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公開日:2025.08.06 更新日:2026.07.23

空き家の活用方法7選|賃貸・民泊で収益化する手順と補助金【相談無料】

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空き家の活用とは、使っていない住宅を賃貸・民泊・店舗などに転用し、収益化や地域貢献につなげる取り組みです。放置したままだと「特定空家等」に指定され、固定資産税の軽減が外れて負担が増えるリスクがありますが、活用すれば維持費の悩みを収入源に変えられる可能性があります。

この記事では、戸建賃貸やサブリース、民泊・店舗へのコンバージョン、リノベーションといった具体的な方法を、使える補助金制度とあわせて解説します。空き家の管理や活用にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

空き家を活用しないとどうなる?放置リスクを先に確認しよう

家の模型と、メリットデメリットが対になった表のイメージ

相続した実家や転居後の自宅を、そのうち何とかしようと先延ばしにしていませんか。空き家の放置は、建物・税金・近隣関係にまたがる深刻なリスクを生みます。まずは、放置した場合に何が起きるのかを整理しましょう。

倒壊・火災・不法侵入などの物理的リスク

空き家を放置すると、建物の劣化や倒壊、火災、不法侵入といった物理的リスクが急速に高まります。

人の目が届かないため、屋根や外壁の損傷から雨漏りが進み、木材の腐食やシロアリ被害が広がります。台風や地震では倒壊の危険が高まり、近隣トラブルにつながることもあるでしょう。施錠も甘くなりがちで、不審者が住み着いたり犯罪の温床になったりする例もあります。電気系統の老朽化による火災、雑草の繁茂による景観悪化も見逃せません。

万一、建物の倒壊や外壁の落下で他人に被害を与えた場合、所有者は民法第717条(土地の工作物等の占有者及び所有者の責任)に基づき損害賠償責任を問われることがあります。定期的な点検と適切な管理が欠かせません。

固定資産税の増加・特定空家等指定のデメリット

空き家を放置して行政から「勧告」を受けると、住宅用地特例が外れ、土地の固定資産税が最大6倍に増えるおそれがあります。

市区町村は、そのまま放置すれば危険な空き家を「特定空家等」に指定できます。さらに2023年12月施行の改正空家法では、その前段階として「管理不全空家等」の区分が新設されました。いずれも、助言・指導を経て「勧告」を受けた時点で住宅用地特例が解除され、固定資産税が大きく上がります。

勧告後の命令にも従わなければ、行政代執行によって強制的に解体され、その費用は所有者に請求されます。解体費用は木造住宅でも100万円以上かかることが多く、突然の高額出費になりかねません。特定空家等の指定は近隣にも知られるため、所有者のイメージ低下も避けられないでしょう。金銭・精神の両面で負担が重いため、早めの対策が肝心です。

近隣トラブル・資産価値下落などの社会的リスク

管理されていない空き家は、景観や衛生の悪化を通じて近隣に迷惑をかけ、周辺の資産価値まで下げてしまいます。

害虫の発生や不審者の出入りは、近隣住民にとって大きな負担です。越境した庭木の枝は民法第233条(竹木の枝の切除及び根の切取り)で対応が定められ、悪臭などの実害が生じれば民法第709条(不法行為)に基づく損害賠償請求の対象にもなり得ます。こうした問題が続けば地域の治安や景観が悪化し、周辺の不動産価値も下がります。

結果として「地域の迷惑物件」とみなされ、いざ売却しようとしても買い手がつかない、相場を大きく下回る価格でしか売れない、といった事態を招きかねません。地域からの信頼を失えば、所有者や家族の社会的立場にも長く影響します。

空き家活用方法の種類と特徴|収益化・地域貢献・自用型まで

スケルトンになった空き家の説明をしている業者と女性

空き家には、賃貸による収益化だけでなく、店舗・民泊への転用や地域貢献型の使い方まで、多彩な活用方法があります。ここでは代表的な方法を、収益型・自用型に分けて整理します。

賃貸住宅としての空き家活用(戸建賃貸・サブリース)

戸建賃貸は、空き家活用のなかで最も一般的で、安定した収益が見込める方法です。

アパートやマンションより競合が少なく、個人や家族に長く住んでもらいやすいのが強みです。賃料は立地や築年数によりますが、月5万〜15万円程度が目安になります。自主管理が難しければ、不動産会社が一括で借り上げるサブリース契約を使うことで、空室リスクや管理の手間を大きく減らせます。リフォーム費用の目安は50万〜200万円程度。老朽化した物件でも再生でき、比較的始めやすい選択肢です。長期の資産運用として収益性を重視するなら、まず検討したい方法といえるでしょう。

