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2022.06.22

実家リフォームの費用相場|自己負担0円でリノベーションが可能?

両親の住む実家をリフォームしてあげたい、または相続した実家をリフォームして貸し出したいなど、実家を有効活用するためにリフォームは欠かせない手段です。

しかし、リフォーム金額は決して安くないため、予算で悩んでいる方も多いと思います。

そこでこの記事では、実家をリフォームする際にかかる費用相場をパターン別に紹介。リフォーム事例を交えながら解説していきます。

実家のリノベーション・リフォームの5つのパターンと費用相場

リフォーム内観

実家のリフォームといっても、バリアフリーリフォームや二世帯住宅リフォームなど、目的別にさまざまな方法があります。それぞれ施工範囲や方法が大きく異なるため、ひとくくりに施工面積だけで費用を比較することはできません。

ここでは、代表的な5つのパターンについて、それぞれ費用相場を紹介します。

パターン別の費用相場

・フルリフォーム:1,000万円以上(1平方メートル単価:10~20万円)
・バリアフリーリフォーム:100~500万円
・二世帯住宅リフォーム:1,000万円以上
・断熱リフォーム:25~200万円(目安)
・貸し出しを目的とした実家リノベーション:0円

フルリフォーム

フルリフォームをする際には、リビングや水回りを一新したり、間取りを変更したりと、建替えに近い大がかりな工事が必要となるため、1,000万円以上となることが多いです。1平方メートル単価は10~20万円程度です。

建て替えの費用と比較すると、建て替えは2,000万円以上のケースがほとんどのため、1,000万円以上安く仕上げられることもあります。

費用は施工部分ごとに相場があり、それぞれ下記表のとおりとなっています。

施工部分・施工内容費用相場
間仕切りの撤去7~35万
キッチン50~150万
トイレ20~50万
浴室50~150万
洗面所15~50万
リビング15~150万
ダイニング90~120万
フローリング/床60~90万
壁付けクローゼット設置10~50万
屋根30~200万
外壁25~200万
断熱50~250万

バリアフリーリフォーム

バリアフリーリフォームとは、手すりの設置や段差の解消など、主に高齢者や身体が不自由な方などが安心・安全に暮らせることを目的として行うリフォームを言います。

基本的にはバリアフリー化を目的とした事項のみを行うため、施工内容は限られています。

ただ、フルリフォームや部分的なリフォームに合わせてバリアフリー化を行うケースもあります。

施工内容費用相場
手すりの設置3~10万円
段差解消1万~20万円(スロープ設置含む)
ドアの引き戸化10万~30万円
廊下の拡幅30万~150万円
和式トイレの様式化10万~20万円(設置費別)

二世帯住宅リフォーム

二世帯住宅リフォームとは、住宅を二世帯住宅化するためのリフォームを言います。

二世帯住宅の種類には、入口を2つ設けて完全に居住範囲を分離する「完全分離型」と、入口や廊下などを共有して居住空間を2つに分ける「部分共有型」、住宅を2世帯で共有する「完全共有型」の3種類があります。

どのパターンを選ぶかによって施工内容が異なるため、施工費用もそれぞれ違ってきます。

ただ、間取りを変更したり、水回りを増やしたりといった大がかりな工事が必要になってくるため、一般的には1,000万円前後かかるケースが多いようです。

断熱リフォーム

断熱リフォームとは、壁や屋根、床などを断熱仕様にするためのリフォームを言います。断熱化をすると室内の気温が日光や外気の影響を受けにくくなります。

施工内容は、壁や天井、床下などに断熱材を施工したり、窓を断熱仕様にしたりといったところ。それぞれの費用は、施工単価と施工面積、使用材料のグレードによって決まってきます。

施工内容費用相場
壁の断熱化2,000~3万円/㎡
天井の断熱化2,000~1万円/㎡
床下の断熱化2,000~1万円/㎡
断熱塗装2,500~1万円/㎡
窓を断熱仕様に変更5万~30万円/1カ所

貸出を目的とした実家リノベーション

実家の貸出、いわゆる空き家活用を目的としたリノベーションですが、じつは費用0円で実現できるのを知っているでしょうか?

その方法とは「空き家活用サービス」という空き家専門のマッチングサービスを使用すること。運営会社によっては、リノベーション費用を全額負担してくれるため、オーナーの持ち出し0円でリノベーションができてしまうのです。

弊社の手掛ける「アキサポ」もその1つで、オーナー様の持ち出し0円でリノベーションからマッチングまですべて対応可能となっています。マッチングが成立すれば、賃料の一部をオーナー様に還元するため、継続的な収入にも繋がります。

