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公開日:2022.01.13 更新日:2026.10.06

静岡県で空き家を活用するには?賃貸・リノベで収益化する方法

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使わなくなった実家や空き家、「手放すのは惜しいけれど、放っておくのも不安」という方も多いのではないでしょうか。そんなときの選択肢が、空き家を貸して収益化する「活用」です。

静岡県は、別荘地から都市部まで幅広いニーズがあり、立地次第で住宅・店舗・宿泊施設などさまざまな活かし方ができるエリアです。一方で、活用にはリノベーション費用もかかるため、「いくらかかるのか」「どう進めるのか」を押さえておくことが大切です。

この記事では、静岡県で空き家を活用したいオーナーに向けて、貸して収益化する進め方や費用の目安、費用を抑えて始める方法までを、わかりやすく解説します。

静岡県の空き家事情と活用ニーズ

静岡県日本平からの富士山

静岡県の空き家率は、令和5年(2023年)時点で16.70%、空き家数は296,300戸で、全国平均(13.84%)を上回ります。空き家数・空き家率ともに高いのが特徴です。

この高さには、別荘地の存在が大きくかかわっています。熱海市53.35%、伊東市39.52%、伊豆市32.95%と、別荘地エリアの空き家率は際立って高く、これは別荘などの二次的住宅が空き家としてカウントされるためです。実際、二次的住宅を除くと静岡県の空き家率の順位は大きく下がります。二次的住宅は基本的に管理されているため、一般的な放置空き家のような問題にはなりにくいのが実情です。

出典:総務省「令和5年住宅・土地統計調査」

活用を考えるうえで心強いのが、静岡県の移住人気の高さです。認定NPO法人ふるさと回帰支援センターの移住希望地ランキングで、静岡県は2020〜2023年まで4年連続1位、2024・2025年も2位と、長年トップクラスを維持しています。温暖な気候と首都圏へのアクセスのよさから、移住先としての需要が安定しているエリアです。

出典:認定NPO法人ふるさと回帰支援センター「移住希望地ランキング」

つまり静岡県は、空き家のストックが多い一方で、住まいとしての需要も見込めるエリアです。貸し出しや活用の相手が見つかりやすく、空き家活用に向いた土地柄だといえます。なお、県の「ふじのくに空き家バンク」など探し方・物件情報の詳しい解説は、静岡県で空き家を探す方法の記事にまとめています。

エリアの需要に合わせて活用方法を考える

【静岡県】プラント工場越しに、富士山 夕景

空き家活用を成功させるコツは、そのエリアの需要に合った使い方を選ぶことです。静岡県は地域ごとに性格が大きく異なるため、まずは物件がどのエリアにあるかを押さえましょう。

  • 伊豆地域(熱海市・伊東市・伊豆市など):首都圏からアクセスしやすい温泉観光地。宿泊施設や別荘向けの賃貸、二拠点・ワーケーション向けの活用が向く
  • 東部地域(沼津市・三島市・富士市など):富士山に近く、新幹線など交通の便がよい。移住者向けの住宅賃貸や店舗活用が狙いやすい
  • 中部地域(静岡市・焼津市・藤枝市など):静岡県の商業・文化の中心。住宅賃貸に加え、事務所や店舗としての需要も見込める
  • 西部地域(浜松市・磐田市・掛川市など):中京圏に近く、ものづくりが盛ん。通勤者向けの住宅賃貸や、社宅・事業用の活用に向く

同じ「空き家活用」でも、観光地の伊豆と、通勤需要の西部では、最適な使い方はまったく異なります。エリアの需要を見極めたうえで、その用途に合わせて空き家に新しい価値を加えるのが「リノベーション」です。次に、リノベーションで活用する際のポイントと費用を見ていきましょう。

🛠️部位別リフォーム費用の目安(価格帯別)

