1. TOP
  2. 販売中の空き家一覧
  3. コラム
  4. 空き家購入コラム
  5. 安い物件の探し方は?プロが教えるお得な賃貸の選び方と「家賃が安い理由」の注意点

share

公開日:2026.07.21 更新日:2026.06.29

NEW

安い物件の探し方は?プロが教えるお得な賃貸の選び方と「家賃が安い理由」の注意点

サムネイル

物件探しの際に、そもそも「安い物件の探し方」を知りたいと思ったことはありませんか?「お得かも」と思う物件があっても、本当にお得なのか、安全な物件なのかなど、疑問に思うことは多いと思います。

そこでこの記事では、安い物件を探す前に知っておきたい家賃相場の見方や、狙い目になりやすい物件の特徴、契約前に確認すべき注意点を解説します。

安い物件探しは「安い理由」の見極めから始めよう

相場より安い物件を見つけたときは、まず「なぜ安いのか」を確認しましょう。たとえば、駅から遠い場合や築年数が古い場合が代表的な事例でしょう。

こういった物件は、通勤時間や防音性、断熱性、設備の古さといった問題を抱えているかもしれません。しかし、これらの問題が我慢できるものであれば、逆に狙い目の物件になることもあります。

在宅勤務が多い人なら駅距離の優先度は下げられますし、外食中心の人であればキッチン設備にこだわりすぎる必要はないでしょう。築年数が古くても室内がリフォームされていれば、家賃を抑えながら快適に暮らせるケースもあります。

また、希望エリアの家賃相場も確認しておきましょう。相場を知らずに物件を見ても、本当に割安なのか、条件が悪くて安いだけなのかを判断するのが難しいです。

なぜ家賃が安くなる?安い物件に共通する「訳あり」の理由7選

訳ありの理由メリット・狙い目の視点注意すべきポイント
駅から遠い、各駅停車駅家賃が下がりやすい、在宅勤務や自転車利用なら影響が少ない実際の移動時間、バスの便、周辺の買い物環境
築年数や設備が古いリフォーム済み物件なら内装が綺麗で家賃が割安外観や共用部の古さ、水回りの実際の状態
木造アパート建築コストが低いため家賃が安い防音性や断熱性がマンションより劣る傾向
間取りや広さにクセがある家具の配置工夫や荷物が少ない人には影響なし内見時に手持ちの家具や家電が配置できるか確認
日当たり、騒音、周辺環境家賃が大幅に下がりやすい時間帯や季節による変化、現地での複数回確認が必要
心理的瑕疵や近隣トラブル相場より格安で借りられる場合がある入居後の精神的ストレス、トラブルの継続性
定期借家契約期間限定の住まい(進学・転勤など)ならお得原則として契約満了時に更新不可で退去となる

家賃が安い物件には、安く募集されているだけの理由があります。ただし、その理由がすべて大きなデメリットになるとは限りません。自分の暮らし方と合っていれば、家賃を抑えながら無理なく住める物件になることもあります。

ここでは、家賃が安い物件に多い理由を確認していきましょう。

駅から遠い、各駅停車駅にある

駅から遠い物件や、快速・急行が停まらない駅にある物件は通勤や通学の負担が増えるため、借りたい人が限られやすく、家賃が下がりやすい傾向があります。

ただし、自転車やバスを使いやすいエリアだったり、在宅勤務が多かったりする場合は、駅距離のデメリットを感じにくいこともあります。家賃だけでなく、実際の移動時間や買い物のしやすさまで確認しておきましょう。

築年数や設備が古い

一般的に築年数が古くなるほど家賃は安くなっていきます。また、キッチンや浴室、トイレ、エアコンなどの設備が古い場合も、安くなりやすい傾向にあります。

ただし、築年数が古くてもリフォームをしたばかりだと、新築同様にきれいな室内や最新設備で暮らせるため、周辺の相場より家賃が高めに設定されることがあります。

狙い目は「外観や共用部は古いものの、水回りなどの室内の一部だけを最新にリフォームした物件」や、「フルリフォーム済みなのに、築年数の古さゆえに同エリアの新築・築浅物件より数千円〜数万円安く借りられる物件」です。

