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2022.04.28

ある日、アキサポに怖い人が来た。(後編)

ある日のアキサポ事務所。
ヤ◯ザのような怖い見た目の男性が空き家活用の相談に来ました。
話を聞けば、母親から空き家を相続し、どうしようか悩んでいるとのこと。
しかし、男性はアキサポのサービスに対して強い疑いを持っており、スタッフたちに不安をぶつけて追い詰めていく。真摯に向き合うアキサポのスタッフたち、どうなってしまうのか!?
※本記事は前編・後編の2部構成になっています。前編はこちら。

印南 俊祐
地域コミュニティ事業部 シニアマネージャー
2019年に入社。前職では、木造住宅のリフォーム事業を手がける会社で現場監督を務める。当時の経験から古い建物・空き家への可能性を感じ、アキサポに携わる。

中川 縁
地域コミュニティ事業部 チーフ
2017年に入社。前職は建築コンサル会社に勤務していたが、当社(株式会社ジェクトワン)の「やりたいことをやらせてもらえる環境」に惹かれ転職。管理部門を経て、2021年2月よりアキサポに携わる。

吉田丸
空き家に悩みを持つ相談者。母親から実家を相続する予定だが、長年空き家となっており、どうしていこうか悩んでいる。

古い・ボロい・汚いでも大丈夫?

とりあえず、オタクらが信用できることは半分ぐらいわかった。でもまだ信じちゃいないからな!

はい! もう少し具体的に物件の情報を聞かせてください。50年以上前に建てられているんですね!?

そうだ……。古いだろ!? (スマホで画像を見せながら)こんな感じなんだぜ?

え! とっても趣のあるお家で素敵ですよ! 「古い建物=価値がない」と思っていらっしゃる所有者さんはいますが、昔の建物ならではの魅力があるんです。昔の建物は今は使われなくなった建材で作られていたり、当時の技術を生かしてこだわって作られていることもあるんです。そういった建物の個性を生かしながらリノベーションをすることで良さに繋がるんですよ。

そうか? ボロいし、正直使い物にならないんだぜ。

見せていただいた写真の様子でしたら、基礎はしっかりしていそうです。万が一、状態が悪くなっていて解体することになっても、使われていた材料を買取してもらうこともできるんです。

でも、極め付けには汚いんだぜ?

ご心配なく! 掃除することで多少の費用や期間がかかりますが、それ以外は大きな障害になりません。古い・汚いという印象は、オーナーさんの主観であることが多いんです。見た目は汚くても、借りたい人から見れば原石でもあるんですよ。主観を捨てることで、可能性が広がります。

そうか。空き家もそうだけどよ、俺は外見だけで判断するヤツが大っ嫌いだからな。

ゼロ円への疑い

でもよ、はじめに言っていたが、ゼロ円ってのウソだろ! もうオタクらのことは悪くしねぇから本当のこと言ったほうがイイって。

いえ、本当ですよ。

いやいや、さすがに無理だ! タダほど信じられないってのは俺が一番よく知ってるからな。

昔、親分が口すっぱく言ってたなぁ。タダとかゼロ円をエサにすれば、釣れるって。

??

あの時は口癖のように使ってたっけ。タダとかゼロ円って都合のいい言葉だよなぁ……。

よ、吉田丸さん?

昔を思い出しちまったなぁ。にしても、ここの景色いいなぁ。

吉田丸さん、よければ仕組みを説明するので、聞いてください!!

おう、わりぃわりぃ。

にしても……

俺をゼロ円で騙そうなんていい度胸してんな。

いえいえ、騙す気は全然ないですから、安心して聞いてください。

あ???

仕組みはこうです。活用の際は、所有者さんとアキサポの間で活用における契約を結びます。改修や解体費用はアキサポが負担するため、初期費用はかかりません。リノベーションが完了したら、アキサポは、借主の募集をしていきます。入居が決まったら、借主からアキサポへ、アキサポから所有者さんへ賃料が支払われます。万が一入居者が途中で退居したとしても、初期の契約でお約束した分の賃料はアキサポから所有者さんへ支払われます。

なるほど。でも、賃料まで支払われるのか? どうせ最後にまとめて金取られるんだろ? 