0〜20万円
温水洗浄便座 バスタブ交換 畳の交換 壁クロス貼り替え 手すりの設置 内窓の追加
20〜50万円
トイレ全体の改装 IHコンロへの交換 ガス給湯器の交換 洗面所の改装 シロアリ防止処理
50〜100万円
システムキッチン(Ⅰ型) システムバス(マンション) 床暖房の敷設 和室→洋室への改装 外壁材の重ね塗り 耐震補強(金物)
100〜300万円
システムキッチン(対面型) オール電化への改修 リビングの改修 瓦屋根の交換 耐震補強(基礎工事) 太陽光発電システム
300〜500万円
アイランドキッチン 室内全体のエコリフォーム ホームシアター 増築
500〜1,000万円
躯体以外の全面リフォーム 建物の一部を賃貸部屋に
1,000万円超
二世帯住宅化 減築 古民家再生 曳き家・移築

出典:部位別リフォーム費用一覧(国土交通省)

リノベーション費用の総額は、必要な工事を積み上げて見積もります。たとえば住居として貸すならキッチンやトイレなどの水回りと、居室の床・壁の工事が中心になりますし、飲食店として貸すならキッチンや間取りの大幅な工事が必要になることが多いです。

費用は、使う材料のグレードや施工範囲の広さで変動します。高級なシステムキッチンは本体価格が高く、高機能な屋根材・壁材は面積あたりの単価が上がるため、総額が大きく変わります。なお、空き家全体を手がける「フルリノベーション」の場合は、㎡単価で見積もるのが一般的です。

費用のより詳しい内訳や補助金については、空き家リノベーション事例7選!費用相場と2026年最新の補助金で解説しています。費用が気になる方は、あわせてご覧ください。

自己負担0円※でリノベーションして活用する方法

相場を見て、費用の高さに活用をためらった方も多いかもしれません。実際、空き家活用は初期のリノベーション費用がネックになり、諦めてしまうケースが少なくありません。

その悩みを解決できるのが、自己負担0円(※)から始められるアキサポの空き家活用です。アキサポはリノベーション費用を全額負担し、マッチング成立後の賃料から収益を得る仕組みのため、オーナーは元手を用意せずに活用を始められます。

マッチング成立後は賃料の一部がオーナーに還元され、継続的な収入につながります。物件の管理や事務手続きもアキサポが行うため、オーナーの手間が増えることもありません。

※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。

空き家はどう生まれ変わる?活用のイメージ

「特定空き家」認定寸前の空き家を美容室へ再生

空き家は、リノベーションによってさまざまな使い道に生まれ変わります。アキサポが手がけた事例でも用途はさまざまです。(県外の例となります)

  • 約20年空き家だった元美容室を、構造補強や外壁・屋根の工事を経て、再び美容室として再生(特定空家の認定寸前からの再生)
  • 元社員寮を、サウナやコワーキングを備えた全77室の大型シェアハウスへ
  • 60年続いたクリーニング店を、地域交流の場となるシェアキッチンと事務所へ(自治体の創業支援補助金を活用)

このように、同じ用途で活かすことも、まったく別の用途に転換することもできます。大切なのは、建物の条件とエリアの需要に合った活用方法を選ぶことです。

ほかの事例は、アキサポの空き家活用事例でまとめて紹介しています。自分の空き家に近いケースを探す参考にしてください。

活用・リフォームに使える補助金

空き家の活用やリフォームには、国や自治体の補助金を使える場合があります。オーナーが押さえておきたいのは、主に次のような補助です。

  • 改修(リフォーム)の補助:バリアフリー化・耐震改修・省エネ改修などを伴う工事が対象
  • 空き家の改修・解体の補助:自治体が独自に用意する空き家改修の補助や、老朽化した危険な空き家の解体費補助

これらは多くの市町村で用意されていますが、補助額や条件は自治体ごとに異なり、取り扱いのない自治体もあります。活用を始める前に、物件のある市町村で「使える補助があるか」「申請のタイミングはいつか」を確認しておきましょう。

静岡県内の補助金の具体的な内容や調べ方は、静岡県で空き家を探す方法の記事で解説しています。あわせてご覧ください。

活用以外の選択肢(売却・解体・買取など)

老朽化が進んだ限界集落の廃屋と雑草

空き家の使い道は、賃貸などで貸し出す「活用」だけではありません。建物や立地の条件によっては、ほかの方法が向くこともあります。代表的な選択肢を整理します。

賃貸として活用するのは、そのエリアに賃貸需要が見込める場合が基本です。静岡県はエリアで需要が大きく異なるため、まずは需要のリサーチが欠かせません。個人では正確な見極めが難しいので、空き家に詳しい専門家に相談するのが近道です。アキサポなら、リサーチや検討を含めて自己負担0円(※)から相談できます。

