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2021.06.25

空き家維持にかかる費用や注意点、維持以外の空き家活用についても解説

空き家を所有していると実は想像以上に維持費がかかるもの。

経済的コストはもちろんのこと、維持にかかる時間的コストもあるのでつい放置してしまいがちになります。ただ、放置すると様々な弊害がありますので注意点として覚えておきましょう。

今回の記事では、

「空き家を維持するのに大体どのくらいの費用がかかるのか知りたい」

「空き家維持にかかる費用の種類が知りたい」

「できるだけお金がかからない方法があるなら知りたい」

という方に向けて解説していきます。

所有物件を手放したくない場合でも維持費用を捻出し続けるのは大変なので、維持以外の空き家活用方法についてもご紹介します。

空き家維持にかかる費用項目

黒い空き家外観

空き家を維持する際にかかる費用を種類別にまとめると、以下の通りです。

・固定資産税

・都市計画税

・管理費用(委託する場合)

・修繕費用

・水道光熱費

・火災保険

・交通費

ひとつずつ確認していきましょう。

固定資産税

土地や建物などの不動産を所有している人にはお馴染みの固定資産税は、空き家が所在する自治体が所有者に課す税金です。

自治体が定めた不動産の固定資産税評価額に一定の税率(多くが1.4%)を掛けて算出します。

当然、住んでいなくても税金の支払い義務があります。

都市計画税

不動産を所有する人には等しく課せられる固定資産税ですが、一部の人には都市計画税の税負担もあります。

一部というのは、所有する不動産が「市街化区域」に所在するかどうかによって決まります。

市街化区域というのは商業施設や住宅が密集している、もしくは今後密集させる予定がある場所を指します。その際に上下水道の整備を行ったり道路を建設したりが必要なので、そのために使われる税金です。

管理費用

なかなか空き家の様子を見に行けない場合に便利な管理代行。

自分の代わりに状況確認や通電通水などを行ってくれたり、報告書を作成してくれたりします。

修繕費用

時間の経過に伴って劣化の進む建物は、修繕やメンテナンスが必須です。

水回りや壁、庭などのお手入れに費用がかかります。

水道光熱費

住まないにしても契約し続ける必要がある光熱費。

管理する際には通電通水を行うので、最低限のプランに変更しておきましょう。

火災保険

人が住んでいなくても放火などで火災のリスクがあるので、火災保険への加入は必要です。

ただ、空き家は保険対象外となっている火災保険も多いので確認と加入保険の見直しをしておきましょう。

交通費

空き家に通うための交通費は近くても塵も積もれば山となりますし、遠方であれば尚更交通費は大きくなります。

空き家維持にかかる項目別費用

綺麗な空き家、外観

空き家維持にかかる費用項目を確認しましたが、実際どのくらいの金額になるのかあまり検討がつかないですよね。

そこで先ほど見た項目ごとに目安の金額を見ていきましょう。

固定資産税の目安金額

建物の固定資産税はおおむね10万円~30万円の間が多いですが、新築物件だと高くなる傾向があります。建物の固定資産評価額は自治体が決めており、毎年5月頃に役所から届く固定資産税の納税通知書等で詳細な金額の確認ができます。

計算方法は、固定資産税評価額×地方自治体による税率(多くは1.4%)

たとえば800万円(固定資産税評価額)×1.4%で11.2万円となります。

これに加えて土地の固定資産税も計算し、建物と合算するので年間で20万円近くなるケースも多くあります。

都市計画税の目安金額

都市計画税は、市街化区域に所在する土地や建物に対して課税され、固定資産税と合わせて納税します。

一般的な税率としては0.3%が多く、東京23区も0.3%。計算方法は固定資産税と同じで、固定資産評価額に税率をかけて割り出します。

たとえば、評価額800万円の建物×0.3%とすると2.4万円となります。

管理費用の目安金額

自分で管理するのが大変で管理代行会社へ依頼する場合には、月数千円~数万円程度の管理委託費用がかかります。

月1回の巡回と簡易清掃などを約1万円ほどでサービス提供している企業もあります。

修繕費用の目安金額

庭がある家であれば草木の剪定作業に年間2~4回ほどお金をかけなければなりません。

相場では安いと木1本3000円~というところも多いようです。

また、水回りや壁の手入れ、雨漏り対策などをするとなると専門業者への依頼が必要になり、地域にもよりますが年間で数万~数百万円に上ることも。

水道光熱費の目安金額

最低限のプランに変更したとしても毎月基本料金がかかるため、月3,000円だとしても年間36,000円になります。地味に痛い金額です。

火災保険の目安金額

人が住んでいる家の火災保険とは少し異なり、人が住む予定のない空き家は住宅物件扱いではなく一般物件という扱いになるので多少割高になるケースが多いです。相場としては1年計算で1~2万円ほど。

