公開日:2026.07.12 更新日:2026.07.09
NEW【収益物件ローン】審査基準や住宅ローンとの違い、借入の流れを徹底解説
収益物件への投資を検討する際に欠かせないのが、ローンに関する基礎知識です。購入資金の大部分を融資でまかなうケースも多く、どのような条件で融資を受けられるかによって投資計画は大きく変わります。
この記事では、収益物件ローンの仕組みや借入条件、審査で見られるポイント、申込みから融資実行までの流れを解説します。これから不動産投資を検討している方でも最適な選択ができるよう、基本から具体的に整理していきます。
収益物件ローンは住宅ローンと異なり、物件の収益性や担保価値も審査対象となります。金利・借入期間・団信の内容は金融機関によって異なるため、自身の投資計画に合った融資選びが収益を左右する重要なポイントです。
目次
収益物件ローン(不動産投資ローン)とは

収益物件ローンとは、アパートやマンションなどの収益物件を購入する際に利用するローンです。家賃収入などの収益を得ることを目的とした不動産を対象としており、住宅ローンとは融資の目的や審査基準が異なります。
金融機関は、申込者の属性だけでなく、物件の収益性や担保価値も含めて融資の可否や条件を判断するため、不動産投資では物件選びと資金計画を並行して進めることが重要です。
住宅ローンとの違い
住宅ローンと収益物件ローンの大きな違いは、融資の目的と返済原資です。住宅ローンは自宅購入を目的とし、主に給与収入から返済することを前提としています。一方、収益物件ローンは投資用不動産の購入を目的としており、家賃収入などの収益も返済原資として考慮されます。
こうした目的の違いから、審査基準にも差があります。住宅ローンでは申込者の年収や勤務先、勤続年数などが重視されるのに対し、収益物件ローンでは物件の収益性や担保価値も重要な判断材料となります。
金利は住宅ローンのほうが低く設定されるのが一般的です。また、融資期間の考え方にも違いがあります。住宅ローンは長期間の借入がしやすい一方で、収益物件ローンは築年数や構造、完済時年齢などの条件によって融資期間が左右されることがあります。
なお、住宅ローンを投資目的の物件購入に利用することはできません。発覚すると金融機関に対する重大な契約違反(詐欺罪等に問われる刑事リスクや、一括返済を求められる期限の利益喪失など)につながるため、不動産投資を行う際は収益物件ローンを利用しましょう。
対象となる物件の種類(区分・一棟・事業用)
収益物件ローンの対象となる不動産には、区分マンション、一棟アパート・マンション、店舗や事務所などの事業用物件があり、物件の種類によって特徴やリスクが異なります。
区分マンションは、一室単位で所有するため比較的少額から始めやすく、不動産投資が初めての方にも選ばれています。一方で、空室になると家賃収入がゼロになるため、立地や賃貸需要の確認が重要です。
一棟アパートや一棟マンションは、複数の住戸から家賃収入を得られるため、空室リスクを分散しやすい特徴があります。その反面、建物全体の維持管理や修繕にかかる費用も大きくなる傾向があります。
店舗や事務所などの事業用物件は、住宅系の物件と比べて高い賃料が期待できる場合があります。ただし、景気や地域の商業環境の影響を受けやすく、空室期間が長くなるケースもあります。
金融機関によっては、物件の種類や築年数、立地などに独自の融資基準を設けている場合もあるため、購入を検討する際は融資条件もあわせて確認しておきましょう。
収益物件ローンの主な借入条件

収益物件ローンを利用する際は、金利や借入期間だけでなく、自己資金の額や担保条件、団体信用生命保険(団信)の有無なども確認しなければなりません。これらの条件は金融機関によって異なり、同じ物件でも借入条件に差が生じることがあります。
また、融資金額や返済期間は、申込者の属性だけでなく、物件の収益性や担保価値によっても左右されます。そのため、金利の低さだけで判断するのではなく、総返済額や毎月の「返済負担率(返済比率)」なども含めて比較検討しましょう。
ここでは、収益物件ローンを検討する際に押さえておきたい主な借入条件について解説します。
金利タイプ(変動・固定)と金利の決まり方
収益物件ローンの金利には、大きく「変動金利型」と「固定金利型」があり、どちらを選ぶかによって、毎月の返済額や将来の返済計画に影響します。
