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公開日:2021.10.05 更新日:2023.12.01

空き家の買取査定について|査定サービスの種類、重要なポイントを解説!

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まずはサービスについて知りたい

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空き家はの売却を考えたとき、まず行う必要があるのが「査定」です。

査定は一社依頼するだけでも手間がかかります。さらに、査定価格を少しでも高くするため、複数の不動産会社に依頼するとなるとかなりの時間が必要です。

そんなときは、空き家の一括査定サービスも選択肢に入れてみましょう。一括査定サービスは複数の不動産会社に一括で依頼できるため、個別に依頼するよりかなり時短になるのです。

そこでこの記事では、空き家査定サービスの中でもメジャーな「不動産一括査定サービス」を使う方法と「不動産仲介会社」を使う方法について解説。あわせて売却査定時に重要な4つのポイントも紹介します。

まずは空き家査定の流れや方法を覚えよう

空き家の査定とは、空き家に不動産価値を測るもので、中古商品を売却する際の「見積もり」のようなものです。

空き家の査定から売却までの流れは、一般的に机上査定(物件の条件や資料から机上でざっくり査定すること)で概算を算出してから、訪問査定(実際に物件を確認し、周辺環境の状況なども踏まえて査定すること)を行う流れで進みます。

詳細な流れは下記のとおりです。

1.不動産会社に「机上査定」を依頼する
2.空き家の条件や各種書類で査定する「机上査定」を行う
3.机上査定による概算査定額の算出
4.訪問査定に進むか確認(進まない場合はここで終了)
5.実際に物件を確認して査定する「訪問査定」を行う
6.訪問査定による詳細査定額の算出
7.売却をするか確認(売却しない場合ここで終了)
8.売却価格(売り出し価格)の決定
9.不動産会社と不動産の媒介契約(不動産売買に関する契約)を結ぶ
10.不動産会社による不動産売買活動の開始
11.買主との売買契約の締結
12.物件の引き渡し・代金支払

複数の不動産会社に査定を依頼する場合、上記1~6番もしくは1~3番までをそれぞれの不動産会社と行います。

机上査定は、査定にかかる時間が早いメリットがありますが、査定精度は訪問査定より低くなる傾向にあります。

訪問査定は、査定制度が高いメリットがありますが、査定にかかる時間は机上査定より長くなります。また、机上査定にはウェブ上で受けられるサービスもあります。

空き家査定に使えるサービスの種類と特徴

空き家査定の方法でメジャーなのは、「不動産一括査定サービス」を使う方法と「不動産仲介会社」を使う方法です。

簡単に解説すると、不動産一括査定サービスは机上がメイン、不動産仲介会社に頼む場合は訪問も伴うことが多いといったところ。それぞれメリット・デメリットがあるため、両方の特徴を覚えておくことが大切です。

不動産一括査定サービス|不動産会社探しにも使える

不動産一括査定サービスは、主にウェブ上で行われている「簡単に複数の会社に一括で査定を申し込めるサービス」です。

例を挙げると、SUUMO、イエウール、HOME’Sなどがあります。いずれも全国的に展開しているサービスですが、提携している不動産会社や査定スピードなど、サービス内容には差があります。

使い方は、空き家の条件を入力して送信するだけ。条件は選択肢形式がメインで、数字の入力が必要な箇所はおおむねの値で対応してくれる場合もあります。

不動産一括査定サービスの使い方

1.不動産一括査定サービスの使い方
2.空き家の各種条件を入力する(概ねでOK)
3.一括査定の申込みをする
4.サービス事務局が複数の不動産会社に査定を依頼する
5.後日、各不動産会社から査定結果が届く
6.さらに詳しい査定金額を知りたい場合は各不動産会社に直接依頼

数多くの不動産一括査定サービスがありますが、それぞれ提携している不動産会社や対応地域に差があります。なお、査定を依頼する不動産会社は条件入力後に自分で選択できます。

不動産一括査定サービスのメリット・デメリット

不動産一括査定サービスのメリットは、なんといっても複数の不動産会社に簡単に査定を申し込めることです。手軽さをウリにしているサービスも多く、スマホから1分ほどで査定申込みができるところもあるほどです。