ただ、空き家の火災保険は取り扱いがない場合も多いので見積もりや相談が必須です。

交通費の目安金額

交通費は当然、近所か遠方かで大きく異なります。

月に1回通うとして、一度の交通費が5,000円だとすると年間で6万円。

2,000円だとしても年間で24,000円の支出になります。

維持する際の注意点

黄色の花手前、空き家外観

空き家を「維持」し続けるのは大変ですが、放置してしまうと大変なことになってしまいます。

具体的にどんな注意点があるのかを見ていきましょう。

・放置して老朽化が進むと税金が6倍になる可能性も

・修繕費用がかかることも

・空き家改修の補助金もあるので自治体のHPを確認しておく

それぞれ確認していきましょう。

放置して老朽化が進むと税金が6倍になる可能性も

空き家を放置することによってどんどん老朽化が進んでしまい、倒壊の危険が高まります。

空き家の管理をすることは大変なので放置しがちになってしまう空き家が増えたことが要因で、2015年5月に空き家対策特別措置法が全面施行されました。

これによって、「特定空き家」と呼ばれる空き家の所有者は、固定資産税額の軽減措置対象から除外されるようになってしまいました。

軽減措置対象であれば固定資産税が1/6なのに対し、その対象から外れるので6倍になってしまいます。

修繕費用がかかることも

しばらく放置をしておくと想像以上のスピードで老朽化が進むのが空き家。

そうなるとあちこち傷んだ建物の修繕費用が嵩みます。

空き家改修の補助金もあるので自治体のHPを確認しておく

空き家を古いまま維持するのではなく、リフォームをして維持するのをおすすめします。

その際に自治体で補助金を出してくれる場合があるので、空き家が所在する地域の自治体のホームページを確認しましょう。

「維持」以外の選択肢も

古風の空き家、外観

空き家を維持するとなると毎月、毎年のように維持費が出ていきます。

維持している限りそれはずっと払い続けなければならない出費です。

思い入れのある家なので、手放さずに維持したいという方もいらっしゃるかと思いますが、他の選択肢も知っておいたほうが視野が広がります。

他の選択肢とは、以下の3つです。

・売却する

・賃貸に出す

・リノベーションして貸し出す

それぞれ見ていきましょう。

売却する

維持すると決めたのはやはり手放したくないからというところが大きいことでしょう。

しかし、売却するというのは一つの手です。

その際、不動産仲介や業者買取、空き家バンクへの登録などさまざまな方法があります。

賃貸に出す

空き家になった状態でも、家の中の整理をして貸し出すことができます。

立地が良かったり、建物の状態が良かったりすると比較的貸し出すことが容易になります。

貸し出すことで、維持する際にはお金が出ていくだけだったものが逆に継続的な収入に繋がります。

リノベーションして貸し出す

3つ目が、リノベーションを施してから貸し出す方法です。

今までの姿とは様変わりしてしまいますが、それでも手放さずにリノベーションをして貸し出すのも一つの手です。

リノベーションするための費用がかなりネックになると思いますが、アキサポではリノベーション費用を負担し、賃借人の募集をかける部分まで担当させていただきます。

もしも、リノベーションして他者へ貸し出すことも検討しているのであればぜひ一度お問い合わせください。

まとめ

見晴らしの良い空き家、外観

今回は空き家を維持するのにかかる費用や注意点などを見てきました。

維持費用はすべて合わせて年間おおむね10万~30万円ほどが多いでしょう。

生涯維持し続けるとなるとなかなか大きな金額になります。

維持するのは大変ですが、放置するとさらにさまざまなリスクが上がります。

そして、維持費は手放すまで継続的にかかるので、維持以外の選択肢も考えてみてはどうでしょうか。

もしも、少しでも気になった方がおられましたらアキサポに気軽にお問い合わせください。