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公開日:2021.07.02 更新日:2022.11.30

空き家買取のメリットデメリット|仲介との違いや、「活用」の選択肢も!

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「空き家を所有していて不動産業者へ買取してもらうか一般の方に売却するか悩んでいる」

「できるだけ手を煩わせることなくスムーズに取引がしたい」

空き家を手放すことを考え始めたら、空き家買取も選択肢に入ってきていることでしょう。できるだけ損をしないように高く売りたいですよね。

そこで今回は空き家買取のメリットデメリットや、売却ではなく買取に向いている空き家物件について解説します。また、空き家買取の他に完全に手放してしまうのではなく「活用」という選択肢もご紹介します。

空き家買取のメリット・デメリット

まずは空き家買取のメリットとデメリットを見比べてみましょう。

空き家買取のメリット

・売却までの期間が短く済む
・契約直前~直後のトラブルが発生しにくい
・仲介で売却困難な物件でも売れる
・仲介手数料が掛からない
・家財道具そのまま残していても売れる

空き家買取のデメリット

・売却価格の低さ

空き家買取には多くのメリットがあり、特に早く売りたい方には魅力的なメリットが揃っています。ただし、買取業者が買い取った家を販売する都合上、どうしても売却価格が低くなってしまうデメリットはあります。

空き家買取の5つのメリット|確実性とスピード感

青空に家2件

空き家買取とは、不動産業者に直接空き家を買い取ってもらう仕組みを指します。

新しい買主を探す際に間に入ってもらう不動産仲介とは異なり、買い手が見つかるまでに時間がかかることはありません。

そんな空き家買取のメリットは以下の2つです。

・売却までの期間が短くて済む
・トラブルが発生しにくい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット①:売却までの期間が短く済む

一般的に不動産を売却するとなると、不動産業者が仲介して新しい買主を探すケースが多いですが、業者買取は不動産業者が買主になります。

つまり、新しい買い手を見つける時間がかからないので、売るまでの時間がスピーディーなのが特徴です。

空き家を所有してから時間が経ったり、適切な維持管理をしていなかったりするとあっという間に価値が下落してしまいます。

ただ、古い物件だとしても一般の方への売却よりも売れやすい傾向にあるので、売ると決断したら不動産業者に見積もりを出してもらうとよいでしょう。

メリット②トラブルが発生しにくい

一般の方との契約の場合、購入を検討する方も大きい買い物になるので契約直前でキャンセルになってしまうのは珍しくありません。

そうなるとまた一から新しい買主を探すことになります。

せっかく見つかった買主で、すぐに見つかればよいですがなかなかそうもいかないもの。

空き家買取であればそういったトラブルはありません。

また、仲介手数料がかからないのもメリットのうちのひとつです。

メリット③:仲介で売却困難な物件でも売れる

空き家を仲介で売却しようとした場合、空き家の状態や立地などが悪いと買い手が付かない可能性もあります。

しかし、空き家買取の場合は買い取ってくれるハードルが低い傾向にあり、中には物件の状態にかかわらず買い取ってくれる場合もあるため、空き家を売却できる可能性はかなり高いです。

メリット④:仲介手数料が掛からない

不動産会社に仲介を頼むと、不動産売買に関する各種手続きを依頼できる代わりに「仲介手数料」が必要になります。この手数料は、物件の取引額によって以下のように決まっています。

・取引額200万円以下:5%
・取引額200万円を超えて400万円以下:4%+2万円
・取引額400万円を越えた額:3%+6万円

一方で空き家買取の場合は、媒介行為が発生しないため媒介手数料は不要です。

もし仲介による売却を検討している場合、媒介手数料と買い手が付くまでの維持費を比較してから方法を考えてみるとよいでしょう。

メリット⑤:家財道具そのまま残していても売れる

空き家買取の場合、買取業者が家のクリーニングやリフォームなどを行うため、家財道具がそのままの状態でも売却可能ですし、清掃を必ず行う必要もありません。

ただ、買取業者からすれば、なるべく手を入れずに売却できる方が助かるため、可能な範囲で清掃や修繕を行っておくのがおすすめです。

買取のデメリット|売却価格の低さ

お金の背景に家

メリットも多くある空き家買取ですが、「売却金額の低さ」が最大かつ唯一のデメリットです。一般の方への売却と比べて空き家買取は売却金額が低いですが、それでも空き家買取を選択する人がいるのも事実。

そもそもなぜ売却金額が落ちてしまうのかというと、買い取られた空き家は買主のニーズに合うよう解体作業やリフォームを行ってから売り出すことが多いので、その作業分安く買い取るという考え方をするからです。

一般的には空き家の買取価格の相場は、市場相場の5~8割ほどと言われています。

仲介売却するよりも2~5割ほど安く手放すのが一般的ということになり、たとえば市場価格が2000万円だとすると、1,000~1,600万円ほどで買取になるケースが多いということになります。

空き家は「空き家買取」or「仲介」どちらで売却するべきか

空き家処分の「空き家買取」と「仲介」で悩んだら、どのようなポイントで選べばよいのでしょうか?

