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2022.01.13

静岡県の空き家事情が気になる!活用方法や探し方を徹底解説

エリアによって、自然環境、文化、商業などさまざまな面で大きな違いを持つ静岡県は、全国でも特に移住希望者からの人気が高い県であるとともに、数多くの空き家が存在しています。

今回はそんな静岡県に注目し、「静岡県×空き家」をテーマとして、他の都道府県との違いを踏まえた空き家事情、おすすめの空き家活用方法・空き家の探し方などを分かりやすく解説しました。

空き家をお持ちの方、お探しの方、両方に役立つ情報をまとめますのでぜひ参考にしてみてください。

静岡県の地理的な特徴は?人気のエリアや評判の良い街について

静岡県は全国10位のおよそ360万人の人口を有しながら、首位都市(特定エリアにおける規模で2位以下を大きく引き離す都市)が存在せず、人口10万人超の都市が10市もあります。

その他静岡県の特徴を以下にまとめましたので見ていきましょう。

・全国有数の工業地域(製造品出荷額全国第4位)
・一次産業が盛んである(例:水揚げ額全国一位の焼津漁港、静岡茶の生産など)
・年間約1.5億人の観光客が訪れる(例:富士山、熱海温泉など)

また、北側は南アルプス、南側は駿河湾・遠州灘に面しており、県内でもエリアによって自然環境や気候が大きく異なる点も大きな特徴です。

エリアごとの環境や文化、ニーズによって効果的な空き家の活用方法、空き家の探し方は異なりますので、ここからは引き続き静岡県の地理的な特徴をご紹介しましょう。

静岡県の自治体と人口一覧

まずは静岡県の全自治体および人口一覧をまとめましたので、エリアごとの違いを見ていきましょう。ちなみに静岡県の自治体構成は23市10区12町となっており、村は存在していません。

※人口は、2021年4月調査時点

【市/人口】

静岡市692,374
浜松市797,938
沼津市192,644
熱海市35,721
三島市108,788
富士宮市130,811
伊東市67,396
島田市97,470
富士市251,616
磐田市169,013
焼津市138,497
掛川市116,687
藤枝市143,765
御殿場市84,675
袋井市88,144
下田市20,734
裾野市50,770
湖西市58,938
伊豆市29,564
御前崎市31,522
菊川市48,066
伊豆の国市47,794
牧之原市44,560

【町/人口】

賀茂郡 東伊豆町11,793
賀茂郡 河津町6,964
賀茂郡 南伊豆町7,941
賀茂郡 松崎町6,235
賀茂郡 西伊豆町7,438
田方郡 函南町37,396
駿東郡 清水町31,989
駿東郡 長泉町43,524
駿東郡 小山町17,967
榛原郡 吉田町29,382
榛原郡 川根本町6,412
周智郡 森町17,851

静岡県で人気のエリア・評判の良い街は?

ここでは国内大手不動産会社である大東建託株式会社が2021年に実施した居住満足度調査をもとに、静岡県内での「住み心地ランキング」「住みたい街ランキング」をそれぞれ紹介します。

【街の住み心地ランキング】

順位前年自治体名
1位1位駿東郡長泉町
2位2位浜松市浜北区
3位3位静岡市駿河区
4位5位駿東郡清水町
5位6位静岡市葵区

【住みたい街ランキング】

順位前年自治体名
1位1位静岡市葵区
2位2位浜松市中区
3位3位静岡市駿河区
4位6位三島市
5位5位駿東郡長泉町

住み心地・住みたい街ランキングにランクインしたエリアは似通っており、県内でも人口が特に多く栄えている静岡市・浜松市内の街が半数以上を占めています。

そんな中、人口わずか4万人余りの駿東郡長泉町が、住み心地ランキングで1位、住みたい街ランキングでも5位にランクイン。駿東郡長泉町は三島市と沼津市の間に位置する静岡県西部の街ですが、東海道新幹線や東名高速道路I.Cにほど近いアクセスの良さに加え、先進医療施設が集中した地区も形成されるなど、独自の魅力が備わっています。

前述のとおり、静岡県は首位都市が存在していないだけでなく、人口が平野部を中心として分散傾向にある特徴を持っているため、中心部以外のエリアにも一定のニーズが存在しているといえるでしょう。

