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公開日:2026.09.27 更新日:2026.08.31

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解体業者とのトラブル事例と回避策|追加費用・近隣問題・不法投棄への対応

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家屋の解体工事で心配なことに、解体業者とのトラブルがあります。「解体費用だけで業者を決めていいの?」「あとから追加費用を請求されない?」とトラブルへの不安を感じていませんか?解体工事は、いったん始まると簡単にはやり直せないので、本当に信頼できる業者を選びたいですよね。

そこでこの記事では、施工前・施工中・施工後に起きやすい解体工事のトラブル事例をはじめ、業者選びで確認したいポイントや、問題が起きたときの対応手順を解説します。これから業者を選ぶ方も、すでに工事を控えている方も、安心して工事を進めるための確認事項を整理していきましょう。

解体工事でトラブルが起きやすい理由

家を見て悩む人

解体工事でトラブルが起きやすい要因としては、騒音や粉じんなどによる近隣への影響を避けにくいことや、工事を始めてみないと分からないことがある点などが挙げられます。

主な理由は以下の通りです。

  • 近隣への影響:騒音・振動・粉じんの発生を完全に防ぐことが難しい
  • 現場の不確定要素:地中障害物やアスベストなど着工後に判明する問題がある
  • 認識のズレ:見積もりの工事範囲や整地状態に対する認識が業者と施主で異なる

騒音や振動の感じ方には個人差があるため、十分に対策しているつもりでも、近隣から苦情が寄せられることがありますし、地中に埋まった古い基礎や浄化槽、アスベストなどは、事前調査だけでは把握しきれず、工事が始まってから見つかるケースもあります。

さらに、こうした想定外の事態が起きると、追加の撤去作業や安全対策が必要になり、当初の見積金額や工期が変わることもあります。このように、解体工事は事前に計画を立てても、そのとおりに進まない要素が多く、結果としてトラブルの起こりやすさにつながっているのです。

解体工事のトラブル事例【施工前】

ここからは、実際に起こりやすいトラブルを工程ごとに見ていきましょう。まず施工前では、見積もりや契約、法令への対応、近隣への説明が不十分なことによるトラブルなどが起こりやすいです。

これらは工事が始まってからでは条件を変更したり、説明不足を埋め合わせたりするのが難しい点が多いので「聞いていた内容と違う」という事態を避けるためにも、どのようなトラブルが起こり得るのか、事前に確認しておきましょう。 

見積もり・契約内容が曖昧で追加費用が発生する

費用に関してよくあるのが「どこまでが見積もりに含まれているのか」という認識のずれから起こるトラブルです。契約時に工事範囲や追加費用の条件を十分に確認していないと、施主は「見積金額ですべて終わる」と考えていたのに、業者側では別料金を前提としていた、といった食い違いが生じる恐れがあります。

とくに注意したいのが、見積書の大半が「解体工事一式」などとまとめられているケースです。建物本体の解体だけでなく、残置物や庭木、ブロック塀の撤去、廃棄物の運搬・処分など、何が含まれているのか分からなければ、あとから提示された費用が妥当なのかも判断しにくくなります。

必要な許可・登録や保険加入を確認せず依頼してしまう

業者選びで起こり得るのが、必要な許可や登録、保険の有無を十分に確認しないまま契約してしまうトラブルです。工事を請け負うための要件を満たしていなければ、契約後に問題が発覚して行政指導や工事停止につながることがあり、予定していた工期にも影響が及びます。

また、損害賠償責任保険に未加入の場合、工事中に隣家や外構などを破損した際、補償をめぐる話し合いが長引く恐れもあります。

とくに確認しておきたいのが、解体工事業登録や、今回の工事を請け負うために必要な建設業許可の有無です。工事金額や許可業種によって必要な資格が異なるため、登録・許可番号だけでなく、許可の種類や有効期間も確認しましょう。 

近隣への事前説明がなくクレームになる

近隣関係で起こりやすいのが、工事の内容や期間を十分に説明しないまま着工してしまい、クレームにつながるトラブルです。もともと解体工事は周囲の生活へ影響を与えやすいため、「何も聞かされていなかった」という不満まで重なると、近隣との関係がこじれやすくなります。

