ページタイトル

2021.11.18

埼玉県の空き家事情が気になる!活用方法や探し方を徹底解説

埼玉県は首都圏へのアクセスに優れ、ベッドタウンとしての需要が根強いエリアですが、「空き家」という観点から見ると、地域ごとの格差や将来的な空き家問題の拡大といった複数の課題を抱えているエリアでもあります。

そこで今回は、埼玉県で「空き家をお持ちの方」「空き家をお探しの方」両方にとってタメになる情報をまとめました。

空き家の利活用に幅広く携わってきたアキサポが「埼玉県×空き家」をテーマに、具体的なデータを交えながら埼玉県の空き家事情から具体的な活用方法、空き家の探し方などを分かりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

埼玉県の空き家は近い将来倍増する?現状と予測について

街並み

まずは埼玉県の空き家に関する現状を知るために、具体的なデータを交えながら、全国との違いや特徴を見ていきましょう。

埼玉県内の空き家率・空き家数について

以下は、総務省による「平成30年住宅・土地統計調査」を基にした、埼玉県内の空き家率・空き家数および全国での位置づけです。

埼玉県全国順位
空き家率10.2%47位
空き家数346,200軒8位

全国的に見た位置づけは、空き家率・空き家数で全く異なる結果となっており、空き家率は全国で最も少ないにもかかわらず、空き家数は全国でも上位に付けています。

もちろん空き家の数が多いのには訳があり、埼玉県は総住宅数が、東京都、大阪府、神奈川県、愛知県に次いで全国第5位であり、そもそもの住宅数が多いため、空き家の数自体も多くなっています。

ただし、現状空き家率が全国最下位であるからといって安心できるわけではありません。

参考として以下のデータをご覧ください。

【埼玉県内の空き家の推移と予測】

空き家に関するグラフ

こちらは、将来的な埼玉県内の空き家数・空き家率などの予測を示したデータですが、令和15年の空き家数は約84万戸、空き家率は21.5%と予測しており、ともに現状から倍以上にまで増えると懸念されています

エリア別に見る埼玉県内の空き家率・空き家数について

埼玉県の空き家の現状をひも解く上では、「地域格差」についても触れておく必要があるでしょう。

というのも、埼玉県はエリアによって空き家数はもちろん、空き家率にも大きな開きがあるからです。

そこでまずは参考情報として、埼玉県内の各エリアにおける空き家数・空き家率上位20位までのデータを見てみましょう。

埼玉県の空き家数上位20位

空き家数自体は東京に近い県南部に位置するさいたま市・川口市などが圧倒しているいっぽうで、これらのエリアは空き家率においていずれも上位20位にすら入っていません。

逆に、空き家数自体は少ない秩父市・本庄市といったエリアが空き家率では上位に位置しており、秩父市に至っては空き家率19.6%と非常に高い数値を記録しています。

このように埼玉県では、県北部・西部を中心に空き家率高い傾向にあるなど、エリアによって「空き家が多い」「空き家率が高い」といった異なる課題を抱えているのが分かります。

【所有者向け】埼玉県での空き家活用方法

空き家外観

ここでは、空き家をお持ちの方向けに、「埼玉県での空き家活用方法」を紹介します。

埼玉県で空き家活用する際のポイント

前述のとおり、エリアによって空き家数・空き家率が大きく異なる特徴を持つ埼玉県では、空き家活用の際にも、エリアごとの特性を踏まえた検討が求められるといえるでしょう。

例えば不動産価値の高いエリアは「売却」「活用」といった使い道を選択する、といった具合に、自分たちの希望だけでなく、需要とのバランスなどを考慮した上で空き家をどうするのがベストなのか検討することが大切になるのです。

ではここで不動産価値を判断する参考情報のひとつとして、埼玉県の「市町村地価ランキング(2021年時点)」から一部抜粋したデータを紹介します。

市町村地価平均
蕨市33万4500円/㎡
さいたま市28万4152円/㎡
戸田市26万7076円/㎡
川口市26万3276円/㎡
富士見市25万3015円/㎡
春日部市9万6086円/㎡
熊谷市5万6316円/㎡
秩父市3万3938円/㎡
羽生市3万1100円/㎡
東秩父村8600円/㎡

