公開日:2024.01.09 更新日:2026.07.07
大田区の空き家活用ガイド|費用相場・補助金・自己負担0円の方法
東京都大田区で空き家を活用するには、地域の需要把握・リノベーション費用相場の確認・区の補助金活用という3つのステップが基本です。
本記事では、活用の手順や費用の目安、大田区の助成制度、そしてリフォーム費用を全額負担(自己負担0円)できるアキサポの仕組みまで、初めての方にも分かりやすく解説します。予算不足や管理の手間で悩んでいる方も、ぜひ最後までご覧ください。
目次
大田区の空き家事情
大田区は23区内でも総住宅数が約45.6万戸と非常に多く、空き家数も約5.3万戸(空き家率11.6%)に達する、都内屈指の空き家高水準エリアです。全国平均の13.8%を下回るものの、住宅総数の多さから空き家の絶対数が際立っています。
区内は京浜東北線や京急本線、東急多摩川線など複数の路線が走り、羽田空港も位置する利便性の高い地域です。しかしその一方で、長期にわたり用途が定まっていない「その他の住宅」に該当する空き家が全体の8.5%(約4,510戸)を占めています。こうした放置空き家は経年劣化や老朽化によるリスクが高まるため、早めの実態把握と適切な活用・処分の検討が必要です。
大田区で空き家活用する際に抑えておくポイント
大田区の空き家ワンストップ活用スキーム
大田区のワンストップサービス窓口を通じて、行政の支援や地域ニーズを把握する。
リノベーション賃貸、バイクガレージ、貸倉庫など、地域に適合した最適プランを選ぶ。
アキサポの自己負担0円プラン等で工事・運用へ。区の助成は居住・用途などの要件を満たす場合に限られるため、事前に窓口で確認する。
大田区は、空き家対策に積極的な自治体です。
区は「住宅・空家相談窓口(空家総合相談窓口)」を設け、建築・法律・不動産・福祉の専門家と連携してワンストップで相談に対応しています。さらに、月1回の空家総合相談会や、公益目的で空き家を活かす「空家等地域貢献活用事業」にも取り組んでいます。
空き家活用は官民連携で進むことが多く、行政の協力が欠かせない場面もあります。悩んだときに相談しやすい環境が整っているのは大きな安心材料です。大田区の空き家対策は下記で確認できます。
大田区で空き家をリノベーションし賃貸物件として活用する方法
大田区での空き家リノベーション活用とは、老朽化した建物の耐久性や住み心地を高め、市場価値のある賃貸物件へ再生する不動産運用手法です。成功の鍵は、水回りやリビングなど居住性能に直結する箇所の改修予算を、事前に把握しておくことにあります。
特にコストがかかるのは、水回りの入れ替えやリビング改修など、住み心地を大きく左右する箇所です。リノベーションの有無で印象が変わるため、あらかじめ予算をおさえておきましょう。ここでは、施工箇所・内容別に費用相場を紹介します。
空き家のリノベーションには費用がかかる
空き家のリノベーション費用は、施工箇所だけで10種類以上あり、箇所ごとにさらに複数の施工内容に分かれます。すべてに対応すると総額は数百万円規模になることもあるため、緊急性と費用対効果を見ながら必要な工事を選ぶことが大切です。
| 施工区分 | 施工箇所・内容 | 費用相場(目安) |
|---|---|---|
| 居住空間関係 | リビング改修(内装クロス・床の張替え一式) | 100万〜150万円 |
| 居住空間関係 | 間取り変更(和室から洋室への変更、壁撤去など) | 80万〜250万円 |
| 水回り関係 | システムキッチンの新規交換・配管工事 | 60万〜150万円 |
| 水回り関係 | ユニットバス(お風呂)の新規導入・防水工事 | 80万〜160万円 |
| 水回り関係 | トイレ・洗面台の設備更新一式 | 30万〜80万円 |
| 内装・外装関係 | 外壁塗装・ひび割れ補修工事(戸建て一棟) | 100万〜180万円 |
| 内装・外装関係 | 屋根の葺き替え・防水重ね葺き(カバー工法) | 120万〜200万円 |
| その他 | 残置物撤去・不用品一括処分(荷物多め) | 20万〜80万円 |
| その他 | 建物解体工事(木造戸建て住宅の更地化) | 150万〜300万円 |
費用相場を見ると、住み心地を左右する水回りやリビングの改修、そして雨水を防ぐ屋根や外壁の工事は、いずれも比較的高額な部類に入ります。一箇所の対応だけでも数百万円かかることがあるため、空き家リノベーションを成功させる鍵は、工事箇所の取捨選択にあります。
なお、以下の記事では空き家リノベーションの費用や補助金、活用の成功例を詳しく紹介しています。あわせて参考にしてください。