変動金利型は、市場金利の動向に応じて定期的に金利が見直される仕組みです。一般的に固定金利型よりも低い金利で借りられる傾向がありますが、将来的に金利が上昇した場合は返済負担が増える可能性があります。
固定金利型は、一定期間または借入期間中の金利が固定されるため、返済額を把握しやすいのが特徴です。一方で、変動金利型と比べると金利は高めに設定される傾向があります。固定期間終了後は金利条件が見直される場合もあります。
収益物件ローンの金利は一律ではありません。金融機関ごとの基準に加え、借入額や自己資金の割合、物件の収益性や担保価値、申込者の属性などをもとに決定します。そのため、同じ金融機関でも借りる人や購入する物件によって適用金利が異なります。
また、適用される金利のタイミングにも注意が必要です。商品によっては申込時ではなく「融資実行日時点」の金利が適用されるため、物件購入から融資実行まで期間が空く場合は、金利変動のリスクも考慮しておきましょう。
なお、2026年時点では収益物件ローンの変動金利はおおむね1〜4%台で推移しています(金融機関・物件・申込者の条件によって異なります)。金利環境は変動するため、最新情報は各金融機関に直接ご確認ください。
借入期間と完済時年齢の目安
収益物件ローンの借入期間は、金融機関によって異なりますが、最長30〜35年程度に設定されていることが一般的です。ただし、誰でも最長期間で借りられるわけではなく、完済時年齢の上限が設けられているため、申込時の年齢によって借入期間が短くなりやすい傾向があります。
借入期間は、申込者の条件だけでなく、築年数や構造など物件側の条件も関係してきます。具体的には「法定耐用年数(RC造47年、重量鉄骨造34年、木造22年など)」から築年数を引いた残存年数を融資期間の基準とする金融機関が多いため、希望する期間で借りられないケースもあります。
返済期間によって毎月の返済額や総返済額は変わります。返済期間を長くすると月々の負担は軽くなりますが、総支払利息が増える点には注意が必要です。そのため、毎月の返済負担と総返済額のバランスを考慮しながら検討しましょう。
将来的に売却や借り換えを視野に入れている場合は、その時点でのローン残高も試算に含めて考えておきましょう。
融資金額と自己資金(頭金・諸費用)
収益物件ローンの融資金額は、物件価格だけで決まりません。金融機関は物件の担保価値や収益性、申込者の年収や資産状況などを総合的に判断して融資額を決定します。
審査では、LTV(物件価格や担保評価額に対する借入額の割合を示す指標)や、借入金の返済能力を示すDSCR(債務返済倍率)も参考にされます。一般的に、借入割合が高いほど金融機関のリスクが大きくなるため、融資条件に影響する場合があります。
物件を購入する際は、頭金に加えて諸費用も必要です。主な諸費用は仲介手数料や登記費用(登録免許税や司法書士報酬)、融資事務手数料、火災保険料、印紙税、さらに購入後にかかる不動産取得税などです。物件価格以外にもまとまった資金が必要になるため、事前に確認しておきましょう。
金融機関によっては、物件価格の大部分を融資でまかなえる場合もありますが、自己資金を準備しているほうが融資条件で有利になるケースがあります。頭金の割合によっては、借入額や金利などに影響することもあります。
また、物件購入時に自己資金を使い切らず、一定の余裕資金を残しておくことも大切です。空室や修繕費の発生など、想定外の支出に備えられるよう、無理のない資金計画が基本です。
担保・保証・連帯保証人の考え方
収益物件ローンでは、購入する物件に抵当権が設定されるのが一般的です。金融機関は、将来的な回収リスクに備えて物件を担保として評価しており、その評価結果が融資額や金利、借入期間などの条件に影響することがあります。
物件の担保価値は、立地や築年数、建物の状態、収益性などをもとに総合的に判断されます。担保価値が高いと評価されるほど、融資条件が有利になる場合があります。
ローン商品によっては保証会社の利用が必要になることもあります。保証会社を利用する場合は、保証料や事務手数料が発生することがあるため、金利だけでなく諸費用も含めた比較検討が必要です。
また、法人名義で借り入れる場合や融資条件によっては、連帯保証人や連帯債務者が求められることがあります。連帯保証人は主債務者と同等の重い返済義務を負い、催告の抗弁権(民法452条)・検索の抗弁権(民法453条)・分別の利益がないため、金融機関から直接全額の請求を受ける立場となります。