はじめから貸し出す目的でリノベーションを考えている場合は、ぜひ検討してみてください。

アキサポに相談してみる

実家リノベーション・リフォームの事例

パソコンと設計図

ここからは、住宅リフォームの例を価格別・ケース別に見ていきましょう。

リフォームをするには、まず予算と施工範囲、施工方法を決める必要があります。それぞれのケースを見て、自分に合った方法を選びましょう。

ケース1:2,000万円でのリノベーション・リフォーム例

2,000万円というと、安い新築住宅を建てる金額と同程度であり、リフォームの場合、フルリフォームをしても余裕がある金額となります。

施工部分・施工内容費用相場
間仕切りの撤去7~35万円
キッチン50~150万円
トイレ20~50万円
浴室50~150万円
洗面所15~50万円
リビング15~150万円
ダイニング90~120万円
フローリング/床60~90万円
壁付けクローゼット設置10~50万円
屋根30~200万円
外壁50~200万円
断熱25~250万円
耐震50~250万円

例えば、上記表の最大額をすべて合計しても1,695万円に収まるため、さらにバリアフリー化をすることも可能です。

住宅メーカーのリフォーム例を見てみても、2,000万円前後の例は内装がすべて一新するレベルで行われており、古民家の内装を洋風にするような事例もあります。

一般的には、2,000万円あればほとんどのリフォームが可能と考えてよいでしょう。

ケース2:1,000万円でのリノベーション・リフォーム例

予算1,000万円の場合、フルリフォームをするなら資材のグレード調整や、各部位の施工範囲を限定することで対応可能となります。

また、水回りをすべてリフォームしたり、室内の床や壁などをすべてリフォームしたりといった内容でも1,000万円未満で収まります。

1,000万円のリフォームは、グレードを調節したフルリフォームか、範囲を限定したリフォームが可能な価格と考えておきましょう。

ケース3:DIYのリノベーション・リフォーム例

DIYでリフォームをする場合、施工費はかかりませんが、工具や材料などの購入が必要になるほか、仕上がりが自分の技量に左右される特徴があります。

また、デザインを自分好みにできる点や、施工期間を自由に設定できる点もメリット。こだわって作りたい方におすすめの方法です。

ちなみに必要な費用は、購入する工具の種類や材料のグレードなどによって異なるため、ハッキリした費用相場はありませんが、工具の購入費を固定費、材料を面積とグレードによる変動費として考えれば大まかな金額を算出できます。

ケース4:お金がなくても可能!自己負担0円でのリノベーション例

リフォームの予算を確保できない場合、空き家を使いたい方に貸し出す「空き家活用サービス」を利用するのも1つの手です。

例えば、弊社のサービス「アキサポ」では、リノベーション費用を「アキサポ」が負担する仕組みになっているため、空き家オーナーの持ち出し0円でリフォームから貸し出しまでを実現可能となっています。

空き家を専門に取り扱うサービスのため、独自の情報ネットワークがありますし、利用希望者の要望に合わせたリノベーションが可能な点も強みです。

参考に「アキサポ」でリノベーションをした例を3つ紹介します。

参考:空き家リフォームの費用相場

事例1:築年数不明の木造長屋→カフェバルに変身

カフェバルビフォーアフター
築年数昭和34年以前(正確な築年数は不明)
延床面積(2棟)27.26㎡
構造木造二階建
活用事例カフェバル

築年数は不明ですが、少なくとも昭和34年以前に建てられた3棟連なる木造長屋のリノベーション事例です。

8坪の小さな住居スペースは築年数の増加に伴い老朽化が進んでいましたが、「近隣住民からの気軽に飲める場が欲しい」という希望と「カフェバルを創業したいという若者のニーズ」が見事にマッチ。

現在では、昼も夜も近隣住民で賑わう繁盛店となりました。

事例2:不法投棄が続く空き家→バイクガレージに活用

バイクガレージビフォーアフター
築年数30年
延床面積(2棟)48.60㎡/37.76㎡(2F事務所:43.43)
構造木造平屋倉庫/鉄骨造陸屋根2階建
活用事例バイクガレージ

築30年の木造平屋倉庫のリノベーション事例です。

こちらの物件はシャッターもなく長年雨風に晒されるとともに、不法投棄に悩まされていました。

そこで視認性の悪さを逆手に取り、リノベーションを加えることで、安心して利用できるバイクガレージに生まれ変わりました。

事例3:大正初期の木造店舗→地域コミュニティの場として再生

たこ焼き屋ビフォーアフター
築年数不明
延床面積(2棟)13.12㎡
構造木造平屋建
活用事例たこ焼き・たこせん

大正初期(詳細な築年数不明)に建てられた木造店舗のリノベーション事例です。

元々は大正初期より地域住民に愛される大衆酒場として用いられてきましたが、所有者の「地域貢献できる場になって欲しい」という願いとともに、新たな活用への道を模索していました。

結果的に、「地元でたこ焼き作りが評判だった両親が自分の許に越してくるにあたり、新しく挑戦してもらえる場所を」と希望する大阪出身の借主が現れ、たこ焼き屋として生まれ変わることに。

オープン時には地域住民の方々が行列を作るほど話題を呼び、毎月変わるスペシャルメニューや関東では珍しいたこせんなどが人気のお店として、現在では所有者の願い通り「地域コミュニティの場」としても活用されています。