静岡県の空き家率は全国トップクラス?現状まとめ

街の上空からの様子

ここからは、全国的な対比データも交えながら静岡県の空き家に関する現状を解説していきます。

静岡県の空き家数・空き家率について

まずは総務省による「平成30年住宅・土地統計調査」をもとに、静岡県の空き家数・空き家率、さらに全国的な位置づけも併せてご紹介します。

静岡県全国順位
空き家数281,600軒10位
空き家率16.4%13位

さらに以下のデータをご覧ください。

【空き家数全国トップ10の都道府県における空き家率】

空き家数空き家率
東京都809,900軒(全国1位)10.6%(全国45位)
大阪府709,400軒(全国2位)15.2%(全国22位)
神奈川県484,700軒(全国3位)10.8%(全国44位)
愛知県393,800軒(全国4位)11.3%(全国43位)
千葉県382,500軒(全国5位)12.6%(全国40位)
北海道379,800軒(全国6位)13.5%(全国34位)
兵庫県360,200軒(全国7位)13.4%(全国35位)
埼玉県346,200軒(全国8位)10.2%(全国47位)
福岡県328,600軒(全国9位)12.7%(全国39位)
静岡県281,600軒(全国10位)16.4%(全国13位)

静岡県の空き家数・空き家率は全国10位・13位と、これだけを見れば順位が高めという印象は受けるもののそれほど引っかかる部分は感じないかもしれません。

ですが2つ目の表を見てみると、全国的に空き家数が多い都道府県は空き家率が反比例する形で低くなっており、「空き家の数は多いが、割合は低い」ことが分かります。

ところが静岡県だけは空き家率全国13位と、「空き家が多く、割合も高い」という他とは異なる傾向を見せています。

また、空き家数上位の都道府県の中には徐々に空き家率が改善されているところもあるいっぽうで、静岡県の場合は調査が開始された1965年以降空き家数・空き家率が常に右肩上がりの状態を続けている点も懸念点として付け加えておきましょう。

ではなぜ静岡県は空き家数が多い都道府県の中でも空き家率が高いのでしょうか?

大きな理由として考えられるのは「二次的住宅の多さ」です。

二次的住宅とは、別荘や仕事で帰りが遅くなった際に寝泊まりする家など、普段は人が住んでおらず不定期に使われる住居のことで、分類上では空き家のひとつとして数えられます。

静岡県は、熱海市、伊東市、伊豆市など、全国でも有数の別荘地を抱えており、住宅総数に対して二次的住宅が占める割合が大きいエリアです。同様の特徴を持つ山梨県(22.0%)や長野県(19.8%)の空き家率も全国トップクラスであるため、二次的住宅が多い点は空き家率を高める一因だといえるでしょう。

ただし、二次的住宅は空き家に分類されるとはいえ、管理されていない・放置されている空き家とは違って使い道が定められているため、他の空き家とは分けて考えることが大切です。

現に静岡県の場合、二次的住宅を除いた空き家率は全国27位と中盤より下の位置付けとなりますから、別荘地の多い土地柄が空き家率を押し上げていることは留意しましょう。

静岡県の空き家対策と最近のニーズ

空き家外観

空き家数・空き家率ともに全国でも上位に位置する静岡県ですが、ここからは静岡県における空き家対策と最近のニーズについて解説します。

静岡県での空き家対策

静岡県では、右肩上がりを続ける空き家数・空き家率改善のために、行政が積極的に空き家対策に取り組んでいます。

対策の大きな柱となっているのが「空き家に関する相談会」と「空き家バンク」の2つ。

まず、空き家に関する相談会ですが、こちらは2016年ごろから空き家関連の悩みに対して、不動産、法律、税金、建築の専門家がワンストップで答える相談会を県内各地で実施しています。

コロナ禍による影響も受けて延期されるケースもありましたが、現在でもこの相談会は定期的に開催されており、空き家に関するさまざまな疑問・悩みを専門家がサポートしてくれます。

また、もうひとつの空き家対策の柱となる空き家バンクについては、静岡県宅地建物取引業協会(静岡県内の約80%の宅建業者が加入)が提供する空き家関連総合サイト「空き家バンクしずおか」をはじめとし、県内の数多くの自治体がそれぞれ空き家バンクを設置しています。

【静岡県内の市町が提供する空き家バンク(2021.12.23時点)】

静岡県空き家バンク分布図

県内でも人口が多い静岡市、浜松市といった主要都市だけでなく、別荘地が立ち並ぶ伊豆エリア、富士山にほど近い富士エリアなど、多くの自治体で空き家バンクを通じた空き家の利活用サポートが行われているため、幅広い空き家のニーズをカバーできる環境が整えられているといえるでしょう。

静岡県に対する最近のニーズ

静岡県に対する最近のニーズの中でも特に興味深いのは、「移住希望者からの人気が高い点」です。

認定NPO法人ふるさと回帰支援センターが調査した「2020年移住希望地域ランキング」では、調査開始以来、静岡県が初の1位を獲得。20歳代以下~60歳代に至るまで各世代からバランスよく支持を集めました。