団体信用生命保険(団信)の扱い
団体信用生命保険(団信)とは、借入者が死亡または高度障害状態になった場合などに、保険金によってローン残債が返済される制度です。収益物件ローンでも団信付きの商品がありますが、金融機関によって加入が必須の場合と任意の場合があり、そもそも取り扱いがないケースもあります。
加入には健康状態に関する告知が必要です。告知内容によっては加入できない場合もあり、団信に加入できない場合は、万一の際にローン債務が残る可能性があります。
団信のメリットは、借入者本人のリスクを軽減できるだけでなく、家族に負債を残しにくくなることです。不動産投資を資産形成の手段として考える場合は、金利や融資条件だけでなく、保障内容もあわせて確認が必要です。
商品によってはがんや生活習慣病、介護状態などを対象とした特約を付帯できますが、こうした保障を追加すると、金利の上乗せや追加費用が発生します。保障内容と費用のバランスが合理的かどうかを確認しましょう。
審査で見られるポイント

金融機関が確認するのは、現在の返済能力だけではありません。
申込者の信用力に加え、購入する物件の収益性や担保価値もあわせて確認されます。そのため、年収や勤務先などの属性が良好でも物件評価によっては希望する条件で借りられないことがあり、反対に物件の条件が良くても審査結果に影響する場合があります。
さらに、空室や修繕費の発生、家賃下落などのリスクが生じた場合でも、安定して返済を続けられるかという点も重視されます。
属性(年収・勤務先・金融資産・信用情報)
収益物件ローンの審査では、年収や勤続年数、雇用形態、勤務先の安定性などが確認されます。家賃収入を返済原資とするローンではありますが、空室や修繕費の発生などに対応できるかという観点から、申込者自身の返済能力も重視されるためです。
金融資産や自己資金の状況も重要な判断材料です。頭金として用意できる資金だけでなく、預貯金や有価証券などの資産状況が確認されることがあります。手元資金に余裕があるほど、想定外の支出への対応力があると評価されやすくなります。
また、住宅ローンや自動車ローン、カードローンなどの既存借入も審査対象です。借入額や返済状況によっては返済負担が大きいと判断される場合があるため、事前に借入状況を整理しておくことも大切です。
信用情報も重要な確認項目のひとつです。過去の延滞や返済遅延の履歴は審査に影響することがあります。収益物件ローンを検討している場合は、日頃から計画的な借入と返済を心がけておきましょう。
物件評価(収益性・立地・築年数・積算)
収益物件ローンの審査では、購入する物件の収益性も重要な評価項目になります。金融機関は、家賃収入や稼働状況、賃貸需要などをもとに、安定した収益が見込めるかを確認します。そのため、表面利回りだけでなく、空室リスクや維持管理にかかる費用も含めて判断されます。
立地も審査に大きく影響します。駅からの距離や生活利便性に加え、周辺エリアの賃貸需要や将来的な人口動向なども評価の対象です。金融機関によっては融資対象エリアを限定している場合もあります。
築年数や建物の構造も重要なポイントです。築年数が古い物件は担保価値の評価や融資期間に影響することがあり、希望する条件で借りられないケースもあります。
金融機関は土地や建物そのものの価値に加えて、どのくらいの収益を生み出せるかという視点でも物件を評価します。収益性と資産価値の両面でバランスが取れている物件ほど、融資条件で有利になる傾向があります。
法人で借りる場合(資産管理会社・代表者保証)
法人で借り入れる場合のメリットは、資産管理の一元化や事業として不動産を運営しやすくなることです。
法人名義の融資では、個人で借りる場合とは異なる審査項目が加わり、代表者個人の属性だけでなく、法人の事業内容や財務状況、事業の継続性なども審査対象となります。特に、設立間もない資産管理会社や事業実績が少ない法人では、審査のハードルが高くなることがあります。
多くのケースでは代表者保証や連帯保証人が求められ、法人名義であっても代表者個人の年収や資産状況、信用情報などが重要な判断材料となります。法人化したからといって、個人の信用力に関する審査がなくなるわけではないのです。
