公開日:2024.01.16 更新日:2026.07.07
豊島区の空き家活用ガイド|費用相場・補助金・自己負担0円の方法
豊島区で空き家活用を成功させる鍵は、区の空き家事情と押さえるべきポイントを知り、自分の空き家に合った方法を選ぶことです。専門知識がなくても、正しい順番で判断すれば成功の確率は上がります。必要に応じてリノベーションで空き家の価値を高めることも大切です。
この記事では、豊島区で空き家活用を始める際に知っておきたい基礎情報やリノベーション費用の相場を解説します。あわせて、初期費用を抑えたい方に向けて、自己負担0円から始める方法も紹介します。
目次
豊島区の空き家事情

豊島区は、山手線のターミナル駅・池袋を擁する、商業エリアと居住エリアが混在した地域です。駅前の繁華街のイメージが強い一方、駅から離れると居住エリアが広がり、2023年時点の人口は約29万人にのぼります。
豊島区の空き家率は、令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で約13.9%(13.94%)と、東京23区で最も高くなっています。全国平均の13.8%をやや上回る水準です(平成30年時点は13.3%、空き家数約2.7万戸、総住宅数約20.6万戸)。
ただし内訳を見ると、平成30年時点で約9割が賃貸用住宅で、用途の定まらない「その他の住宅」は6.9%にとどまります。戸建ての放置空き家が特に多いわけではない点も、豊島区の特徴です。
豊島区で空き家活用する際に押さえるポイント
豊島区は用途の定まらない空き家こそ少ないものの、23区で比べると空き家の総数は多く、今後も増加が見込まれます。
さらに、平成30年住宅・土地統計調査のデータを読み解いた資料によると、平成30年(2018年)時点で、空き家になる可能性がある戸建て住宅が5,570棟あることが分かっており、今後も空き家の増加が懸念されています。
豊島区で空き家をリノベーションし賃貸物件として活用する方法
空き家活用に欠かせないのがリノベーションです。手を加えて新たな価値を与えれば、物件の魅力が高まり、ほかの空き家との差別化も期待できます。
空き家のリノベーションには費用がかかる
空き家リノベーションの賃貸事例7選!費用・補助金・活用の秘訣を解説!
自己負担0円でリノベーションし活用する方法
自己資金だけでできるリノベーションには限界があります。それでも、長期的に空き家活用を続けるなら、できるだけ良い状態に整えておきたいものです。そこでおすすめなのが、自己負担0円(※)から始められる空き家活用サービス「アキサポ」です。
仕組みはシンプルです。アキサポが空き家オーナーから物件を借り上げ、アキサポの負担でリノベーションしてから貸し出します。収益は月々の賃料でまかなうため、オーナーに費用負担は基本的に発生しません。さらに、活用が軌道に乗れば、賃料の一部がオーナーに還元されます。
つまり、自己負担0円(※)から始められて継続収入も見込める、オーナーのメリットが大きい仕組みです。ぜひ一度ご相談ください。
※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。
豊島区で空き家リノベーション活用する場合の具体的なイメージ・事例
ここからは、豊島区とその周辺で「アキサポ」を利用して空き家活用に成功した事例を紹介します。今回紹介するのは以下の3事例です。
| 事例 | 建築年月 | 延床面積 | 構造 | 活用後 |
|---|---|---|---|---|
| 事例1(豊島区南長崎) | 1990年9月 | 約35.41㎡ | 鉄骨造4階建 | ブックカフェ |
| 事例2(豊島区) | 1987年6月 | 40.29㎡(1階部分) | 鉄骨造陸屋根4階建 | シェアキッチン |
| 事例3(北区) | 1994年9月 | 34.92㎡(1階部分) | 鉄骨造陸屋根3階建 | シェアサイクルステーション |
空き家活用は、アイデア次第でさまざまな用途に活用できます。意外な事例もありますので、イメージを膨らませるためにもぜひチェックしてみてください。
事例1:【東京都豊島区南長崎】地元文化の新たな発信拠点。マンガの街・南長崎の時計修理店からブックカフェへ

| 項目 | 物件概要・活用内容 |
|---|---|
| 建築年月 | 1990年9月 |
| 延床面積 | 約35.41㎡ |
| 構造 | 鉄骨造4階建 |
| 活用事例 | ブックカフェ |
事例2:【東京都豊島区】創業チャレンジ支援施設開設事業で起業家向けイートイン付きシェアキッチンを開設

| 項目 | 物件概要・活用内容 |
|---|---|
| 建築年月 | 1987年6月 |
| 延床面積 | 40.29㎡(1階部分) |
| 構造 | 鉄骨造陸屋根4階建 |
| 活用事例 | コマワリキッチン(シェアキッチン) |
事例3:【東京都北区】元中華料理店はシェアサイクルステーションへ再生