木造アパートは構造面で家賃が下がりやすい

木造アパートは、建築コストを抑えやすく、鉄骨造や鉄筋コンクリート造のマンションに比べて家賃が安く設定される傾向にあります。 

ただし、木造は防音性や断熱性が鉄骨造や鉄筋コンクリート造に劣ることが多い点には注意しましょう。特に音に敏感な人は、隣室や上階の生活音、外の車の音などが気になる可能性があります。逆に、生活音をあまり気にしない人であれば、家賃を抑えやすい選択肢になります。 

間取りや広さにクセがある

収納が少ない、キッチンが狭い、洗濯機置き場の位置が不便といった「間取りや広さにクセがある物件」も、家賃が下がりやすい傾向があります。

ただ、家具の配置を工夫できる人や、荷物が少ない人であれば、大きな問題にならないこともあります。内見時には、ベッドや机、家電をどこに置くかを具体的にイメージしながら確認しましょう。

日当たり、騒音、周辺環境に難がある

日当たりが悪い、線路や大通りが近い、周辺に騒音やにおいの原因になりやすい施設があるなど、環境面の問題によって家賃が安い物件もあります。こうした要素は、多くの人がストレスに感じるため、どうしても避けられがちです。

このケースの難しいところは、どの程度支障があるのかを、物件情報だけでは判断しにくいことです。内見に行っても季節や時間帯といったタイミングによって程度が変わることもあります。可能であれば時間帯を変えて複数回確認しておきましょう。

心理的瑕疵や近隣トラブルなど

心理的瑕疵や近隣トラブルなどで借り手が付きにくくなっているケースもあります。心理的瑕疵とは、過去に事件や事故、自殺などがあり、物件そのものに問題はなくても、心理的に抵抗を感じやすい事情がある物件のことです。

また、近隣住民とのトラブル、騒音、ゴミ出しの問題、共用部の使い方に関する問題などが原因で、入居者が定着しにくくなっている場合もあります。こうした事情は家賃の安さだけでは判断しにくく、入居後に気づくと大きなストレスになる可能性があります。

契約期間に限度がある「定期借家契約」の物件

家賃が相場より格安な物件の中には、借地借家法第38条に基づく「定期借家契約」の物件が含まれているケースが多くあります。これは一般的な普通借家契約とは異なり、契約期間の満了によって更新されることなく契約が終了し、原則退去となるものです。

ただし、進学や転勤、建て替えまでの仮住まいなど、住む期間が決まっている人にとっては、お得な物件になるかもしれません。検討する際は、契約期間、再契約の可否、途中解約の条件を事前に確認しておきましょう。

狙い目になりやすい安い物件の特徴

安い物件の中には、一般的にはマイナスとされる条件でも、条件の見方を変えると「狙い目」になる物件もあります。ここでは、安い物件の中でも比較的検討しやすい4つの特徴を紹介します。

駅距離はあるが生活動線は問題がない

駅から少し離れていても、通勤や買い物、病院、スーパーなどの生活動線に問題がなければ、狙い目の物件になることがあります。駅からの距離で絞り込むと候補から外しがちですが、自転車やバスを使いやすいエリアなら、実際の不便さは小さいかもしれません。

たとえば在宅勤務が多い人や、車・自転車で移動することが多い人には、狙い目の物件になりやすいですし、引っ越しに合わせて転職を考えている人にとっても候補になるでしょう。

人気駅の隣駅、快速が止まらない駅にある

人気駅の隣駅や、快速・急行が止まらない駅にある物件も狙い目です。人気駅から1・2駅ずらすだけでも、家賃が大幅に下がることがあります。

快速が止まらない駅でも、乗り換えや本数に大きな不便がなければ、生活上の負担はそれほど大きくないかもしれません。通勤・通学時間だけでなく、終電の時間や買い物施設の有無まで見ておくと、自分に合うエリアを見つけやすくなります。

自分に不要な設備が削られている

あえて「設備が充実していない物件」をターゲットにするのも手です。例えば、オートロック、宅配ボックス、浴室乾燥機、独立洗面台などは、家賃を高める要因(付加価値)です。これらの中に「自分には不要なもの」があれば、それらが削られている物件を選ぶことで、家賃を大幅に抑えられます。

