公開日:2025.08.25 更新日:2026.08.10
実家の片付け費用を徹底解説!相場・業者選び・安く抑えるコツ

実家の片付け費用の相場は、部屋の広さによって1R・1Kで3万〜5万円、2〜3LDKで10万〜20万円、4LDK以上で30万〜60万円以上が目安です。大量の荷物や思い出の整理には時間も手間もかかり、費用がどのくらいかかるのか不安な方も多いのではないでしょうか。
この記事では、実家の片付け費用の相場を広さ・ケース別に解説するとともに、業者選びのコツやコストを抑えるポイントまで詳しく紹介します。後悔しない片付けに、ぜひ役立ててください。
目次
実家の片付けでよくある悩み

実家の片付けでよくある悩みは、「どこから手をつけたらいいか分からない」「費用が読めない」「家族と意見が合わない」の3つです。長年の思い出が詰まった家には家具・家電・思い出の品が山のように残りがちで、遠方に住んでいると片付けの時間を確保するだけでもひと苦労です。
また、兄弟姉妹や親戚と意見が食い違い、費用負担や作業分担でトラブルになるケースも少なくありません。焦って進めるあまり、価値のある品や大切な書類を誤って処分してしまうリスクもあります。後悔しないためにも、じっくり話し合いながら計画的に進めることが大切です。
実家の片付け費用の相場とは?
実家の片付け費用の目安は、1R・1Kで3万〜5万円、2〜3LDKで10万〜20万円、4LDK以上で30万〜60万円以上です。部屋の広さや物の多さで金額は大きく変わり、荷物の量や散らかり具合によっては追加費用が発生することもあります。まずは費用の目安を把握することが第一歩です。
ゴミ屋敷化した場合や遺品整理が必要なケース、解体・売却を伴うケースなど、パターン別に見ていきましょう。
部屋の広さ・物の量による費用目安
費用は部屋の広さに比例して高くなります。1R・1Kは作業員1〜2名で対応でき3万〜5万円ほど、2〜3LDKは不用品が増えて10万〜20万円程度が一般的です。4LDK以上や荷物が多い場合は、スタッフや回収トラックの台数が増えるため30万〜60万円以上かかることもあります。
| 部屋の広さ | 費用の目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 1R・1K | 3万〜5万円 | 作業員1〜2名で対応可。大型家具・家電が少なければ割安 |
| 2LDK・3LDK | 10万〜20万円 | 部屋数が増え不用品も増加。買取・リサイクルで一部相殺も |
| 4LDK以上 | 30万〜60万円以上 | スタッフ・回収トラックの台数が増え、高額になりやすい |
ただし、買取やリサイクルに回せる品が多ければ、費用の一部を補える可能性があります。まずは物の量をざっくり把握し、予算オーバーを避けるためにも早めに見積もりを取っておくと安心です。
ゴミ屋敷・遺品整理など特別対応が必要な場合
ゴミ屋敷状態や遺品整理を伴う場合は、作業量が増え、追加費用がかかるのが一般的です。
悪臭・衛生面の処理や専門スタッフの作業が発生することもあり、費用は高くなりがちです。特に遺品整理は、思い出の品を一つひとつ丁寧に仕分けるため時間も手間もかかります。複数業者に見積もりを依頼し、作業範囲や追加サービスを比較したうえで、費用明細を確認してから正式に依頼しましょう。
解体・売却を伴うケースの費用
実家を解体して土地を売却する場合は、片付け費用のほかに解体費やハウスクリーニング・修繕費、仲介手数料、譲渡所得税などがかかります。
木造住宅の解体費は1坪あたり約3万〜5万円(30坪で90万〜150万円程度)が目安です。空き家のまま放置すると、住宅用地特例の解除で固定資産税が最大約6倍になる可能性があるため、早めの判断がコスト抑制につながります。
🏠片付けから売却・解体までの流れ
片付け・不用品処分
貴重品を分け、買取・リサイクルも活用しながら不用品を処分します。
解体 or クリーニング・修繕
更地売却なら解体(木造で30坪90〜150万円目安)、建物ごと売るなら清掃・修繕を検討します。
売却・活用
仲介手数料や譲渡所得税も見込み、売却・活用の全体像を立てて進めます。
