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公開日:2022.01.21 更新日:2023.10.02

今話題の不動産/マンション AI査定サービスのおすすめ5選

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不動産/マンションの売却を検討する際には、不動産会社へ直接査定を依頼したり、一括査定サービスを利用したりするのが一般的ですが、しつこい営業電話や複数の不動産会社とのやりとりを避けたいと考える方もいらっしゃるでしょう。

そんな方におすすめなのが、手軽かつスピーディな不動産/マンションのAI査定です。

今回は、不動産/マンションのAI査定に関する仕組みや利用時の流れ、メリット・デメリット、おすすめのAI査定サービスなど、知って得する情報を分かりやすくご紹介します。

不動産/マンションのAI査定とは?

AI

そもそもAIとは、「人工知能」の略称で、コンピューターの性能向上で実現した「機械学習の実用化」をはじめとした技術により、従来人間が行ってきた知的な処理・作業をシステム化する仕組みです。

近年、さまざまなアプリケーション・システム・Webサイトなどで広くAIが活用されるようになりましたが、不動産/マンションのAI査定についても、文字どおりこのAIを活用した査定方法を示しています。

ここでは、不動産/マンションのAI査定について、査定の仕組みや流れ、不動産一括査定サービスとの違いなどを解説します。

不動産/マンションのAI査定の仕組み・流れ

不動産/マンションのAI査定では、AIが膨大な類似データの照合・比較・計算などを行うことにより、素早く価格査定を行います。そのため、不動産会社との直接的なやりとりは必要なく、手続きはすべてオンラインで完結できるのが大きな特徴です。

では気になるAI査定の具体的な流れですが、利用者の手続きは至ってシンプルで、以下のようなデータを入力して送信するだけです。

・物件の所在地
・種類や用途
・間取り
・専有面積
・築年数
・構造
・物件の現況(居住状況)
・氏名
・メールアドレス

AI査定でも人の手による査定でも、査定に必要な情報はほとんど変わりませんので、不動産の価格算定で重要な要素となる所在地、築年数、専有面積などのデータを入力することになります。

データ入力後はAIの自動分析・計算によって査定価格を算出する流れとなります。

利用者は、上記データを入力するだけでオンラインから手軽に不動産/マンションを査定できるのが大きな魅力といえるでしょう。

不動産一括査定サービスとの違い

不動産一括査定サービスとは、物件に関する必要データを入力することにより複数社からの不動産査定を受けられるオンラインサービスです。

AI査定も不動産一括査定サービスもオンラインで査定を完結できる点は同じですが、大きな違いは「査定結果が届くまでのスピード」にあります。

不動産一括査定の場合、手続き自体はオンラインで完結できますが、査定はあくまで人の手によって行われるため、査定が出るまでに1日以上時間がかかるケースも珍しくありません。

いっぽう、AI査定は人の手に頼らないAIによる自動査定であるため、曜日・時間に関係なく数秒~数分で査定額が算出されます。

また、AI査定では入力されたデータをもとに、過去の膨大なデータベースから類似した物件情報を探し出し、データに基づいた客観的な査定額を算出できる特徴を持っています。逆に、人の手による査定では、人為的なミスや意図的な価格調整の可能性もゼロではないため、本来の査定額が必ずしもそのまま利用者へ提示されるとは限りません。

これらの違いから、AI査定はスピーディかつ客観的な査定額を出して欲しい方に特におすすめのサービスです。

不動産一括査定サービスについて詳しく知りたい方はこちら

不動産/マンションのAI査定を利用するメリット・デメリット

○と×

不動産/マンションのAI査定のメリット・デメリットを紹介します。

メリットだけでなくデメリットも理解することで、不動産/マンションのAI査定を効果的に活用しやすくなるでしょう。

不動産/マンションのAI査定を利用するメリット

前述のとおり、人の手に頼らないAI査定はオンラインで手続きを完結できるだけでなく、数秒~数分で査定額が算出されるという圧倒的なスピードという点でメリットを持っています。

また、不動産会社に直接査定を依頼した場合と異なり、AI査定では不動産会社との直接的なやりとりが発生しません。AI査定と同様にオンラインで利用できる不動産一括査定サイトでも、申込時に提供した個人情報は不動産業者に共有されるため、最終的には営業電話がかかってくるケースが大半です。

