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公開日:2024.05.17 更新日:2026.07.10

空き家でも電気代はかかる?契約を止めるデメリットや節約術4選

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空き家でも電気代はかかる?止めるべき?節約のポイントも紹介

たとえ普段は利用しない空き家であっても、電気の契約を継続している場合は電気代がかかります。それでは、いったい空き家にはどのくらいの電気代がかかるのでしょうか。

ここでは、空き家の電気代の目安と、電気代を節約するためのポイントを紹介します。

空き家でかかる毎月の電気代

空き家で電気の契約を行っている場合、発生する毎月の電気代は1,000~3,000円程度です。

ただし、実際の電気代は、管理や清掃のために空き家を訪問する頻度や、その際にエアコンを使用するかどうかといった条件によって変わります。

実際の費用が気になる場合は、検針票などをチェックしてみてください。

電気をまったく使わなくても電気代はかかる

一切電気を使わなかったとしても、ある程度の電気代は発生します。

大手電力会社が提供している一般的な電気料金プラン「従量電灯A・B・C」では、電気代を基本料金と電力量料金の合計で算出しています。仮に、電気を一切使わなかった月があったとしても、基本料金分の費用はかかるというわけです。

電気代の基本料金は、契約しているアンペア数と、契約している電力会社によって決まります。以下は、東京電力の従量電灯Bの基本料金一覧です。

■東京電力「従量電灯B」基本料金

アンペア数基本料金
10A311.75円
15A467.63円
20A623.50円
30A935.25円
40A1,247.00円
50A1,558.75円
60A1,870.50円

ただし、電力会社によっては、電気をまったく使わなかった月の基本料金が半額になるところもあります。東京電力では半額になるため、仮に30Aの契約をしていた場合、電気料金は935.25円の半額の467円(端数は切り捨て)です。また、最近では基本料金がない電力会社も出てきました。

通常の電気代には再生可能エネルギー発電促進賦課金が加算されます。電気使用量に応じて発生する費用(2026年度単価:4.18円/kWh)のため、電気をまったく使わない月はかかりません。ただし単価は毎年度改定されるため、最新単価は資源エネルギー庁の公式サイトでご確認ください。

古民家再生費用を徹底解説!工事内容・相場・節約術まで

空き家の電気契約は継続したほうがいい?

空き家の電気契約を停止すれば電気代はかかりませんが、基本的には継続しておくことをおすすめします。

電気がないと、清掃・管理で訪問した際に窓の小さい部屋の状態確認ができず、掃除機も使えません。夜間に「物音がする」と近隣から連絡が入った場合など、緊急時に電気がつかないのは非常に不便です。

月に1〜2回でも訪問する予定があれば、電気契約は継続しておくほうが現実的です。毎月の電気代が気になる場合は、次のセクションで紹介する節約方法で対応しましょう。

空き家の不法侵入リスクと5大トラブル|特定空き家の指定ペナルティと回避策

空き家の電気代を節約する方法

ブレーカーのイメージ

空き家の電気代を節約するためには、電気の使い方や契約内容の見直しが効果的です。ここでは、電気を止めずにできる、空き家の電気代を節約する方法をいくつか紹介します。

空き家の電気代を節約する4つの方法

1

契約アンペア数を下げる

50A→20Aに変更するだけで基本料金を毎月約935円・年間約1万1,000円節約できます。

2

訪問後はブレーカーを落とす

電気を完全遮断して待機電力をゼロに。漏電火災の予防にもなります。

3

不要なコンセントを抜く

電源オフでもコンセントが刺さっていると待機電力が発生します。残置家電のコンセントはすべて抜いておきましょう。

4

電力会社を見直す

基本料金がない新電力に切り替えると、まったく電気を使わない月の電気代をゼロにできる場合があります。

契約するアンペア数を低くする

前述したとおり、電気料金はアンペア数によって決まる基本料金と、電気の使用量に応じて決まる電力量料金の合計額です。そのため、アンペア数を下げれば、それだけ電気代も低くなります。

人の住んでいる一般的な家庭では、アンペア数を下げすぎるとブレーカーが落ちるといった不便が生じます。しかし、空き家は一度に利用する電気の量が限定的ですから、アンペア数を低くしてもそれほど問題はないでしょう。