金融機関によって法人向け融資の取り扱いや条件は異なります。法人での借り入れを検討する場合は、必要書類や融資条件、代表者保証の有無なども含めて比較しましょう。
借入までの流れと必要書類

収益物件ローンの手続きは、一般的に事前相談・仮審査から始まり、本審査や契約を経て融資実行へ進みます。融資を利用して収益物件を購入する場合は、売買契約や決済の日程とローン手続きを並行して進める必要があります。
審査では、本人確認書類や収入関係の書類に加え、レントロールや賃貸借契約書などの物件資料も求められます。書類の不足や提出の遅れは、手続き全体の長期化につながるため注意が必要です。
ここでは、収益物件ローンの申込みから融資実行までの流れと、主な必要書類について解説します。
事前相談・仮審査
事前相談では、物件の所在地や種類、築年数、購入価格、想定される家賃収入などの情報に加え、自己資金や希望する借入額、返済期間などを伝えます。住宅ローンなどの既存借入がある場合は、その内容もあわせて共有します。
仮審査では、申込者の年収や勤務先などの属性に加え、物件の収益性や担保価値も確認されます。金融機関によっては、この段階で融資額や金利、借入期間の目安が提示されることもあり、購入計画を具体化するための重要な判断材料となります。
複数の金融機関へ相談することも可能ですが、短期間に多くの申込みを行うと審査に影響する場合があります。闇雲に相談先を広げるのではなく、条件の合いそうな金融機関から優先的に打診しましょう。
本審査・契約・金銭消費貸借契約
本審査では、本人確認書類や収入証明書類、資産状況が分かる資料のほか、購入する物件に関する資料の提出が求められます。売買契約書や重要事項説明書、レントロール、賃貸借契約書などが代表例です。
金融機関は、提出された書類をもとに融資の可否や条件を最終判断します。なかでも、収支計画や物件資料の内容に整合性があるかは重要な確認ポイントです。例えば、レントロールの賃料と賃貸借契約書の内容が一致しない場合や、空室状況、修繕履歴などが不明確な場合は、追加資料の提出を求められたり、審査に時間を要したりすることがあります。
本審査の承認後は、ローン契約の手続きへ進みます。この際に締結するのが「金銭消費貸借契約」です。金銭消費貸借契約では、借入金額や金利、返済期間などの融資条件が正式に確定します。
契約内容によっては、事務手数料や保証料などの費用も発生します。契約前には、金利の見直し条件や繰上返済の取り扱いなども含めて内容を確認しましょう。
決済・抵当権設定・司法書士手続き
決済当日は、金融機関から融資金が実行され、売主へ残代金が支払われるとともに、司法書士の立ち会いのもとで同日中に所有権移転登記や抵当権設定登記の申請手続きが行われるのが一般的です。
抵当権設定登記は、金融機関が融資の担保として不動産に権利を設定するための手続きです。必要書類の不足や本人確認の不備があると、融資実行や決済に影響する可能性があるため注意しましょう。
登記手続きは主に司法書士が担当します。司法書士は必要書類の確認や登記申請を行い、決済当日の本人確認なども担当します。
なお、登記費用や司法書士報酬は購入時の諸費用として発生します。見落としやすい費用でもあるため、見積もりの段階で資金計画に組み込んでおくと安心です。
借り換え・追加融資・リフォーム費用の活用

金利環境の変化や物件価値の向上によって、借換えによる返済負担の軽減や、追加融資による資金調達が可能になるケースがあります。借換えは金利の引き下げだけでなく、返済期間や毎月の返済額を見直す手段として活用できますが、手数料や諸費用が発生します。メリットとコストを比較したうえで判断することが重要です。
追加融資は、修繕やリフォーム、設備更新など物件価値の維持・向上に必要な資金を調達する手段として活用できる場合があります。利用できるかどうかは、保有物件の「積算価格」や「稼働状況」、および金融機関の審査結果によって異なります。
借換えで見直せる条件(金利・期間・返済額)
現在利用しているローンを別のローンへ変更することを借換えといいます。主な目的としては、金利の引き下げによる総返済額の軽減や、返済期間の見直しによる毎月の返済負担の調整などです。商品によっては、団体信用生命保険(団信)の保障内容を見直せる場合もあります。
ただし借換えには、事務手数料や保証料、登記費用、印紙税などの諸費用が発生します。そのため、金利が下がる場合でも、借換によるメリットが費用を上回るかを事前に確認しましょう。