実家リノベーション・リフォームで活用できる減税制度について

名称制度概要対象となる工事
住宅ローン控除10年以上の住宅ローンを対象に、年末のローン残高
の0.7%を所得控除可能(借入限度額の定めあり)
バリアフリー改修工事、省エネ改修工事、
三世代同居改修工事、耐震改修工事、長期優良住宅化工事など
ローン型減税5年以上10年未満のローンを対象に、
控除対象限度額2%aを所得控除可能
バリアフリー改修工事、省エネ改修工事、
三世代同居改修工事、耐震改修工事、長期優良住宅化工事など
投資型減税ローンを使用しないでリフォームする場合、
標準的な建築費用の10%を所得乗徐可能
バリアフリー改修工事、省エネ改修工事、
三世代同居改修工事、耐震改修工事、長期優良住宅化工事など
贈与税の非課税措置住宅取得等資金を目的として父母または祖父母などから贈与を受けた場合、
最大1,500万円が非課税となる
バリアフリー改修工事、省エネ改修工事、
三世代同居改修工事、耐震改修工事、長期優良住宅化工事など
固定資産税の減税耐震改修やバリアフリー改修などを行った場合、
一定期間の固定資産税が控除される
バリアフリー改修工事、省エネ改修工事、
三世代同居改修工事、耐震改修工事、長期優良住宅化工事など

リフォームに関して活用できる減税制度は多く、特にバリアフリー改修工事や長期優良住宅化工事など、特定の目的を持ったリフォームを行う場合は利用できる制度が多いため、忘れずにチェックしましょう。

親名義の実家を子のお金でリフォームする際の注意点

両親が住んでいる実家をバリアフリー化する場合や二世帯住宅化する場合など、親名義の実家をリフォームするケースは多いと思います。

この場合、住宅の所有者と施工発注者が異なるため、通常のリフォームとは違っていくつか注意点が出てきます。ここでは、特に注意が必要な2点を紹介します。

リフォームのローン減税を受けられない場合がある

リフォームに際してローンを組む場合、住宅の所有者が親だと住宅ローン控除が受けられなくなってしまいます

これは、住宅ローン控除の対象が、あくまで自己が所有する自己居住用の住宅であり、他者所有の住宅は想定されていないためです。

贈与税が発生する場合がある

親名義の住宅を子の資金でリフォームした場合、リフォーム部分の所有権は住宅所有者である親に帰属することとなります。

この際、リフォームにより住宅に価値が付加されたと判断され、リフォーム部分に相当する額を基準とした贈与税が発生する可能性があります。贈与税の対象となる範囲と額は施工内容によって異なるため、発注前に施工業者に確認しておきましょう。

親名義の実家をお得にリフォームするためには?

電卓とペン

実家を親名義のままリフォームしてしまうと、税制面で不利なほか、贈与税が発生する可能性もあります。さらに、将来相続税も発生しますし、リフォームをすることで住宅の価値が上がっていれば相続税も高くなる可能性があります。

これらは、親から子へ名義を変更しておくことで避けることができます。ここでは売却と贈与、2パターンの名義変更方法を紹介します。

親から子へ売却し名義を変更する

親から子へ住宅を売却する場合、特別な手続きが必要と考える方もいるかと思いますが、実際は通常の不動産売買と変わりません。

ただ、「親子同士だから」と、不動産会社を挟まないで売却したり、破格で売却したりすると問題が発生する可能性もあります。例えば、破格で売却した場合、相続税対策であると判断されて「みなし贈与」の対象となるケースがあります。

また、契約書類の作成や所有権登記の関係でも不都合が発生する可能性もあります。親子で住宅を売却する際も、必ず間に不動産会社を挟んで売却手続きを行いましょう

親から子へ贈与し名義を変更する

親から子へ住宅を贈与する場合、「生前贈与」という手続きを行います。贈与そのものにかかる費用は、主に所有権の登記や必要書類の手数料などわずかなものですが、贈与した住宅の価値に応じて贈与税が発生します。

贈与税は、贈与した住宅の価値によって、10~55%まで8段階に税率が定められており、下記の計算式によって算出されます。

贈与税の計算式

(贈与財産の合計額 - 110万円)× 贈与税率 - 控除額 = 贈与税額

また、贈与を受けた側は、不動産を取得したことによって得られた資産の価値に応じて、不動産取得税が課されます。贈与を行う際には、これら2つの税金を確認したうえで実施しましょう。

リフォームは予算に合わせて!空き家活用も選択肢に

実家のリフォームは、リフォームのパターンや施工範囲、材料のグレードなどによって価格が大きく異なるため、まずは目的に合った施工方法を選ぶことが重要です。

予算は2,000万円あればフルリフォームをしても余裕がありますし、1,000万円前後でも材料のグレードを抑えれば広範囲のリフォームが可能です。そして、施工範囲や材料を自分で決められるメリットもあります。

どうしても予算が確保できない場合は、空き家活用による空き家の貸し出しも選択肢として考えてみましょう。弊社の「アキサポ」ならオーナーの持ち出し0円でリノベーションとマッチングが可能なため、ぜひお気軽にお問い合わせください。

アキサポに相談してみる