公開日:2025.02.28 更新日:2026.07.27
戸建てが売れない理由とは?主な原因4つと成功に導く対策を解説

一戸建てが売れない主な原因は「売り出し価格」「物件の状態・立地」「販売アピール不足」「不動産会社のミスマッチ」の4つです。反響がない・内覧が進まない場合は原因を特定し、適切な価格調整やアピール方法の変更、不動産会社の切り替えを行う必要があります。
- 売れない主な理由:相場より高い価格設定、写真や資料の不備、不動産会社の販売力不足など
- まずやるべき対策:反響に応じた5〜10%の価格調整、写真・広告の差し替え、媒介契約の見直し
- やってはいけないNG行動:高額な大規模リノベーション、安易な解体・更地化(固定資産税が最大約6倍に跳ね上がるリスクあり)
- 売却以外の解決策:初期費用を抑えた「賃貸活用」や不動産会社による「直接買取」
「売り出しているのに反応がない」「内覧はあっても成約しない」といった悩みは、原因に合わせた適切なアプローチで解決可能です。
本記事では、戸建てが売れない具体的な理由と失敗しないための対策、やってはいけないNG行動から売却以外の選択肢(賃貸・買取)まで分かりやすく解説します。
目次
一戸建てが売れない理由と対策
一戸建てが売れない主な理由は「相場より高い価格設定」「築年数や立地などの物件条件」「広告・アピールの不足」「不動産会社の販売力不足」の4つです。原因を特定し、価格調整やアピール方法の変更、不動産会社の変更などの対策を講じることが売却成功の鍵となります。
| 売れない主な理由 | 原因の概要 | 主な改善対策 |
|---|---|---|
| 物件の状態・条件 | 築古による建物の劣化や駅から遠い立地 | 水回りや壁紙など部分的なリフォームの実施 |
| アピール不足 | 競合物件に埋もれ魅力や特徴が届いていない | 写真の差替え・間取り図の充実・広告文の変更 |
| 価格が高すぎる | 相場から離れており検索結果にヒットしない | 相場を再確認し、5〜10%程度の価格調整を実施 |
| 不動産会社不適合 | 販売戦略や担当者の対応力に問題がある | 複数社へ相談し、得意分野の合う不動産会社に変更 |
物件の状態や条件が悪い
築20〜30年以上の築古戸建ては設備の陳腐化や建物劣化により敬遠されやすいため、水回りや壁紙の部分リフォーム(修繕)で内覧時の印象を改善するのが効果的です。
築年数が古い物件や駅から遠い立地は買い手がつきにくい傾向にあります。立地などの条件変更は困難ですが、物件の状態は改善可能です。高額な全面リフォームではなく、水回りの新調や壁紙の張り替えなど「部分的なリフォーム」を行うことで、コストを抑えつつ物件の魅力を高められます。
購入希望者に物件の特徴が伝わっていない
問い合わせや申込みが少ない場合はアピール不足が原因であるため、ポータルサイト掲載写真の刷新や間取り図・周辺環境資料の追加で魅力を正しく伝える必要があります。
競合物件に埋もれて反響が少ない場合、買主のニーズに合わせた情報提供ができていません。ポータルサイトに掲載する写真をプロ並みの明るいカットへ差し替えるほか、間取り図や周辺の買い物・教育環境をまとめた視覚資料を加えるなど、広告表現を見直すことで購入検討者の関心を惹きつけやすくなります。
売り出し価格が相場より高すぎる
相場より高い価格設定はポータルサイトの検索結果から除外され「売れ残り」の印象を与えるため、周辺相場を再確認し「5〜10%」を目安に適正価格へ見直すことが重要です。
購入希望者の多くは予算の上限を絞って物件を検索するため、高すぎる価格設定では閲覧すらされません。長期間売れ残ると「問題がある物件」と誤解されるリスクが生じます。周辺の類似事例や市場動向を定期的に確認し、適切なタイミングで価格調整を行いましょう。
依頼した不動産仲介会社が合わない
価格や物件条件に問題がないにもかかわらず売れない場合は不動産会社の販売力不足やミスマッチが疑われるため、媒介契約の見直しや他社への変更を検討すべきです。
不動産会社によって「戸建て売却の得意・不得意」や「注力するエリア・販売手法」は異なります。担当者のレスポンスが遅い、販売戦略に納得がいかないと感じる場合は、複数社に査定や相談を行い、自社の物件に合った提案力のある不動産会社へ切り替えることで売却がスムーズに進む可能性が高まります。
一戸建てが売れるまでの平均的な期間