とくに、工事期間や作業時間、騒音・粉じんへの対策、車両が出入りする時間帯などは、近隣の生活に直接関わる部分なので、しっかり伝えておきましょう。

アスベスト事前調査の漏れ・説明不足が発覚する

アスベストに関して起こり得るのが、必要な事前調査や説明が十分に行われないまま工事の準備が進んでしまうトラブルです。着工後にアスベストへの対応が必要だと分かれば、そのまま予定どおりに作業を進められず、追加費用や工期変更につながることがあります。

大気汚染防止法および石綿障害予防規則により、解体工事では対象建物の規模にかかわらず有資格者(建築物石綿含有建材調査者等)によるアスベスト(石綿)事前調査が義務付けられています。さらに、解体工事の対象となる床面積の合計が80㎡以上(または請負代金の額が税込100万円以上)の場合は、石綿事前調査結果報告システムを用いた自治体および労働基準監督署への電子報告が義務付けられており、未調査・虚偽報告での施工は作業停止命令や罰則(懲役・罰金)の対象となります。

解体工事のトラブル事例【施工中】

書類の上で悩む人

施工中は、工事に伴う近隣への影響や物損、地中障害物の発覚などに注意が必要です。着工前には分からなかった事情によって費用や工期が変わることもあり、現場での対応をきっかけにトラブルへ発展するケースもあります。

ここでは、施工中に起こりやすい5つのトラブルを具体的に見ていきましょう。

騒音・振動・粉じんの苦情が発生する

近隣関係で起こりやすいのが、工事中の騒音や振動、粉じんが周囲の生活に影響し、苦情につながるトラブルです。特に、養生や散水といった対策が不十分だったり、事前に伝えていた作業時間を守らなかったりすると、不満が大きくなりやすいです。

クレームにつながりやすいケースとしては、粉じんの隣家や洗濯物、車への付着や、早朝からの工事、予定していなかった休日の作業などが挙げられます。想定外のことがなるべく起こらないように、作業時には風向きや作業時間にも配慮し、予定を変更する場合は事前に伝えておきましょう。

道路使用・路上駐車・通学路対応で揉める

道路まわりで起こりやすいのが、工事車両や重機の出入りによって、近隣住民や通行人とのトラブルが生じるケースです。解体工事ではトラックが何度も出入りするため、路上での待機や道路の一時使用によって、通行しにくくなったり近隣の車が出入りできなくなったりすることがあります。

なかでも通学路に面した現場では、子どもの安全に関わるため、近隣だけでなく学校や行政、警察を巻き込む問題になることもあります。道路使用や占用が必要な場合は、必要な許可を取ったうえで、車両の進入経路や待機場所、交通誘導員の配置などを事前に決めておく必要があります。

隣家や外構・配管を破損させる

物損に関して起こり得るのが、重機の接触や解体材の飛散などによって、隣家の外壁や塀、植栽、給排水管などを傷つけてしまうトラブルです。特に、隣家との距離が近い現場や、境界付近に塀や配管がある場合は、わずかな接触でも被害につながることがあります。

こうしたケースで問題になりやすいのが「もともとあった傷なのか、工事によってできた傷なのか」という点です。工事前の状態が分からないと、責任の所在や補償範囲をめぐって話し合いが長引くことがあります。トラブル時に比較できるよう、境界付近や隣接部分は着工前に遠景と近景の写真を残し、業者とも状態を共有しておきましょう。

地中障害物で費用と工期が変わる

追加費用につながりやすいのが、建物を撤去したあとに地中障害物が見つかり、当初の見積金額や工期が変わるケースです。地中に埋まった古い基礎や浄化槽、瓦礫、杭などは、地上からでは確認できず、掘削して初めて見つかることがあります。

たとえば、基礎を撤去したところ、その下から以前の建物の基礎や大量の瓦礫が出てくれば、撤去や処分の作業を追加しなければなりません。このとき、写真や数量、費用の根拠が示されないまま追加請求されると、「本当に必要な工事だったのか」「金額は妥当なのか」と施主側が不信感を抱く原因になります。