ですがAI査定は、申込受付から査定完了まで業者や人の手が介入せず、匿名で利用できるサービスが多いため、煩わしい営業電話に悩まされる心配が少なくて済みます。

こうしたメリットから、ストレスなく手軽に不動産/マンションを査定して欲しい方にとって、AI査定はぴったりのサービスだといえるでしょう。

不動産/マンションのAI査定を利用するデメリット

人の手が介入しないというAI査定の大きな特徴は、メリットだけでなくデメリットにもつながります。

たとえば、マンションの買主側が「特定の周辺施設に近い物件」を希望している場合、条件にぴったりマッチする物件であれば相場より多少割高でも購入したいと考えるかもしれません。こうした買主側の個人的な事情やニーズが購入の決め手となるケースは往々にして存在しますが、AIでは個々の事情まで踏まえた推測は不可能です。

査定の材料となるのはあくまで、提供されたデータに基づく類似物件の売買履歴などであり、「データにない情報は参考にできないから」です。

また、人的要因を参考にした上での査定ができない点とは別に、以下の理由からAI査定は精度上の問題も抱えています。

・レインズの情報を利用できない
・地方の物件査定は不得意

※レインズ:国土交通大臣から指定された不動産流通機構が運営するネットワークシステム。不動産取引の適正化と円滑化を目的として運営されており、登録すると全国の不動産業者が公開する物件情報が閲覧可能となる。登録・利用できるのは不動産業者のみで、不動産流通になくてはならないシステムとなっている。

まず、大きな問題が「レインズの情報を利用できない」点です。レインズは不動産業者専用の不動産ポータルサイトのようなもので、不動産取引には欠かせないシステムですが、規約により「レインズからの取得情報を外部に公開することを禁止」しています。

取得情報をそのまま公開することはもちろん、集計・加工・分析したものも同様に禁止されているため、AI査定ではレインズを利用できません。

そのためAI査定では、現在の不動産取引市場で欠かせないレインズのデータを使わず、それ以外のネット上の無料情報や自社データをもとにして査定するしかないのです。それ故に、不動産会社に直接査定依頼する場合と比べると査定精度は下がってしまいます

また、何故「地方の物件査定は不得意」かというと、地方の物件は都会に比べて取引事例が少ないのが大きな理由です。AIはあくまで過去の取引事例をもとに査定額を算出するため、取引データが少なくなればなるほど精度は低くなりがちです。

ただし、地方であっても類似物件の取引事例が多い地域であれば、精度が大きく落ちるようなことはないため、一概に「地方の査定は必ず精度が低い」とはいえません。

特にマンションの場合は、戸建て物件と比べて全国的に類似物件が多い傾向にあるため、おおよその目安としてAI査定を利用するのもありでしょう。

おすすめの不動産/マンション AI査定サービス5選

☆5を手にかかげる

ここでは数ある不動産/マンション AI査定サービスの中から、おすすめのサービスを5つ厳選してご紹介します。

それぞれのサービスの説明や特徴も合わせて解説しますので、AI査定サービスを比較する際の参考にしてみてください。

SRE不動産(旧ソニー不動産)マンションAIレポート

運営会社SREホールディングス株式会社
対応エリア主に1都3県(神奈川県、千葉県、埼玉県)
実績東京都23区内のMER5.90%※

※MERとは、機械学習の分野で推定結果の正確さを示す一般的な指標であり、MERの値が小さいほど推定精度が高いことを示す。

SRE不動産(旧ソニー不動産)マンションAIレポートは、ソニーグループと共同で開発した業界最高水準の精度を持つAIによるマンションの売買・賃料の価格相場を算出するサービスです。1都3県(神奈川県、千葉県、埼玉県)の推定価格算出をはじめ、都道府県・地域・駅ごとのマンション価格をAIが算出して提示します。

特徴①:エリア別に売却推定価格をランキング形式で紹介

都道府県、市区町村、駅、沿線別にマンション売却価格を算出し、価格順にランキング形式で紹介します。都道府県・市区町村といった広いエリアではなく、より細かいエリアに絞り込んでマンションの売却推定価格を知りたい際に便利です。

特徴②:築年数に応じた購入価格の変動をグラフ化

マンションの購入価格が築年数によってどのように変動しているかを、時系列に沿ってグラフ化します。

特徴③:マンション賃料価格のランキングにも対応

売却価格だけでなく、都道府県、市区町村、駅、沿線別にマンションを賃貸した場合の価格を算出し、高額ランキング形式で紹介します。

HOME’Sプライスマップ

運営会社株式会社LIFULL
対応エリア全国対応
実績国土交通省、日本経済新聞、ワールドビジネスサテライト(テレビ東京)などで紹介

HOME’Sプライスマップは、都道府県、駅名、住所といったエリア情報を入力するだけで、マンションの売買価格、賃料などの参考価格がひと目で分かるサービスです。

特徴①:マンションの参考価格を地図上に表示

指定したエリアのマンション売却・賃料の参考価格を地図上に表示します。特定のマンションだけでなく、エリア一帯のマンション売却価格や賃料をまとめて確認できるため、駅別・エリア別の価格相場を知るための参考になります。

