公開日:2023.02.10 更新日:2026.08.18
空き家の補助金|解体・改修・取得の種類と自分の地域の探し方

空き家の補助金は「解体・除却」「改修・リフォーム」「取得・移住」の3タイプに分かれ、その多くは自治体ごとに金額も要件も異なります。国の住宅セーフティネット制度のような全国共通の支援もあるため、国と自治体の制度を並行して確認するのが基本です。
この記事では、3タイプの全体像と、自分の地域の補助金を最短で探す手順、申請時の注意点までをまとめて解説します。
空き家は放置すると倒壊や周辺環境への悪影響といったリスクが高まり、維持・管理のコストもかかり続けます。かといって活用しようにも、解体や改修にまとまった費用がかかり、一歩を踏み出せない方も多いはずです。
こうした費用面のハードルを下げるために、国や自治体はさまざまな「補助金」を用意しています。制度の種類と探し方を押さえれば、負担を抑えて空き家の活用・処分に動き出せます。あわせて、費用と手間をさらに抑えて始められる空き家活用法もご紹介します。
目次
空き家の補助金制度は各地方自治体によって異なる
空き家の補助金は「解体・除却」「改修・リフォーム」「取得・移住」の3タイプに大きく分かれ、その多くは自治体ごとに金額も要件も異なります。国の制度(住宅セーフティネット制度など)と、空き家がある自治体独自の制度を合わせて確認するのが基本です。
そのため「A市で使える補助金がB市では用意されていない」「A市とB市で補助金額が異なる」といったケースも数多く存在していますので、補助金を活用したい場合には対象エリアや要件などを細かく確認することが大切です。
空き家対策で使える補助金は3つ

| 補助金のタイプ | どんなときに使う | 補助額の目安(自治体により変動) | 主な要件の例 |
|---|---|---|---|
| 解体・除却 | 老朽化して活用が難しく、取り壊したい | 上限30〜100万円・補助率1/2前後 | 旧耐震(1981年5月以前)、一定期間空き家、不良住宅など |
| 改修・リフォーム | 賃貸や店舗として再生して活用したい | 上限50〜200万円・補助率1/3〜1/2 | 耐震・バリアフリー・省エネ工事、地元業者利用、税の滞納なし |
| 取得・移住 | 空き家を購入して住む・移住する | 上限が数十〜200万円超のケースも | 移住・定住要件、年齢や世帯の条件、空き家バンク登録物件など |
※金額・要件はあくまで代表的な目安で、自治体ごとに大きく異なります。必ず対象自治体の最新の要綱で確認してください。
出典:各自治体の空き家関連補助制度をもとに作成(制度の根拠は「空家等対策の推進に関する特別措置法」)
補助金の対象になる工事の費用感や、古民家・減税は専門記事で詳しく解説しています。
→ 古民家再生の補助金・減税制度、合計14種類について徹底解説
→ 【2026最新】家の解体費用相場はいくら?補助金活用と10万円安くするコツ
各地方自治体の補助金制度の調べ方

前述のとおり、空き家関連の補助金は自治体によって内容が異なるため、「どこでどのような補助金が用意されているのか?」については自分で調べる必要があります。
🔍自分の地域の空き家補助金を探す【4ステップ】
やりたいことを決める
解体・改修・取得(移住)のどれが目的かを先にはっきりさせます。
自治体名で検索する
「〇〇市 空き家 補助金」「〇〇市 解体 補助金」で公式ページを探します。
最新年度の要綱を確認する
補助率・上限・対象工事・申請期間・業者要件をチェック。予算枠は埋まると終了します。
着工前に窓口へ相談する
多くの補助金は「工事着工前の申請」が必須。空き家相談窓口や都市整備課へ早めに確認を。
※ほとんどの補助金は着工後の申請では受けられません。契約・工事の前に必ず要件を確認してください。
① 各自治体の公式サイトで確認・問い合わせる
最も確実なのは、空き家がある自治体の公式サイトで直接確認する方法です。「〇〇市 空き家 補助金」「〇〇市 解体 補助金」のように自治体名と目的を組み合わせて検索すると、該当ページにたどり着きやすくなります。公式ページが見つからない、記載内容だけでは判断できないといった場合は、自治体の空き家相談窓口や都市整備課などに直接問い合わせましょう。
② 補助金の横断検索サイトで探す
全国の制度をまとめて調べたいときは、公的機関が運営する検索サイトが便利です。
全国空き家対策推進協議会等が運営する「地方公共団体による空き家対策支援制度検索サイト」や、住宅リフォーム推進協議会が運営する「地方公共団体における住宅リフォーム支援制度検索サイト」なら、都道府県・市区町村ごとに実施中の制度を検索できます。
ただし内容は随時更新されるため、実際に使う制度は必ず各自治体の最新の要綱で確認してください。
補助金を使っても初期費用はゼロにならない
補助金は解体や改修の費用を抑えられる心強い制度ですが、あくまで「補助」であり、所有者の自己負担がゼロになるわけではありません。
特にリフォーム・リノベーションは数百万円から1,000万円以上かかることもあり、補助を受けてもまとまった初期投資が残る点が、空き家活用の大きなハードルになります。
アキサポならコストゼロで「空き家活用」が始められる