例えば、東京電力の従量電灯Bの場合、50Aから20Aに下げるだけで、基本料金は毎月935円節約できます。年間では1万1,000円以上の大きな節約につながります。

ブレーカーを落とす

空き家を出るときは、忘れずにブレーカーを落としましょう。ブレーカーを落としておくことで、家の中の電気が完全に遮断されます。テレビなどに無駄な電力を供給することがなくなるため、節電につながり、電気代を節約できます。

ブレーカーを落とすのは、空き家の漏電対策としても効果的です。コンセントなどに溜まったほこりなどによって漏電が起こると、火災の原因になります。空き家が火災になっても発見は遅れがちですから、大きな被害につながる可能性もあります。節電のためにも、安全のためにも、ブレーカーはこまめに落とすようにしてください。

使用しない電化製品のコンセントはすべて抜く

使っていないテレビや冷蔵庫、エアコンなどが空き家に残っている場合、不要なコンセントはすべて抜いておくことも電気代の節約に有効です。

たとえ電源を入れていなくても、コンセントがささっていると待機電力が発生します。ブレーカーを落としてしまえばコンセントがささっていても待機電力は発生しませんが、空き家を訪問した際、ブレーカーを上げると、また電気が流れることになります。

使わない電化製品であれば、コンセントを抜いておいたほうがいいでしょう。コンセントが抜けていれば、万一ブレーカーを落とし忘れた場合も、漏電火災のリスクを低減できます。

電力会社を変える

電力会社を変えることで、電気代の節約につながることもあります。

2016年以降、電気の自由化によって「新電力」と呼ばれる新しい電力会社と契約を結べるようになりました。新電力の会社の中には、基本料金がなく、電気の使用量に応じた料金のみを請求するところもあります。1ヵ月間、一切電気を使わないことがあるなら、このような電力会社を選ぶメリットがあるでしょう。

とはいえ、電力会社の切り替えが節約につながるかどうかは、電気の使い方などによって変わります。検針票などをもとに電気代のシミュレーションができる会社が多いため、実際にメリットがあるかどうか、確認しておくことが大切です。

空き家にかかるコストを考えるときは電気代も忘れずに!

空き家の電気代に関するよくある質問

Q. 空き家の電気代は毎月いくらかかりますか?

電気契約を継続している場合、毎月1,000〜3,000円程度が目安です。ただし、訪問頻度やエアコン使用の有無によって変わります。電気をまったく使わない月でも、基本料金分(東京電力従量電灯B・30Aの場合は935.25円)は発生します。

Q. 空き家の電気は止めたほうがいいですか?

基本的には継続契約をおすすめします。清掃・管理の訪問時に照明や掃除機が使えなくなるほか、夜間の緊急時に不便が生じます。電気代が気になる場合は、契約アンペアを下げる・ブレーカーを落とすといった節約方法で対応するのが現実的です。

Q. 空き家の電気代を節約するにはどうすればいいですか?

①契約アンペア数を下げる(例:50A→20Aで月約935円節約)、②訪問後はブレーカーを落とす、③使わない電化製品のコンセントを抜く、④基本料金のない新電力会社に切り替える、の4つが効果的です。電力会社の変更は、検針票をもとにシミュレーションしてから判断しましょう。

空き家の保有には、電気代や固定資産税などさまざまな費用がかかります。電気代は意識すれば節約できるため、早めに対処することが大切です。

思い出深い家を手放すことに抵抗がある場合は、賃貸物件として活用する方法もあります。賃貸に出せば電気代は借主負担になるうえ、賃料収入も得られます。

「今の状態では借り手がつかないかも」とお悩みの方は、空き家解決サービス「アキサポ」にご相談ください。アキサポが物件を借り上げてリノベーションを行い、入居者に貸し出す仕組みのため、費用面のハードルを抑えながら空き家活用をスタートできます。大切な物件を将来のために活かしてみてはいかがでしょうか。

※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。

この記事の監修者

白崎 達也 アキサポ 空き家プランナー

一級建築士

中古住宅や使われなくなった建物の再活用に、20年以上携わってきました。
空き家には、建物や不動産の問題だけでなく、心の整理が難しいことも多くあります。あなたが前向きな一歩を踏み出せるよう、心を込めてサポートいたします。

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