公開日:2021.10.29 更新日:2026.08.09
奥多摩でタダ(0円)の中古物件・空き家を探す方法と自治体支援

東京都の中で最も西側に位置する奥多摩は、同じ東京都でも都心部とは全く異なる特徴を備えており、実は移住希望者や空き家関連のサポートにも力を入れているエリアでもあります。
そこで今回は、奥多摩の空き家に興味をお持ちの方向けに、奥多摩の地域性の特徴や魅力をはじめ、奥多摩の空き家事情、空き家の探し方など、知って得する情報を分かりやすくまとめました。
空き家をお探しの方はもちろん、空き家をお持ちの方にも耳寄りな情報をお届けしますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
奥多摩はどんな所?地域の特性や魅力を紹介

東京都の最西端に位置する奥多摩町は、町域の約94%を豊かな森林が占める自然あふれるエリアです。都心から約2時間でアクセス可能でありながら夏は涼しく過ごしやすいため、移住先やアウトドア拠点、空き家活用の適地として高い注目を集めています。
奥多摩の地域性
奥多摩(東京都西多摩郡奥多摩町)は、東京都23区以西エリアの総称である「多摩地域」の中で最も西側に位置する西多摩郡に属しており、東京都の市区町村の中で一番広い225.53k㎡もの面積を持っています。
地理的には、東京都の中で最も西側に位置しているため、北側には埼玉県、南側には山梨県と、他県との県境にあるのが大きな特徴でしょう。
「東京」と聞くと、多くの方は都会であることをイメージするでしょうが、奥多摩はそのイメージとは大きく異なり、面積の94%を森林が占めるなど、自然に囲まれた環境が広がっています。
| 特徴の項目 | 具体的な内容・データ |
|---|---|
| 巨樹の数 | 日本一の巨樹の多さを誇る、豊かな森林環境が広がる。 |
| 小河内(おごうち)ダム | 「東京都の水がめ」として重要な役割を担う広大なダム。奥多摩湖水道専用の貯水池として日本最大級の規模を誇る。 |
| 山の地形 | 東京都内で最も山が急峻であり、町の総面積の94%を森林が占める。 |
また、年間平均気温は約11℃~12℃と低く、東京都心と比較して、冬場の最低気温では10℃以上の開きがあるなど、気候面が都心部と大きく異なる点も特徴的です。特に冬の冷え込みは仙台市や酒田市といった東北地方沿岸部よりも厳しく、町の平野部でも50cm程度、場所によっては1m以上の積雪となる場所もあります。
いっぽうで、8月の最高気温が30℃を下回る日も多いなど、夏は都心よりもずいぶん涼しく、過ごしやすさに優れています。
奥多摩のアクセス面