空き家のまま放置すると、住宅用地特例の解除で固定資産税が最大約6倍になる可能性があります。早めの判断がコスト抑制につながります。
| 費用項目 | 目安 |
|---|---|
| 木造住宅の解体費 | 1坪あたり約3万〜5万円(30坪で90万〜150万円程度) |
| ハウスクリーニング・修繕 | 状態により変動(売却前に必要な場合あり) |
| 仲介手数料 | 売却価格に応じて発生 |
| 譲渡所得税(所得税・住民税) | 売却益が出た場合に発生 |
実家の片付けで検討すべき3つの方法

実家の片付け方法は、①自力で片付ける②不用品回収業者に頼む③遺品整理・生前整理業者に任せる、の3つです。費用は自力が最も安く、遺品整理業者はやや高めですが、丁寧な仕分けが期待できます。それぞれの特徴を見ていきましょう。
| 片付けの方法 | 費用の傾向 | メリット | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 自力で片付ける | 最も安い | 人件費を抑えられる | 荷物が少なく、家族の協力が得られる |
| 不用品回収業者 | 中程度 | 短時間で大量処分。買取対応も | 重い家具・家電が多く、手早く進めたい |
| 遺品整理・生前整理業者 | やや高め | 丁寧な仕分け・供養対応 | 思い出の品や書類の仕分けが必要 |
自力で片付ける
自力の一番のメリットは、費用を大きく抑えられることです。家族や知人の協力が得られれば、人件費をかけずに進められます。ただし、想像以上に時間と体力を使い、高齢の親がいる場合は安全面への配慮も欠かせません。粗大ごみの搬出やゴミの仕分けは、廃棄物処理法や家電リサイクル法など自治体のルールに沿う必要があり、手間がかかります。事前に調べて段取りよく進めましょう。
不用品回収業者を活用する
不用品回収業者の魅力は、短時間で大量の荷物を処分できる手軽さです。重い家具や家電もまとめて回収してくれるため、体力的な負担を軽減できます。買取サービスがある業者なら、使える家電やブランド品を査定してもらい費用を抑えられることも。ただし料金やサービスは業者によってさまざまなので、契約前に複数社の見積もりを取り、口コミや実績も確認して依頼しましょう。
遺品整理・生前整理業者に依頼する
遺品整理・生前整理の専門業者は、思い出の品や大切な書類を丁寧に仕分けるノウハウがあり、誤って捨てる心配が少ないのが安心です。供養の手配や必要な手続きをアドバイスしてくれる業者もあり、専門スタッフが作業を進めるため、手間や精神的な負担も軽減されます。費用は不用品回収よりやや高めですが、心に寄り添った対応が魅力です。大切な遺品を扱うからこそ、価格だけでなく信頼性も重視して選びましょう。
遠方の実家を片付ける場合の注意点

遠方の実家を片付けるコツは、訪問回数を減らす工夫と、立ち合いなしで対応できる業者選びです。移動時間や交通費がかさみ、スケジュール調整も大変なため、連休を活用して事前準備を入念にしておくことがポイントになります。業者に依頼する場合は、オンライン相談や写真で対応してくれる会社を選ぶとスムーズです。
立ち合いなしでも対応可能なサービス
最近は、立ち合いなしで対応してくれる片付け業者が増え、遠方でも安心して依頼できる環境が整っています。作業前後の写真報告やオンラインミーティングで、現地に行かずに進捗を確認でき、鍵の受け渡しもキーボックスや宅配便を活用できる場合があります。ただし完全に任せきりにすると、「これは残したかった」という行き違いが起こることも。写真や動画でこまめに連絡を取り、事前に連絡手段や報告内容をすり合わせておきましょう。
業者選びのコツと事前準備
まずは地元で信頼されている業者を複数ピックアップし、相見積もりを取りましょう。
遠方の場合は交通費や出張費が上乗せされることもあるため、事前確認が必須です。作業をスムーズにするため、通帳や権利証などの貴重品はあらかじめ分けておくと安心です。見積もりの比較では、料金だけでなくサービス内容やスタッフの対応、アフターサポートの有無も確認しましょう。頻繁に現地へ行けないからこそ、信頼できる業者に任せることが成功の鍵です。
実家の片付け費用は誰が支払う?