そんなことないですよ!

あ?

吉田丸さん、せまってこないで……。

じゃあ、オタクはどうやってもうけてんの?

それは、アキサポが借主から得る賃料と、所有者さんに支払う賃料の差額が弊社の利益になります。一定の期間貸していただくというお約束のもと、賃料の差額から初回の改修・解体費用を回収し、利益をあげていくビジネスになります。

なるほどな。オタクらが負担する初期費用や管理費用は差額で賄われていて、そこから余ったお金を利益にしているんだな。それなら、信用できる。世の中何も動かずに儲けているヤツらもいるからな、俺はそういうヤツらをゆるさねぇ。

空き家のこわ〜いリスク

ところで吉田丸さんのご実家は空き家で、今は誰も住んでいないんですよね? 人が住まなくなってどれぐらい経ちますか?

んー5年ぐらいかなぁ。

5年ですか……。空き家の放置リスクって聞いたことあります?

リスク? そんなもんないでしょ?

たくさんのリスクがあります。まずは、放火や不法投棄、犯罪への利用ですね。空き家で誰も住んでいない場所は、人の気配がなくなってきます。人の気配がない場所を好む人がいますよね? 吉田丸さんわかります?

悪いヤツらだな! なんで俺に答えさせるんだよ!

正解です。人の気配がないと、悪さをしてもバレないという心理が働き、犯罪が起きやすくなる。

そうだな。よくわかる。

次に、害虫の住み家になる。

え? 嘘だろ?

いえ、本当です。

俺、虫が大嫌いなんだ……。

クモ、ムカデ、ゴキブリ……。

ちょ、ちょ、ちょっ、ちょっと待てーーー。

それ以上、虫の話するのやめてくれ! 考え改めるから、その話やめてくれーーーーー!

その他にも、植栽が伸びて近隣住民に迷惑をかけたり、台風が起きた時に瓦が飛んで周囲に被害を及ぼすこともあります。

そうか……。

家族の「思い出」が新たな「つながりの場」によみがえる

取り乱して悪かったな。あの家に虫がいると思うと、落ち着かなくてな。

いえいえ、放置の恐ろしさが伝わってよかったです♪

それでよ、やっぱり活用するっていうと、リノベーションして住居として貸し出すのか? 俺が言うのもなんだが、悪いヤツらのアジトとかにされると困るんだ。

そうですね、住居として貸し出す方法もありますが、せっかくなら、店舗物件として貸し出すのもいいんじゃないかと思っています。

どういうことだ?

先ほど吉田丸さんがご家族で住んでいた時のお話をされた時、人が集まる場所だったとおっしゃっていましたよね。当時の思いを受け継いで、飲食店さんに入居していただき、地域の人が集まる飲食店を作っていくのはどうかなと思ったんです。当時、一緒に集まっていたお友達も呼んだりできますし、当時の思いを受け継いだ場所になることで、みんなにとって居心地の良い場所になると思います。

お、それ、いいな!

もしくは、最近他の事例でもあったのですが、シェアキッチンなども良いかもしれません。店舗を持たない飲食店さんに貸し出すことで、夢を持った人が集う場所になりますし、店舗ごとに様々なお客さんが行き交う場所になります。

それもいいね。兄貴も納得するだろうし、オフクロも喜ぶと思う。

最近は地域貢献のために活用を考える所有者さんが増えてきていて、店舗であれば、人が集まってつながりを生むことができます。そして、地域の経済がまわります。

空き家活用っていうとお金のことがどうしても気になるけれど、そういう考え方はいいな。いやぁ、オタクらの話を聞いて、空き家のイメージが全く変わった!

どうしても空き家というと、ネガティブなイメージを持つ方もいます。しかし、何もせずにいることは、さらにネガティブな状況をつくりだしてしまうこともあるので、早めにアクションすることが大切です。私たちに相談をしていただければ、悩みを解決するヒントをご提供できます。

なるほどな。ちょっと手出してくれねぇか?

実家の空き家はオタクらにまかせた! これから本格的によろしくな!

ーーアキサポを詳しく知るーー

※この物語はフィクションです。