アキサポは、リノベーション費用を負担して空き家を活用する仕組みで、所有者様の自己負担0円で活用をスタートできます(※)。補助金を使ってもまとまった初期費用が残り、活用に踏み出せない方に適した選択肢です。
アキサポが空き家を一定期間借り上げて転貸することで、活用の大きな壁だった高額な工事費用の負担をなくしました。所有者様は費用も手間もかけずに空き家を活かせるうえ、契約期間の終了後には資産価値が高まった物件が戻ってくるメリットもあります。
【アキサポの仕組み】
- 物件の周辺環境や立地条件などの現地調査を実施
- 調査結果をもとに、最適な活用プランをご提案
- 所有者様の自己負担0円でリノベーション工事を実施(※)
- 賃借人・利用者の募集までアキサポが対応
- 物件の貸出後は、毎月一定の利用料を所有者様にお支払い
この仕組みで、すでに数多くの所有者様がさまざまな形の空き家活用を実現しています。気になる方はお気軽にお問い合わせください。
※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。
🏠空き家の補助金に関するよくある質問
Q. 空き家の補助金にはどんな種類がありますか?
大きく「解体・除却」「改修・リフォーム」「取得・移住」の3タイプに分かれます。多くは自治体が実施しており金額や要件が地域ごとに異なるほか、国の住宅セーフティネット制度による改修費補助(3分の1・上限50万円/戸)や家賃低廉化補助(月額最大4万円)もあります。
Q. 自分の地域の空き家補助金はどう調べればいいですか?
まず「解体・改修・取得」のどれが目的かを決め、「〇〇市 空き家 補助金」のように自治体名と組み合わせて検索し、公式ページで最新年度の要綱を確認します。補助率・上限・対象工事・申請期間をチェックし、着工前に自治体の空き家相談窓口へ相談すると確実です。
Q. 補助金を使うときの注意点は何ですか?
最大の注意点は、多くの補助金が「工事着工前の申請」を必須にしていることです。契約や工事を先に進めると対象外になります。また予算枠が埋まると年度途中でも受付終了となるため、早めの確認が重要です。地元業者の利用が条件のケースもあります。
空き家の補助金に関するまとめ
空き家の補助金は「解体・除却」「改修・リフォーム」「取得・移住」の3タイプに分かれ、多くは自治体ごとに金額も要件も異なります。国の住宅セーフティネット制度のような全国共通の支援もあるため、国と自治体の制度を並行して確認するのが基本です。探すときは、目的を決めて「自治体名+空き家 補助金」で検索し、最新年度の要綱を着工前に確認するのが失敗しないコツです。
とはいえ、補助金だけでは費用負担がゼロにはならず、申請の手間もかかります。アキサポなら、リフォーム費用を負担して空き家を活用する仕組みで、初期費用のハードルを抑えて活用を始められます。補助金や活用方法で迷っている段階でも大丈夫です。まずはお気軽に無料でご相談ください。
※建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合がございます。
この記事の監修者
白崎 達也 アキサポ 空き家プランナー
一級建築士
中古住宅や使われなくなった建物の再活用に、20年以上携わってきました。
空き家には、建物や不動産の問題だけでなく、心の整理が難しいことも多くあります。あなたが前向きな一歩を踏み出せるよう、心を込めてサポートいたします。