一戸建ての売却にかかる期間は、一般的に3~6ヵ月程度が目安です。この期間には、物件の広告活動や内覧の実施に加え、購入希望者との交渉など、売却に関わるすべてのプロセスが含まれます。
ただし、3~6ヵ月は、あくまでもスムーズに進んだ場合の目安です。物件の状態や立地条件、価格設定などの要因によっては、期間が大幅に延びる可能性もあります。
また、不動産市場の動向も売却期間に大きな影響を与えます。景気が低迷している時期には買い手がつきにくく、売却期間が延びる傾向も強まるでしょう。
一戸建てが売れないときにやってはいけないこと
一戸建ての売却がうまくいかないとき、焦って行った対策によって、かえって状況を悪化させてしまうこともあります。ここでは、一戸建てが売れないときにやってはいけないことを紹介します。
大規模リノベーション
建物の老朽化や陳腐化をリカバリーしようと考え、大規模なリノベーションをするのは危険です。前述したように、部分的なリフォームなら物件の魅力を向上できる可能性もあります。しかし、間取りや内装、設備を含む、家全体を改修するような大規模リノベーションとなると、コストが大幅に跳ね上がります。かかったコストを売却価格に完全に反映させることは困難です。
仮にリノベーション費用を上乗せすると、物件価格が相場より高くなり、中古住宅の魅力である手頃な価格設定が成り立たなくなります。また、買主の中には自分好みにリノベーションしたいと考える方もいるため、売主の判断で大規模なリノベーションをするのは得策ではありません。
解体
古い家の場合、思い切って建物を解体して更地にすれば売れやすくなるという考え方もあります。
しかし、解体は慎重な検討が必要です。解体には高額な費用がかかり、30坪の木造一戸建てで120万〜180万円程度(坪単価4万〜6万円程度、資材高騰やアスベスト調査等の条件で変動)が必要となります。さらに、解体して更地にすると「住宅用地特例(固定資産税を最大1/6に軽減する措置)」が解除され、土地の固定資産税が実質最大約6倍に跳ね上がる点にも注意が必要です。
更地にしたからといって、必ずしも売却できるとは限らないため、解体を検討する際は、不動産の専門家に相談し、最善の方法なのか総合的に判断することが重要です。
どうしても売れない場合は賃貸を選択肢に入れる

一戸建ての売却がどうしても進まないときは、賃貸に出すことも有力な選択肢の1つです。ここでは、一戸建てを賃貸に出す際のメリット・デメリットに加え、賃貸に出すためのリノベーションのコストをゼロにする方法を解説します。
一戸建てを賃貸に出すメリット・デメリット
| 区分 | 主な特徴・ポイント |
|---|---|
| メリット | 物件を手放さず毎月の家賃収入を得られる/将来自分や家族が住む選択肢を残せる/資産価値を維持しやすい |
| デメリット | 定期的なメンテナンス費や修繕費が発生する/入居者を募るための初期リノベーション費用が必要になる |
一戸建てを賃貸に出すメリットは、物件を手放さずに毎月一定の収入を得られることです。家賃収入で固定資産税などの維持費用をまかないつつ、適切に管理すれば、資産価値の維持にもつながります。また、将来自分や家族が再び住む可能性も残せるでしょう。
デメリットは、維持管理費用と初期投資の費用がかかることです。賃貸物件として貸し出すには、定期的なメンテナンスや修繕が必要です。また、借り手をつけるためにリノベーションをするケースも多く、初期投資の費用も用意しなければなりません。
コストゼロでリノベーションする方法
賃貸に出すためのリノベーション費用が負担になる場合は、費用をかけずにリノベーションできるサービスの利用がおすすめです。
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※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。
一戸建てが売れずに悩んでいる方は、アキサポまでご相談を!
戸建てが売れないときは、売出し価格や広告アピールの見直し、不動産会社の変更などの対策を試すことが大切です。安易な大規模リノベーションや更地化は、余計な費用や税金増加のリスクがあるため避けましょう。
「売り出しているのに全く売れない」「古くて不動産屋に断られた」とお悩みの方は、売却以外の活用法も含めて「アキサポ」へご相談ください。
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※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。
ご所有の物件に合わせた最適な解決策を無料でアドバイスいたします。
この記事の監修者
山下 航平 アキサポ 空き家プランナー
宅建士/二級建築士
ハウスメーカーにて戸建住宅の新築やリフォームの営業・施工管理を経験後、アキサポでは不動産の売買や空き家再生事業を担当してきました。
現在は、地方の空き家問題という社会課題の解決に向けて、日々尽力しております。






