に強い、
安心感と体制

では、それぞれの業者タイプがどのようなケースに向いているのか、具体的に見ていきましょう。

不動産会社:売買に強く将来の活用提案も可能

不動産会社の強みは、管理を「現状維持」で終わらせず、売却・賃貸・活用といった出口まで含めて考えられる点です。たとえば空き家の状態を見たうえで「修繕して売るのが得か」「現状のまま買取に寄せたほうが早いか」「貸すなら最低限どこまで直すべきか」といった判断がしやすく、時間とお金をかけるべき部分が整理できます。

ただし、巡回や清掃は別業者に委託していることもあるため、管理の実務がどこまで含まれるかは要確認です。報告の頻度、写真の枚数、点検項目などを見て管理の質が担保されるかはチェックしておきましょう。

専門の空き家管理業者:巡回から清掃までトータル対応が可能

「家を傷ませない」ことを優先するなら、専門の空き家管理業者が向いています。換気・通水・簡易清掃・外回り点検・ポスト整理など、空き家管理で必要になりやすい作業がセット化されているためまとめて頼みやすく、写真付きで報告してくれるサービスも多いため、状況の把握も可能です。


注意点は、雨漏り修理や剪定、害獣対策などの作業が別料金になりやすいことです。契約前に基本プランに含まれる範囲と、追加費用が発生する条件をチェックしておきましょう。

便利屋・シルバー人材センター:低コストだが専門性に注意

費用を抑えたい場合や、「草刈りだけ」「室内の簡易清掃だけ」のように依頼内容が限定される場合は、便利屋やシルバー人材センターが候補になります。スポットで頼みやすく、月額固定が負担に感じる人には相性がよいでしょう。


ただし、点検や劣化判断の専門性、緊急時対応、報告の丁寧さは依頼先によって差が出やすいです。結果として「安かろう悪かろう」にならないように、作業品質に差が出にくい範囲に限定するのが現実的です。

大手警備会社:防犯面の安心感が高い

不法侵入や放火が心配なら、警備会社が心強い味方になってくれるでしょう。見守りセンサーの設置や異常時の駆けつけ、定期巡回などを提供してくれるのは、他の業者にはない大きな強みです。

ただし、警備会社のサービスは「防犯」を中心にしていることがあり、換気や通水・清掃といった維持管理サービスは別になるケースもあります。契約前に作業内容をよく確認して、警備費用と管理代行費用の総額を把握しておきましょう。

おすすめの空き家管理代行サービスを比較

ここからは、主要な空き家管理代行サービスを取り上げ、サービス内容・費用・対応エリアなどの違いが分かる形で紹介していきます。防犯面や巡回の手厚さ、庭作業の可否、将来の売却・活用相談など、自分が重視したい条件に照らして、候補を絞り込む材料にしてください。

東京ガス「実家のお守り」

東京ガスの「実家のお守り」は、契約前に無料の現地カウンセリングを行ってから、作業内容をすり合わせられるのが特徴です。訪問後は作業報告書と写真をマイページで確認できるため、遠方でも状態を把握しやすいメリットもあります。

サービス内容と費用の要点を、比較しやすいように整理すると以下のとおりです。

Livness

Livness(リブネス)は、大和ハウスグループの空き家管理サービスで、ALSOKのホームセキュリティと、月1回の有人巡回を組み合わせているのが特徴です。巡回結果は月1回メールで写真付きの報告書が届くため、遠方でも空き家の状況を把握しやすい設計になっています。さらに希望があれば、売却・賃貸などの不動産活用コンサルティングも無料で相談できます。

サービス内容と費用の要点は以下のとおりです。

日本空き家サポート

日本空き家サポートは、全国47都道府県に展開する空き家管理ネットワークです。空き家の所在地に近い「空き家サポーター®」が管理作業を担当し、サポーターは宅地建物取引業免許を保有する地元の不動産・住宅関連企業のみで構成されています。管理だけでなく、売買・賃貸・リフォーム・解体など将来の相談までつなげやすい点が特徴です。