自己負担0円でリノベーションし活用する方法
リノベーション費用が用意できなくても、空き家活用を諦める必要はありません。空き家活用サービス「アキサポ」なら、自己負担0円(※)から活用を始められます。
仕組みはシンプルです。アキサポが空き家オーナーから物件を借り上げ、アキサポの負担でリノベーションしてから貸し出します。収益は月々の賃料でまかなうため、オーナーに費用負担は基本的に発生しません。さらに、貸し出しで得た収益の一部はオーナーに還元されます。
つまり、空き家を持っているだけで、自己負担0円(※)のまま継続収入につなげられる可能性があります。ぜひ一度ご相談ください。
※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。
大田区で空き家リノベーション活用する場合の具体的なイメージ・事例
空き家活用の具体的なイメージをつかむために、「アキサポ」を使った大田区の空き家活用事例を2つ紹介します。
事例1:【東京都大田区】母から受け継いだアパートは面影を残して新たな賃貸住宅へ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 建築年月 | 1972年4月 |
| 延床面積 | 39.74㎡ |
| 構造 | 木造2階建 |
| 活用事例 | 賃貸アパート |
大田区で老朽化が進んでいた築古アパートを、アキサポのプランで賃貸住宅として再生した事例です。
入居率を高めるため、内装の一新とあわせて需要の高いお風呂を新設。一方で外装は、お母様から受け継いだ思い出の面影を残すため、大幅な改修はせず再塗装のみで仕上げました。外観の趣を保ちながら住み心地を大幅に向上させたことで、オーナー様からも「これなら母も喜んでくれる」と感動の声をいただいています。
事例2:【大田区】不法投棄が続く空き家は視認性の悪さを利用してバイクガレージへ

| 項目 | 物件概要・活用内容 |
|---|---|
| 建築年月 | 1990年10月 |
| 延床面積(2棟) | 48.60㎡ / 37.76㎡(2F事務所:43.43㎡) |
| 構造 | 木造平屋倉庫 / 鉄骨造陸屋根2階建 |
| 活用事例 | バイクガレージ |
大田区で不法投棄トラブルが発生していた老朽化空き家を、地域の潜在ニーズに合わせてバイクガレージへと転用・再生したアキサポの活用事例です。
該当物件は人目を引きにくい「見通しの悪さ」が原因で住宅としては不向きでしたが、その防犯・秘匿性の高さを逆手に取り、近隣にユーザーが多かったバイクガレージへとリノベーションを敢行しました。防犯性と視認性を高めた結果、ガレージとしての活用に成功しただけでなく、地域の方々からも「安心して生活できるようになった」と極めて高い評価をいただいています。
大田区の政府や自治体による空き家活用関連の補助金制度
大田区で空き家活用に使える補助金は、主に住宅のリフォームを目的としたものです。バリアフリー化や耐震化など、既存住宅の課題を解決するための補助金が多いです。
| 種別 | 工事内容 | 助成率 | 上限額 |
|---|---|---|---|
| A | バリアフリー化、環境への配慮、防犯・防災対策、住まいの長寿化 | 助成対象額の10% | 20万円 |
| A | 区の他の助成制度・保険給付制度と併せて申請する工事 | 助成対象額の5% | 10万円 |
| A | 耐震化助成事業と合わせて申請する耐震工事 | 助成対象額の10% | 20万円 |
| A | 住宅リフォーム助成事業でのみ申請する耐震化工事 | 助成対象額の10% | 30万円 |
| A | 吹付アスベスト除去工事 | 対象工事費用(税抜)の10% | 50万円 |
| B | 新しい生活様式への対応工事 | 対象工事費用(税抜)の20% | 10万円 |
大田区の空き家を活用するメリット・デメリット
そこでここでは、空き家を活用する主な方法である以下の6種類について、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
| 活用方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| リノベーションして賃貸活用 | 所有したまま継続収入・劣化防止・資産価値向上 | 初期費用が高い(百万円単位) |
| 建物ごと売却 | まとまった収入・空き家の悩みから解放 | 所有権を手放す・税金や手数料がかかる |
