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公開日:2023.12.01 更新日:2024.08.22

石川県の空き家活用方法を徹底解説!自己資金0円でリノベーションし賃貸収入を得る方法とは?

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石川県はエリアによって地価や住宅需要が大きく異なるため、空き家のベストな活用方法についてお悩みの方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、石川県の空き家事情を紹介するとともに、おすすめの空き家活用方法、活用時のリノベーション費用相場、空き家活用関連の補助金制度などを分かりやすく解説します。

さらに、「自己負担0円で空き家活用をはじめる方法」も紹介しますので、空き家を賢く利活用したい方はぜひ参考にしてください。

石川県の空き家事情

古い町並み

総務省統計局が発表した「住宅・土地統計調査」によると、石川県の空き家率は2018年(平成30年)に14.5%となっており、空き家数は全国第37位、空き家率は第27位に位置しています。

住宅数と空き家率の推移

出典:平成30年住宅・土地統計調査の概要 石川県抜粋|石川県県民文化スポーツ部県民交流課

空き家の数・割合自体は全国的に見ても高い状況ではありませんが、1988年(昭和63年)からの推移を見てみると、右肩上がりとなっているのが分かります。

また石川県の場合、2013年/2018年比で「65歳以上の単身主世帯」が20.5%増加、「65歳以上の夫婦のみの主世帯」が10.8%増加しており、空き家が発生する主な原因である「世帯の高齢化」が加速している点も見逃せません。

石川県で空き家活用する際に押さえておくポイント

石川県で空き家活用を進める際には、エリアごとの不動産需要の違いを理解しておくことが大切です。

そこで参考になるのが地価。地価とは文字どおり土地価格を意味しますが、地価は「土地の利用価値」「土地の供給量」という2つの要素によって変動する性質を持ってます。

例えば商業地や住宅地などの土地は利用価値が高いため比例して地価は高くなりますし、需要に対する土地の量が少ないほど地価は上昇します。

つまり、地価を参考にすれば、それぞれのエリアでどのような需要が見込めるのかを見極める助けとなりますので、空き家活用を行う際にも重要なポイントだといえるのです。

そこでまずは、石川県の市町地価ランキングトップ10を見てみましょう。

市町村地価平均
1位金沢市13万5737円/m2
2位野々市市8万4535円/m2
3位内灘町4万5414円/m2
4位白山市4万0571円/m2
5位小松市3万7468円/m2
6位津幡町3万3900円/m2
7位加賀市2万6583円/m2
8位川北町2万4100円/m
9位能美市2万4092円/m2
10位かほく市2万1970円/m2

出典:土地代データ

ご覧のとおり、地価では金沢市が頭一つ抜けている状態にありますが、各市町の位置関係まで掘り下げるとさらに興味深い傾向が見えてきます。

石川県の市町

出典:石川県

上記は石川県の全19市町をマップ化したものですが、地価ランキング上位のエリアは県南部に集中しており、宝達志水町より北の能登中部・能登北部エリアからはひとつもランクインしていないことが分かります。

この事実から、石川県では県の南半分のエリアに不動産需要が偏っていることが分かりますので、「南側のエリアでは空き家を事業として活用する」「北側のエリアでは賃貸として活用する」といった具合に相性の良い活用方法を模索すると良いでしょう。

石川県で空き家をリノベーションし賃貸物件として活用する方法

空き家の多くは建てられてから一定の築年数が経過しており、劣化や損傷が進んでいるケースが多いため、賃貸物件として活用する際にはあらかじめリノベーションしておくのが効果的です。

ただし、空き家をリノベーションするとなれば「どの程度の費用がかかるのか?」という点が心配な方は多いでしょう。

そこでここからは、リノベーションの費用相場を紹介するとともに、自己負担を抑えてリノベーションした上で空き家活用をはじめる方法を紹介します。

空き家のリノベーションには費用がかかる

まずは空き家のリノベーション費用について、外壁・床・キッチンなど箇所別の相場を一覧表にまとめましたのでご覧ください。

居住空間関係

水回り関係

内装・外装関係

その他

出典:部位別リフォーム費用一覧(国土交通省)