借換え時には改めて審査が行われます。申込者の状況だけでなく、物件の収益性や担保価値も再評価されるため、購入時と同じ条件で借り換えられるとは限りません。金利だけでなく、毎月の返済額や総返済額がどのように変わるのかを含めて検討しましょう。
現在より低い金利の商品が利用できる場合や、返済負担の軽減によって資金計画の改善が見込める場合は、借換えを検討する価値があります。
修繕・リフォーム・税金支払いに使えるケース
追加融資や目的別ローンで対象になり得るのは、建物の修繕や設備の更新、空室対策のためのリフォームなど、収益性維持に必要な支出です。金融機関によっては、納税資金などに利用できる場合もありますが、修繕やリフォーム資金と比べると審査は慎重になる傾向があります。
なお、不動産賃貸業にかかる固定資産税や不動産取得税などの納税資金についても、金融機関やビジネスローンによっては融資対象となる場合があります。ただし、利用できる商品は限られるため、事前の確認が必要です。
融資を申し込む際は、見積書や工事契約書、請求書などの提出を求められるのが一般的です。資金の使い道が明確であるほど審査が進めやすくなるため、必要書類は事前に準備しておきましょう。
融資の可否は申込者の属性だけでなく、物件の担保価値や既存ローンの状況なども踏まえて判断されます。希望する金額を必ず借りられるとは限らず、現在の借入状況や物件の評価額によって融資条件が変わることがあります。
リフォームや修繕に融資を活用する場合は、工事によって空室対策や物件価値の向上につながるかの見極めが大切です。将来的な収益改善につながるかの視点で検討する必要があります。
特に、信用金庫は信用金庫法、信用組合は中小企業等協同組合法によってそれぞれ営業地区が定められており、地方銀行も各行の定款や認可範囲により対応エリアが実質的に限定されています。申込者の居住地や物件所在地がその範囲内でなければ融資を受けられません。
仲介手数料や登記費用などの諸費用は、自己資金が必要になることもあります。フルローンを前提とする場合でも、一定の自己資金を準備しておくと安心です。
ただし、対応可否や条件は金融機関によって異なり、工事の進捗確認や請求書などの提出を求められることもあります。事前に資金が必要となる時期を整理したうえで相談するとよいでしょう。
競売になると、物件が強制的に売却されるだけでなく、信用情報機関への異動情報登録(いわゆるブラックリストへの掲載)など、その後の経済活動に深刻な影響が生じます。返済が難しくなった場合は、早めに金融機関へ相談して、返済条件の見直しや任意売却などの選択肢を検討しましょう。
まとめ|収益物件ローン選びのポイント
最後に、ローン選びで確認しておきたいポイントをチェックリスト形式で整理します。
□ 希望する物件が金融機関の融資対象エリア・物件条件に該当している
□ 金利だけでなく、事務手数料や保証料などを含めた総コストを比較している
□ 借入期間と毎月の返済額が、無理のない収支計画になっている
□ 頭金や諸費用を支払った後も、修繕費や空室対策に備える資金を確保できている
□ 団体信用生命保険(団信)の有無や保障内容を確認している
□ 将来的な借換えや追加融資の可能性も考慮している
□ 複数の金融機関を比較し、自分の投資方針に合った条件を選んでいる
□ 売却や借換えを行う場合のローン残高も踏まえて資金計画を立てている
収益物件ローン選びで大切なのは、「融資を受けられるか」だけでなく「購入後も安定して運用を続けられるか」。空室リスクや修繕への備えに加えて、将来的な売却や借換えも見据えながら、無理のない資金計画を立てましょう。
空き家や中古住宅を含む不動産購入のご相談は「アキサポ」
アキサポでは、空き家や中古住宅を含む不動産購入のご相談を受け付けています。「収益物件を探したい」「投資に適した物件選びを相談したい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
この記事の監修者
白崎 達也 アキサポ 空き家プランナー
一級建築士
中古住宅や使われなくなった建物の再活用に、20年以上携わってきました。
空き家には、建物や不動産の問題だけでなく、心の整理が難しいことも多くあります。あなたが前向きな一歩を踏み出せるよう、心を込めてサポートいたします。