店舗・シェアオフィス・民泊などへのコンバージョン

駅近や観光地周辺など立地の良い空き家は、店舗・シェアオフィス・民泊などへ転用することで、高い収益を狙えます。

カフェや雑貨店、フリーランス向けのシェアオフィス、民泊などが代表例です。民泊なら1泊5,000〜15,000円ほどの収入が見込め、稼働率によっては賃貸を上回ることもあります。リノベーションで個性を出しやすく、地域にないサービスや雰囲気を生む拠点にもなります。

ただし、営む事業によって必要な手続きが変わる点に注意しましょう。民泊は住宅宿泊事業法に基づく届出で始められ、住宅のまま使えるため用途変更は原則不要ですが、営業できるのは年間180日までです。通年で営業したい場合は、旅館業法の許可(簡易宿所営業)が必要になります。一方、カフェや店舗への転用では、用途変更に伴う建築基準法・都市計画法・消防法への適合に加え、食品衛生法などの営業許可も求められます。初期投資は100万〜500万円と高額になりがちで、集客や運営のノウハウも欠かせません。事業経験のある方や専門業者との連携が成功の鍵です。

地域交流拠点・NPO貸与・趣味スペースとしての非収益活用

収益を目的にしない活用も、空き家を守りながら地域や自分の暮らしに役立てる有効な選択肢です。

地域住民の集いの場やNPOの活動スペース、子育て支援施設として開放する方法があります。人の出入りが生まれることで、建物の劣化や防犯面の不安も抑えられます。陶芸や音楽のアトリエ、週末の拠点として使うセカンドプレイス型も人気です。固定資産税などで年間20万〜50万円ほどの維持費はかかりますが、地域からの感謝や社会貢献の実感、趣味を通じた生きがいなど、お金に換えられない価値を得られます。自治体の補助金を使える場合もあり、地域貢献や自己実現を重視する方に向いています。

空き家活用に使える補助金・制度支援をチェック

「助成金」と書かれたブロック

空き家の活用や改修には、国や自治体の補助金を使える場合があります。費用や手続きの負担を軽くできる可能性があるので、代表的な支援制度を整理します。

国の「空き家対策総合支援事業」概要と対象要件

国の「空き家対策総合支援事業」は、空き家の除却・改修・調査・活用を支援する制度ですが、実施の主体は市町村です。

この制度は市町村が策定する「空家等対策計画」に基づいて行われ、個人は原則として市町村の窓口を通じて利用します。補助の対象・上限・要件は市町村ごとに異なるため、まずは居住地の自治体が制度を設けているかを確認しましょう。

また国土交通省は、先進的な取り組みを支援する「空き家対策モデル事業」も実施しています。令和8年度(2026年度)は改修・除却工事を最大2/5補助しますが、NPO・民間事業者・地方公共団体を対象とした公募・採択制で、個人が直接使う制度ではない点に注意が必要です。

自治体独自の改修・耐震・賃貸活用支援制度

多くの自治体は、国の制度に加えて独自の改修・耐震・活用支援を設けています。

耐震診断やリフォーム、断熱改修の工事費を一部補助する制度が代表的で、なかには補助率2/3・上限200万円ほどの手厚い自治体もあります。たとえば東京都は「空き家ポテンシャル発掘支援事業」で、空き家を改修・活用する民間事業者やNPO等を支援しています。改修費の補助率は2/3、上限は1棟あたり250万円(耐震改修を行う場合は1棟200万円を上限に上乗せ)です。このほか、空き家バンクへの登録を条件とした補助や税制優遇を用意する自治体もあります。

住宅確保要配慮者(高齢者・低所得者など)向けには、住宅セーフティネット制度に基づき、家賃の一部(月最大4万円程度)や改修費を補助する仕組みもあります。ただし実施の有無や内容は自治体によって大きく異なるため、担当窓口での確認が欠かせません。

申請時の注意点と支給タイミング

補助金は、着工前の申請と工事後の後払いが原則です。

事前相談・計画提出・着工前の承認が必須で、工事を始めてからの申請は原則として受け付けられません。申請には建物の現況写真、工事見積書、登記簿謄本、税務関係書類などが必要で、不備があると審査が遅れます。審査は通常1〜3か月ほどかかり、補助金が支払われるのは工事完了後の実績報告を経てからです。そのため、工事費はいったん全額を自己負担する必要があります。

多くの自治体は年度ごとに予算枠を設けており、早期に募集が締め切られることも珍しくありません。早めの相談と申請が肝心です。なお、補助を受けた物件には一定期間の利用制限が課され、転売や用途変更が制限される場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

空き家活用を始めるためのステップと注意点

空き家活用を成功させる鍵は、建物の状態・権利関係の確認、改修費用の見積もり、周辺環境と法的制限の調査を、順序立てて進めることです。手順を踏めば、リスクを抑えながら収益や地域貢献につなげられます。