このようにリノベーションでは工事をする箇所ごとに費用が設定されているため、事前に優先度を定めてから予算に収まる範囲内で必要な工事を選択することが大切です。

空き家のリノベーション費用の詳細や事例など、さらに詳しく知りたい方は以下の記事をチェックしてみましょう。

自己資金負担0円でリノベーションし活用する方法

リノベーションでは、予算に合わせて工事する箇所を指定することが可能ですが、需要に応えるだけの魅力的な物件に仕上げるためには、やはりまとまった費用をかけなければならないケースが多いのも事実です。

そこで私たち「アキサポ」は「リノベーション費用が高い」というお客様の声をもとにして、「自己負担0円(※)からはじめられる空き家活用」の仕組みを実現しました。

所有者様から空き家を借り受け、アキサポがリノベーション費用を負担した上で工事を実施。さらに空き家活用のプランニングや利用者募集、物件管理に至るまでアキサポがまとめてサポートする仕組みにより、自己負担を抑えながら空き家活用を実現することが可能となっています。

アキサポの仕組み

空き家活用以外にも売却、解体、建替など、幅広い選択肢の中から、お客様の要望やお悩みに合わせて提案することも可能ですので、空き家の使い道にお困りの方はアキサポまでお気軽にご相談ください。

※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。

石川県で空き家リノベーション活用する場合の具体的なイメージ・事例

本記事をご覧の方の中には「空き家をリノベーションした上で活用する」という方法について、具体的なイメージが湧かないという方もいらっしゃるでしょう。

そこでここからは、アキサポが手がけた空き家活用の具体的な事例をいくつか紹介しますので、参考にしてみてください。

事例1:【埼玉県所沢市上新井】空き家になった大切な自宅は新たな賃貸住居へ

空き家から賃貸住宅へ
建築年月1967年10月
延床面積約50.5㎡
構造木造2階建
活用事例駐車場

約10年間放置されていた空き家の活用事例です。

所有者様にとって、建物内の片付けや草木の手入れなどが負担となっていたこともあり、土地を最大限有効活用できるよう駐車場として活用しました。

事例2:【神奈川県横浜市西区】刃物店として使用されていた空き家は2つの用途に活用

刃物店として使用されていた空き家は2つの用途に活用
建築年月不明
延床面積約114.5㎡
構造木造2階建
活用事例多用途

刃物店として長年使用されてきた物件を複数の用途に活用した事例です。

立地の良さや間取りの特性を活かすため、路面部分と2階部分で異なる要素の組み込みを決定。結果的には、路面部分を飲食店、2階を賃貸住宅として再生するに至りました。

事例3:【杉並区下高井戸】7年以上借り手が見つからなかった空き家は現況を活かした新たな賃貸住宅へ

新たな賃貸住宅へ
建築年月1963年11月
延床面積79.33㎡
構造木造2階建
活用事例賃貸住宅

7年以上にわたって借り手が見つからなかった空き家の活用事例です。

入居者が入らない現状を打破するため、水回りを中心とした古い設備の交換、間取り変更など、使い勝手を重視したリノベーションを実施。さらに所有者様にとって負担となっていた植木を伐採し駐輪場としても使えるスペースを確保することで、利便性の高い新たな賃貸住宅へと生まれ変わりました。

石川県の政府や自治体による空き家活用関連の補助金制度

電卓や家の模型

空き家活用時には、リフォーム・リノベーションを対象とした補助金を使える可能性があります。

補助金は大きく分けると以下3種類のタイプがありますので、参考にしてみてください。

1.空き家の解体に関する補助金:空き家の解体に伴う費用を支援する補助金。石川県では、「金沢市危険空き家等除却費補助金(金沢市・加賀市)」「空家等除去支援補助金(かほく市)」などが用意されている。