地中障害物が見つかった場合は、そのまま撤去を進めてもらうのではなく、まず状況と追加見積もりを確認し、金額に納得したうえで作業を進めてもらいましょう。

工期が遅れ、予定外の作業が行われる

工程面で起こり得るのが、予定していた日程どおりに作業が進まず、工期が延びてしまうトラブルです。解体工事は雨や強風などの天候に左右されるほか、人員不足や重機の手配、地中障害物などの追加作業によって予定がずれることもあります。

工期が延びると、解体完了が遅れるだけでなく、その後に予定していた土地の売却や建て替え、外構工事などにも影響します。また、遅れを取り戻すために急きょ休日に作業したり、作業時間を延ばしたりすれば、今度は近隣とのトラブルにつながることもあります。

予定からのずれを早めに把握するためにも、工程表を共有し、建物の解体や基礎撤去、整地などの節目で進捗を確認しておくとよいでしょう。

解体工事のトラブル事例【施工後】

解体中の空き家

建物の撤去が終わっても、整地の仕上がりや廃棄物の処理、必要書類の受け渡しなどをめぐってトラブルが起こることがあります。見た目では工事が終わっているように見えても、その後の土地活用や手続きに影響する問題が残っているケースもあるため、引き渡しまで確認しておきたいところです。

ここでは、施工後に起こりやすいトラブルを見ていきましょう。

整地・清掃が不十分でやり直しになる

仕上がりに関して起こりやすいのが、施主が想像していた整地の状態と、業者が考えていた完成状態が違うことで生じるトラブルです。「整地まで含まれている」と聞いていても、砕石を敷くのか、転圧まで行うのか、釘や細かなガラをどこまで取り除くのかなど、具体的な内容まで共有できていなければ認識がずれることがあります。

たとえば、駐車場として使う予定なのに地面に大きな凹凸が残っていたり、売却予定の土地にガラや釘が散らばっていたりすると、そのままでは使えず、追加の整地や清掃が必要になることもあります。土地を解体後にどう使うのかを業者へ伝え、整地の高さや砕石・転圧の有無、清掃する範囲まで事前に確認しておきましょう。

廃棄物の不法投棄やマニフェスト未提示が発覚する

廃棄物処理に関して起こり得るのが、解体で出た産業廃棄物が適切に処理されていなかったり、処理の経緯を確認できなかったりするトラブルです。建物がきれいに撤去されていても、廃材がどこへ運ばれ、どのように処分されたのかは、現地を見ただけでは分かりません。

解体業者が廃棄物を不法投棄した場合「廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)」により業者には5年以下の懲役や1,000万円以下の罰金といった非常に重い刑罰が科されます。施主が直接罰せられることは稀ですが、警察や行政からの事情聴取を受けたり撤去費用トラブルに巻き込まれる可能性があります。

工事後には、廃棄物がどのように処理されたのか業者から説明を受け、必要に応じてマニフェストや電子マニフェストの処理状況を確認しましょう。 

建物取毀証明書(解体証明書)が出ず滅失登記が進まない

書類に関して起こり得るのが、工事が終わったにもかかわらず、建物取毀証明書(解体証明書)などの必要書類が受け取れず、その後の手続きが進まなくなるトラブルです。建物を取り壊したあとは、不動産登記法に基づき1か月以内に「建物滅失登記」を行う義務があります。申請には解体業者が発行する「建物取毀証明書」と「印鑑証明書・資格証明書」が必須となるため、書類が揃わないと申請が滞り、過料(10万円以下)の対象や土地売却の障害となります。 

たとえば、土地の売却や建て替えを予定している場合、滅失登記が進まなければ、その後の手続きにも影響することがあります。工事が終わってから慌てないよう、どの書類をいつ受け取れるのか、契約時に確認しておくとスムーズです。

解体業者選びのチェックポイント

チェック

解体業者を比較するときは、見積金額の安さだけでなく、工事を安心して任せられるかという視点で見ることが大切です。たとえば、説明が分かりやすいか、質問に具体的に答えてくれるか、必要な内容を書面で確認できるかといった部分は、業者ごとの差が出やすい部分です。