一方、次のようなケースでは活用以外も検討する価値があります。

  • 建物ごと売却する:土地・建物の価値が高く、まとまった資金を得たい場合。維持管理の負担もなくなる。かかる税金・手数料は空き家の売却方法と費用・税金の記事で解説
  • 解体して土地を売却する:建物の状態が悪く、土地に需要がある場合。更地の固定資産税に注意。詳しくは空き家解体のメリット・デメリットの記事を参照
  • 不動産会社に買取してもらう:早く確実に手放したい場合。価格は仲介の5〜8割が目安。静岡の相場は静岡県の空き家買取の記事で解説
  • 無料譲渡する:売却も買取も難しいときの選択肢。維持の手間・費用から解放される(所有権移転登記の費用は要確認)
  • 自分で住む:居住者がいれば劣化や防犯リスクを抑えられる。リフォーム補助金の活用も検討を
  • 空き家バンクを使う:自治体運営で気軽に始められる。登録の流れは空き家バンク制度の記事で解説

迷ったら、活用・売却・解体・買取のどれが向くかを含めて、専門家に相談して決めるのがおすすめです。

※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。

なお、この記事は空き家を「活用したい(貸したい)」オーナー向けの内容です。反対に、静岡県で空き家を「探したい・買いたい」という方は、県の「ふじのくに空き家バンク」の使い方や物件の探し方をまとめた静岡県で空き家を探す方法の記事をご覧ください。

🏠静岡県の空き家活用に関するよくある質問
Q. 静岡県は空き家活用に向いていますか?
A. 向いています。静岡県は移住希望地ランキングで長年トップクラスの人気があり、住まいとしての需要が安定しています。別荘地の伊豆から都市部まで幅広く、立地に応じて住宅・店舗・宿泊施設などさまざまな活用が狙えます。
Q. 空き家のリノベーション費用はどれくらいかかりますか?
A. 工事の範囲や材料のグレードで大きく変わり、水回り中心の改修から、全体を手がけるフルリノベーションまで幅があります。費用がネックな場合は、リノベーション費用をアキサポが負担して自己負担0円から始める方法もあります(※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます)。
Q. エリアによって活用方法は変わりますか?
A. 変わります。観光地の伊豆は宿泊や別荘向けの賃貸、都市部は住宅や店舗、西部は通勤者向けや事業用など、エリアの需要で最適な使い方は異なります。まずは物件のあるエリアの需要を見極めることが大切です。

まとめ

静岡県は、エリアごとに地域特性や空き家の需要が大きく異なります。だからこそ、エリアの需要に合った使い道を見極め、リノベーションで空き家に新たな価値を与えることが、活用成功のカギになります。移住人気が高く住まいの需要も安定しているため、立地を活かせば幅広い活用が狙えるエリアです。

とはいえ、「自分の空き家はどう活かせるのか」「費用はどれくらいか」を一人で判断するのは難しいもの。アキサポなら、事前の需要調査から活用プランの提案、リノベーション、入居者募集までをまとめてサポートします。リノベーション費用をアキサポが負担し、自己負担0円(※)から始められるので、初期費用や専門知識がなくても大丈夫です。空き家の活かし方に迷ったら、まずはお気軽にご相談ください。

※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。

静岡県の空き家、活用で活かしてみませんか?
需要調査から活用プランの提案、リノベーション、入居者募集までアキサポがサポート。リノベーション費用はアキサポが負担し、自己負担0円から始められます。活かし方が決まっていない段階でも、お気軽にご相談ください。
※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。
活用サービスの詳細はこちらをご覧ください。

この記事の監修者

宅建士 二級建築士 岡崎 千尋

岡崎 千尋 アキサポ 空き家プランナー

宅建士/二級建築士

都市計画コンサルタントとしてまちづくりを経験後、アキサポでは不動産の活用から売買まで幅広く担当してきました。
お客様のお悩みに寄り添い、所有者様・入居者様・地域の皆様にとって「三方良し」となる解決策を追及いたします。

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