蕨市から富士見市までの地価平均が20万円/㎡を超えるようなエリアはほぼすべてが東京へのアクセスに優れた県南部に集中しており、その他のエリアとは地価に大きな差があることが分かります。

ただし、地価自体は都市部と地方で大きな開きがあるものの、2020年~2021年にかけての地価変動率では、県中央部のエリアなどが上昇しており、直近のニーズが高まっているのも事実です。

【埼玉県の市町村地価変動率(2020年/2021年比)】

埼玉県の市町村地価変動率

これら地価だけでなく、直近の需要の変化なども踏まえて空き家をどうするべきか?検討することで、効果的な使い道を定めやすくなるでしょう。

空き家活用方法①:不動産売却

ここからは、具体的な空き家の使い道について紹介します。

まずは「空き家を売る」という選択肢として、不動産売却で使える3つの方法を紹介しましょう。

1.不動産仲介による売却

媒介契約を結ぶことで仲介役となる不動産会社により、空き家の売却をサポートしてもらう方法です。

空き家を買ってくれる人を探したり、広告宣伝したりする作業を個人ですべてまかなうのは至難の業ですが、不動産仲介による売却なら物件情報の広告宣伝から内覧対応・売買契約の締結・売買代金の支払および物件の引き渡しに至るまで、一連の手続きを不動産会社がサポートしてくれるので安心です。

いっぽう、買い手が見つかってようやく売却が成立するため、売却成立まで時間がかかるだけでなく、場合によっては媒介契約期間中に物件が売れないケースもあります。

2.不動産会社への買取依頼

空き家を不動産会社に直接買い取ってもらう方法です。買い手探しの工程が不要であり、不動産会社と直接のやりとりとなるため、スピーディに売却できるのが最大のメリットです。また、空き家は往々にして劣化が進んでおり、物件として流通させるためには売主の負担で改修する必要がありますが、買取であれば不動産会社が改修を行うので、その費用負担の心配もありません。

ただし、上記の理由から、売却金額が相場の6~8割程度となることは留意しておきましょう。

3.空き家バンク

空き家の賃貸・売却を希望する人から申込みを受けた情報を、空き家の利用を希望する人に紹介する制度が「空き家バンク」です。

市町村が運営する市町村空き家バンクは、空き家の有効活用が前提となっており、非営利目的で設置されているため、手数料などのコストがかからずお得に空き家を購入できるのが大きな特徴です。

近年では、「田舎暮らし」「移住」「古民家暮らし」などの需要が高まっている影響もあり、空き家バンクの利用者は増加傾向であるため、「空き家を売りたい人」にとってもニーズの増加に伴う売却機会の増加は好ましい傾向だといえるでしょう。

埼玉県でも、一部地域を除く自治体で空き家バンクが設置されていますので、気になる方はチェックしてみてください。

【埼玉県内の空き家バンク設置状況(令和3年5月6日時点)】

埼玉県内の空き家バンク設置状況

※緑色の箇所が空き家バンクを設置している自治体

空き家活用方法②:リノベーションして自分で住む

空き家を手放すのではなく、自分で住むのももちろん有効な選択肢のひとつです。

ただし、建物は時間の経過に伴い、劣化や損傷が進むだけでなく、ライフスタイルも時代の流れとともに変化するものですから、「リノベーションした上で住む」のがおすすめです。

住みやすさの向上はもちろん、耐震性や耐久性を踏まえてリノベーションを実施すれば、快適かつ安心に暮らせる住環境を手にすることができるでしょう。

リノベーションは、施工箇所や施工内容によって費用が大きく変わるため、予算を踏まえて段階的にリノベーションを進めるなど、無理のないプランニングを心がけることが大切です。

空き家のリノベーションについて詳しく知りたい方はこちら

空き家活用方法③:空き家活用サービスを利用する

不動産というれっきとした資産のひとつである空き家を「売る」以外の方法で有効利用できるのが、「空き家活用サービス」です。

「ただ売る」という売却とは異なり、空き家活用では物件ごとの地域性や建物の特性、オーナーの希望などを踏まえて多様な形で活用を進められるため、幅広い空き家所有者の方におすすめできます。