建物状態・権利関係の確認から始めよう

空き家活用の第一歩は、建物の現状把握と権利関係の整理です。

まずは構造の安全性、水回りや電気設備の状態、雨漏り・シロアリ被害の有無を専門家に診断してもらいましょう。築年数が古い場合は、建築基準法の耐震基準に適合しているかの確認も必要です。

あわせて法務局で登記簿謄本を取得し、土地・建物の名義や抵当権の状況をチェックします。相続が関わる場合は、相続登記を済ませておきましょう。相続登記は2024年4月から義務化されており、正当な理由なく取得を知った日から3年以内に登記しないと、10万円以下の過料の対象になります。

共有名義の場合、大規模なリノベーションや用途変更など「著しい変更」には共有者全員の同意が必要です(民法第251条)。一方、原状を大きく変えない軽微な改修は、持分価格の過半数で決められます(民法第252条)。トラブルを避けるため、早めに話し合いを始めましょう。

これらの確認を怠ると、後から「使えない」「売れない」と判明し、大きなトラブルの原因になります。最初にしっかり現状を把握しておくことが大切です。

用途に合った改修・修繕の必要性と費用感

必要な改修の内容と費用は、活用方法によって大きく変わります。

賃貸住宅なら、水回りの更新や断熱改善が中心で、100万〜300万円程度が目安です。民泊やシェアハウスは消防設備の設置や間取り変更が加わり、400万〜600万円ほど見込まれます。カフェなどの店舗や事務所への用途変更では、消防法対応やバリアフリー化を含む大規模な改修が必要で、1,000万円を超えることも珍しくありません。工事前に複数の業者から見積もりを取り、見込める収入と改修費を照らし合わせて判断しましょう。

周辺環境・法的制限(用途地域・再建築可否)の確認

空き家を活用できるかどうかは、立地条件と法的制限に大きく左右されます。

都市計画法の用途地域によって建物の使い道が決められており、たとえば住居系の地域では店舗の営業に制約があります。また、建築基準法第43条の接道義務(原則、幅員4m以上の道路に2m以上接すること)を満たさない土地は「再建築不可」となり、大規模な改修が難しくなる場合があります。市街化調整区域では都市計画法に基づく開発許可が必要で、活用の選択肢が限られます。交通の便や周辺施設、騒音・治安といった環境も、実際の収益を左右します。

まずは自治体の都市計画課で用途地域を調べ、現地で周辺の様子も確認しましょう。法的な問題がないか、採算が取れそうかを見極めることが、活用成功の近道です。

アキサポなら空き家の活用をワンストップでサポート

空き家活用のハードルは、多くの場合「改修費用」と「何から手をつければいいかわからない」の2点に集約されます。補助金は心強い制度ですが、工事費をいったん全額自己負担する必要があり、審査や書類準備の手間もかかります。その負担そのものをなくすのが、アキサポの空き家活用サポートです。

アキサポは、リノベーション費用を全額負担(自己負担0円※)で空き家を活用できるサービスです。オーナー様は金銭的リスクを負うことなく、活用の第一歩を踏み出せます。活用アイデアの提案から、物件の特性や地域性をふまえた事業者とのマッチング、施工会社の手配、工事進行の管理まで、ワンストップで対応します。

「どのくらい収益が出るのか」「改修費は回収できるのか」といった不安には、無料の現地調査と収支シミュレーションでお応えします。初期費用から将来の収入見込みまで、数字で可視化します。

※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。

まとめ|空き家の活用は放置より「価値を生む」選択へ

空き家を「いずれ使うかも」「思い出があるから」と手をつけずにいると、建物の劣化や維持費、固定資産税の負担が年々重くのしかかります。放置し続けるほど選択肢は狭まりますが、活用に踏み出せば、収益化や地域貢献という新しい価値が生まれます。

活用の可能性は、築年数・立地・間取りによって大きく変わります。だからこそ、まずは物件の現状を正確に把握し、その建物に合った活用の方向性を見極めることが第一歩です。

とはいえ、費用や手続きの不安から、一歩を踏み出せない方も多いはず。アキサポなら、現地調査から活用プランの提案、補助金申請、事業者マッチングまで一括対応。「何から始めればいいかわからない」という段階でも、無料でご相談いただけます。

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この記事の監修者

岡崎 千尋 アキサポ 空き家プランナー

宅建士/二級建築士

都市計画コンサルタントとしてまちづくりを経験後、アキサポでは不動産の活用から売買まで幅広く担当してきました。
お客様のお悩みに寄り添い、所有者様・入居者様・地域の皆様にとって「三方良し」となる解決策を追及いたします。

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