実家の片付け費用を「誰が負担するか」は、家庭の事情や片付けのタイミングによって異なります。親が生きているうちに行う「生前整理」なのか、亡くなった後の「遺品整理」なのかによっても、費用の出どころや相談の進め方が変わってきます。
事前に費用負担のパターンを押さえ、家族間で納得のいくルールを決めておくことが大切です。
親負担と子ども負担の違い
- 親が費用を負担するケース(生前整理)
「子どもに負担や迷惑をかけたくない」という理由から、親が自発的に自分の資金で生前整理を進めるパターンです。不用品の処分費用や業者への依頼費も、親の預貯金から支払います。 - 子どもが費用を負担するケース(介護・施設入居など)
親の高齢化に伴い、実家での一人暮らしが難しくなった際や、介護施設へ入居するタイミングで子どもが主導して片付けるパターンです。親に十分な資金がない場合や、契約手続きを子どもが代行する際に、子が費用を立て替え・負担することが多くなります。
兄弟で費用を分担する際のアプローチ
兄弟姉妹で費用を分担する場合は、単に「金額を頭割り(割り勘)にする」だけでは不満が残ることがあります。後々のトラブルを防ぐために、以下の3項目を意識して話し合いを進めましょう。
| 検討ステップ | 具体的な対応とポイント |
|---|---|
| 1. 相見積もりで総額を共有 | 最初に複数業者から見積もりを取り、片付けにかかる全体の相場感を共有します。金額の根拠を明確にすることが第一歩です。 |
| 2. 金銭と「作業量」のバランス調整 | 実家近くに住む兄弟が現地での立ち会いや掃除を多く担う場合、遠方の兄弟が費用を多めに負担するなど、労力に応じた調整を行うと不公平感が薄れます。 |
| 3. 決定事項を記録に残す | 口頭のみの約束は言った・言わないのトラブルになりがちです。生前整理ならメールや共有メモ、相続時の遺品整理なら遺産分割協議書などに合意内容を残しておきましょう。 |
実家の片付け費用を安くする7つの方法
実家の片付けって、意外とお金がかかる……そう不安になる方も多いですが、ちょっとした工夫で節約する余地があります。
早めに見積もりを取り、複数業者を比較するだけでも金額に差が出ることがあります。さらに、自治体のサービスや不用品の買取・リサイクルを活用することも大きなポイントです。
ここからは、不用品買取やリサイクルのコツ、繁忙期を避けて依頼するタイミング、自治体サービスの使い方など、役立つ節約術を解説します。
事前に仕分け・分別をしておく
不用品回収を業者に頼む前に、家族で仕分けをしておくと作業がスムーズに進み、結果的に費用の節約にもつながります。貴重品や残しておきたい物は、先に取り分けておくのが基本です。
段ボールや袋を使って「まだ使える物」「リサイクル品」「処分する物」に分け、判断に迷った物は一時保留コーナーを作って後日検討すると整理がしやすくなります。
仕分けを通じて家の中を見直すことで、大事な書類や懐かしい写真が見つかることもあります。慎重に確認しながら、無駄のない片付けを目指しましょう。
不用品買取やリサイクルを有効活用する
まだ使える家電やデザイナーズ家具があるなら、買取専門店で査定してもらうのがおすすめです。ブランド品や骨董品は、専門の業者に依頼すると思わぬ高値がつくこともあります。
雑貨や衣類はリサイクルショップが引き取ってくれる場合もあり、処分費用を抑えながら物を活かせるのもメリットです。量が多い場合は出張買取を活用すると便利です。出張費や査定料が無料の業者も多いため、複数社を比べて納得のいくところを選びましょう。
複数社から相見積もりをとる
不用品回収や遺品整理の費用は、同じ部屋の広さであっても業者によって大きく差が出ることがあります。必ず複数社に相見積もりを依頼して、適正価格を把握しましょう。
電話やオンラインでおおまかな金額を出してくれる場合もありますが、正確な見積もりを知るには現地訪問での確認が必須です。少し手間でも各社に問い合わせを行い、対応やサービス内容を比較検討しましょう。
料金だけでなく、スタッフの対応やオプションサービスの内容も重要なチェックポイントです。実績や口コミを参考にしながら、総合的に判断して依頼先を決めることが失敗を防ぐコツです。
繁忙期を避けて依頼する
不用品回収や引越しの依頼が集中する繁忙期は、業者の予約が取りにくく、料金も割高になりがちです。特に春の引越しシーズン(3月〜4月)や長期休暇前後は混み合うため注意が必要です。
スケジュールに余裕があれば、繁忙期を避けたオフシーズンを狙って依頼するのが賢い選択です。時期によっては割引やキャンペーンが適用されることもあります。費用を少しでも抑えるなら、依頼するタイミングの工夫も大きなポイントになります。
自治体のサービスや処理施設を確認する
実家の片付けを始める前に、自治体のゴミ処理サービスをチェックしておくと節約につながります。自治体による格安の粗大ごみ回収や、地域の無料リサイクルボックス、処理施設への持ち込み処分などを上手く組み合わせましょう。
民間の回収業者に頼むと高額になりがちな品目も、自治体の収集制度を利用すれば大幅に費用を抑えられます。ただし、回収品目や受入日、1回あたりの搬入量には制限がある場合が多いため、事前に自治体のホームページや窓口でルールを確認し、計画的に進めることが大切です。