逆に言うと、使わない設備が揃っている物件は実質的に割高になるかもしれません。物件を選ぶときは「あると便利」ではなく、「自分の生活に本当に必要か」という基準で設備を見直してみましょう。

閑散期や長期空室で条件交渉しやすい

引っ越しの閑散期や長く空室が続いている物件は、条件交渉しやすい場合があります。貸主側も早く入居者を決めたいと考えているため、家賃や初期費用、フリーレントなどの条件を相談できる可能性が出てきます。

ただし、単に時期や募集条件の影響で空いているのか、立地や設備、周辺環境に問題があるのかは確認が必要です。

安い物件の具体的な探し方

安い物件を効率よく探すには、検索条件の広げ方や不動産会社へのアプローチを工夫することが大切です。ここでは、すぐに実践できる3つのポイントを解説します。

条件を「譲れない条件」と「妥協してもよい条件」に分ける

譲れない条件(必須)

暮らす上で妥協すると後悔するもの

  • 通勤・通学時間(許容範囲内)
  • 治安の良さ・周辺環境の安全性
  • 最低限必要な部屋の広さ・間取り
  • バス・トイレ別などの必須設備
妥協してもよい条件(緩和)

家賃を下げるための調整弁になるもの

  • 築年数の古さ(リフォーム済なら可)
  • 駅徒歩分数(自転車やバス利用可)
  • オートロックや宅配ボックスの有無
  • 階数(1階でも対策があれば可)

安い物件を探すときは、まず希望条件を「譲れない条件」と「妥協してもよい条件」に分けましょう。自分にとって必須の条件と、歓迎レベルの条件を整理しておけば、家賃を下げても住み心地を損なわない物件を見つけやすくなります。

譲れない物件の例としては、通勤時間や治安の良さ、バス・トイレなどの優先度が高いでしょう。逆に妥協してもよい条件の例には、築年数や駅徒歩、オートロックの有無などが考えられます。

駅徒歩、路線、築年数を少しずつずらす

検索条件は、一度に大きく変えるのではなく、駅徒歩や路線、築年数を少しずつずらして探すのがおすすめです。条件を一気に広げると候補が増えすぎて、どの物件が自分に合っているのか判断しにくくなります。

たとえば、駅徒歩10分以内で見つからない場合は15分以内に広げる、築10年以内で高ければ築20年以内まで見るなど、段階的に条件を変えてみましょう。少し条件を動かすだけで、家賃が下がり、候補の幅が広がることがあります。

不動産会社に「安い理由も知りたい」と伝える

気になる物件が見つかったら、不動産会社に安い理由を問い合わせてみましょう。家賃が安い背景には、駅距離や築年数のように納得しやすい理由もあれば、騒音や周辺環境、契約条件など、事前に確認しておきたい理由が含まれている場合もあります。

特に聞いておきたいのは「なぜこの家賃なのか」「長く空室になっている理由はあるか」「過去に入居者から指摘された点はあるか」といった部分です。安い理由を把握できれば、内見時に確認すべきポイントも明確になります。

安い物件で後悔しないための確認ポイント

安い物件を選ぶときは、住み始めてから不満や追加費用が出ないかを確認することが大切です。物件情報では魅力的に見えても、現地でしか分からない環境や、契約書を見ないと分からない費用条件が隠れていることがあります。

ここでは、特に確認しておきたい4つのポイントを紹介します。

敷金・礼金や更新料、管理費などの付帯費用も含めて比較する

物件を比較するときは、家賃だけでなく、敷金・礼金や更新料、管理費などの付帯費用を含めた総額でチェックしましょう。家賃が少し安くても、これらの有無や金額で差が埋まってしまうことはよくあります。

これらの他にも、保証会社利用料や火災保険料、鍵交換費用、退去時用の先行クリーニング費用などもチェックしておきたいところです。車を使うのであれば、敷地内だけでなく近隣の駐車場の相場も見ておきましょう。

敷金礼金0円やフリーレントの条件を確認する

敷金礼金0円やフリーレント付きの物件は魅力的ですが、物件によっては退去時や短期解約時に別の形で費用が発生することがあるため注意が必要です。

たとえば、敷金がない物件では、退去時のクリーニング費用や原状回復費用を別途請求される場合があります。フリーレント付きの物件も、一定期間内に解約すると、無料になった家賃分を請求されるケースがあるため注意が必要です。