2.空き家の改修に関する補助金:空き家のリフォーム、リノベーションなどを対象とした補助金。石川県では、「ようこそ金沢空き家リフォーム費補助制度(金沢市)」「小松市空き家有効活用奨励金」などが用意されている。

3.空き家の取得に関する補助金:空き家を新たに取得する際の費用を支援する補助金。石川県では、「珠洲市空き家購入費補助金」「移住定住促進空家リフォーム再生等助成金(志賀町)」などが用意されている。

なお、用意されている補助金の種類や適用条件などは各市町によって異なりますので、詳細は相談窓口に直接確認しましょう。

石川県の空き家を活用するその他の方法・手段

家の中から見る外の風景

空き家はリノベーションして賃貸物件として活用する以外にもさまざまな使い道が用意されています。

そこでここからは、以下7つの空き家の活用方法・手段について解説しますので、順にチェックしてみましょう。

1.リノベーションして賃貸物件として活用 
2.建物ごと売却する
3.建物を解体して土地を売却する
4.不動産会社に買取してもらう
5.無料譲渡する
6.自分で住む
7.空き家バンクの利用

①リノベーションして賃貸物件として活用

リノベーションした空き家を賃貸物件として活用する方法は、以下のようなメリットから近年とりわけ注目を集めています。

【主なメリット】

・リノベーションにより空き家の資産価値が向上する
・周辺のニーズに合わせてリノベーションすることで魅力的な物件に仕上がる
・空き家を手放す必要がないため、将来的に異なる使い道へシフトできる
・住居用だけでなく、店舗、宿泊施設、オフィスなど、多様な活用方法が用意されている

さらに「アキサポ」のように自己負担0円(※)で始められるサービスを利用すれば、ネックである高額なリノベーション費用の問題もクリアできるため、費用面の問題で空き家の利活用に乗り出せていない方にもおすすめです。

※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。

② 建物ごと売却する

空き家を建物ごと売却する方法の大きなメリットは、手間がかからないだけでなく、解体費用をかけずに売却できる点です。

特に建物の価値がある程度高い場合には有効な選択肢となるため、事前に査定を依頼した上で判断すると良いでしょう。

なるべく高く売却するためには複数の不動産会社から見積りを取るのがおすすめですから、最低でも3社以上から見積もりを取得した上で検討しましょう。

③ 建物を解体して土地を売却する

以下のようなケースに該当する場合は、建物を解体した上で土地を売却するのもひとつの手です。

・建物の倒壊や防犯リスクなどを抱えている
・建物の資産価値が低い
・新築のニーズが見込める(売却時の流通性が高くなる)
・空き家の維持・管理にかかる手間やコストが負担となっている

ただし、空き家の解体には数十万~数百万円程度の解体費用がかかるだけでなく、解体した後は固定資産税と都市計画税の減税措置が受けられなくなるため、税金の負担がアップしてしまいます。

これらを総合的に踏まえて解体すべきかどうかだけでなく、他の活用方法と合わせて検討することが大切です。

④ 不動産会社に買取してもらう

不動産会社に直接空き家を買い取ってもらう方法は、「スピーディに売却しやすい一方で、買取価格が安い」という一長一短の性質を備えています。

仲介による売却とは異なり、取引相手が不動産会社であることから買い手を探す必要がないため、なるべく早く空き家を手放したい方に適しているといえるでしょう。

しかしながら買取価格は仲介による売却の7割程度の額になってしまいますので、少しでも高く売却したいという方にはおすすめできません。

空き家買取が適しているかどうかは「何を優先したいのか」によって変わるため、メリット・デメリットの両方を理解した上での検討が求められます。

⑤ 無料譲渡する

無料譲渡(無償譲渡物件)とは、「土地・建物の価格を0円にして取引される物件」のことです。

これだけを見ると「なぜタダで手放すのか?」と疑問に感じるかもしれませんが、空き家を管理するためにはさまざまな維持・管理の手間がかかるだけでなく、維持費や税金などのコストが発生します