| 項目 | 物件概要・活用内容 |
|---|---|
| 建築年月 | 1994年9月 |
| 延床面積 | 34.92㎡(1階部分) |
| 構造 | 鉄骨造陸屋根3階建 |
| 活用事例 | シェアサイクルステーション |
豊島区の政府や自治体による空き家活用関連の補助金制度
空き家活用の資金を用意する際に、必ずチェックしておきたいのが自治体による補助金制度です。
豊島区には、リフォームを対象にした補助金と空き家を対象にした補助金があるので、条件に合う場合は積極的に活用しましょう。
| 制度 | 対象・概要 | 補助額 |
|---|---|---|
| 地域貢献型空き家利活用事業 | 戸建て空き家を地域貢献活動に活用する団体等が対象 | 改修費等の3分の2・上限200万円 |
| セーフティネット住宅に対する補助制度 | 空き家を住宅セーフティネット専用住宅に登録する場合 | 改修費等の3分の2・上限200万円 |
| 修繕・リフォーム資金助成事業 | 区内に2年以上居住などの要件あり(個人住宅・賃貸住宅) | 経費の30%以内・修繕10万円/リフォーム20万円が限度 |
| 豊島区エコ住宅普及促進費用助成金 | 省エネ・エコ住宅設備の導入 | 制度により異なる |
| 木造住宅の耐震改修助成事業 | 木造住宅の耐震改修 | 制度により異なる |
| 共同居住型住居改修費補助事業 | シェアハウス等への改修 | 制度により異なる |
豊島区の空き家を活用するその他の方法・手段

豊島区で空き家活用を検討する際には、同時に売却や買取といった、ほかの活用方法もチェックしておきましょう。物件によっては、空き家活用が難しい場合やほかの方法が適している場合があり得ます。
空き家の活用方法として、一般的な方法には以下のようなものがあります。
| 活用方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| リノベーションして賃貸活用 | 維持費のかかる空き家を継続収入の資産に変えられる・資産価値も向上 | 初期費用が高い |
| 建物ごと売却 | 権利者が複数・相続清算が必要な場合の解決策になる | 税金や手数料がかかる |
| 解体して土地を売却 | 土地需要が高い豊島区では更地の方が売れやすい場合も | 住宅用地特例が外れ税負担増・解体費(木造は坪5万円前後) |
| 不動産会社に買取 | 早く確実に手放せる | 相場は売却額の約7割・複数社の比較が必要 |
| 自分で住む | 維持管理の手間を省け、劣化や不法投棄を防げる | 住み続ける負担・管理代行は月1万円前後 |
①リノベーションして賃貸物件として活用
空き家をリノベーションして貸し出す「空き家活用」は、維持管理費のかかる空き家を継続収入の資産に変えられる方法です。リノベーションによって建物の資産価値も高まります。
デメリットは初期費用の高さです。予算の用意が難しい場合は、「アキサポ」をはじめとする空き家活用サービスの利用を検討しましょう。アキサポなら、リノベーションを含む諸費用を自己負担0円(※)から始められます。空き家専門のノウハウも豊富なので、まずはお気軽にご相談ください。
※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。
②建物ごと売却する
建物ごと売却する方法は、権利者が複数で意向が統一できない場合や、相続で清算が必要な場合など、賃貸に出しにくいケースで有効です。豊島区は不動産価値が高く売却益を期待しやすい一方、売却時には仲介手数料・登録免許税・譲渡所得税・住民税・印紙税などがかかります。売却額が高いほど税金や手数料も高くなるため、事前に概算を把握しておきましょう。
③建物を解体して土地を売却する
解体して更地で売る方法は、状態の悪い空き家に有効で、土地需要の高い豊島区では建物がない方が売れやすい場合もあります。解体費用の目安は木造で坪5万円前後、30坪なら150万円前後です。ただし更地にすると住宅用地に対する固定資産税・都市計画税の軽減が外れ、税負担が増える恐れがあります。解体前に、税額が上がるタイミングと金額を確認しておきましょう。
空き家解体費用の平均・相場は?構造別に一覧で解説【2026年版】
④不動産会社に買取してもらう
不動産会社による買取は、買い手を探す手間がなく、条件が折り合えばすぐに手放せる方法です。手早く売却したい方に向いています。ただし買取価格は売却価格の約7割が目安です。少しでも高く売るには、複数社から見積もりを取って比較することが大切です。
⑤自分で住む
自分で住む方法は、通水・換気・庭の手入れ・見回りといった空き家の維持管理の手間を、まとめて省ける方法です。人が住んでいれば建物は劣化しにくく、不法投棄の標的にもなりにくくなります。自分で住むのが難しい場合は、月1万円前後から使える「空き家管理代行サービス」を利用する手もあります。
豊島区の空き家活用に関するよくある質問
豊島区の空き家リノベーション・活用のまとめ
豊島区は多くの商業施設が集まる賑やかなエリアですが、実は23区で最も空き家率が高く、令和5年時点でも約13.9%と都内トップです。将来的な空き家の増加も懸念されています。
空き家は年々増える傾向にあり、活用を後回しにすると競合が増えてしまう恐れがあります。都心部だからと油断せず、早めに活用方法を検討するのが得策です。
とはいえ、リノベーション費用の捻出や活用プランの判断を一人で進めるのは簡単ではありません。「お金がないから」と諦める前に、空き家活用サービスの利用を検討してみてください。アキサポなら、周辺調査から活用方法の提案、リノベーションまでを、オーナー様の自己負担0円(※)で対応可能です。自分の空き家にどんな使い道があるか知りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。
この記事の監修者
岡崎 千尋 アキサポ 空き家プランナー
宅建士/二級建築士
都市計画コンサルタントとしてまちづくりを経験後、アキサポでは不動産の活用から売買まで幅広く担当してきました。
お客様のお悩みに寄り添い、所有者様・入居者様・地域の皆様にとって「三方良し」となる解決策を追及いたします。