複数社を比較するときに確認しておきたいポイントを整理すると、以下のようになります。

チェック項目業者に確認する内容比較するときに見るポイント
登録・許可解体工事業登録・建設業許可の番号、名義、有効期間番号を正確に提示できるか、見積書の名義と一致しているか
保険加入損害賠償責任保険への加入状況、対人・対物の補償額口頭だけでなく、保険証券の控えなどで確認できるか
現地調査建物、境界、塀、庭木、残置物、前面道路の状況細部まで目視確認した上で見積もりを作成しているか
見積書工事項目、数量、単価、処分費、諸経費の内訳一式の記載ばかりにならず、詳細な内訳があるか
追加費用地中障害物(既存基礎・瓦礫など)の対応ルール作業前に施工写真と追加見積もりを提示・合意する仕組みがあるか
アスベスト事前調査の有資格者、調査費、発見時の対応調査方法や石綿除去の追加費用について具体的に説明できるか
廃棄物処理産業廃棄物の収集運搬・処分先、マニフェスト提示処分先を明示し、工事後にマニフェスト(管理票)を提出できるか
近隣対応挨拶の範囲、作業時間、養生・散水、苦情窓口口頭だけでなく、誰がいつ挨拶回り・説明を行うか明確か

全体的なポイントとして大事なのは、何か起きたときの対応が丁寧か否かということです。たとえば地中障害物が出た場合に、すぐ撤去して後から請求するのではなく、現場写真や追加費用の根拠を示したうえで、施主の了承を得てから作業を進める業者なら安心感があります。 

また、質問に対して具体的な説明を避ける、見積書の「一式」が多い、追加費用について「そのときにならないと分からない」としか答えないといった場合は慎重に判断したほうがよいでしょう。予定外のことが起きたときの対応まで具体的に説明できるかを見ると、見積金額だけでは分からない業者の違いが見えやすくなります。 

解体業者とトラブルになったときの対応手順

解体業者とトラブルになった場合の4ステップ対応手順
STEP 1. 契約内容と現地状況の照合

契約書・見積書・図面と実際の状況を照らし合わせ、何がどう違うのか事実関係を整理します。

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STEP 2. 証拠(写真・書面・やり取り)の保存

現場の被害写真(遠景・近景)、動画、見積書、メール・LINEの連絡履歴を証拠としてすべて残します。

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STEP 3. 解体業者へ書面で回答期限を定めて申し入れ

求めている是正内容(補修や追加費用の説明)を明確にし、回答期限を設定して書面やメールで申し入れます。

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STEP 4. 解決しない場合は行政窓口や弁護士へ相談

公害・騒音は自治体環境窓口、不法駐車は警察、不法投棄や大幅な補修揉めは弁護士や法テラス等の専門機関へ相談します。

解体業者との間でトラブルが起きたときは、感情的にやり取りを始めるのではなく、まず何が起きていて、契約時の内容とどこが違うのかを整理することが大切です。そのうえで証拠を残し、業者への申し入れ、それでも解決しない場合は第三者への相談という順番で進めていきます。

ここでは、実際に問題が起きたときの対応手順を順番に見ていきましょう。

契約書・見積書と現場の状況を照合する

最初に行いたいのが、契約書や見積書、工程表と、実際の工事内容を照らし合わせることです。何が起きたのか、いつ気づいたのか、契約時に聞いていた内容とどこが違うのかを整理すると、業者へ何を確認すべきかが見えやすくなります。

たとえば追加費用を請求された場合は、どの作業に対する費用なのか、事前に説明や承認があったのか、金額にどのような根拠があるのかまで確認します。物損であれば、工事前後の状態を比べて、工事による破損なのかを整理しておきましょう。

内容を確認できたら、再施工や修理、請求内容の説明など、業者へ求めたい対応を決めます。現場の安全に関わる場合を除き、状態を記録する前に修理や撤去を進めないことも重要です。

写真・書面・連絡履歴を残す

次に必要になるのが、トラブルの状況や業者とのやり取りを記録として残すことです。あとから話し合いになったとき、口頭の説明だけでは「言った・言わない」になりやすく、経緯を確認できる資料があるかどうかで状況が大きく変わります。

現場の破損や仕上がりに問題がある場合は、日時が分かる形で遠景と近景の写真を撮っておきましょう。粉じんの飛散や騒音など、写真だけでは伝わりにくいものは動画で残しておくと状況を説明しやすくなります。