特徴②:LIFULL HOME’Sが蓄積した膨大な物件データを活用

自社運営する住宅・不動産ポータルサイトなどで蓄積してきた膨大な物件データに、独自開発の不動産参考価格算出システムを組み合わせることにより、48万棟、470万戸ものマンションの売却・賃料の参考価格を算出します。

特徴③:不動産会社への査定依頼にも対応

参考価格をオンラインで即座にチェックできるサービスに加え、希望する方には不動産会社への売却査定依頼も受け付けています。提供する売却査定依頼サービスは利用者数700万人超と人気が高く、より正確な査定価格を算出したい際に便利です。

IESHIL(イエシル)

運営会社株式会社リブセンス
対応エリア首都圏
実績SankeiBiz(サンケイビズ)、東洋経済オンラインなどに掲載実績あり

IESHIL(イエシル)は、東証1部上場の株式会社リブセンスが運営するサービスで、約9,000万件の売買履歴・賃貸情報などのデータをもとに、マンション相場価格を算出します。

特徴①:部屋ごとのマンション価格が分かる

同じマンションでも、部屋の間取りや面積、階数によって価格が変動することは良くありますが、IESHIL(イエシル)なら部屋ごとの価格査定が可能です。

特徴②:無料で不動産専門家に相談できる

不動産/マンションのあらゆる悩み、疑問について、「不動産仲介経験10年以上、有資格者(宅建等)」などの経歴を持つ不動産アドバイザーに無料で相談できます。利用者満足度93.6%(2021年5月集計)と高い評価を得ている点も魅力的です。

特徴③:査定に関する複数の特許登録済み

3種類の特許(特許第6837739号・特許第6837740号・特許第6744702号)を活用し、独自に改良したAIを用いて査定精度を高めながら、客観的に査定価格を算出します。

RENOSY(リノシー)

運営会社株式会社GA technologies
対応エリア東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
実績ワールドビジネスサテライト(テレビ東京)、東洋経済オンライン、
プレジデントオンラインなどに掲載実績あり

RENOSY(リノシー)は、東証マザーズ上場企業の株式会社GAtechnologiesが運営しているサービスで、45秒でマンションの相場・人気を確認できる「マンションAI査定」を提供しています。

特徴①:所有物件の相場をチェックできる

利用時には、マンション名や部屋番号、専有面積、竣工年などの情報を入力する必要がありますが、自己の所有物件の価格をピンポイントで査定できます。

特徴②:査定後の売却サポートをワンストップで対応

無料のAI査定だけでなく、査定後には訪問査定、売却に関する相談、プランニング、売買のための仲介など、売却に関するサポートをワンストップで提供しています。

マンション.navi(マンションナビ)

運営会社マンションリサーチ株式会社
対応エリア全国対応
実績会員数12万人超

マンションナビでは、全国対応のAI査定サービスを提供しており、エリアや路線などから絞り込んだマンションの価格相場をすぐにチェックできます。

特徴①:データ入力なしで価格相場を表示

AI査定では、個人情報をはじめとしたデータ入力が一切必要ありません。エリアや路線からの絞り込み、もしくはマンション名を入力するだけで売買推定価格および賃料相場をチェックできます。

特徴②:販売価格履歴をチェックできる

指定したマンションの販売履歴に加え、競合マンションの販売履歴を手軽にチェックできます。各種履歴は最新のものから過去10年に渡って「販売時期/販売価格(㎡単価)/所在階/間取り/専有面積/築年数」などの情報と合わせて表示されるため、物件の条件と照らし合わせながら価格推移を確認することが可能です。

※すべての販売価格履歴を確認するには、無料会員登録が必要

特徴③:マンション一括査定サービスも提供

AI査定とは別に、物件情報を細かく入力することにより、不動産会社最大9社に査定を依頼できる一括査定サービスを提供しています。利用は無料となっており、利用者数延べ500万人超となる人気のサービスです。

不動産/マンション AI査定サービスまとめ

不動産/マンションのAI査定は、数秒~数分で査定額が算出されるという圧倒的なスピードに加え、人の手が介入しないため不動産会社と直接やりとりする必要がありません。

手軽に不動産/マンションを査定したい方にとって便利なサービスではありますが、今回ご紹介したように、AI査定には精度上の課題があるのも事実です。

精度が気になる方は不動産会社に直接査定を依頼したり、一括査定サービスを併用したりするなど、他の方法と使い分けながら、AI査定サービスをうまく活用すると良いでしょう。