奥多摩への公共交通機関を用いたアクセスの核となるのは、1日あたり1,800~1,900人程度(過去5年間のデータ)が利用する「奥多摩駅」です。JR東日本青梅線の終着駅に設定されており、東京都内で最も西に所在する駅となっています。
以下に東京都心からの所要時間を紹介しますので、アクセス面の参考にしてみてください。
| 出発駅(都心) | JR青梅線「奥多摩駅」までの所要時間 | 車(高速道路利用)での所要時間 |
|---|---|---|
| 新宿駅 | 1時間50分前後 | 約2時間前後 |
| 東京駅 | 1時間50分〜2時間強 | 約2時間前後 |
| 品川駅 | 2時間〜2時間40分 | 約2時間前後 |
また、鉄道以外でも西東京バスが、奥多摩駅~奥多摩湖・丹波山村・小菅村・鍾乳洞・清東橋方面に運行しているほか、奥多摩駅では配車手配を行うことによりタクシー利用も可能です。
ちなみに車での移動に関しては、高速道路を使っても東京都心部から2時間前後と、鉄道でのアクセスと所要時間に大きな違いはありません。
奥多摩の魅力とは
奥多摩の大きな魅力といえば、やはり豊かな自然でしょう。町自体が、林野庁の構想により具体化された「科学的エビデンスを持ち、予防医学的効果を目指す森林浴が行える場所」を示す「森林セラピー基地」に指定されており、自然とのふれあいやアウトドアを存分に満喫することが可能です。
事実、観光客の大半は登山をはじめとしたアウトドアを目的として来訪しており、東京都心から2時間程度でアクセス可能という利便性も相まって、年間約150万人程度※の観光客が奥多摩を訪れています。
※西多摩地域広域行政圏協議会調べ(平成30年)
【奥多摩の主な名所・環境スポット】
| スポット・施設名 | 特徴・体験できる内容 |
|---|---|
| 鳩ノ巣渓谷/日原鍾乳洞/大増鍾乳洞 | 豊かな自然が織りなす美しい渓谷や、神秘的な鍾乳洞の散策。 |
| 奥多摩湖/氷川国際ます釣り場 | 広大な湖畔の景色や、初心者から本格的に楽しめるます釣り。 |
| 山のふるさと村 | 自然と触れ合えるビジターセンター。そば打ち体験なども可能。 |
| 奥多摩温泉・鶴の湯温泉など | アウトドアや登山の疲れをリフレッシュできる複数の温泉地。 |
また、奥多摩町では少子化対策にも力を入れており、自然に囲まれた環境の中で安心・安全に子育てが行える点も魅力のひとつです。
【奥多摩町の具体的な少子化対策例】
| 支援の柱・施設 | 具体的な取り組みとメリット |
|---|---|
| 1. 子育て支援事業 | 第1子からの保育料無料化、高校生の通学定期代・医療費の全額助成など、独自の15事業を展開。 |
| 2. 子ども家庭支援センター「きこりん」 | 0歳〜18歳未満を対象に、専門的な子育て相談や地域連携のファミリー・サポート・センター事業を実施。 |
| 3. 教育環境の充実 | 町独自の資金拠出により、英語教育やタブレット端末導入を強化。きめ細かな指導で全国平均以上の学力を習得。 |
奥多摩の空き家事情

奥多摩の空き家の現状について
空き家とは「人が住んでいない住居」を意味するため、該当地域の空き家事情をひも解く上では、人口推移が大きく関連しています。
奥多摩町の人口は過疎化によって減少が続いており、直近の調査では人口約4,000人前後、空き家数は500戸を突破し、空き家率は約18%と非常に高い水準にあります(2026年現在)。所有者の高齢化や相続放置が主な要因となっています。
主な原因は、所有者の高齢化や施設入居にともなう不在化、そして権利関係が未解決のまま相続され、放置されてしまうケースが増えているためです。
空き家の老朽化も大きな課題
奥多摩に存在する空き家のうち、再利用(復旧)が可能な物件は半分程度とみられています。修復が難しい主な理由は、著しく進行した老朽化や、土砂災害(地滑り)の危険性がある区域に建てられているためです。
長期の管理不足によって経年劣化が進んだ物件も多く、ただ空き家が増えるだけでなく、こうした「安全に住めないレベルの老朽化」への対策が地域全体の大きな課題となっています。
奥多摩で空き家を探す方法は?0円空き家バンクとは