大型家具・家電の処分方法を検討する
ソファやベッド、冷蔵庫や洗濯機など、実家にある大型家具・家電の処分には手間もお金もかかります。特に特定家電4品目(冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコン)は家電リサイクル法に基づき、適切なリサイクル料金と収集運搬費が必要になります。
状態が良いものであれば、中古ショップや専門業者に買い取ってもらうことで処分費を相殺できる可能性があります。年式が新しい家電や需要のある家具なら、費用をかけずに引き取ってもらえるケースもあります。
持ち出しが難しく買取も難しい場合は、不用品回収業者の搬出付きプランなどを利用し、事前見積もりで処分費の内訳をしっかり確認しておくと安心です。
家の売却や解体まで視野に入れて計画する
すでに誰も実家に住む予定がない場合は、片付けだけでなく将来的な「売却」や「解体」まで見据えて計画を立てることが大切です。
空き家を放置し続けると、維持管理の手間や防犯上のリスクが生じるだけでなく、自治体から「管理不全空き家」等の指定・勧告を受けた場合に住宅用地特例が解除され、固定資産税の税負担が大きく増える恐れがあります。
早い段階で不動産会社や専門業者へ相談し、売却や解体のスケジュールに合わせた効率的な片付けを進めることで、無駄な保管コストや処分費用を最小限に抑えることができます。
専門業者に依頼するメリット&業者選びの基準

実家の片付けをプロに頼むことで、時間も手間もぐっと減らせるだけでなくメリットもたくさんあります。経験豊富な専門業者なら、物の量が多くてもスピーディーに対応してくれるうえに、不用品の買取や査定サービスがあるところも。こうしたオプションを上手に利用すれば、費用の軽減にもつながります。
続きでは、専門業者に依頼するメリットについて解説。安心して任せられる業者の見極め方にも触れてご紹介します。
トラブル回避と安心のアフターサービス
信頼できる業者を選ぶ際は、作業事故に備えた損害賠償保険への加入や補償制度の有無を確認しましょう。見積もりや契約内容の曖昧な業者は追加料金が発生する恐れがあるため、事前に書面で詳細を把握することが大切です。実績や口コミも判断材料になります。
資産価値を維持する適切な対応
実家を将来売却・賃貸に活用する場合、ただ物を減らすだけでなく資産価値を保つ配慮が必要です。クリーニングや簡易修繕まで提案できる業者であれば、状態を整えながら売却に向けた適切なアドバイスを受けられます。価値のある物まで誤って処分しないよう丁寧に進めましょう。
生前整理・遺品整理への柔軟な対応
生前整理や遺品整理は、思い出や権利関係の整理を伴うデリケートな作業です。専門知識を持つ業者であれば、形見分けの選定から供養・お焚き上げまで親身に対応してもらえます。家族の精神的・物理的負担を和らげるためにも、プロのサポートを活用するのが賢明です。
🏠実家の片付け費用に関するよくある質問
Q. 実家の片付け費用の相場はいくらですか?
部屋の広さで変わり、1R・1Kで3万〜5万円、2〜3LDKで10万〜20万円、4LDK以上で30万〜60万円以上が目安です。ゴミ屋敷や遺品整理を伴う場合は、追加費用でさらに高くなることがあります。
Q. 遠方の実家でも片付けを依頼できますか?
オンラインや電話で打ち合わせでき、写真や動画で見積もりを出す業者が増えています。鍵はキーボックスや郵送で受け渡し、作業後は写真付き報告書で確認できるため、立ち合いなしでも依頼可能です。
Q. 片付けと同時に売却や解体も依頼できますか?
不用品回収から売却サポート、解体まで一括対応する業者もあります。ただし実績や、宅地建物取引業免許・解体工事業登録の有無を事前に確認しましょう。
実家の片付け費用は、計画力と工夫で抑えられる
実家の片付け費用は、家の広さ・不用品の量・依頼方法で大きく変わりますが、事前の工夫で十分に抑えられます。まずは家族で方針を共有し、自力か業者かを決めましょう。相見積もり、自治体の無料サービス、不用品の買取を活用すれば費用を圧縮できます。遠方なら、立ち合い不要やオンライン対応の業者を選ぶのがおすすめです。
片付けの先に「実家を手放す・活かす」を考えている方は、早めに動くほど固定資産税や管理費の負担を抑えられます。
アキサポなら、空き家の売却・買取・活用まで幅広くご提案でき、片付け後の使い道に迷っている段階でも大丈夫です。まずは無料でご相談ください。
片付けの先の「実家をどうするか」、一緒に考えませんか?
アキサポなら、空き家の売却・買取・活用まで幅広くご提案します。片付け後の使い道が決まっていない段階でも、迷っている状態でも無料でご相談いただけます。
空き家の無料相談はこちら※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。
この記事の監修者
白崎 達也 アキサポ 空き家プランナー
一級建築士
中古住宅や使われなくなった建物の再活用に、20年以上携わってきました。
空き家には、建物や不動産の問題だけでなく、心の整理が難しいことも多くあります。あなたが前向きな一歩を踏み出せるよう、心を込めてサポートいたします。