一方、机上査定のため、高い査定精度が得られないデメリットがあります。あくまで査定の入り口であり、高く売れそうな不動産会社を探す方法として考えておきましょう。

メリット・複数の不動産会社に一括で査定を申し込める
・査定申込みが手軽
・不動産会社探しにも使える
デメリット・机上査定のため高い査定制度は得られない

不動産仲介会社を利用する|詳細な査定が可能

最初から具体的な査定価格を知りたい場合や信頼できる不動産会社がいる場合は、不動産仲介会社を利用するのがおすすめです。

内容は一般的な不動産売却と同じですが、空き家の売却実績が多い三井のリハウスや、地元密着で有名な横尾材木店など、空き家に対する強みを持っている不動産会社がおすすめです。

不動産仲介会社による空き家査定の方法と手順

1.不動産仲介会社に査定を申し込む
2.物件の条件や建築図面などから机上査定を行う
3.机上査定による査定金額の提示
4.訪問査定を行うかの確認(売却意思が無い場合は机上査定で終了)
5.訪問査定を行う
6.訪問査定による査定金額の提示

不動産仲介会社を利用するメリット・デメリット

不動産仲介会社を利用するメリットは、何と言っても対面で相談できることです。空き家の図面や謄本などを見ながら査定するため、同じ机上査定でも、ウェブ上での一括査定よりも詳細な査定結果を得られる傾向にあります。

デメリットは、複数の不動産会社へ査定を依頼する際に手間がかかるという点があります。一社ずつ直接査定を申し込む必要がありますし、机上査定にかかる時間もウェブ上での一括査定よりも長くなります。

メリット・現地確認を伴うため査定の精度が高い
・机上査定も対面で図面や資料などを見ながら行える
デメリット・査定に時間がかかる

空き家の売却査定時に重要な4つのポイント

「不動産一括査定サービス」と「不動産仲介会社」、それぞれにメリット・デメリットは異なりますが、どちらにも共通する「重要なポイント」がいくつかあります。

特に、空き家を売却査定する場合は、空き家ならではの問題点に関するポイントを抑えておくのが大切。単純に売却価格だけを見るのではなく、空き家問題を解決してくれるかも視野に入れて考えましょう。

空き家や相続のプロがいる不動産会社を選ぶ

まず、一番重要なポイントが「空き家や相続のプロがいる不動産会社を選ぶ」ということです。

空き家は一般的な物件と異なり、状態が悪かったり、権利関係が複雑だったりと、いろいろな問題を抱えていることがあります。これらの問題に対応するには、空き家に関する知識・経験や空き家を売却するネットワークを持っていることが求められます。

また、空き家は相続に絡んで問題化するケースが多いため、相続問題もセットで出てくることがあります。そんなとき、相続に詳しいスタッフがいたり、相続を得意とする弁護士や税理士と繋がりを持っていたりするととても頼りになります。

空き家の査定ができても、各問題が解決しないと売却できないこともあります。空き家の抱えている問題を一緒に解決してくれる不動産会社を選ぶのが、売却成功への近道です。

複数の不動産会社に売却査定を依頼する

空き家の売却査定は必ず複数の不動産会社に依頼しましょう。

空き家の査定価格は不動産会社によってかなり差が出ます。100万円単位で異なることもよくあるため、少しでも高く売れるように、3社以上に査定を申し込むのがおすすめです。

ただ、一点気を付けて欲しいのは、多くの不動産会社に査定を申し込んだ結果、売却時期が遅れてしまうことです。

空き家は持っているだけで維持管理費がかかります。そのため、査定の差額以上に維持管理費がかかってしまったなんてこともあり得ます。

複数の不動産会社に査定を依頼する際は、一括査定サービスを活用したり、なるべく同時期に査定を申し込んだりして、スピーディな申込みを心がけましょう。

売却までのスピードも重視する

空き家は売却までの時間がかかればかかるほど、利益が目減りしてしまう物件です。そのため、売却実績やネットワークなどから、早急に売却してくれそうな不動産会社を選びましょう。