また、遠方からでも「ちゃんと見てもらえているか」を確認しやすいよう、写真・文字に加えて動画で状態を確認できる「動画レポート」を用意している点もポイントです。レポートはPC・スマホでマイページからいつでも閲覧できます。ID・パスワードを家族で共有すれば、離れて暮らす家族同士で同じ情報を見ながら方針を決めやすくなります。

サービス内容の要点は以下のとおりです。

HOME ALSOK るすたくサービス

HOME ALSOK「るすたくサービス」は、ホームセキュリティサービスとして知られるALSOKによる空き家活用サービスです。不審者の侵入があったときに現場からもっとも近い警備員が直ちに駆けつけてくれるセキュリティサービスがメインになっており、オプションで換気や通水なども依頼できます。

サービス内容や費用などは以下のとおりです。

月額7,700円から始められ、必要に応じてセキュリティや換気・通水を上乗せできるため、まずは「空き家の外回りと不在感」を整えたい人に向くサービスです。一方で、換気サービスはセキュリティ契約先限定である点や、郵便物送付・任意の駆けつけなどは追加費用になる点は、契約前に押さえておきたいところです。

空き家管理舎パートナーズ

空き家管理舎パートナーズは、2006年からサービスを実施している老舗サービスです。通常の巡回に加えて、地震や台風などにより被害が発生した恐れがあるときの臨時巡回や、物件価値の向上に役立つ、管理履歴のカルテ機能などを提供しています。

サービス内容と費用面の要点は以下のとおりです。

お助けマスター

お助けマスターは、全国47都道府県に対応する便利屋チェーンで、空き家管理も依頼できます。特徴は、換気・通水・雨漏り確認といった基本点検だけでなく、草刈りや剪定、郵送物の送付、苦情対応まで「手を動かす作業」に広く対応している点です。

また、便利屋としての業務として、ハチの巣やゴキブリの駆除、雨どい修理なども行っているので、合わせて依頼できる強みもあります。

サービス内容と費用の要点は以下のとおりです。

空き家の維持が難しい場合は売却や活用も検討しよう

空き家管理代行は「状態を悪化させない」ためには有効ですが、その先の出口戦略までは対応できません。もし維持そのものが負担になっているなら「アキサポ」のような空き家活用サービスを利用して、空き家を貸し出すことも検討してみてはいかがでしょうか。

「アキサポ」とは、空き家所有者から空き家を借り上げて、アキサポの負担で改修を行い、空き家を借りたい人とマッチングさせるサービスです。

借り手が見つかれば、月々の賃料の一部が所有者に還元されますし、原則として所有者に費用負担はかからないので、自己負担0円から空き家活用を始められます。

特に、こういう方は「アキサポ」と相性が良い傾向にあります。

  • 管理はしているが、出口が決まっておらずモヤモヤしている
  • 売るべきか、貸すべきか、解体すべきか判断材料がほしい
  • 修繕費の見込みや、活用した場合の現実的な選択肢を知りたい
  • 地元の業者や制度の情報を一から探すのが大変

「アキサポ」は、皆様の大切な家を活かしながら維持していくために生まれたサービスです。収益性だけでなく、皆様の想いも大切にしながらプランを提案していきますので、どうにか解決策を見つけたいという場合は、ぜひ頼っていただければと思います。

まとめ・総括:空き家管理代行で資産を守るポイント 

空き家管理代行サービスの内容は、会社が重視している内容によって、草刈り・簡易補修など現場対応を厚くしているところや、セキュリティ色が強いところ、売却や活用の相談までつなげやすいところなどさまざまです。

そのため、比較するときは料金よりも先に「自分の目的と合いそうか」のチェックが欠かせません。特に、空き家を今後どうするか悩んでいる場合は、サービスを一時的な管理業務と捉えずに、売却や活用をする前の大事なステップとして考えた方がよいでしょう。この際、空き家の出口戦略も相談できるサービスを選ぶと、将来プランが描きやすくなるはずです。

この記事の監修者

白崎 達也 アキサポ 空き家プランナー

一級建築士

中古住宅や使われなくなった建物の再活用に、20年以上携わってきました。
空き家には、建物や不動産の問題だけでなく、心の整理が難しいことも多くあります。あなたが前向きな一歩を踏み出せるよう、心を込めてサポートいたします。

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