【年代別・移住希望地ランキング】

年代別移住希望地ランキング

過去数年の調査でも静岡県は全国でも上位に入る常連として移住希望者が多いエリアでしたが、遂に全国トップに躍り出ることとなりました。

ではなぜ静岡県の人気がこれほど高いのか?ですが、考えられる主な要因は以下のとおりです。

・富士山、富士サファリパーク、熱海温泉など、観光名所が多い
・平野部を中心に人口が分散傾向にあり、エリアごとに交通インフラや生活関連施設が整っているため、利便性・生活環境のエリア格差が少ない
・大都市がないにもかかわらず、首都圏である埼玉県や神奈川県より求人倍率が高い(2021年10月のデータ)ため、働き口に関する不安が少ない
・移住者支援、就労支援、住宅支援など、さまざまな支援制度が用意されている

このように静岡県は多種多様なニーズをカバーできるメリットを備えているため、移住希望者からの人気も根強いと考えられるでしょう。

【所有者向け】静岡県での空き家活用方法

古びた空き家外観

静岡県の空き家事情や最近のニーズを知ったところで、ここからはいよいよ具体的な空き家活用方法に関する解説です。

使い道別に特徴をまとめましたので、自分に適した活用方法を見出す参考にしてみてください。

静岡県と相性の良い空き家活用サービス

ここで紹介する「空き家活用」とは、「第三者に空き家を貸し出し、継続的な収入を得る」方法のことです。物件の立地や建物の特性、周辺環境などを踏まえ、レンタルオフィス、宿泊施設、飲食店、ガレージなど多種多様な選択を取れるのが大きな強みです。

空き家活用サービスとは、そのために必要なプランニングやリフォーム・リノベーション、入居者の募集といった一連の工程をサポートするサービスで、空き家を手放すことなく多彩な形で資産運用が可能なため、近年人気が高まっています。

ではなぜこの空き家活用サービスが静岡県と相性が良いのでしょうか?

理由は至ってシンプルで、静岡県はエリアによって特徴が大きく異なるからです。

【伊豆地域(熱海市、伊豆市、伊東市など)】

首都圏からのアクセスに優れ、温泉地をはじめとした観光地として人気。

【東部地域:(沼津市、三島市、富士市など)】

富士山にほど近く、豊かな水に育まれた食材が自慢のエリア。新幹線をはじめとしたアクセスにも優れている。

【中部地域(静岡市、焼津市、藤枝市など)】

静岡県における商業・文化の中心。北部には南アルプス、南部には駿河湾と、性質の異なる自然を楽しめる。

【西部地域(浜松市、磐田市、掛川市など)】

愛知県に隣接し、中京圏へのアクセスに優れる。県内一の田園地帯であるとともに、自動車関連産業をはじめとした日本屈指のものづくりが盛んなエリア。

同じ静岡県でもエリアによってこれだけ特徴が大きく異なるわけですが、環境が違えば当然空き家に求められるニーズも変わるため、多様なニーズに対応できる空き家活用サービスは相性の良い活用方法といえるのです。

私たちアキサポではかねてからこの空き家活用に注目し、独自のメリットを備えた仕組みを活かして、これまで多くの空き家活用をサポートしてきました。

アキサポの特徴】

・物件の周辺環境や立地条件などの現地調査
・調査結果に基づいて現状分析やマーケティングを行い、活用プランを立てる
・アキサポが全額費用負担し、リフォーム・リノベーション工事を実施
・賃借人・利用者の募集まで行う
アキサポサイクル図

これまで空き家活用の際にネックとなっていたリフォーム・リノベーション費用はアキサポが全額負担。さらに、その他空き家活用に必要なこと・面倒なことをアキサポがすべて対応するため、オーナー様の手間を最小限に抑えた空き家活用が可能です。

またアキサポは地域に即した活用をモットーとしているため、エリアによって特徴が異なる静岡県でも土地柄にマッチした空き家の活用方法をご提案します

もちろん空き家にはその他の使い道もありますが、どの使い道が適しているかは物件によって異なりますので、空き家活用に興味が湧いた方はアキサポまでお気軽にご相談ください。

アキサポでの空き家活用事例

不動産売却

空き家は不動産という資産ですから、「売る」という選択肢ももちろんあるでしょう。

空き家を売る際に使える不動産売却には主に以下3つの方法がありますので、それぞれの特徴をご紹介します。

1.不動産会社に仲介してもらって売却

売り手と買い手の間に不動産会社が入り、売却に関する手続きをサポートしてもらう方法です。

物件所有者は売却希望金額を設定できますが、物件の広告宣伝、買い手とのやりとり、内見対応といった各種手続きは不動産会社が中心となって動いてくれるため、手間を抑えられるのが大きなメリットです。

