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公開日:2026.08.29 更新日:2026.07.31

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サラリーマンの不動産投資はおすすめ?メリットやリスク・バレる可能性などを解説

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近年は、個人でも不動産投資に取り組む人が増えていることから「サラリーマンでも不動産投資を始められる?」と考えている方も多いのではないでしょうか。

実際、不動産投資は管理会社に業務を任せられるため、会社員でも取り組みやすい投資方法の一つであり、毎月安定した給与を得ているサラリーマンは、投資用ローンの審査でも有利になりやすい傾向があります。

では、実際にサラリーマンに不動産投資はおすすめなのか? この記事で、メリットとリスク、物件の選び方、会社にバレる可能性などを順を追って整理していきましょう。

不動産投資はサラリーマンに向いている?

相談する男性たち

不動産投資は、毎月の給与収入が安定しており、金融機関から返済能力を評価されやすいサラリーマンと比較的相性のよい投資方法といえます。

不動産投資でどれくらい利益を残せるか、安定して運用できるかは、物件そのものの条件だけでなく、投資用ローンの借入額や金利、返済期間によっても大きく変わります。そのため、融資を受けやすい立場にあることは、サラリーマンが不動産投資を始めるうえで大きな強みです。

返済期間を長くすると毎月の元利返済額は抑えられる場合がありますが、総支払利息が増えることがあります。完済時年齢、金利上昇、空室・修繕を反映した返済計画で判断しましょう。

また、入居者対応や建物管理は管理会社へ委託できるため、本業が忙しいサラリーマンでも日常的な負担を抑えながら運用できます。

サラリーマンが不動産投資をするメリット

サラリーマンが不動産投資を検討するときは、始めるまでの不安に目が向きがちですが、実際に始めた後にはどのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、代表的な3つのメリットを紹介します。

少ない自己資金で大きな資産を持てる

サラリーマンは安定した給与収入があるため、投資用ローンを活用しやすく、自己資金だけでは購入できない規模の物件にも手が届きやすいです。例えば、数百万円の自己資金を元手に数千万円の物件を購入し、家賃収入をローン返済に充てながら資産を形成することも可能です。

このように、借入によって投資規模を大きくできることを「レバレッジ」といいます。預貯金だけで資産を増やすよりも、早い段階からまとまった資産を持てる点は、不動産投資ならではのメリットです。ただし、空室、価格下落、金利上昇時には損失や返済負担も拡大する点には注意しましょう。

給与以外の収入源を持てる

不動産から得た収入は、給与とは別の収入源になります。毎月の手残りは少額でも、長く積み上げることで老後資金の補助や、転職・休職などで給与が減ったときの支えになるでしょう。

さらに、ローン完済後は返済負担がなくなるため、同じ家賃でも手元に残る金額が増えます。生活費の不安を抑えたい方や、将来的に転職や独立を考えている方、早期退職をしたい方などには魅力的な選択肢になることでしょう。 

団信や税務上のメリットを受けられる場合がある

投資用ローンに団体信用生命保険が付く場合、被保険者が約款所定の支払事由に該当すると、保険金がローン返済に充てられます。保障範囲、免責、告知、借入者が複数の場合の対象割合は契約ごとに確認が必要です。物件の管理費・税・修繕負担は相続後も続きます。

また、不動産投資では、減価償却費や必要経費を計上し、不動産の赤字を会社の給与と合算して全体の税金を減らす「損益通算」という仕組みを利用できる場合があります。ただし、建物の購入費を毎年少しずつ経費にする「減価償却費」の計算には専門知識が必要です。また、土地を買うためのローンの利子など、赤字であっても差し引くことができないルール(損益通算の特例)もあります。2026年現在の最新の税制に基づき、正確な収支計画を立てるためには、事前に税理士へ相談しましょう。 

サラリーマンが注意したい不動産投資のリスク

注意を促すビックリマークのイメージ

不動産投資を検討する際には、家計や働き方への影響まで考慮しておく必要があります。ここでは、サラリーマンが特に注意したい3つのリスクを見ていきましょう。

空室や修繕による持ち出しが家計を圧迫する

空室が続いたり、家賃を下げざるを得なくなったりすると、家賃収入だけでローン返済や管理費をまかなえなくなり、持ち出しが発生することがあります。

給与収入があれば一時的な赤字には対応できますが、それが長く続くと、生活費や貯蓄まで削られかねません。さらに、給湯器やエアコンなどの設備が故障すれば、まとまった修繕費が重なり、家計への負担はさらに大きくなります。最悪の場合、資金が足りず、不利なタイミングで物件を売却せざるを得なくなることもあるでしょう。

こうした事態を避けるには、購入前に周辺の家賃相場や空室状況を調べ、家賃が下がった場合でも返済を続けられるか確認しておくことが大切です。加えて、購入資金を使い切らず、空室期間や突発的な修繕に備える予備資金も残しておきましょう。