考え方のポイントは、自分のニーズと特徴がマッチする方を選ぶことです。自分の悩みを解決するために、より適している方を選びましょう。

また、メリット・デメリットを比較するのも良い方法です。「空き家買取」のメリット・デメリットは前述したとおりで、「仲介」のメリット・デメリットは「空き家買取」のメリット・デメリットを逆転させたものだと考えましょう。

空き家買取がおすすめの空き家の4つの特徴

空き家、見下ろす構図

「空き家買取のメリットは分かったけど、やっぱり売るときに金額が安くなってしまうと勿体ない気がする…」どうしてもそう考えてしまいますよね。

では、それでも空き家買取を選択するのにおすすめな状況や、空き家の状態について紹介します。

以下の4つのケースだと、売却金額が安くても買取を考えてみる余地があるでしょう。

・できるだけ早く現金化したい
・できるだけ早く肩の荷をおろしたい
・仲介売却でなかなか売れない
・田舎にある

ひとつずつ見ていきましょう。

特徴①:できるだけ早く現金化したい

空き家買取のメリットは、スピーディーに売却が決まることです。

仲介で売却する場合、どうしても買主を見つけるまでに時間がかかるケースが多いので、すぐに手元に現金は入ってきません。買い手のローンが組めずローン特約で解約される場合や、契約時に特約の取り決めなどに時間を有する場合があります。

しかし、空き家買取の場合は取引に慣れているため諸条件を詰めていくのに短い時間で進めていくことができます。

反対に、時間がかかってもいいからできるだけ高く売りたい場合には、仲介による売却を考えましょう。

特徴②:できるだけ早く肩の荷をおろしたい

自分の家庭や生活があるにも関わらず、空き家を相続した場合にはもう一つの家のことも考えなければなりません。

「そろそろ空き家の様子を見に行かないといけないな…」

「放火や不法投棄の可能性はないだろうか…」

そんなふうにいつも気がかりになってしまいます。

売ると決めているのであれば、できるだけ早く自分の手から放したいですよね。

そんな場合には仲介による売却への売却よりも早く売れる空き家買取のほうがおすすめです。

特徴③:仲介売却でなかなか売れない

古い建物だったり、立地が悪かったりとなかなか売れない場合があります。

ただでさえ日本の空き家の数は増加している状況にあり、平成30年住宅・土地統計調査によると全国の空き家数はおよそ846万戸で、過去最高を記録しています。

そんな場合には、売れないリスクがある仲介による売却より、多少売却金額が低くなってしまったとしても空き家買取をおすすめします。

特徴④:田舎にある

空き家が遠方にあったり、田舎にあったりする場合も空き家買取がおすすめです。

仲介で売却に出す際には、査定をしてもらったり打ち合わせをしたり、内見に立ち会ったり不動産と媒介契約を結んだり何度も足繁く通う必要が出てきます。

そうなった場合に交通費の負担も重くのしかかりますし、時間の融通も利かせなければなりません。

しかし、空き家買取であれば、査定をしてもらって買い取ってもらうだけなので、仲介による売却のように頻繁に通う必要がありません。

空き家買取ではなく「活用」という選択肢も

花と木の間から空き家を見下ろす

ここまで空き家買取や仲介による売却について見てきましたが、実は空き家を手放さずに「活用」するという選択肢もあります。

大きな金額が一度に入る売却も良いですが、定期的に家賃収入が入るのも長い目で見ると良いのではないでしょうか。

「活用といっても具体的に何をするの?」と不安になりますよね。

具体的な空き家の活用方法としては、リノベーションをして他者へ貸し出すという方法があります。

「リノベーションする費用なんてない」と思うかもしれませんが、リノベーション費用はアキサポが持つので安心。空き家を手放すには売るだけでなく、活用して収益物件に生まれ変わらせることもできます。