また、空き家によっては売却が見込めないケースも珍しくないため、そうした物件を所有する人の中には「リスクや負担から解放されるなら、無料でも良いから手放したい」というニーズが少なからず存在するのです。

無料譲渡について詳しくは以下の記事で解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。

⑥ 自分で住む

空き家を所有しているなら、売却や活用に回すのではなく、自分で住むのも選択肢のひとつです。

ただし、空き家の多くは往々にして劣化が進んでいるだけでなく、現代的なライフスタイルとの違いから使い勝手が悪いケースも多いため、自分で住む場合でも事前にリノベーションしておくことをおすすめします。

あらかじめリノベーションしておけば、自分が住まなくなった場合に売却・賃貸などへスムーズにシフトしやすくなるメリットもありますので、将来的なビジョンも踏まえて検討しましょう。

⑦ 空き家バンクの利用

空き家バンクとは、「空き家を貸したい・売りたい人」と「空き家を借りたい・買いたい人」をマッチングするサービスのことです。

空き家問題の深刻化に伴い、全国各地の自治体で空き家バンクの設置は年々進んでおり、石川県でも多くの自治体が空き家バンクを整備しています。

石川県では、各市町の空き家バンクに登録された物件情報をデータベース化して情報提供を行う「いしかわ空き家情報ナビ」も用意されていますので、興味がある方は一度チェックしてみると良いでしょう。

【借りたい方向け】石川県での空き家の探し方

ルーペや付箋、キーボードなど

ここでは、石川県で「空き家を借りたい」方に向けて、空き家の探し方を4つご紹介します。

① 空き家マッチングサービスの利用

空き家マッチングサービスとは、「空き家所有者」「利用希望者」の両方からヒアリングした上でマッチングを行うサービスのことです。

既存の条件に沿って物件を探す不動産ポータルサイトなどとは異なり、「細かな条件や要望を相談しながら空き家を探せる」のが最大のメリットだといえるでしょう。

さらに、「アキサポ」のような空き家専門業者であれば、空き家の情報やノウハウに詳しいメリットも。物件にこだわりたいなら、ぜひ活用したい方法です。

② 地域の不動産屋を利用する

空き家を借りたいエリアが決まっているのであれば、地元の不動産屋に直接出向くのもひとつの手です。

地域の不動産屋で相談すれば、インターネットに出回っていない物件を紹介してもらえる可能性も高いですし、利便性や治安など各エリアの詳細情報を得られるでしょう。

ただし、遠方の場合は時間や費用がかかってしまうため、まずはインターネットなどで情報収集をしてからエリアを絞り込むのがおすすめです。

③ 賃貸・不動産のポータルサイトを利用する

SUUMO、HOME’S、at homeといった賃貸・不動産のポータルサイトを利用するメリットは、何といっても「手軽に物件を探せる点」です。

築年数やエリア、間取りなど条件を絞り込んで検索するだけである程度の相場が把握できますので、「まずはどのような物件がどの程度の値段で出回っているのか知りたい」という場合におすすめです。

④ 空き家バンクで探す

前述のとおり、石川県では多くの自治体が空き家バンクを設置しています。

空き家バンクに登録されている物件は比較的安いだけでなく、さまざまな補助金制度が利用できる可能性もありますので、こまめにチェックしておいて損にはなりません。

ただし、エリアによっては物件が掲載されていなかったり、物件数が非常に少なかったりする場合もあることから、他の方法と併用しながら物件探しを進めるのがおすすめです。

石川県の空き家リノベーション・活用のまとめ

石川県は南部と北部で地価が大きく異なる特徴を持っており、エリアごとに不動産価格や需要が変動する点を踏まえて空き家の使い道を検討することが大切です。

そもそも空き家の使い道は、売却、解体、無料譲渡など多数存在していますから、さまざまな可能性を踏まえてベストな方法を模索するのが基本です。

アキサポなら自己負担0円(※)で空き家活用をはじめられるだけでなく、お客様の要望やお悩みを踏まえて売却、解体、建替など他の選択肢の提案も可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。

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