| 解体して土地を売却 | 買主が土地を使いやすい | 固定資産税・都市計画税が上がる可能性 |
| 不動産会社に買取 | 早く確実に手放せる | 相場が安い(売却の約7割が目安) |
| 無料譲渡 | 維持管理費や手間がかからなくなる | 収入が得られない |
| 自分で住む | すぐ始められ費用が少ない・防犯対策になる | 住む間も税金や維持費がかかる |
①リノベーションして賃貸物件として活用
空き家をリノベーションして貸し出す「空き家活用」は、所有したまま継続収入を得られる方法です。相続した空き家を手放したくない場合や、固定資産税などの維持費を家賃収入でまかないたい場合に向いています。入居者がつけば建物の劣化を防げ、リノベーションで資産価値も高められます。
デメリットは初期費用の高さです。リノベーションは百万円単位の費用がかかるため、用意が難しい場合は空き家活用サービス「アキサポ」の利用も選択肢です。
②建物ごと売却する
建物ごと売却する方法は、価値が高いうちにまとまった収入を得られ、空き家の悩みから解放されるのがメリットです。デメリットは、所有権を手放す点と、売却時に税金・手数料がかかる点です。主な費用は仲介手数料・登録免許税・譲渡所得税・住民税・印紙税で、手元に残るのはこれらを差し引いた額です。売却前に概算を把握しておきましょう。
おすすめの空き家の売却方法と売却にかかる費用・税金、必ず抑えておくべき注意点
③建物を解体して土地を売却する
解体して土地として売る方法は、買主が土地を使いやすくなるのがメリットで、建物が不要・老朽化しているケースで有効です。デメリットは、解体後に土地の固定資産税・都市計画税が上がる可能性があること。住宅が建つ土地は特例で固定資産税が最大6分の1・都市計画税が最大3分の1に軽減されますが、更地にすると翌年からこの特例が外れ、税額が大きく上がります。解体はタイミングに注意しましょう。
空き家解体のすべて|費用相場・補助金・メリット・デメリットを徹底解説
④不動産会社に買取してもらう
不動産会社の買取は、第三者への売却より早く確実に手放せるのがメリットで、急いで売りたい方に向いています。デメリットは価格が安いことで、相場は売却価格の約7割が目安です。ただし売却までの時間や維持管理費を考えると、結果的に買取の方が得になる場合もあります。
⑤無料譲渡する
無料譲渡は、維持管理費や手間から解放されるのがメリットですが、収入は得られません。借り手・買い手が見つからない場合に選ばれることが多く、親戚・知人や空き家バンクで貰い手を探します。ただし所有権移転の登録免許税や司法書士への報酬はかかる可能性があり、手続きまで無料にはできない点に注意しましょう。
⑥自分で住む
自分で住む方法は、すぐ始められて費用が少なく、劣化リスクの軽減や防犯対策にもなります。借り手・買い手が見つかるまで一時的に住むのも有効です。ただし住んでいる間も税金や維持管理費はかかり、費用負担がなくなるわけではないため、あくまで一時的な対応策として考えるのがよいでしょう。
大田区の空き家活用に関するよくある質問
大田区の空き家リノベーション・活用のまとめ
東京都大田区は住宅需要が高く、立地や状態に合ったプランを選べば、空き家を優良な賃貸資産へよみがえらせることが十分に可能です。ただし成功の鍵は、リノベーション費用相場の把握、区の補助金の要件確認、そして解体による固定資産税の増税リスクまで含めた収支計画にあります。
まずやるべきことは、活用・売却・解体などの選択肢を比較し、あなたの物件に最適な出口を1つ選ぶことです。
とはいえ、費用の捻出や活用プランの判断を一人で進めるのは簡単ではありません。もし大田区の空き家の管理やリノベーション費用にお悩みなら、専門家に相談するのが近道です。アキサポは、周辺調査から最適な活用プランの提案、リノベーション費用を全額負担(自己負担0円)しての賃貸運用までワンストップでサポートします。
「まずは価値を知りたい」「売るべきか貸すべきか迷っている」という段階でも、無料相談・無料査定で親身にお答えします。
大田区の空き家リノベーション、費用や売却・活用の判断で迷っていませんか?
自己負担0円からの再生プランなど、専門スタッフが最適な解決策をご提案します。
この記事の監修者
岡崎 千尋 アキサポ 空き家プランナー
宅建士/二級建築士
都市計画コンサルタントとしてまちづくりを経験後、アキサポでは不動産の活用から売買まで幅広く担当してきました。
お客様のお悩みに寄り添い、所有者様・入居者様・地域の皆様にとって「三方良し」となる解決策を追及いたします。