本業が忙しいと収支悪化への対応が遅れやすい

サラリーマンは本業に多くの時間を取られるため、不動産投資の収支確認や管理会社とのやり取りが後回しになりがちです。家賃の見直しや募集条件の変更、修繕の実施などの判断が遅れてしまうと、空室が長引いているのに対策が遅れたり、必要以上に高い修繕費を支払ったりすることがあります。

こうした事態を防ぐには、月に一度は入居状況や収支、修繕予定を確認する時間を設けることが大切です。管理会社から報告を受け取るだけで終わらせず、数字に変化があれば理由を確認し、早めに対応できる体制を整えておきましょう。

大きな借入が家計や将来の選択肢に影響する

投資用ローンの借入額が大きいと、毎月の家計だけでなく、転職や休職、自宅購入といった将来の選択肢にも影響します。

ローンの返済は収入が減っても続くため、転職先の給与や働き方を自由に選びにくくなることがありますし、借入残高や返済額によっては、住宅ローンの借入可能額が下がる可能性もあります。

こうした影響を抑えるには、現在の年収だけで返済計画を立てず、収入が減った場合や金利が上昇した場合にも返済を続けられるか確認しておくことが大切です。将来自宅を購入する予定があるなら、投資用ローンを組む前に金融機関へ相談し、家計に余裕を残せる範囲で借入額を決めましょう。

サラリーマンの不動産投資は会社にバレる?副業規定と注意点

悩む男性

サラリーマンの不動産投資が会社にバレる可能性はあります。知られるきっかけとしては、住民税の金額、同僚との会話、SNSへの投稿などが考えられます。なかでも住民税は、給与以外の所得が増えることで会社へ通知される税額が上がり、給与計算の担当者に気づかれる可能性があります。ただし、住民税が増えた理由まで会社へ通知されるわけではないため、不動産投資をしていると必ず特定されるわけではありません。

なかには不動産投資を資産運用として扱う会社もありますが、副業に該当するかは勤務先の判断や運用規模によって異なります。始める前に就業規則を確認し、許可や届出が必要であれば、決められた手続きを取っておくことが大切です。

サラリーマンが始めやすい不動産投資の種類

サラリーマンが不動産投資を始めるときは、予算だけでなく、本業と両立できる管理方法かどうかも考える必要があります。不動産投資は種類によって必要な自己資金や管理の手間、収益の出方が異なるため、自分が使える時間と資金に合ったものを選びましょう。 

サラリーマンが取り組める主な不動産投資の種類は以下のとおりです。

種類特徴注意点
区分マンション1室から購入でき、管理会社へ委託しやすい管理費や修繕積立金によって手残りが少なくなりやすい
一棟アパート・マンション複数戸から家賃収入を得られ、空室リスクを分散しやすい借入額が大きく、大規模修繕にもまとまった資金が必要
戸建てファミリー層の長期入居を期待しやすい退去すると家賃収入がゼロになり、屋根や外壁の修繕も必要
REIT少額から購入でき、物件管理や入居者対応の手間がない市場価格が変動し、現物不動産のように運用方法を自分で決められない

サラリーマンが失敗しないための物件選び

矢印とポイントで注意を促すイメージ

サラリーマンが気を付けたいのは、本業と並行して物件を探す忙しさから、営業担当者から提示された利回りや収支シミュレーションだけで判断してしまうことです。数字がよく見えても、賃貸需要や建物の状態、売却条件まで確認しなければ、購入後に空室や修繕費の負担が重くなる可能性があります。

限られた時間でも判断を誤らないように、ここでは特に重要な「立地」「建物」「収支と売却条件」の3点について解説します。

賃貸需要が続く立地か確認する

物件選びでは、今入居者がいるかだけでなく、将来も借りたい人がいるエリアかを確認することが大切です。駅までの距離や主要な通勤先へのアクセス、スーパーや病院などの生活施設を調べ、単身者やファミリーなど、どのような人が入居する物件なのかを具体的に考えましょう。

このとき、周辺に同じ間取りや家賃帯の物件が多い場合は、築年数の経過とともに家賃競争が強まる可能性があります。募集期間、成約賃料、競合物件の設備を調べ、想定賃料を下げた場合の収支も確認しましょう。

購入前に建物の状態と法的な問題を確認する

購入後に必要となる修繕費は、築年数や構造、管理状態によって大きく変わります。特に費用が膨らみやすい屋根や外壁、給排水設備などは、修繕履歴を確認し、近いうちに高額な工事が予定されていないかを調べましょう。区分マンションでは、管理組合の運営状況や修繕積立金が十分に確保されているかも重要です。

また、現在の法律に適合していない「既存不適格物件」や、道路に接する幅が足りずに建て替えができない「再建築不可物件」でないかを必ずチェックしましょう。これらの物件は、買い手が融資を受けにくいため、将来売りたいときに希望価格で売れないリスクが極めて高くなります。 