奥多摩でタダ(0円)や格安の中古物件を探すには、「0円空き家バンク」「地域の不動産会社」「不動産ポータルサイト」の3つを活用するのが最善です。特に町公式の「0円空き家バンク」は無償譲渡希望の物件が揃っており、活動拠点探しに最適です。
- 地域の不動産屋:地域事情に精通しており、ネットに出回っていない掘り出し物件を紹介してもらえる可能性があります。
- 不動産ポータルサイト:現地へ行けない遠方からでも、スマホで手軽に価格相場や特徴を把握できます。
- 空き家バンク(自治体):自治体が主導し、空き家の所有者と利用希望者を仲介する安心感のある制度です。
奥多摩町の空き家バンクの特徴
奥多摩町では2014年から空き家バンクを運営しており、売買・賃貸の双方で居住用から事業用まで幅広く対応しています。さらに、若者世帯の定住を促す「若者用空き家バンク」を設けるなど、若年層の受け入れ支援に力を入れているのが大きな特徴です。
【奥多摩町若者用空き家バンクの利用条件】
| 対象となる世帯タイプ | 満たすべき年齢・家族構成の条件 |
|---|---|
| 単身世帯 | 35歳以下であること |
| 夫婦世帯 | 45歳以下であること |
| 子育て世帯 | 中学生以下の子どもと同居していること |
また、年齢要件や定住要件に合致しないため空き家バンクを利用できない人、アトリエ、倉庫、別荘などを探している人向けの「0円空き家バンク」を提供。「無料でも空き家を手放したい」という人向けの制度となっており、原則土地付きの物件について、譲り受ける側が契約や登記費用を負担するだけで空き家を入手することが可能です。
ちなみに0円空き家バンクでは定住利用が前提とされておらず、建物の解体後に土地だけを利用したり、アトリエや倉庫など活動拠点として利用したりと、活用の自由度が高い点も大きな魅力です。
その他奥多摩での空き家関連制度
空き家バンク以外にも、奥多摩では空き家に関連した以下のようなさまざまな制度が用意されています。
| 制度・交付金の名称 | 支援内容(補助額・上限) | 対象となる条件・概要 |
|---|---|---|
| 奥多摩に暮らしたい人登録バンク | メルマガによる住宅情報の定期配信 | 町営若者住宅、いなか暮らし支援住宅、分譲地などの最新情報を届けるシステム。 |
| 奥多摩町定住促進サポート事業支援金 | 最大100万円の事業支援金を交付 | 東京都内から奥多摩町へ移住し、指定の要件を満たして就業または起業した人が対象。 |
| 奥多摩町空家等活用促進事業交付金 | 最大200万円の交付金を交付 | 町への空き家寄付、特定空き家等の解体、空き家バンクへの登録などを実施し届け出た人が対象。 |
【売りたい人も買いたい人も】空き家活用サービス
空き家バンクや売却だけでなく、近年はリノベーションを施して第三者に貸し出す「空き家活用」が資産運用として人気です。
物件や地域の特性に合わせ、宿泊施設や店舗、オフィスなどへ再生することで、定期的な賃料収入を得られるのが大きな魅力です。アキサポでは、こうした空き家の使い道にお悩みの方へ向けて、独自の活用サポートを提供しています。
【アキサポの5大メリット】
| メリットの項目 | 具体的なサポート内容 |
|---|---|
| 初期費用を抑えたリノベーション | 物件の価値を高めるリフォーム・リノベーションをアキサポ負担(自己負担0円)で実施。 |
| 入居者・利用者の募集をワンストップ化 | 専門ノウハウを活かし、最適な賃借人や利用者の募集を全面的に代行。 |
| 賃貸料の一部をオーナーへ還元 | 活用によって得られた賃貸収益の一部を、定期的に所有者様へ還元。 |
| 日常的な管理・トラブル対応の一任 | 開設後の建物の維持管理や、利用者からの問い合わせ・トラブル対応を引き受け。 |
| 物件がバリューアップして一定期間後に返還 | 契約期間満了後は、綺麗にリノベーションされた状態のまま資産が手元に戻る。 |
もちろん、活用を行う際には、現地調査を基にした分析を行い、物件それぞれの特性を活かしたプランニングから実施しています。
奥多摩(東京都)の空き家情報まとめ
奥多摩町は都心からのアクセスが良く豊かな自然に恵まれたエリアであり、自治体が運営する「0円空き家バンク」や各種補助金を活用すれば、費用を大幅に抑えて中古物件や土地を手に入れることが可能です。
一方で、「奥多摩に空き家を持っているが老朽化していて使い道がない」「売却できない物件をタダ(0円)でもいいから手放すべきか迷っている」とお困りの方も多いのではないでしょうか。
そのような空き家の処分やご活用でお悩みの際は、ぜひ「アキサポ」へご相談ください。
アキサポなら、リノベーション費用を全額負担(自己負担0円。※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。)して魅力的な賃貸・店舗物件として収益化するプランから、専門家と連携した売却・買取まで、ご所有の空き家に合わせた最適な解決策をトータルでご提案します。
空き家の状況やご希望に合わせて、自己負担0円(※)からの最適なプランをご提案します。 ※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。
この記事の監修者
白崎 達也 アキサポ 空き家プランナー
一級建築士
中古住宅や使われなくなった建物の再活用に、20年以上携わってきました。
空き家には、建物や不動産の問題だけでなく、心の整理が難しいことも多くあります。あなたが前向きな一歩を踏み出せるよう、心を込めてサポートいたします。