2.不動産会社に買い取ってもらう

前述の「仲介」とは異なり、物件を不動産会社に直接買い取ってもらう方法です。

不動産買取は買い手を探す工程が必要ないため、仲介と比べて圧倒的にスピーディに物件を売却しやすいのが大きなメリットです。

ただし、所有者に変わって不動産会社が物件のリフォームやリノベーションを施すため、その分売却金額が相場の6~8割程度となることを留意しておきましょう。

3.空き家バンク

すでにご紹介したとおり、静岡県ではさまざまな自治体で空き家バンクが運営されているため、空き家バンクを利用して物件の売却を進めるのもひとつの手です。

特に静岡県の場合は移住希望者が全国でも指折りに多いため、田舎暮らしや古民家暮らしにあこがれる層からの一定のニーズがに期待できるでしょう。

自分で住む

空き家があるエリアに住む意思があるならば、そのまま自分で住むのもひとつの手です。

しかし空き家の多くは往々にして、建物や設備の老朽化・劣化が進んでいるため、自分で住む際にはリフォーム・リノベーションを事前に行うことをおすすめします。

空き家のリノベーションについて詳しく知りたい方はこちら

【借りたい人向け】静岡県での空き家の探し方

空き家ありの写真

ここからは「空き家を借りたい人」向けに、静岡県でのおすすめの空き家の探し方を紹介します。

地域の不動産屋で探す

住みたい地域の不動産屋で物件を探す方法は定番ですが、実際に現地へ赴いて街並みや雰囲気、アクセス面などを自分自身で確認できるのは大きなメリットです。

また、不動産屋での物件探しでは、市場には出回っていない物件を紹介してもらえるケースも珍しくありません。時には相場よりお得な物件に出会えることもありますから、住みたい地域が決まっているのであれば直接訪ねてみるのも良いでしょう。

賃貸・不動産のポータルサイトで探す

SUUMO・HOME’Sなどのポータルサイトは時間や場所を選ばず、希望条件に合わせていつでも物件探しできるため、手軽さの面で圧倒的に優れています。

ただし、その場で確認できるのは掲載されている情報のみとなり、不動産屋での物件探しのようにリアルタイムで疑問を投げかけて解決するようなことはできません。

また、ポータルサイトごとに掲載物件は異なるため、お得な物件を見逃さないためには複数のポータルサイトを併用するのがおすすめです。

空き家バンクで探す

空き家バンクでは売買物件だけでなく、賃貸物件も取り扱われていることがあるため、物件を借りたい場合にはチェックしてみると良いでしょう。

自治体が運営している空き家バンクは基本的に非営利となっており、不動産屋を利用した場合にかかる仲介手数料などの費用をかけずお得に探せるのが大きなメリットです。

ただし、不動産屋などの専門家によるサポートを受けられないケースもあるため、手続きに手間がかかったり、契約時にトラブルが発生したりするリスクがある点は留意しておきましょう。余計なトラブルを避けるためには、必要に応じて宅建業者にサポートを依頼するなど、専門家の助けを得るのがやはり安心です。

※空き家バンクによっては、トラブル防止などの目的で宅建業者と提携してサポートしてくれるところもあります。

空き家活用サービスで探す

賃借人・利用者の募集までサポートしている空き家活用サービスは、物件探しにも利用できます。

空き家活用サービスで取り扱う物件には、賃貸・不動産のポータルサイトなど市場に出回っていない物件も多いため、思わぬ掘り出しものに出会えるかもしれません。

ちなみに私たちアキサポなら、物件をお探しの方に対して「エリア」「用途」「条件」などをヒアリングしながら、希望にマッチしたリノベーション済み物件をご紹介することが可能です。

物件探しのお手伝いだけでなく、紹介~内見~契約~引き渡しまですべて完結できますので、自分にぴったりの空き家をお探しの方はお気軽にお問い合わせください。

静岡県の空き家事情と活用方法まとめ

エリアによって環境・文化・利便性などの違いがはっきり分かれている静岡県は、物件を活用するにしても探すにしても多様な選択肢が用意されている魅力的なエリアです。

ただし、今回ご紹介したように物件の活用方法・探し方にはさまざまな方法があり、適した方法は空き家によって異なるため、やはり精通した専門家のサポートを得るのが安心でしょう。

アキサポでは、物件ひとつひとつの特徴に合わせた適切な使い道をご提案できるだけでなく、空き家活用に関わる一覧のサポートや物件探しのお手伝いも可能ですので、興味がある方はぜひ一度お問い合わせください。