見積書や契約書、追加見積もり、工程表、請求書などもまとめて保管します。特に追加費用や工期変更については、いつ、誰から説明を受け、どのように了承したのかが分かるメールやメッセージも残しておくとよいでしょう。

業者へ書面で是正内容と回答期限を伝える

状況と証拠を整理できたら、業者に何をしてほしいのかを具体的に伝えます。単に「直してください」「納得できません」と伝えるだけでは話が進みにくいため、問題となっている箇所と希望する対応を明確にすることがポイントです。

たとえば「破損した塀を工事前の状態に戻してほしい」「追加請求の根拠となる写真と内訳を提示してほしい」など、求める内容が分かる形で伝えます。あわせて回答期限を設けておけば、その後の対応へ移る判断もしやすくなります。

電話で話した場合も、日時や担当者名、話した内容をメモしておき、必要であれば「先ほどのお電話では~」と確認のメールを送っておきましょう。業者からの回答も含め、一連のやり取りを残しておくことが大切です。

解決しない場合は相談窓口・行政・専門家へ相談する

業者へ対応を求めても解決しない場合は、トラブルの内容に合わせて自治体や警察、弁護士などへの相談も検討しましょう。

たとえば、騒音や振動、粉じんの飛散、工事に必要な許認可などについては、自治体の環境・公害関連の窓口が相談先になりますし、違法駐車や夜間・時間外の作業、身の危険を感じるような悪質な行為がある場合は、自治体の道路管理窓口や警察が相談先になります。

また、隣家や建物に大きな損害が出ている、補償額をめぐって折り合えない、業者との交渉が進まないといったケースでは、弁護士などの専門家への相談が選択肢になります。相談する際は、契約書や見積書、現場写真、請求書、業者との連絡履歴などをそろえておくと、これまでの経緯や争点を伝えやすくなります。

解体業者トラブルでよくある質問(FAQ)
Q1. 解体工事中に隣の家の壁や塀を傷つけてしまったら、誰が補償しますか?
A1. 解体業者の過失によるものであれば、原則として解体業者が損害賠償責任を負います。業者が「請負業者賠償責任保険」などの損害賠償保険に加入していれば保険から補償されます。着工前に保険の加入状況を確認しておくことが重要です。
Q2. 工事完了後に「地中障害物が出た」と突然高額な追加費用を請求されたら払う必要がありますか?
A2. 事前連絡や了承なしに勝手に工事を進めて後から請求された場合、すぐに支払う必要はありません。写真や数量の根拠、追加見積もりの提示を求め、適正な作業だったか確認した上で協議を行いましょう。
Q3. 不法投棄を防ぐために施主ができるチェック方法はありますか?
A3. 工事終了後に、解体業者から「産業廃棄物管理票(紙マニフェストのE票または電子マニフェストの最終処分完了報告画面)」の提示を受けてください。 正しく処理施設へ運ばれ最終処分されたかを確認できるため、不法投棄トラブルを防ぐ強力な抑止力になります。

まとめ|解体業者とのトラブルは契約前の確認と記録で防ぐ

解体工事で想定外の事態が起こったときに大切なのは、トラブルを完全に防ぐことではなく、発生時の対応ルールを業者と共有しておくことです。 

だからこそ、追加費用の説明や近隣対応などを具体的に確認できる業者を選び、工事中にも話し合いながら進めていくことが大切なのです。

これから業者を選ぶ方は、見積金額だけを比べるのではなく、気になる点を同じように質問して、回答の具体性や対応の丁寧さまで比べてみましょう。「安いかどうか」だけではなく、「何かあったときにも安心して相談できるか」という視点を持つことが、業者選びの大切な判断軸になります。

この記事の監修者

宅建士 二級建築士 山下 航平

山下 航平 アキサポ 空き家プランナー

宅建士/二級建築士

ハウスメーカーにて戸建住宅の新築やリフォームの営業・施工管理を経験後、アキサポでは不動産の売買や空き家再生事業を担当してきました。
現在は、地方の空き家問題という社会課題の解決に向けて、日々尽力しております。

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