退去時費用や短期解約違約金を確認する

契約前には、退去時費用や短期解約違約金の有無も確認しておきましょう。

特に確認したいのは、クリーニング費用、エアコン洗浄費用、原状回復費用、短期解約違約金などです。契約から1年以内や2年以内に解約すると、家賃1〜2か月分の「短期解約違約金」が発生する特約が組まれているケースがあります。

フリーレント(一定期間家賃無料)が付いている格安物件では、この短期解約違約金特約が設定されているのが実務上一般的です。民法上の「契約自由の原則」によりこうした特約は原則有効ですが、あまりに高額な違約金(例:半年以内の解約で家賃1年分など、貸主の想定損害を著しく超えるもの)は、消費者契約法第10条(消費者の利益を一方的に害する条項の無効)により、法的に無効と主張できる余地があります。退去時の無用なトラブルを防ぐためにも、特約事項の文言は契約前に必ず精査すべきです。

おとり物件(架空広告)に騙されないための対策をする

相場より明らかに安く、条件もよすぎる物件は、おとり物件ではないか確認することも大切です。おとり物件とは、実際には契約できない物件を広告に掲載し、問い合わせた人に別の物件を紹介するための広告のことです。

気になる物件が見つかったら、問い合わせ時に「まだ内見できるか」「現地集合で案内してもらえるか」「申込みは入っていないか」を確認しましょう。問い合わせ直後に「その物件は埋まりました」と言われ、別の物件ばかり勧められる場合は注意が必要です。

よくある質問
Q.定期借家契約の物件は、契約期間が過ぎたら絶対に更新して住み続けることはできないのですか?
A.原則として契約満了により退去となります。ただし、貸主と借主の双方が合意すれば、期間満了後に「再契約」という形で住み続けられる場合があります。契約前に「再契約が可能かどうか」を不動産会社へ確認しておくことが重要です。
Q.敷金・礼金が0円の物件で、退去時に高額な費用を請求されるトラブルを防ぐにはどうすればよいですか?
A.契約書に記載されている「退去時のクリーニング費用」や「原状回復費用の負担特約」の金額を事前に精査してください。また、入居直後に室内の傷や汚れを写真に撮って日付付きで保存しておくことで、退去時の無用なトラブルを防げます。
Q.おとり物件(架空広告)に引っかからないための見極め方はありますか?
A.周辺の家賃相場と比べて極端に安すぎる物件は注意が必要です。問い合わせの際に「現地での待ち合わせによる内見が可能か」を確認してください。店舗への来店を頑なに要求し、現地集合を拒否する場合はおとり物件の可能性が高くなります。

まとめ:安い物件は「価格」ではなく「安い理由」で選ぶ

安い物件を探すときは、家賃の低さだけで判断せず、「なぜ安いのか」まで確認することが大切です。駅から遠い、築年数が古い、設備が少ないといった理由でも、自分の暮らしに大きく影響しなければ、家賃を抑えられる狙い目の物件になることがあります。

一方で、騒音やにおい、湿気、周辺環境、退去時費用、短期解約違約金などは、住み始めてから後悔につながりやすい部分です。内見時の確認や不動産会社への質問を通じて、安さの理由を具体的に把握しておきましょう。

安い物件選びで大切なのは、すべての条件がそろった物件を探すことではなく、自分にとって譲れない条件と妥協できる条件を分けることです。家賃だけでなく、暮らしやすさや契約条件まで含めて比較できれば、価格に振り回されず、自分に合った物件を選びやすくなります。

「予算を抑えながら、安心して住める物件を探したい」とお考えの方は、空き家・古民家の活用を専門とするアキサポにご相談ください。費用面のハードルを抑えながら、物件の状況に合った活用方法をご提案しています。

アキサポで扱っている物件一覧はこちら

この記事の監修者

白崎 達也 アキサポ 空き家プランナー

一級建築士

中古住宅や使われなくなった建物の再活用に、20年以上携わってきました。
空き家には、建物や不動産の問題だけでなく、心の整理が難しいことも多くあります。あなたが前向きな一歩を踏み出せるよう、心を込めてサポートいたします。

コラム一覧

関連記事

関連記事