具体的なアキサポでの空き家リノベーション活用事例として以下のようなものが挙げられます。

アキサポでの空き家リノベーション活用事例

アキサポではリノベーションにかかる費用を全額負担し、貸し出しを支援する事業を行っています。

築年数100年超の空き家で実際に行った事例として、一棟貸し宿泊施設をご紹介します。

事例.築115年超の京町家をラグジュアリーな1日1組限定一棟貸し宿泊施設に

ビフォーアフター内観
ビフォーアフター外観

空き家になっていた築115年超の京町家を宿泊施設に生まれ変わらせた事例です。

老朽化が進んでいた建造物でしたが、京町家のこだわりと伝統を残したままリノベーションをしました。

京町家の街並を保全し、宿泊者に地域文化の本質を伝えることで地域全体の価値を向上することにも寄与しています。

このようにかなり古い建造物でもリノベーション次第で活用の余地があります。

大切な家を手放すのは心もとない方にも、「活用」という選択肢は一度検討してみる価値があると考えています。

空き家買取の流れ

一般的な空き家買取の流れは以下のとおりです。

1.買取業者に査定依頼をする
2.物件の調査・査定
3.買取金額や条件などの交渉
4.売買契約
5.物件引き渡し・売却金受け取り

複数の買取業者に査定をしてもらう場合、1〜3のステップを買取業者それぞれと行います。その後、売却する業者が決まったら、4以降のステップへ進みます。

高額買取をしてもらうコツ

空き家をなるべく高く買い取ってもらうための基本は、なるべく多くの買取業者に査定をしてもらうことです。

空き家の査定額は買取業者ごとに大きく異なります。業者によっては100万円単位で差が出る場合もあるため、可能な限り多くの買取業者に査定してもらいましょう。

その他にも以下のような高額買取りをしてもらうコツがあります。

・空き家を専門にしている買取業者を選ぶ
・査定前にクリーニングや修繕を行う
・査定額の交渉をする

高額査定をしてもらうコツの中で特に意識したいのは、「空き家を専門にしている買取業者を選ぶ」ことです。独自の流通ルートや情報ネットワークなどを持っていることが多いため、空き家を高く売るノウハウを持っている可能性があります。

また、査定額の交渉は、価格の確認を兼ねて必ず行っておきましょう。価格を上げて欲しいと伝えにくい場合は、「なぜこの価格なのか」と、価格の根拠を質問するのがおすすめです。

空き家の買取相場を調べる方法

空き家の買取相場は、近隣の不動産取引状況や建物の条件などから大まかに調べることができます。

まず、近隣の不動産取引状況から調べる方法ですが、一般的に、空き家の買取価格は仲介売却価格の7割程度と言われています。そのため、築年数や床面積などから周辺の類似物件を探して、販売価格に0.7をかけた値が大まかな買取相場だと考えられます。

次に、建物の条件などから大まかに調べる方法ですが、「東日本不動産流通機構」から出されている情報が役に立ちます。

首都圏における中古住宅成約価格などの相場

価格(万円)土地面積(㎡)建物面積(㎡)
築0~5年3,190112.8997.35
築6~10年2,909118.1398.87
築11~15年2,769138.56103.32
築16~20年2,667137.61105.84
築21~25年2,395141.25111.37
築26~30年2,042159.59116.15
築31年~1,649171.48101.71

出典:東日本不動産流通機構

この表は、首都圏における中古住宅の成約価格や土地・建物面積を築年数ごとに区分したものです。具体的な価格は立地やグレードなどによって異なりますが、この価格に0.7をかけた値が、首都圏における一般的な買取価格として考えられます。

まとめ

家の内観

今回は空き家の買取について見てきました。

空き家買取のメリットは空き家が早く売れることと、買主とのトラブルが発生しにくいことが挙げられます。

逆にデメリットとしては、売却金額が一般の方への売却と比べるとどうしても劣ってしまうことが挙げられます。

メリットとデメリットを押さえたうえで、仲介による売却より空き家買取が向いている状況は以下のようなケースでした。

・できるだけ早い現金化を希望している方
・できるだけ早く肩の荷を降ろしたい方
・仲介売却でなかなか売れない方
・所有空き家が田舎にある

実際にもし決めきれないのであれば、仲介による売却と空き家買取の両方を検討してみましょう。どちらかひとつ、どこの会社かひとつと決めてしまうのではなく、両方検討してみましょう。

また、「空き家を手放したくない」「継続的な収入が欲しい」という場合は、活用という手段も。空き家を保有したまま、誰かの新しい場所に「活用」できるのは魅力的なことではないでしょうか。その際にはぜひ「アキサポ」へお問い合わせください。