空き家にかかる維持管理費や税金は意外と多く、主に下記の項目があります。

・固定資産税
・都市計画税
・維持管理費用(管理を委託する場合)
・修繕費用
・光熱水費
・火災保険代
・空き家までの交通費

固定資産税だけで年額数十万円になることもあり、庭木や雑草の手入れも委託すると、さらに年額10万円前後かかることも。さらに、空き家が遠方にある場合は一回当たりの交通費もかさんできます。

そのため、空き家はなるべく早く売却しないと、維持管理費が膨らんで利益がどんどん減っていってしまいます。

また、これらの問題を理解し、親身になって取り組んでくれる「姿勢」も大切なポイント。空き家売却への真剣度が高い不動産会社がおすすめです。

空き家にかかる維持管理費はこちらの記事で詳しく説明しています

空き家維持にかかる費用や注意点、維持以外の空き家活用についても解説

権利関係は明確にしておく

これは所有者側で取り組んでおくポイントですが、空き家に係る所有権や抵当権といった権利関係は可能な限り明確にしておきましょう。

空き家をはじめとした不動産の売却には、さまざまな権利に関する取り決めがあります。

例えば、空き家を複数の人が共有で持っている場合(複数の人が所有権を有している場合)、空き家を売却するには所有権の権利者全員の同意が必要となります。

また、空き家と空き家の立っている土地の所有者が異なる場合も、一体で売却するなら両方の所有者の同意が必要です。

査定を申し込む前に、土地・建物の登記簿謄本(土地・建物に関する権利関係や面積などを記した証書)を取得しておき、権利関係を明確にしておきましょう。

話題の空き家活用とは?継続収入も見込める

もし空き家を査定額に納得できない場合、もう一つの選択肢として考えたいのが「空き家活用」です。

空き家活用とは、簡単に言えば空き家を貸し出すことです。継続収入が得られたり、維持管理の手間が無くなったりといったメリットがあり、将来的にもう一度空き家を使うこともできます。

空き家活用をするには、空き家を専門とする不動産会社が仲介する「空き家活用サービス」を使うのがおすすめ。サービス事業者が空き家を借上げ、借り手を見つけ、賃料の一部を空き家所有者に還元する仕組みです。

還元される賃料は事業者によって異なりますが、ほとんどの場合固定資産税額以上の額が還元されます。また、借上げ期間や借上げ対象物件にも差があるため、複数のサービスを比べることをおすすめします。

「アキサポ」は持ち出し0円・ワンストップで活用可能

弊社が手掛ける空き家活用サービス「アキサポ」は、「空き家所有者様の持ち出し0円」かつ「ワンストップ」で始められる空き家活用サービスです。

利用者の募集や、空き家の修繕・リフォームはすべてアキサポが負担するため、空き家所有者様には費用負担がかかりません。

また、空き家所有者様がすることは、空き家をアキサポに貸し出すだけ。アキサポの相談窓口一か所だけで空き家活用相談が完結します。

空き家は、物件によって「売却」と「活用」どちらが適しているか異なります。「空き家=売却」と決めてしまうのではなく、空き家活用も選択肢に入れて検討しましょう。

空き家査定は4つのポイントが大切!活用する道もあり

空き家の査定には「不動産一括査定サービス」を使う方法と「不動産仲介会社」を使う方法があります。

それぞれ方法やメリット・デメリットは異なりますが、4つの大切なポイントである

1.空き家や相続のプロがいる会社を選ぶ
2.複数の不動産会社に売却査定を依頼する
3.売却までのスピードも重視する
4.権利関係は明確にしておく

を重視すべきなのは変わりません。

また、4つのポイントをクリアしても満足のいく結果が得られないこともあります。そのときは「空き家活用」で貸し出す道も検討してみましょう。

弊社のサービス「アキサポ」は、全国の空き家に困っている方を助けたいという気持ちから始まった事業です。空き家にお困りなら、ぜひ気軽に相談してみてくださいね。

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