私たちアキサポも、この空き家活用に力を入れており、埼玉県を含めた関東エリアで多数の空き家活用をお手伝いしてきました。

アキサポの特徴】

・リフォーム/リノベーション費用はアキサポが全額負担
・賃借人・利用者の募集まで対応
・空き家活用による賃貸料の一部を還元

これら独自の仕組みを強みに、利用者様からもあらゆる面でご好評を得ています。

アキサポ三冠実績

アキサポでは、「空き家活用」に必要なこと、面倒なことをワンストップで対応していますので、興味がある方はお気軽にご相談ください。

【借りたい人向け】埼玉県での空き家の探し方

街角の風景

ここでは、「空き家を借りたい人」向けに、埼玉県での空き家の探し方を紹介します。

地域の不動産屋を利用する

すでに地域が決まっている場合、実際に現地へ赴き地域の不動産を訪ねてみると良いでしょう。現地に出向くことで、街並みや人通りといった雰囲気を肌で感じられるのはまず大きなメリットでしょう。

また地域の不動産屋では、ネットに掲載されていない物件を教えてもらえることがあるだけでなく、気になる部分を直接細かく質問できるメリットもあります。

ただし、現地に出向くための時間や交通費がかかるとともに、不動産屋によっては他の地域の物件情報に詳しくないところもあるため注意が必要です。

賃貸・不動産のポータルサイトを利用する

「賃貸・不動産のポータルサイト」とは、SUUMO・HOME’S・アットホームといったネット経由で手軽に物件情報を検索できるサービスを指します。

現地に出向くことなく、全国各地の物件情報を希望条件に合わせて閲覧できるだけでなく、24時間関係ないくいつでも物件情報を探せるのが最大のメリットでしょう。

ただし、不動産屋とは異なり、その場でリアルタイムに疑問を解決出来ない点、現地の雰囲気や空気感を肌で感じられない点などがデメリットです。

空き家バンクで探す

空き家バンクでは、売買物件だけでなく賃貸物件も取り扱っています。

比較的新しい物件に限らず、古民家のような築年数がある程度経過した物件の取り扱いも多く、場所や物件によっては「DIY型賃貸借物件」をはじめとしたカスタマイズ可能な空き家を取り扱っているところもある点が大きな魅力です。

ただし、空き家バンクは地方自治体の空き家対策や活用を目的として設定されているものが多く、不動産会社によるサポートを受けられないケースも多いため、マッチング成立後の、売買契約や賃貸借契約などを自分で行う可能性があることを念頭におきましょう。

もちろん個人間で手続きを進めた場合はトラブル発生のリスクが高まってしまいますので、必要に応じて宅建業者と媒介契約を結ぶなど、専門家の助けを得るのがおすすめです。

空き家活用サービスで探す

空き家活用サービスを取り扱う会社の中には、私たちアキサポのように、空き家のリフォーム・リノベーションを実施するだけでなく、賃借人・利用者の募集まで対応しているところもあります。

大きなメリットは、賃貸・不動産のポータルサイトで掲載されてない“掘り出し物件”に出会えるところ。

アキサポでは、空き家をお探しの方の希望条件などをヒアリングした上で、マッチする物件の紹介はもちろん、内見までワンストップで対応していますので、理想にぴったりの空き家をお探しの方はお気軽にお問い合わせください。

埼玉県の空き家事情と活用方法まとめ

埼玉県は、空き家率が全国で最も少ないにもかかわらず、空き家数は全国でも上位に付けるほど空き家の数が多いエリアです。

また、これから10年余りという近い将来には、空き家数・空き家率ともに現状より倍増するという見方もあり、空き家の利活用が叫ばれています。

ですが「空き家が多い」ということは、それだけ多くの空き家で利活用の可能性があるとも言えますし、現に埼玉県では空き家バンクをはじめ、さまざまな空き家の利活用に関する対策に力を入れています。

空き家の適切な活用方法は、立地や建物の特性、エリアごとの需要などによって異なるため、「空き家の使い道に悩んでいる」「空き家を探している」いずれの場合でも、空き家の活用方法に精通した専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

私たちアキサポは、埼玉県を含む関東エリアを中心に、空き家に関するお悩みに幅広くお応えしていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。