実際に残るお金と売却条件を確認する

物件広告に記載されている利回りは「表面利回り」であることが一般的です。表面利回りは、年間想定賃料を物件価格で割ったもので、購入時の諸費用や管理費、修繕費、固定資産税、空室による損失などは反映されていません。

物件の収益性を比べる際は、これらの費用を含めた「実質利回り」を確認すると、運用後の収支をイメージしやすくなります。さらに、ローン返済後に残るキャッシュフローも計算しておけば、毎月どの程度のお金が手元に残るかを把握できます。

さらに、将来いくらで売れそうか、その時点でローンがいくら残るかも確認しておきましょう。ここで売却価格より残債が多いと、自己資金を用意しなければ物件を手放せなくなってしまいます。

確認する指標主な計算・確認内容分かること
表面利回り年間想定賃料÷物件価格×100物件価格に対する家賃収入の割合
実質利回り年間賃料収入から管理費、修繕費、固定資産税、空室による損失などを差し引いて計算運営費用を考慮した物件の収益性
返済後のキャッシュフロー家賃収入-運営費用-ローン返済額毎月手元に残る金額
売却条件想定売却価格と売却時点のローン残債を比較自己資金を追加せずに売却できるか

サラリーマンが不動産投資を始める流れ

5ステップ

サラリーマンが不動産投資を始めるときは、物件を探す前に、勤務先のルールや家計への影響を確認しておく必要があります。本業や将来の住宅購入に支障が出ない状態を整えてから、次の流れで進めましょう。

サラリーマンが不動産投資を始める5ステップ
1
就業規則と家計の状況を確認する

勤務先への届出の必要性や家計、既存の借入、今後の自宅購入への影響を確認します。

2
投資の目的と使える自己資金を決める

投資の目的を整理し、頭金や諸費用に使う資金と、購入後に残す予備資金を決めます。

3
エリア・物件種別・価格相場を調べる

物件価格や家賃相場、空室状況を調べ、予算に合うエリアと物件種別を絞ります。

4
不動産会社と金融機関を比較して購入する

物件価格、管理内容、金利、返済期間、購入後の手残りを比較して契約へ進みます。

5
管理を委託し、収支を定期的に確認する

管理会社へ業務を委託しつつ、入居状況や収支、修繕予定を定期的に確認します。

サラリーマンの不動産投資に関するよくある質問(FAQ)

最後に、サラリーマンが不動産投資を始める際に気になりやすい、年収・自己資金・確定申告の疑問に回答していきます。

Q. 年収が高くなくても不動産投資はできる?

A. 融資審査では年収だけでなく、勤続年数や勤務先、既存の借入、自己資金、購入する物件の収益性なども確認されるため、年収が高くなくても不動産投資を始められる可能性はあります。まずは借入状況や家計を整理し、無理なく返済できる価格帯を確認しましょう。

Q. 自己資金はいくら必要?

A. 自己資金は、頭金と購入諸費用を合わせて物件価格の2~3割程度を一つの目安にするとよいでしょう。たとえば、3,000万円の物件なら600万~900万円程度です。実際には金融機関の融資条件によって前後し、フルローンを利用できる場合は、諸費用を中心とした自己資金で購入できることもあります。

このほか、購入後の空室や修繕に対応できる資金も別に確保しておくと、余裕のある運用につながります。

Q. 確定申告は必要?

A. 年末調整済みの給与を一か所から受け、給与収入が2,000万円以下である給与所得者でも、給与・退職所得以外の所得が年間20万円を超えると、原則として所得税の確定申告が必要です。

また、給与収入が2,000万円を超える場合や、2か所以上から給与を受けて一定の条件に当てはまる場合も申告の対象になります。なお、所得が20万円以下で所得税の確定申告が不要でも、住民税の申告が必要になることがあります。

また、不動産所得の赤字を給与所得と損益通算したい場合も確定申告が必要です。制度では、一部の損失は通算できないため、判断に迷う場合は税務署や税理士へ確認しましょう。

まとめ|サラリーマンの不動産投資は始めやすさだけで判断しない

サラリーマンは安定収入や信用力を融資に活かしやすく、本業を続けながら不動産投資に取り組めます。ただし、融資を受けやすいことと、購入後に利益を残せることは別です。空室や修繕、金利上昇による持ち出しに加え、本業の忙しさから対応が遅れるリスクも考えておかなければなりません。

まずは勤務先の副業規定と家計を確認し、投資に使える自己資金や無理なく返済できる金額を整理してみましょう。そのうえで、物件価格や家賃相場、実際の手残りを比較していけば、自分に合った不動産投資の方向性が見えやすくなります。

この記事の監修者

一級建築士 白崎 達也

白崎 達也 アキサポ 空き家プランナー

一級建築士

中古住宅や使われなくなった建物の再活用に、20年以上携わってきました。
空き家には、建物や不動産の問題だけでなく、心の整理が難しいことも多くあります。あなたが前向きな一歩を踏み出せるよう、心を込めてサポートいたします。

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